70代のラブストーリー
LISTEN to movies, LISTEN to the voice of movies.
LISTEN to moviesの 5つ目の エピソードです。
この番組は、私が人生60年の間に 見た映画、思い出の映画について、一つずつ 紹介していくことになります。
今日は5つ目なんですが、これは テレビムービーなんですね。
劇場公開というより、テレビムービーとして 作られたものです。
ダスティン・ホフマンが主演で、 あと、ジュディ・デンチさんとの 共演になります。
これは、もう70代ぐらいなのかな。 年寄りのラブストーリーということなんですが、
2015年にイギリスで制作された テレビムービーということなんですが、
実は、原題はロアルド・ダール's・エシオトロット。
これは、ロアルド・ダールというのは、 もう有名な児童小説家、児童向けの小説を書いて、
それこそ、ハリポッターが売れる前は、 ロアルド・ダールがイギリスでは最も児童小説、
児童向けのね、児童書としては最も売れてた人ですよね。
知らない人は少ないと思いますが、 ロアルド・ダールの原作なんですね。
これを、ダスティン・ホフマンとジュディ・デンチ共演で、 テレビ映画で実写化されたということです。
ダスティン・ホフマン演じるホッピーさん。
一人暮らしの心優しい、ちょっと気弱な年寄り。
そのアパートの下の階に、シルバーさんという女性が住んでいるわけね。
これがジュディ・デンチなんですけれども。
恋をするわけです。
だけど、思いを打ち明けることができない。
シルバーさんはね、亀を飼ってたんですね。亀をね。
ある日、エレベーターか何かで出会ったんだったかな。
亀がなかなか大きくならないのよ。
そういうふうにシルバーさんがホッピーさんに言ったところ、
ホッピーさんが、なんと亀を大きくする魔法のおまじないを教えるというね。
これが、素敵なウソの恋まじないという、日本語のタイトルになっているわけですけど。
イギリスの方では、これはロアルド・ダール原作のエシオトロット。
もう有名な小説なんですよね、これ。
実はエシオトロットというのは、これはウィキペディア情報ですけども、
実はロアルド・ダールが最後に書いた子供向けの小説と。
1990年の9月3日に出版されたそうです。
これが出版された2ヶ月後に、ロアルド・ダールは亡くなった。
もうまさに最後の作品ということなんですよね。
ホッピーさんとシルバーさんの恋の行方
ロアルド・ダールといえば、私はちょうど大学に入った時の英語のテキストがロアルド・ダールで、
Someone Like You、あなたに似た人ってね。
ということで、これ日本語にも翻訳されて出版されてますけど。
あとたぶん新しめのところでは、チャーリーとチョコレート工場という映画があったと思うんですが、
あれの原作が、チョコレート工場の秘密っていうダールの作品なんですよね。
他にも、ロアルド・ダールはイギリスが生んだ国民的な、イギリスを代表する児童文学小説家なのでね。
ちょっとブラックユーモアなんかも入ってるものが多かったりするんですけどね。
このエシオトロット、エシオトロットっていうのは、それこそこの魔法の呪文ですね。
カメを大きくする呪文がエシオトロット、エシオトロットっていうので始まるわけなんですけれども。
カメは呪文唱えても大きくなりませんので、ホッピーさんは町中のペットショップを回ってカメを買い込むわけですね。
カメを買い込んで、そのシルバーさんの飼ってるカメよりちょっと大きめのカメに、カメはベランダで飼ってるんですね。
ホッピーさんはそのベランダに釣竿みたいなの垂らしてね、カメを入れ替えるという、そんな話なんですね。
最後は、ラブストーリーですので、ハッピーエンドになるんですが、もう年寄りの恋物語ということなんですが、
私原作は読んでないんですけれども、とてもよくできている映画だと思いますね。
ダスティン・ホフマンはもうそれこそ大昔の卒業っていう映画で、私は初めて知ったし、他にもいろんな映画に出てるんで、
まあそれはいずれまたこの番組でね、紹介することもあるかと思うんですが、
まあ本当に年老いたダスティン・ホフマンがいい味出してるし、ジュディ・デンチもね、とてもいい味を出していると。
これ2015年に作られた映画なんですがイギリスでね、もう本当に短い88分の映画ということですけど、ちょっとほのぼのするラブストーリーですね。
これは、たまたま、たまたまWOWOWで、私は多分見たんだと思います。
今言ったようなことは一切知らずに、あ、ダスティン・ホフマン出てるし、この映画知らないしと思って見てたら、
なんかねある意味、荒唐無稽な、年寄りが亀買い込んで亀入れ替えてみたいな、どうなるんだろうと思いながら見てたんですが、
とても、まあいわゆる心温まるというかな、物語で、ちょっとほろっときてしまった、いい映画だったんで。
これ多分なかなか劇場ではやらないんで、またいずれWOWOWとかね、そういうところでやるのを待つしか見る術はないかと思うんですが、
一応YouTubeに予告編を見つけました。で、この予告編見ちゃうとほとんどストーリーわかってしまうんですが、
それでもまあね、興味持った方は見てみるといいんじゃないかなと思うのと、
多分あんまり知られてないのかな。
歳を取らないとこういう映画は見ても面白くないかもしれませんが。
ただ一応子どもでも見れる、楽しめる、そういう映画というか、もともとそういう児童向けの小説としてね、
年寄りの恋を、恋を描いたというものなので、
まあいい映画だったんでね、ちょっと紹介したいなと思って。この番組で紹介したいと思ってます。
まあダスティン・ホフマンといえばやっぱり、私の中では一つは卒業。
でも最初に見たのは多分クレイマークレイマーじゃないかな。
あとはレインマンとかね、もうすごく印象に残ってますし、
たくさんいい映画出てるんで、またダスティン・ホフマンはいずれね、ちょっと紹介したいなと思っています。
1937年生まれですから、もうかなり年取りましたね。
卒業に出た時がちょうどもう30歳だったんですね、ダスティン・ホフマン。
もうあの卒業のモチーフはね、結婚式で花嫁奪っちゃう話っていうのはもう、
いろんなところで使い古されたモチーフに、まあその後なったわけですけどね。
あとはトッツィーも良かったですね、トッツィー。
ダスティン・ホフマンが女装するというやつで話題になったやつですけどね。
ということで今日は、ロアルド・ダールズ・エシオトロット。
日本語のタイトルは、素敵なウソの恋まじない。
年老いたラブストーリー。
よろしければ、機会があれば一度ご覧になってもいいんじゃないかなと思います。
ということで、映画の紹介でした。