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みなさん、こんにちは。作曲家で大学教員の小松正史です。
今日はですね、寝かせておいた方が良いこと、それの3選をですね、普段の経験を基にね、喋ってみたいと思います。
この放送では、音や音楽についての日々の知見をですね、1日1つずつ小松が喋る番組となっております。
それで、寝かせておいた方が良いものですね、これ僕本当にね、失敗ばっかりなんですよね。
本当に情けなさが最初に来るわけなんですけど、これはですね、怒りの感情をですね、寝かせた方が良いって、僕大失敗たくさんしちゃってですね、最近もたくさんやってるんですけど、
つまりね、こうイラッと来ることってあるじゃないですか、人ってこう、なんか色々ありますよね、連絡、特にあの仕事関係の連絡で何かこう不本意なこととか、
なんかちょっとネガティブな部分なところを投げかけられたらですね、即反応、感情に反応しちゃうことで結構あると思うんですけども、
その時にですね、メールで大体返したりとか、直で僕あの電話あんまりしないんですよね。電話がめちゃくちゃ大嫌いで、携帯すら持ってない状態なんですよね、僕ね。
なので、言葉でなんかこうやり取りする場合だとまたちょっと違うかもしれないですけど、
メールとかですね、あとチャット系ですね、今のねスラックや諸々、それでちょっとですね、なんかネガティブな部分があったとしたら、僕はそれをですね、できたらの話なんですけど、
ちょっと寝かしておくってことをね、最近はやるようにしてます。具体的にはですね、一応連絡の返事というか、ちょっと感情的に文章を書くことはやっぱあるんですよね。
で、それを一応書くんですよ。自分の感情を沈めるのもあんまり良くないですからね、やっぱり自分で思ったこととか。
とりあえず外に出すってことはめちゃくちゃ大事だと僕は思うので、人に伝えるかどうかは別にしてね。なので、その時に寝かしておくんですよ。
これ何かというとですね、自分のその感覚、そのネガティブな感情とかのそういうメールとかね、文章をちょっと寝かしておいて、送信やめとくんですよね。送信はやめておいて、それでちょっと一晩おくっていうね、これは本当に当たり前のことなんでしょうけど、
そうしていくとですね、やっぱり感情がね、ほとんどの場合に怒りが収まって、言わなきゃ良いこと、言わなくても良いことを伝えないでおこうっていうことができるんですよね。
これあのアンガーマネジメントって言って、これよく言われるのが8秒、8秒イラッとする時に待って、それで行動する、喋るなり何か身体的な行動があるかもしれないですけど、それは8秒とりあえず待てっていうことをよく言われますよね。
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それと近いことで、ネガティブな状態でメールとか返事する場合は必ずちょっと止めておくってことをね、多くはしてますね。これがまず寝かせておいたら良いことの一つ目になりますね。
そして2つ目なんですけど、これ曲です。全くちょっと話が変わっちゃうんですが、クリエイティブな時、僕の場合、音楽作る曲を作るっていうのがあって、日々練習とかピアノに触ってるとですね、曲の断片が出てくるんですよ。ほんの一部分のサビかAメロBメロ分からないんですけどね。
それを捨てずに、一応録音したりとかデータで保存しておいて、それを寝かせておくんですよね。で、その時はね、別に大したことないなって思ってもですね、その日じゃなくて別の日ですね。別の日にちょっと同じ録音した断片を聞くと、何か新しい発想になることがあるんですよ。
自分が演奏した一部分なんだけど、これ他人が作った曲の一部みたいに、すごい客観性が出るんですよね。メタ認知することが録音によってできてくるので、それを寝かしておいて、寝かしすぎは良くないけど、1、2ヶ月とか3ヶ月以内に聴き直すんですよね。
そうすると、はって思うんですよ。こんな良いフレーズ、そんな作ろうと思って作れないよみたいなね。それが曲自体が生物、生物みたいな感覚になることがあるんですけど、そういう自分のクリエイティブ。
僕、音楽やってますけど、リスナーさんの中には発想ですよね。言葉の発想とか、ふとしたいろいろな妄想構想が思い浮かぶことがあるかもしれないですよね。それをとりあえず記録しておいて、そのメモは消さずに消去せずにあるいはゴミ箱に捨てずに置いておく、ある一定期間置いておくっていうことをしていくとですね、結構後で使えるようになるんじゃないかなっていうね。
それが2つ目の寝かした方が良いことというね。出てきた断片はちょっとそれは捨てずにちょっと取っておこうみたいな、捨てないでおこうっていうことでしょうかね。後々の自分のクリエイティビティにすごく影響を与えるので、それで日の目を浴びた曲って結構あるんですよね。
200曲ぐらいあるのかなみたいな、そんな感じの僕は日々の無意識と意識の間の中の感覚をこのラジオの収録もそうなんですけど、引っ張り出してくるっていうのがね、これまた別の時に話したいと思うんですけど、トリガーというか引き金みたいなもの、それについての僕は多分発想を日々転がしているんじゃないかなっていうふうに思いますね。
ということで2つ目は出てきた断片は捨てずに寝かしておこうということでございました。
そして最後の3つ目なんですけど、これ複雑な仕事なんですよね。仕事ってね、イラッときたりちょっとどうしようもないなって言った時にですね、何が発生しているかというと複数の要素が絡み合ってしまって、それが当面行き着く先のイメージを阻害しているんじゃないかなっていうふうに思うんですよ。
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これもっと具体的な話で言うと、タスクってそんなに大したことないんだけど、AのタスクとBのタスクとCのタスクが同時にあったら、それが当社費ですよ、心理的な負担量とするとですね、倍数っぽいんですよね。
3タス3タス3で9じゃなくてサザンが9で草27倍ぐらいのね、すごくざっくりした比喩のたとえになってしまいますけどね。そんなふうに、ささいな取るに足らないような仕事なんだけど、それが同時に重なって処理しようかなと思ったら、もうめちゃくちゃしんどいなっていうようなそういうものがあります。
これあの大学の仕事でもそうなんですよね。結局コツコツと毎日日々ですね、割と頭がニュートラルな状態であの処理していくと、そんなにしんどくないものであってもですね、まあ疲れていたとか短い時間だとかタスクが複数あるって言ったときに、やっぱ混乱というかですね、そういうのが生じてしまうんですよね。
まあある種パニック的なところになってイラって、今日はイライラするっていうのが根底の話で大変申し訳ないんですけどね。そうしたときに自分自身に問いかけというかね、こうあの悟してるんですよ。これはこのラジオ結局自分で自分のことを悟してるっていうね状況になるわけなんですけども、そういう場合は寝かす。寝かすっていうよりもとりあえず今できるものをシンプル化していくっていうことなんですね。
今日はここまでは絶対やるっていうようなものに分解して、で後の例えば3つタスクがそこに重なっていたとしたら、1つのタスクをとりあえずはあのやっちゃって、後のタスクはそこに関連しているものなので、結局あの地続きになっているっていうことがあるんですよね。
その一番やりやすい方法としては1つをまず潰しておいて、それで寝かすとですね、次の日か別の日かなんかでそのタスクを見直していくと、あら意外とこれ別々にやれてるなというかね、シンプルにこれできるなっていう複雑なその絡み合ったものっていうのがちょっとほぐれてきてですね、これ1つずつやったら解決するわっていうのがね、これ思うことが実際たくさんあるんですよ。
なのでイラッときたときは今日の話の根底にあるものですけど、とりあえず寝かしておくっていうか、曲でもね2番目の話ちょっと言いましたけど、曲できない、断片しかないっていう風な感じで、そういう短絡的になって捨てるともう二度とそれが出てこないことになってしまいますからね。
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そんな感じでちょっと自分のネガティブに思ったときはすぐに行動しないっていうね、それは人に対する連絡であっても自分に対する資源というかね、発想の資産にしてもたくさんある仕事にしてもちょっとね間を置いておくっていうことによって新しい解釈でメタ認知でやり直しが効くんですよね。
これ本当に僕のあの短絡的な性格、アップダウン激しいね、ボラティリティの多い性格だと僕は思ってるんですよね。表面的には見えないかもしれないけど、そこをね、うまく転がして泳いでいくためのこれはもう知恵かなと思っておりますので、今日はですね、寝かしておいた方が良いこと参戦ということでお伝えをいたしました。
それでは今日も良い音の一日をお過ごしください。