カスタマーハラスメントの実態
今回のエピソードはですね、結構敵を作ってしまうような内容になるんじゃないかと、聞いている人によってものすごく不快に感じるような内容になるんじゃないかなと思うんですけど、おそらく販売者の人ですね、自分が売り手側の立場になった人は共感してもらえる部分もあるんじゃないかなと思います。
日本はですね、特にこうお客様市場主義というかね、お金を払う方が一方的に偉いんだみたいな、そういう文化が今でも残ってますよね。
だからこそ、最近でこそね、よくニュースとかになりますけど、カスハラと言われるね、要するにカスタマーハラスメントみたいな、僕もずっとサービス業にいたんで、本当にそういう理不尽な客にね、何度も何度も出会ってきて、無理なんで押し付けられたりとかね、一方的な理由で怒鳴られたりとかってしょっちゅう経験してて、本当にそれが嫌だったんですよね。
だからもうサービス業二度とやらないって決めたりとか、日本という環境が合わないんで海外に出たっていうのもあるんですけど、僕たちもですね、コンテンツを売るっていうことをしてると思うんです。
プラットフォームね、AmazonとかUdemyとか、いろんなところで売ってると思うんですけど、このデジタルコンテンツって金額の相場が曖昧なんですよね。
例えば有形商品の場合、大抵金額の相場って決まってるじゃないですか。鉛筆だったら1本100円とかね、鉛筆が100円かどうかわかんないですけど、鉛筆が1万円とか100万円ってことはないですね。
車だったら、中古だったら数十万とかね、高いのだったら数百万、数千万とか、大体それぐらいの相場がわかるじゃないですか。
だけど、このデジタルコンテンツっていうのは本当に相場がないんで、無料のものもあればそれこそ何十万するようなデジタルコンテンツもあるわけです。
だからそれがおそらく影響してるんだとは思うんですけど、レビューですよね。僕たちはプラットフォームで販売してるとレビューっていうものをつけられるんですよね。
その時にちょっと考えてみてほしいんですけど、金額を考慮してますかってことですよ。レビューをつける側の人がね。
例えばユーデミーとかだったら、ほぼ99%の人がセール期間中に買うと思うんで、大体1200円から1500円、1600円くらいの金額帯で買ってるわけですね。
例えば自分の購入したものが1200円にも満たないような低い価値であれば、例えば低評価とかをつけるっていうのもまだわかるんです。
だけど、1200円のものを買って5万円の価値を求めるとか、みたいな感じのレビューが多いわけですね。
どこまで求めてんのみたいな。だからわかりやすく言うと、大衆食堂に行って一流レストランのサービスを要求してるようなものですね。
でもそういう、例えば大衆食堂に行って一流レストラン並みのサービスがなかったとか、そこまでの料理のクオリティがなかったって思う人はほぼいないじゃないですか。
だけどデジタルコンテンツはそれがあるんですよね。
だから、せいぜい1200円、1300円の商品にどこまで求めてんのっていうのが、僕もそうだし、他の講師とかのレビューとかを見ていても思うんですよね。
だからそれって本当に正当なのかなっていう部分ですよ。
当然そのデジタルコンテンツっていうのはね、それを売って悪事を働く詐欺みたいな商品を売ってる人もいるんで、全然金額に見合わないような低い価値の商品。
本当に価値が低いのに何万円とか何十万円とか高額で売りつける、それはもうあってはならないことだと思うんですけど。
買う側の人もですね、ぜひそこを逆に考えてみてほしくて、安いもので高い価値を要求するっていうのは、これはちょっと僕はおかしいと思うんですね。
だからそういう回転寿司に行って、カウンターの1貫何千円とかするような寿司屋と同じものを求めているような状態。
全然その寿司屋の対象の握り方が良くなかったとかね、回転寿司とか言わないじゃないですか。
でもそれを言ってるようなもんなんですね。
デジタルコンテンツの価値
だから僕はそれはちょっとどうなんだろうっていうふうに思うわけ。
このコンテンツとかね、もちろんコンサルとかもそうですけど、結局何を売ってるのかっていうと、我々の経験を売ってるわけですね。
もちろん本とかもそうです。
その著者の長い人生かけて培ったたくさんの失敗体験とか成功体験とか、そういうものを集約して、1冊の本にまとめて情報として提供している。
それを購入することによって、その著者の失敗とかを避けることができたりとか、成功パターンが分かったりとかね。
要するに時間を短縮できるわけですよ。
もし自分がその情報がなかったら、著者と同じように一つのことを成し遂げるのに何年もかかっていたかもしれないけど、それを事前に知っておくことで、
本当はね、例えば5年かかっていたかもしれないものが1年でできるとか、ということになるわけですね。
だからものすごく価値が高いんですよ、こういう知的商品っていうのは。
ものによってはそれ一つで人生が変わるぐらいの価値があるもの。
数千円とか数万円のレベルじゃなくて、数十万円とか数百万円の価値があってもいいような。
人生変わるのよね。100万円払って人生変わるんだったら安いと思うんですよね。
だからそれぐらいの価値があるものでもあるんですけど、
なんかその価格に見合った評価って本当につけられてるのかなっていうのが思うわけですね。
特にユーレミーとか見てると、どこまで求めてんのこの人みたいな。
なんかすごい重爆の隅をつくじゃないですけど、そういうところまで求めてきて、
でもその人は大衆食堂に行って、フランス料理のフルコース出せって言ってるようなもんだと思うんですね。
優雅はある程度好きかって言えるというか。
作り手も当然そこに思いを込めて一生懸命作って。
大抵のものはユーレミーの場合だったら1200円以上の価値はあると思うんですよ。
3時間5時間のコンテンツが1200円で買えると思ったら普通に考えたら安いですよね。
相場から考えたら。
確かに1時間とか1.5時間とかね。
だと1200円は妥当かなとかね。ちょっと高いかなとかね。
って思われるのも内容次第よね。仕方ないかもしれないですけど、
情報量もすごいいっぱいあるわけだし。
それで1500円払って5万円のサービスを要求するっていうのは、さっきの詐欺の逆パターンですね。
低い価値のものを高額で売りつけてるのはこの逆パターン。
じゃないかなっていうふうに僕は思うわけです。
でもこういうことってね、おそらく販売者はそこまで考えてるかわからないですけど、
なかなか言いたくても言えないと思うんですね。
そういうことを言ったらやっぱり反感を買うから。
何言ってんのこいつみたいなふうに思うかもしれないんですけど、
僕みたいな人間が言わないとね、その販売者とか作り手の名誉もあると思うしね。
評価の重要性
その辺もやっぱり分かってもらわないと、多分買う側の人もそこまで意識してないと思うんですよ。
内容が良かった悪かったみたいなところだけで判断されてしまって。
しかもユーデミの辛いところは、本当に最初の3レクチャーぐらいでレビューが出てきてしまうんで、
そこでいきなり3とか付けられてしまう。
全部見られてから評価付けられるんだったらまだ分かるんですけど、
全部見てないのにもういきなり評価付けられてしまったりとかね。
それはもうシステム上しょうがないんですけど、
そういうところですごくもどかしい思いをしている講師もいると思うんですね。
だからせめてこれ聞いてる人だけは正当に評価してあげてほしいんです。
別にその良い評価をつけろっていう意味ではないですけど、
ちょっと理不尽だというかね。
どこまで求めてんのこの人みたいな、っていうところがあったりとかすると思うんで。
自分が作り手の立場になったらね、どれだけそれが大変なことかも分かるし、
やっぱり他人のものにそこまで低い評価をつけるってことはしなくなると思うんですけど、
でもやっぱりそういう書いて側の人はね、なかなかそういう意識にまだなってない人も多いんじゃないかなと。
やっぱりその人はね、もちろん全てのものがクオリティが高いとは言わないですよ。
そういうある程度ユーレミぐらい質が担保されているようなプラットフォームでも、
当然内容の薄い商品もあるし、全然価値のない講座もありますけど、
でも大半のものはすごく内容が良くて、とてもそんな1500、600円で得られるような情報ではない、
本当に質の高い講座が大半だと思うんですよ。
だからそこを踏まえて、ちゃんと評価してますかってことですね。
だからその評価ってところもある程度正当に、金額に見合った評価になっているのかってところ。
そこが抜きになって単純に良い悪いだけみたいなもので、そのもの指しで判断されてしまって。
だから美味しい美味しくないとか、良い悪いだったら、
例えば高級ホテルの基準でその安いエコノミーホテルに泊まって、
全然高級ホテルと比べて大したことないって言われたら、そりゃそうでしょってなるわけじゃないですか。
だからそういうような感じになっているんじゃないかなって思うんですね。
あたかももうその高級ホテルの基準でその安いコンテンツを評価してしまってるみたいな。
だからそこの評価軸もね、価格と比較してそれに妥当な評価になっているのかってことですね。
そこまでしないと、1200円とか1500円でそこまで求められるんだったら、
販売者の立場
じゃあ1万とか5万のコンテンツはどこまで上げないといけないのっていうね。
そんなスライドのちょこっとした表記がどうのこうのとか、
それぐらいはもう全然許容範囲だと思うんですね。
本当になんか細かいなーっていうレビューがあると思います。
やっぱそれはね、わからないですけどそういう日本のお客様は偉いんだ、
お金払ってる方が一方的に偉いんだみたいな、そういうのがあるんじゃないかなと。
何でもかんでも好きかって言っていいわけではないと思うんですね。
5万円の価値があるものを受け取っているの1200円しか払ってなくて、
しかもその5万円の商品にケチをつけるって普通に考えたらおかしいじゃないですか。
だからその辺はやっぱり評価をつける人っていうのは金額にとって妥当な評価になっているのかっていうのはぜひ考えてみてほしいと思います。
今回こういうエピソードを出したのでどういう反響が出るかちょっと見守ってみたいと思うんですけど、
かなり人によってはカチンとくる内容だったかもしれないし、
おそらく敵を作るような内容だったんじゃないかなと思うんですけど、
販売者の人もいろいろ思うところがあるだろうし、
言いたくても言えないことがあると思うので、
彼らの名誉を守るためにもこういうエピソードを撮らせてもらいました。