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こんばんは、もとです。
この放送は、Web3上に農村を作るトマジョダオの提供でお送りします。
トマジョダオは、6月9日に47,000体のGenerative NFT、CJAをリリースします。
それに向けて、毎週水曜日、ツイッタースペースで公開制作会議をしております。
あとは、トマジョダオのWebサイトや公式ツイッターアカウントもありますので、
どれか見ていただいて、興味が出てきたら、ディスコードにも入ってみてください。
家庭作業を楽しくやっている方でも、色々教えてもらえたり、写真を共有できたり、
農家さんのこだわりの品を直接購入できたりという楽しみがありますので、ぜひ入ってみてください。
それでは、今日も本の紹介です。
今日紹介するのは、小西正寺さんの『名探偵のままでいて』という本です。
これは、2023年のこのミステリーがすごい大賞に選ばれた作品です。
帯には、1999年の岡村隆さんも絶賛したというふうに書いておりまして、
確かに2、3日でスッと読み終わってしまいました。
タイトルの通り、謎解きものなんですよね。ミステリーですね。
主な主人公は、このおじいさん・認知症のレビー症態型・認知症という病気を患った本好きなおじいさんと、その孫の楓さんという女性ですね。
そして、楓さんの同僚の岩田さん、そしてその後輩の四季さん。
この4人が主な登場人物ですね。
あとは、おじいさんはレビー症態型・認知症という病気なんですけど、一人で暮らしています。
なので、いろいろ生活に不自由なことがありますので、ヘルパーさんだったりリハビリの方だったり、いろんな方が家に出入りしています。
そんな中で、この楓さんの周りで起こるいろいろな事件、これをおじいさんが鮮やかに謎解きしていくんですね。
本好きにはたまらないのが、本の中に有名な作品、古典とか有名な作品ですね。
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例えばハリーポッターも出てきますし、そういう作品名が出てくるのも本好きにとってはたまらないポイントなんですよね。
あとは、このレビー症態型・認知症という病気は頻繁に幻視を見るそうなんです。幻聴じゃなくて幻視、見る方ですね。幻を見てしまうんだそうです。
それもこのタイトルにものすごく関係してきています。
このタイトルの名探偵のままでいてという言葉の意味が、ラスト20ページのところでわかります。
これもゾグッとしますよね、こういうところが。
とにかくとても面白いので、ぜひ読んでみてほしいです。
これを読んでみて、私はありきたりですけど、こういうおじいちゃんになってみたいなという気持ちも出てきました。
決して認知症になりたいというわけじゃなくて、
本をいろんな本を読んでいくというところの中で、今はビジネス書とか実用書でいいので、いろんなノウハウを身につけていくというのが結構流行ってはいるんですけど、
私ももちろんそういう本を読んでいますけど、そういうテクニックってやっぱり時代とともに移り変わっていきますよね。
この小説の面白かったという、小説の内容もですけどね。
あとは、いわゆる普遍のものってありますよね。
昔から読み継がれている何々論とかですよ。
そういうものを読んでいくことで、例えば自分がおじいちゃんになったときにその本を読んだ20代の若者と同じ作品について会話ができますよね。
でも今の例えば読書術と40年後の読書術って変わっている可能性が高いですからね。
なので、何年経っても変わらないものっていうのを身につけていきたいなというふうにすごく思いました。
このおじいちゃんは幻を見ているんですが、それを自分が幻を見ているんだと認識しているとても頭がいいおじいさんなんですよね。
なので、幻を見ていることを認識しているような描写もあったりですね。
もしかしてこれはわかっていないのかなっていうような描写もあったりして、結局そこは読んだ人の考えに託されていると思います。
あとはですね、最後の最後まで気になったんですけど、この楓さんの周りに二人、岩田さんと四木さんという二人の男性が出てくるんですね。
二人は高校時代の野球のバッテリー、大学だったかな、学生時代の野球のバッテリーだったピッチャーとキャッチャーですね。
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なのですごく仲がいいんですね。
ですけど、全くタイプの違う男性で、最後の方で楓さんが好きな人ができたんだっていう描写があるんですよね。
だけど、どっちが好きって書かれてないんですよね。
それをですね、考えながら読んでもらえると楽しいんじゃないかなと思いました。
以上になります。
今日紹介したのは、小西正寺さんの名探偵のままでいてという作品でした。
単行本ですね。
ぜひ興味がありましたら読んでみてください。
それでは、さようなら。
あ、バイチャン?
