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ネット上の情報を見ていると、みんな本当にPREP法が好きだなというふうに感じるんですよね。
文章の書き方みたいな解説をしているときに、ほぼ確実にPREP法という言葉が出てくるんですよね。
当たり前ですけど、文章の書き方の型っていうのはそれだけではないんですよね。
いろんな型があるし、シチュエーションに応じて使い分けるべきなんですけど、
なぜか日本のオンラインマーケティングとか個人ビジネスの世界では、
PREP法しか出てこないという謎の現象が起こっているわけですね。
PREP法というのは、分かりやすく何かを説明するときには確かに効果的なんですね。
先に結論を言って、理由を言って、根拠を言ってみたいな。
そういうようなことを具体例か、具体例を挙げて、最後にまた結論みたいな感じで言うと、
物事は伝わりやすいんですけど、
それはそういう何か分かりやすく物事を伝えるときには有効な型なわけです。
だけど、例えばストーリーを語るときとかね、
映画とか漫画でもドラマでもいいですけど、
ストーリーとかそういうものを語るときにいきなり結論、クライマックスから出てくるかって、
そんなことはないわけじゃないですか。
導入部分があって、徐々に物語が盛り上がっていって、
最高潮に盛り上がってクライマックスに行ってみたいな。
そういう流れになるわけですね。
だから僕たちがストーリーを書くときっていうのも、
同じように書いていかないといきなり序盤から結論となるようなもの。
一番その物語で重要になる部分がバーンと出てきて、
あとシリーズ揉みみたいな物語だったら、あんまり聞いてもらえないわけじゃないですか。
だからストーリーってものはストーリーにあった型っていうものがあるし、
一般的には起承転結って言われてるわけですね。
キーの部分が導入で、ここで軽く相手を引き付けるというか、
ただここで全速力で走ってしまうと、
あとがシリーズ揉みになるから、本番というかメインのパートに向けて
どんどん盛り上がりを見せていく。
起承で転結みたいなね。
そこからまた物語が一転してみたいな。
僕はもう、ポッドキャストとかでよく聞かれるのは、
どんでん返しがあるからっていうのはあるんですね。
例えば今回のプレップ4とかもそうですし、
過去に話をしたザイオンスコーカーとかもそうですね。
接触頻度が上がれば好感度が上がるってみんな言う。
それを、好感度が上がるんですで終わってたら、
その話知ってるや聞いたことあるやってなるけど、
だけどそうじゃないんですよって僕は言うと、
そこでどんでん返しが起こるわけですよ。
起承転結の点みたいな感じでね。
それを冒頭に持ってくるわけですね。
最初の30秒とかで、
今回じゃあこのザイオンスコーカーについてお話しします。
みんなザイオンスコーカーって接触頻度が上がれば好感度が上がっていると思いますよね。
でも実際本当にそうだと思いますか?みたいな風に言ったら何だろうって思うわけですよ。
だからこれはもう冒頭に点をいきなり持ってきてるわけですね。
話のどんでん返し。
あとは最近ね、ちょっと前ですかね、
上げたエピソードだとジャムの実験みたいなね。
このウェブマーケティング勉強してる人は一度は聞いたことあると思うんですけど、
ジャムが確か6種類の場合と37種類の場合があって、
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どっちがたくさんジャム売れたかみたいな話があるわけですよ。
で、37種類よりも6種類の方が売れた。
なぜなら人間は選択肢が多いと選ぶことができないからみたいなね。
そういう話があるわけです。
実際にそれはそうかもしれないけど、その実験の時にたまたまそうなっただけの話であって、
例えばね、じゃあAmazonとか何百点、何千点とかって商品があるわけじゃないですか。
でも買いますよね、普通に。
もし自分が本当に必要なものだったら、
例えば洗濯機とかね、必要で電化製品のお店に行って、
洗濯機が何十点も並んでても絶対選ぶじゃないですか、それは。
だって必要だから。
もう1時間でも2時間でも滞在してても絶対選ぶと思うんですよ。
だから状況によるんですよね。
ジャムの実験で選択肢が多いから買いませんっていうふうに短絡的に決めてしまうっていうのは、
あまりにも軽率だと思うみたいなことを言うわけですね。
そうすると、なんかこの人と他の人と言ってることは違うなみたいな。
そういう面白さが出るわけですね。
だからそのジャムの話も、そういう話がありますよね、でも本当にそうだと思いますか、
みたいなふうに最初に投げかけるわけですね。
だからその話、相手を引きつける話し方とか、そういうね、何を語るのかによって、
当然その伝えるべき順番とかっていうのも変わってくるわけですよ。
でもなぜか、ウェブマーケティングの世界とかで言うと、
なぜかプレップ法しか出てこないみたいな。
文章は全部プレップ法で書けみたいなね。
なわけないでしょっていうふうになるわけですね。
例えばセールスレターとかもそうじゃないですか。
セールスレターにおける、じゃあこのプレップ法のね、Pですよね。
ポイントかな。
まあその結論ですよ。
セールスレターにおける結論って何だと思いますね。
セールスレターにおける結論っていうのは、
こういう商品あるから買ってくださいっていう結論ですね。
それを冒頭に持ってきたらどうなります。
いきなりそのヘッドコピーとかね、キャッチコピーから始まって、
いきなりこんな商品あります、いくらです買ってくださいって言って、
買わないじゃないですか。
そこに至るまでに相手を必要だと思わせるね、問題提起したりとか、
そういうね、流れがあって、その流れで、
実はあなたがうまくいかないのはこういう理由があるからですよ、
それを解決する商品を今回ご用意しましたみたいな感じで、
流れがあるわけですよ。
それをいきなりこうね、キャッチコピーが始まって、
いきなり商品いくらですよ、ダーン買えませんか。
売れるわけがないですよね。
だからセールスレターを書くときっていうのは、
当然プレップ法みたいな書き方をしたらダメなわけですよ。
ちゃんと順番があって、相手にね、
その導入からまずは読んでもらうことが大事だし、
読んでもらいながら欲しいっていう感じを徐々に高めていってもらわないといけない。
いきなりそんな0から100までボルテージが上がって、
いきなりよし買うぞとはなかなかなりにくいんで、
文章を読んでもらいながら徐々に、
なんかいいなこれ欲しいなとかね、
買わないといけないなっていう風に思ってもらう必要がある。
だからプレップ法みたいな書き方はセールスレターではむしろ、
逆交換になるわけですね。そういう順番で語ってしまうと。
だけど、なぜか本当にウェブマーケティング個人ビジネス、
オンラインビジネスの世界だとプレップ法しか出てこないんですよ。
だから本当にこれシチュエーションに応じて使い分けましょうよっていう話なんですね。
ストーリーだったらやっぱり希少転結の流れの方がいいわけだしね。
何か物事を伝え、解説するとかだったら確かに結論から先に言うのはあるかもしれないけど、
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これも状況によりけりで、例えば結論だけ先に言っちゃうと、
それ知ってるわってなってる人はそこで離脱するわけですよ。
ブログにしろ、YouTubeにしろ、ポッドキャストにしろ。
先に結論を言って、今日はこういう話しますってね。
ポッドキャストのくだりでも多分言ったことあると思うんですけど、
ポッドキャストで聞かれないエピソードってどういうエピソードだと思いますかって話をね。
このチャンネルかサブチャンネルかどっちか忘れましたけど、
言ったことはあるんですね。で、どういうチャンネルが聞かれないかっていうと、
今日は何々についてお話しますっていう、その話の先が読めるようなエピソードって聞かれないわけですよ。
ポッドキャストってずっと聞いてないといけないから、
知ってる話を永遠と聞かされるってのは時間の無駄になるんですね。
だから今日は何々についてお話します、その話聞いたことあるわってなったらもう聞かないんですよ。
だって時間の無駄だから、どうせ知ってることをなかなかと説明されるだけなんで、
そういう話し方だとなかなか聞いてもらえないわけですね。
ブログにしてもそうだと思いますよ。その冒頭のところでそういう風に結論言っちゃって、
あ、それ知ってるわってなったら、もう読まない人もいるかもしれないし。
だからそのプレップ法が本当にいいかどうかっていうのは、
ケースバイケースというかね、先に結論言ってしまったがゆえに、
その先に話聞いてくれないとかっていう話もあるわけですよ。
だからそこはやっぱり工夫していかないといけないですけど、
思考停止状態で絶対この型に当てはめて書かないといけないっていう風になると、
そういう発想になれないですね。何より個性が消えてしまう。
何事も型にはめればはめるほど他と同じ感じになってしまうから、
個性のないようなものになってしまうわけですよ。
YouTubeとかもそうじゃないですか。なんかもう作り物感満載みたいなね。
あなたはこんなことでお悩みではないでしょうか。みたいなね。
なんかこう、絶対セリフ読んでんだろこの人みたいな感じのね、
導入から入ってみたいな。ちゃんと台本は作ってるんでしょうけど、
もう作り物感満載みたいな感じで、
あれはあれで構成を考えてやってるんでしょうけど、
そういう風に見ると、なんかこういう動画見たことあるなみたいな。
他と被って同じような感じだなってなるわけですよ。
そうなっちゃうと逆に冷めたりとかね、
この人テンプレート使ってるよみたいな感じで冷めてしまったりとかね、
するんであれば、逆に型にはめない方が良かったりとかね。
これは人間のそれぞれの個性とか強みとかによっても変わるんですけど、
僕なんか逆に型があるとやりにくいタイプだから自由にやる。
フリースタイルでやるっていうのは自分の型なんですけど、
そういう人間が変に型にはめてしまうと、
自分の良さが消えてしまったりとかするんで、
自分自身のタイプっていうものをちゃんと考えた上で、
そのテンプレートとか型っていうものを使うのかってことを考えないと、
本当にあまりにもプレップ法の話が多すぎて、
ちょっとね、大丈夫かなって僕は聞いてて思うんですよね。
だからそういうところもね、ちゃんとそういう方法があるんですよ。
これ絶対そうなんだみたいな。ブログやるならワードプレス一択みたいなね。
なわけないでしょっていうね、このなわけじゃないですか。
だからそれと一緒なんです。
状況によって確かにワードプレスの方がいい人もいるけど、
そうじゃない方がいい人もいるわけですよ。SEOが全然できないとか、
日記ブログ書くんだったらワードプレスなんかね、お金もかかるし、
日記ブログなんか検索キーワードほぼ引っかからないんだから、
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SEOとかね、ほぼできないわけですよ。
それで日記ブログ、ワードプレスで書いてもほとんどアクセスこないしとかだったらね、
だったら雨風呂とかの方がいいじゃんってなるわけですよ。
だからそれは本当に短絡的な考え方とかね、
木を見て森を見ないとか、市を見て一時が万事みたいな感じになったりしてると思うんで、
プレップ法もそれに近いんじゃないかなと思うんですね。
だからちゃんとそこの本質っていう部分をちゃんと見極めて、
文章の片手は一つじゃないし、状況に応じて使い分けるべきだし、
当然そこに自分のね、色とか個性とか自分らしさみたいなものを出した方が見てる側も面白いしね、
この人から話を聞く価値があるっていう風に思ってもらえるんで、
そういったことをね、今回どうしても伝えたかったんでこのエピソードを撮りました。