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どうも、マルセロ🌈事業プロデューサーです。今日は、すべてのビジネスに応用が効く◯◯という考え方について話します。
皆さん、これ、何だと思いますか?答えは、アービトラージです。
アービトラージで聞かれたことありますでしょうか?これ、もともとは投資用語です。日本語に訳すと、最低取引と言います。
株式市場やコモディティ市場で、現物と先物の価格差、あるいは同じ商品を扱っていても、市場、マーケットプレイスによって価格が違う場合、安い市場で仕入れて、高い市場で売れば儲けが出ますよね。
例えば、マンゴーやパパイヤといった南国系のフルーツは、東南アジアではものすごく安価で買えるので、東南アジアで仕入れて、日本で売れば高く売れます。
安く仕入れて高く売れば理財が抜ける、これがアービトラージを聞かせるという考え方。
テンバイヤーやセドリーもアービトラージを聞かせたビジネスと言えます。
実際、このマンゴーの例は、関税や植物権益、そもそもどうやって輸送するのか等の問題があり、実現に向けた難易度は高いので、あくまで例としてご理解ください。
この考え方は、人材価値や人材戦略にも応用できます。
実際、私は常にこの考え方を実践してきました。
もちろん、アービトラージという考え方は後から学んだのですが。
私は入社時に海外事業部というところに配属され、4年後にブラジル駐在となり、7年間をブラジルで過ごしました。
入社11年目に日本に帰国し、国内の事業部門に配属となりました。
私の所属会社でのメインストリームのキャリアは、国内営業を2箇所、約6から10年ほど経験した後、国内事業部門に配属、
その後、国内事業部門を渡り歩いたり、管理部門と事業部門を行ったり来たり、あるいは海外駐在員として派遣されたりとなります。
私は海外駐在を経て、初の国内事業部門を担当することになりました。
周りの同僚は、国内営業で成果を上げ、事業部門に抜擢された面々、
極めて同質的な世界に一人逆輸入された外国人のような立場でした。
当然ながら、様々なお作法を自分一人だけが知らず、
諸先輩方からそんなことも知らないのかと怒られ馬鹿にされた辛い日々でした。
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そんな中で思ったのが、お作法ってそんなに重要なことだろうかということ。
今から周回遅れでそれらを学んでスタートラインに立つよりも、
彼らにはない新しい価値を身につけて価値提供した方が、
組織のためにもなるのではという考えに至りました。
当時、2005年頃はちょうどブログが普及し始めた頃、
料理ブロガーと呼ばれる方々をインフルエンサーとして起用したり、
レシピーサイトとタイアップしてレシピーコンテストをしたりと、
積極的にデジタル施策を取り入れていきました。
さらにその後、動画の時代になっていくのですが、
動画広告もいち早く取り入れましたし、
ニコニコ動画を使ったレシピーコンテストを実施したりもしました。
当時、ニコニコ動画をビジネスで活用した大企業は皆無だったと思います。
要するに、日本が劣っている、自分が劣っている経験値をキャッチアップするのではなく、
新たに現れたテクノロジーをいち早く取り入れ、
その第一人者としてのポジションを社内で築く。
デジタル業界では陳腐なスキルでも、
アナログな会社においては独自のポジションが築ける。
これを人材戦略におけるアービトラージと呼びます。
そしてここからが、なぜ今日この話をしようかと思ったかという内容につながります。
人妻DAO代表の泉澄さんが、DAO事業の裏の目的という話をスタンドFMでされていました。
ここでの魂の叫びを聞いていただきたいと思い、本収録をすることにしました。
リンクは概要欄に貼っておきますので、ぜひお聞きください。
人妻DAOというのは、既婚女性が中心となり活動をしているオンラインコミュニティ。
Make Our Life Free and Beautifulというのがパーパスと呼ばれる活動理念。
私はプロデューサーとして関わっています。
泉さんが話をされていますが、日本社会では、
出産を機に一度社会から離れた女性の活動の場が極めて限られている。
かたや優秀な人材の不足に悩む企業、
かたや働く意志も能力もあるのに働く機会に恵まれない既婚女性たち。
乳幼児を子育てしながらフルタイム勤務というのは現実的ではありません。
また、レガシー系と呼ばれる古い体質の会社は、暗黙の了解として長時間労働を強いる。
すごく乱暴に言うと、長時間労働を捧げた見返りとして昇給や昇進がある。
この戦いにママさんたちが参加するのはまさに無理ゲー。
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そして泉さんが挑戦しようとしているのが、こうしたママさんたちを組織化して
フレキシブルな働き方をしながら得意を持ち寄って価値提供をしていく。
そんな新しいビジネスモデル。
社内で抱えておけないのであれば、外部で組織化して業務委託という形で企業案件を獲得していく。
これぞまさに人材のアービトラージ。
ママさんたちは価値提供を行いながら対価を得ていく。
企業は社内人材で賄えない専門性の高い業務をアウトソーシングしていくという形でマッチングが成立。
ここで重要となるのが、ひとつまだおというコミュニティで2年以上にわたり活動してきた実績とチームワーク。
活動を通じてメンバーのスキルセットが可視化されていることに加え、メンバー間に信頼関係が醸成されています。
実際、昨年大手建設会社さんからWeb3リサーチブックの制作を受託しました。
完成お披露目会には先方の常務さんにもお越しいただき、大満足いただけました。
金額の詳細は明かせませんが、数百万円規模の案件として受注しました。
以上、すべてのビジネスに応用がきくアービトラージという考え方について話しました。
これを聞いて、こういう働き方に興味を持った方、概要欄にひとつまだおの招待リンクを貼っておきますので、ぜひジョインください。
登録無料です。
お聞きくださりありがとうございました。