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はい、それじゃあ今日も始めていきます。 えっと、今日はパッと見がめっちゃ大切っていう話をします。
病院来て、患者さんの顔を見て、あなたこの病気ですねってパッと言えたらね、
あのパッと言われたら、おーすげーってなりますよね。 で、パッと見てわかるかどうかってやっぱり結構難しいじゃないですか。
どうなったらパッと見でわかるかって言ったら、結局最終的には経験っていう話にはなってくるかなと思うんですけど、
逆に言うと、その医者じゃないといけない理由もやっぱりそれがパッと見でわかるっていうところにあるんじゃないかなと思います。
ちょっと話変わりますけど、生成系AI、チャットGPTとかね、絵を描いてくれるAIがありますけど、
あれに絵を描かせてみたことがある人どれぐらいいますかね。 で、絵を描かせてみて、自分のイメージと違うなってよくなると思うんですよ。
それでもう1回ちょっと修正し直してもう1回これで描いてみてって言っても、やっぱり違う自分のイメージとはね。
しかもなんならやっぱりちょっと不自然というか、そうじゃないんだよなっていう感じになると思うんですよ。
そこのそうじゃないんだよなっていうのを、修正描けたいけど描けるの難しいじゃないですか。やったことある人しかわかんないと思うんですけど、
ここをこうやって変えてって言っても、修正した後のやつ確かに変わってるけど、いやいや変わってるけどそうじゃないんだよみたいな。
だから絵とかってイメージで、イメージをね1回言語化して、その言語化したのをそうやって生成系AIに伝えてこうやって描いてって言って絵にしてくれるけど、
やっぱりずれるじゃないですか。その言語化する時にずれるじゃないですか。
っていうのがやっぱりだからその言葉では表現できない部分ってたくさんあると思うんですよね。
それで結局医者の能力にも関してもそうだと思ってて、だから患者さんを見ないとわかんないって私もよく言うんですけど、やっぱりその見ないとわかんないっていうところが結局言語化はできないんだけど、
でも自分の中でいくつもポイントがあって、その辺が大丈夫かっていうのをやっぱり一瞬で判断してると思うんですよ。
患者さん見た瞬間にね、例えば表情だとか、体の動かし方とか、息遣いとか、あるいは血圧測ってればその数値とか、今までの検査データとかっていうのを、
細かくこうなったら1点、こうなったら1点、で何点になったらこの病気って診断とかじゃなくて、やっぱりそこで微妙な差し引きとかっていうのがあると思うんですよね。
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そこがやっぱりちょっと言語化は難しい、できないところがどうしてもあって、っていうところでなかなかだからこうやっぱり医者の仕事をそのまんま他の人にパッて引き継ぐのは難しい。
主治医が変わったらやっぱりそれはそれでもう一回やり直しになっちゃうじゃないですか。
それなんでやり直しになるかって言ったら、結局引き継ごうと思ってもやっぱり引き継ぐときにどうしてもその1回言語化を挟むから、なかなかねそこって難しいと思うんですよね。
この人はこれでいいからみたいなやつ、その何だろうな、微妙なポイントとかがやっぱりね伝わらないというか、伝え方がよくわからないというか、っていうところってあると思うので、
そのだからそのパッと見でわかるって言語化できない部分がやっぱりその医者の能力になってる。
言語化できるところって結局もそこは言語化されてるから別に誰でもいいんですよ。
じゃなくってやっぱりそのその医者じゃないといけないっていうのは、やっぱり言語化できてない部分の能力が引き出せないというか異常できない。
その人にパスできないっていうところが、やっぱり何かこう医者が医者たるところではあるかなと思います。
もうちょっと例えば、今日なんでそう思ったかって言ったら、患者さんの服装を見たときに、だんだん寒くなってきてね、
暑い、すごいいっぱい着込んで暑い格好をしてきてるけど、でもその暑い格好って見たらわかるけど、
言語化するのってめっちゃ大変じゃないですか。その人がどんだけ服を着込んできたかとか、材質は何かとか、場合によっては何色かとかね、
いうのも含めて、その言語化しようと思ったらどんだけ長い文字量になるか。
しかもその文章をそのまま綺麗に吸収できるかって言ったら、やっぱり難しいと思うんですよ。
一瞬で目から入ってくる情報と、一回言葉になって言葉として認識する情報とは、どうしてもやっぱり差が出ちゃう。
そこにかける時間がかかるから、やっぱりそのかける時間が長くなればなるほど、モチベーションが下がってくるというか、その情報に対して興味がなくなってくるというか、
だからその絵をパッて見るのと、その絵について長々と何ページにも渡って書かれている文章を読むのと、どっちがいいかって言ったら絶対その絵を見た方が伝わると思うんですよね。
言語化するのが正解じゃないと思うし、というところが、そう今日患者さんの服装を見てて、すごいめっちゃ着込んできてる。この人暑そうだなって思ったけど、
暑そうだなっていうのを、別に解説しようと思ったらめっちゃ大変じゃんって気づいて、
そこから言語化できない部分というか、言語化すべきじゃない部分も大切だと思うし、
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それって結局引いては、その医者の能力、見ないとわかりません。患者さんを見ないとわかりませんって言うんだけど、
自分今まで言ってたけど、なんで見ないとわかんないかって聞かれても困るなって思いながら言ってたんですよね。
見てどこ見るんですかみたいに言われるだろうなって、自分なんかこう言葉を発する時ですね、相手に反論されたらどうしようって反射的に考えちゃうんですけど、
見ないとわかりませんって言うけど、じゃあどこ見るんですかって言われた時に、これとこれとこれとみたいな、一応言おうと思えば言えるけど、
でもなんかそれだけで足りるかって言ったら多分足りなくて、患者さんを見るわけですよ。
場合によってはね、ちょっと最近子供の検診とかもちょっとやらないといけないので、発達系も見たりするんですけど、
子供の願望、顔の見た目でそのやっぱり発達障害があるリスクが高いかっていうのも一つ目安になってるんですけど、
だからそういうこうなんだろうな、人の顔とかも多分見てるんですよね。その人がどういう系統の顔をしてるとか、
なんなら、もともとここにいた人なのかとか、仕事は何やってそうとかね、多分いろいろ考えてるんですよね。
その人の生活はちゃんと生活、規則正しい生活を送ってるのか、もうめちゃめちゃ生活破綻してそうなのかとかも、
多分服装を見たらなんとなくわかるし、顔を見たらなんとなくわかるし、髪の毛見たらなんとなくわかるし、みたいなのって、
そのだからやっぱり言語化はね、まあできなくはないかもしれないけど、結局ね、そこをこうやり取りするときに、
そのお互いのモチベーションも含めてね、なかなか多分こうやっぱり、そのAさんがその場で見たのを見てないBさんに伝えようと思っても難しいと思うんですよね。
っていう熱量を伝えたいなと思って、今日は一生懸命喋りました。はい。どうですか?わかるかな?伝わったら嬉しいです。
やっぱりね、自分的にはこう今言語化しよう、言語化しようっていう世の中の流れがすっごい嫌で、
あの、いやわかんないとこいっぱいあるじゃんって思うんですよね。まあ別に言語化することは全然悪くないし、言語化できた方がいいだろうけど、
だけど、そのなんか何でもかんでも言語化しようとしてる、こうなんていうかな、まあちょっと言い方悪いけど意識高い系の人が、頑張って言語化しよう言語化しようってやってるけど、なんかもう本質見失ってるよねって思うことが結構あって、
じゃなくて、言語化した方がいいところはもちろんあるけど、まあそれだけじゃなくて、やっぱりそのノンバーバルな言語化できない部分っていうところも大切にした方がいいし、
で、そう普段そうやってたんだなっていう発見のお話をしてみました。どうですか?ちょっと今回の話、自分的にすごい面白い気づきだったなと思って、そうすぐ話したいと思って、
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これだからあのいつもの収録時間と違う時間に撮ってます。今の熱量が冷めないうちに。そうあとね、モチベーションってめちゃめちゃ大切だと思うんですよね。
あのちょっともう時間ないけど、呪術回戦でハカリっていうあの不良少年が出てくるんですけど、その子はねパチンコ大好きで、パチンコなんでやるかって言ったらその時のテンションの上がり下がりが俺は好きなんだみたいな、
そのなんか熱に浮かされてやりたいんだみたいなキャラクターがいて、あのすっごい言ってることやばいけど、でもめっちゃわかるんですよね。そのやっぱモチベーションめっちゃ大切だよなって思ってて、
っていう話も含めてね、あのやりたかったので、はい、あのとても気持ちよく喋りました。ありがとうございました。聞いてもらって、あのまた良ければ他の話も聞いていただければと思います。では今日は以上です。ありがとうございました。