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こんにちは、遠藤克樹です。向井蘭の『社長は労働法をこう使え』。向井先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今週も行きたいと思いますが、ちょっと今日は
時事的なと言いますか、もうまさに7月20日に判例が、判例じゃないか、最高裁の判決が出る。
そして今日この放送が21日でして。
こういうわけで、向井蘭はこの判決の予想が当たるのかどうかチャレンジということですね。
そうですね。チャレンジちょっとしたいですね。
さて、ということでね、事件の内容をまず概要説明いただくことできますかね。
はい、大丈夫です。
名古屋自動車学校事件といいまして、その名の通り自動車学校の事件です。
自動車学校の技術教員というのかな、技術員というのかな、要するに教官ですね。
一緒に車に乗って運転を教えてくれる先生の事件です。
その先生がどうして訴えたかというと、60歳が定年で、定年後再雇用で雇われたんですけど、
給料が現役というか正社員時代の半分以下になったのかな。
いわゆる同一労働、同一賃金的勧誘ということですね。
自動車学校の教官の先生の仕事って法律で決まってるんで、同じなんですよ。
同じ仕事してるんですね。
同じ仕事してるのになんで半分になるのかと。
半分ぐらいになったんですね。
特に基本給が5割以下になったと思います。
それで同じ仕事してるのにおかしいじゃないかと訴えたら、
名古屋地裁と名古屋公裁は、基本給については定年の6割は最低払えと。
それより下回る場合は違法と。
一部賠償命令を出したんですね。
地裁、公裁で。
ただ6割だから結構低いですよね。
そうですね。
やってる内容一緒なんですね。
会社側もそんなに変わらないでしょうと。
会社が負けるのは定年後再雇用はもう正社員じゃないんだから、
別に下げても問題ないでしょうと言って、
会社も労働者側も争って最高裁まで行ったら、
最高裁が分かりましたと7月20日に判断しますってなっちゃったんですよ。
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ほうほうほう。
それでどうしてこうやって予想を私するかっていうと、
これ仮にですね、仮にですよ。
会社が負けた場合、
ボロ負けした場合、6割じゃなくて10割払えってなった場合は、
大騒ぎになるんですよ。
同じ該当するような現状が全部に適用されるってことですか?
めちゃくちゃあるんですよ。
めちゃくちゃあるんですよ。
要はその再雇用みたいな形で、
実際ほとんど一緒だよね、仕事内容なのに何割減で、
しかも8割どころかみたいなとこがいっぱいあると。
いっぱいある。
で、まだ例えばホワイトカラーですね、いわゆる広いけど、
広いけどちょっと大雑把に振ると、
ホワイトカラーの場合はまだね、ちょっと変わるんですよね。
例えば役職外れて、部下がいなくなったとね。
ノルマがなくなったとか、ちょっと変化する時が多いんですけど、
いわゆる現場の仕事ですよね。
なるほど。
これは車運転したり、自動車学校の先生だったり、
もう決まってるから変わらないわけですよ。
変わりようがない。職種。
そう。
じゃあなんで下げるんですかってなって、
長らく争われてきてて、本級だけ残ってるんですよ、まだ。
判断されてないの。
基本級だけ。
うん。
そう。それを判断しますよってなってるんで、
ちょっとこれって会社がボロ負けしたら大変なことなんじゃないのって言われてんすよ。
これじゃあ、労働関係の法律家たちは相当皆さん集中して見てる判決なんですね。
ですね、ですね。
これをあえて予想しにかかって、しかも配信された時には、
昨日出たぞって状態なんでね、ぜひちょっと皆さんそれ見ていただきたいですけれども。
僕の予想を言いますと、会社がボロ負けすると思います。
マジ?
マジ。
で、6割ではいかんと。
6割でもいかんし、当然5割なんかもダメ。
で、じゃあ何割がいいかは、もう1回やり直せ。
もう1回。
なかなかディテールの予想してきましたね。
って言って差し戻しすると。
おお。
差し戻し?
はい。
それってまずどういう状態なんですか?
それはですね、基本的にはフラットなんですよね、差し戻したから。
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だけど言葉のニュアンスでどっちにも取れて、どっちにも取れるっていうか、だいたい勝ち負けが分かるような内容で、
これってもう会社が負ける方向で誘導してんな、みたいな。
会社がボロ負けする方に誘導してんな、みたいなのが分かるんですよ。
僕はボロ負けするような内容で誘導して、もう1回やり直せっていう、
差し戻し判決が出ると予想してます。
はあ。
ちなみにボロ負けっていうと。
要は10割に捉えた。
今現状はどんなもんなんですか。
相場なんてもちろん平均取れないのはわかるんですけれども。
現状は現場の仕事は昔というか、この定年後サイコロ制度ができた当時は結構下げてたんですよね。
もう60歳だからって。
でもどんどん人手不足になってるんですよ、現場の仕事って。
タクシー問わず運送問わず。
だから60歳以上で働いてもらう人って貴重なんですよ。
なるほど。
だからどんどん値上がりしてきてて。
現役時代と変わらない給料払ってる会社がすごく増えてます。
ああ、っていう現状があるからってことですか。
増えてるし、そうしないと転職されちゃうし、納得しないし、
というふうに改善がどんどん進められていて。
なるほど。
そういう意味からも社会の後押しがあって、
私は裁判所は厳しい判断とんじゃないかなと思う。
それは現実の実態に合わせた形での判決というと、
そういうふうになってくるだろうというような受け止めでいいんですか。
現実に合わせるからこうしますとは言わないんだけど、
社会の流れから言ったら結構厳しく判断するんじゃないかなと思います。
なるほどね。
じゃあこれまでやっぱりよく再雇用は食卓とかいうのを契約になるんですかね。
そうですね。いわゆるね。
そういった、とにかく再雇用になった場合に大体6割とかなっても、
社会通年上そんなもんじゃんっていうのが通常してたものが、
一気にどんどん返しここで来るかもしれないと。
そうですね。
そうなってくると、皆さん再雇用してる方々が一気に賃上げが始まるってことですか。実態としては。
ですね。一気にはならないけど、大手企業中心にこれはまずいねってなりますわね。
なりますよね。
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ですから賃上げを進める可能性は、大手企業の現場職中心にあり得る。
なるほど。
私はね、そんな感じがするんだよな。
だって現状一だったら最高裁判決出さないから、普通は。
大体今までの判断を変えたり、画期的な内容だったりする場合、
あと争いがある場合に決着つける場合が多いんで、
おそらく私は、これは一気に同じ仕事あったら同じ金額払いなさいよみたいな、
そういう内容になるんじゃないかなと思いますけどね。
なるほどですね。
これ以上予想に、今度仮説にさらに先行くのもあれなんですけど、
ちょっと一部言えたらって範囲なんですけど、
もしこれで会社側がボロ負け判決が出るとなった場合に、
大企業がまず動いていくじゃないですか。
再雇用の方々のどういう形で、今現状6割、6割なくても7、8割とかなってたりする現実を
変えますよ、上げますよっていうような交渉というかやりとりが、
企業側から手前に入る。
労働組合あるいは労働組合から来るけど、定年後再雇用の人は、
全然労働組合に入れてないんですよね。
正社員の労働組合だから。
だけど正社員の人って将来定年後再雇用になるから、
労働組合から大企業の場合は、これ判決出たけどどうしますみたいな話になって、
やっぱり上げざるを得ないんじゃないですか、みたいな。
やんわりと背中を押されて、じゃあちょっと役員会に駆け付きますとか言ってですね。
で、役員会に駆けて、しょうがないよねと思ううちに上がってるしと言って、
結構大手中心にドドドドドって上がるんじゃないかと。
もう妄想のレベルだけどね。
いやそこまで予想を聞かせていただいたんで、もうこれは。
でもなんか鎮上げトレンドじゃないですか、今の。
そうですね。
今の鎮上げっていうのは、ユニクロ初任級30万越え的な意味合いも含めてってことですよね。
そうそうそう。
全体的にね。
だから私は、結構裁判官って世の中の流れに敏感なんですよ。
うーん、そうなんですね。
私は勝つん、会社がボロ負け原告が勝つんじゃないかなーって気がします。
なるほど。
ということで今日はですね、名古屋自動車学校事件ですね。
はい。
平年後再雇用で賃金が60%下回っていたと、
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この事実がどういう形で今回最高裁判決が出るのかと。
7月20日ですね、判決が出ますので、
この放送21日、皆さん、今の事件名で検索していただくと答えが出ると思いますので、
ぜひ楽しみにしていただきたいなと思います。
そしてせっかくですので、次週ね、判決が出た前提で今度はちょっとお話をね、
していきたいなと思いますので、
そちらも今日と合わせて楽しんでいただけたらなと思います。
ということで、むかり先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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