1. 小松正史『耳の保養』
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2024-08-29 09:47

【作曲】音楽作りは畑仕事:メロディーの耕作術

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 CDアルバム『漢方音楽2』発売記念コンサート
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漢方アロマ精油と環境音楽のコラボアルバム完成記念イベント。
グランドピアノの響きを聞きながら、体質改善を促す漢方アロマ精油に触れ、
自身の心と身体に向き合う時間を提供します。

■と き:2024年9月7日(土)開場 開演 
■ところ:自由が丘オペラハウス(東京都目黒区自由が丘1-3-28)
 https://www.operahouse-jiyugaoka.com
■料 金:5,500円
■申込み:下記のURLからお入り下さい。
 https://everevo.com/event/84688


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 漢方音楽と和太鼓
 CDアルバム『漢方音楽2』リリース記念イベント
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「漢方+音楽=漢方音楽」と和太鼓のコラボコンサートを開催します。
環境音楽家(小松正史)による症状改善を目指したコラボ音楽と、
つくば和太鼓の会「筑鼓(つくどん)」と、小松とのコラボコンサート!

■と き:2024年9月8日(日)開場 開演終了予定) 
■ところ:つくば市ふれあいプラザ多目的ホール(茨城県つくば市下岩崎2164-1)
 https://www.fureai-plaza.jp/facility/...
■料 金:一般:前売り1,500円(当日2,000円)
 https://tsukudon.org/20240908kanpouto...
■お問合:
 https://tsukudon.org
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00:02
みなさん、こんにちは。作曲家で大学教員の小松正史です。
今日はですね、音楽作りは畑仕事、メロディーの耕作術みたいな、そんな感じのお話をしてみたいなと思います。
この番組は、音や音楽についてのお話を、サウンド・ウェルネスな感じで毎日お届けしております。
音楽作りね、畑仕事とどう関わるのかっていうね、こういう話なんですけど。
結論としては、作為とか不自然なものっていうのが、僕、音楽としていろんな音楽あるんだけど、あんまり僕、好きじゃないなって思って。
僕が一番聴きたい曲とかね、その世界っていうのは、やっぱり何か棘がなくて、自分の体がぷかぷか浮かんでるような感じで、気持ちが整ってみたいな。
普段ね、気持ちが整うことが少ないので、それやってるだけの話なんですけど、そういうことをね、向かっていけるような曲作りっていうのが結論なんですよね。
そのための手段として、畑仕事っていう言葉に、今日なんかはヒモつけてますけど、そんな感じで作っていくっていうのが結果的にはいいんじゃないかなっていう、そんな話なんですよね。
これ、もともと僕の経歴と言いますかね、幼少期の頃の話になっちゃうんですけど、ちょっとお伝えしますとですね、家があって、家の前がほとんど、僕の家、竹やぶがあったり、川があったりね、そんなところなんですけど、やや平地でほとんど畑だったんですよね。
畑でいろいろとね、祖母や今だと父なんかが作ったりしてるんですけど、もう大体こう、もういろんな野菜とれますよ。
春はね、春から、春は苺が多かったかな。夏はとかね、秋冬っていう風に、もう本当にね、季節のあらゆるものが、果物から、あとね、ほうれん草とか玉ねぎとかピーマンとかも、ブロッコリーとかも、もう数えきれないぐらいのものを作っていたんですけどね。
僕じゃないですけどね、そういう環境で育ちました。家ではですね、さらにあの鶏飼っててですね、僕が生まれた頃から鶏がいたんですけど、鶏小屋があって、それで祖母が生きてた頃は、だいぶとってたなぁ。
なんか、もう30匹ぐらいいましたね。3つエリアが分かれてて、10匹ぐらい、経舎っていうかね、鶏小屋で飼ってて、それで卵をとって、それで家で食べたり、ちょっと売ってたのかな、売ってましたね。
そんな感じで、卵もとれるし、野菜もとれるっていう環境で育ったんですよね。僕、その影響があってかなかったからかわかんないんですけど、大学は農学部に当初入ったんですよね。1990年なんですけど。
03:16
農学部って、僕最初に、地球の砂漠化というか、それで緑が、生物が育たないのが危ないから、それを改良したいなっていう意味で、まずは入ってみたんですけどね、農学部に。
それからどんどん地域工学とか、農業土木とか、景観工学の方に行ったわけなんですけど、やっぱりなんかね、生まれて出会った野菜とか風景っていうのが、僕にとっては人生の大きな影響っていうか、その方向性を定めてしまったのかなっていう感じがするんですよね。
これ、どんな話かというとですね、ちょっと汚い話になるんですけど、先ほどの鶏を育ててると糞が出ますよね。系糞ってやつなんですけどね。その糞をですね、掃除もするんですけど、掃除して、その後畑にまくんですよ。
畑にまいてですね、これ、窒素、磷酸、カリが入ってるわけですからね、系糞には。全部入ってたかな?ちょっと忘れちゃったんですけど。そんなものをうまく活用して、土から作っていくわけですよね。野菜っていうのは、野菜がすぐできるんじゃなくて、土を耕したり、根化したり。
で、同じところに作物植えると連作になって、連作障害で植物が育たなくなるので、いい感じでローテーションしてね、やっていくっていうのがありますよね。なので、土作りのところも見てきたし、農学部でもそういうね、重要性も学びましたし。
農学部で他に、僕、農業土木をね、学んでたので、農地工学とかですね、水利工学とか、野菜ができる前段階の畑作りとかね、環境作りこそがね、大切。それがないとやっぱりいいものできませんからね。
そんな感じで、短絡的に野菜を作るとかじゃなくて、もうその背景というかね、その環境を作るところからが野菜作りだみたいな、そういうことをね、生まれてからも叩き込まれたし、学部時代でも叩き込まれたっていうのがあるんですよね。
それがあってですね、僕は特に音楽作ろうと思って生まれてきたわけじゃないんですけど、ご縁があって音楽作り始めたのが30過ぎぐらいのあたりだったかな。そこから20年以上経っているわけなんですけど、その作曲の仕方ですよね。
音楽作るときに、そういうね、生まれ持って出てきた畑仕事の土作りみたいなものが、なんかこびりついててですね、これ良いか悪いかわかんないんだけど、やっちゃうんですよね。で、これどうやっちゃうかっていうのをちょっと具体的にね、極意お伝えしましょうかね。
06:14
メロディーは作為的に作らないっていうのがまず一つ目ありますね。メロディーがね、いろいろこう人にすごくインパクトを与えるメロディーとかいろいろあったり作ったりね、その存在は知ってますけど、あえてそれはしないっていう感じなんですよ。
メロディーってこうふっと湧いてきたものっていう、なんかこう天から降り落ちることっていう言い方はよくされますけど、無意識のうちにこう滲み出てきたものっていうのが後々でね、これ結果論なんですけどね、後々でやっぱ長持ちするな飽きないなっていうそういうメロディーなんですよね。
これメロディーのみならずコード進行にしてもアレンジにしてもね、イントロアウトロ一緒なんですけど、それにしても全くね、作為的に作らないっていう時間かける、何なら作曲すらしないっていうのが僕の作曲法なのかなっていう。
これまさに畑仕事ですよね。野菜は直接作ることできないので、その間接的に環境を作る、土を作るとかね、そういうところから始まるわけですから、それってやっぱり農学部とか家が畑で家でやってたからみたいな、それがね、やっぱり音楽作りに生かされてるのかなっていうことなんですね。
なので、メロディー作るときは工作ね、耕して作るって工作って言いますけど、工作するような感じで時間をかける。そんな感じでやるといいのかなっていうふうに思ったので、それ未だにね、続いてますし、この5月に出たこの漢方音楽2もそうなんですよね。美容と健康のための環境音楽っていうことで、これも1年半とかね、丸々2年かけて作った曲なんで。
すぐに出てきたっていうのは確かにあるんですけどね、作るときには。もうその前段階の助走期間でめちゃくちゃ時間かけてるんですよね。実際にね、あの接種の小林沙織さんの施術も受けましたし、つながりのある山田香里さんとのね、いろいろなやりとりもあったりもしましたし、そういうのがあってですね、すぐに作らないんですよ。作れない。作らないより作れないって感じですよね。
その曲がですね、こうしてできましたので、本当にこれ聴いていただいている方はみんな本当に、あの本当に違和感がないなっていうふうにね、おっしゃっていただけますので、よろしかったらまた概要欄にね、貼っておきますので、ぜひぜひですね、あの聞いていただけますとありがたいというふうに思います。
ということで今日はですね、音楽作りは畑仕事なんだということで、メロディーの工作術。これはもうね、あの短絡的に作らず時間をかける。なんなら作曲自体をちょっと忘れちゃうぐらいほったらかす。あまりにもほったらかすとやばい。作れないですけど、そのあたりをね、あの意識して、これ音楽のみならずですよね。
09:18
他の皆さんのもろもろの活動の中でもタイパーをね、あのすごく惜しんでやるとかね、タイパー重視でやるっていう場合もあるけど、大事なものはやっぱり時間かけなくっちゃっていう、そういう感じの今日はね、お話をしてみました。ここまでお聞きいただきありがとうございます。それでは今日も良い音の一日をお過ごしください。
09:47

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