もし魔法を使えるとしたら、どんなの使いたいですか?
うーん、空を飛べるとかですかね。
あー、まあちょっとそれはとギリー、混沌の中では生きられないかもしれないですね。
佐島とにわのマンガ760
忙しい社会人2人がワイワイ漫画を語るマンガ760、お送りするのは佐島と
にわです。
マンガ760は佐島とにわがいろんな漫画の魅力をふんわりワイワイお伝えするラジオです。
語りたいポイントのために軽くネタバレをしてしまいますので、ネタバレ一切困るって人は
マンガを読んでからご視聴ください。
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本日のコーナーは【今日の持ち込み】です。
このコーナーでは、佐島とにわのどちらかが選んだ漫画1作品について語っていきます。
今回はドロヘドロ。
なんか言い方気になるんですけど、まあそれちょっと一旦置いといて。
確かあれですね、DMM Booksの紹介のときに、佐島さん話してたと思うんですけど、
もちろん漫画のタイトルは僕もね、有名なんで結構知ってる。
タイトルだけは知ってるんですけど、中身全然知らないんですよね、僕。
確かにこれね、説明しろって言われると割と難しいかもしれない。
難しいってどういうことなんですか?
ちょっとそれも後で話するんですけど、外掘りから埋めていくとね、
これ林田旧先生の漫画で全23巻ですと、もう完結してます。
4つの雑誌を跨いで連載されていて、
主人公たちもね、死にそうで全然死なないっていう感じなんで、
まさにこの漫画自体が漫画の世界を体現している。
雑誌が配管になろうともまた蘇ってくるっていう、
この感じを体現していると言っても過言ではないかもしれない。
そもそも4つの雑誌を跨いで連載されるって、なんでなんですか?
あのね、配管になったらしい。
今まで載ってる雑誌全部かってこと?
最後のやつ以外は、総刊号から最終号まで載ってるらしい。
最初の3つ。
これwikipedia情報やから、全然ほんまかどうかは知らんけど。
wikipediaによるとってことね。
そうですそうです。
始まった時からあって、終わる時にまであるってすごい。
しかも別の雑誌に乗り移ってまで、乗り移るっていう言い方が正しいかわからんけど、
乗り移ってまで生き延びるっていうね、すごいですよ。
根強い人気があったというのは間違いないってことですね。
さっきちょっと難しいっていう話をしたのが、
あらすじ一応説明すると、
そもそもあれですよね、この、林田旧先生の旧って玉って感じですよね。
そうね。
間違いなく野球派閥やん。
いや、そうなんかな。
そうじゃないの。
俳句とかだって旧じゃないですかって。
え、どういうこと?
だからバレーですよ、バレー。
あ、まあまあそうやけどさ、その、話の流れからいくと野球派閥なんかなっていうのをね、ちょっと思っただけです。
サッカーではなくてね。
うん、それだって、ここでサッカー界を差し込んでたらそうわかりますけど、
野球界差し込んで、しかも野球界は根強い人気なんでっていう謎の分析。
推しがね。
いや、実際人気やったのかもしれないですけどね、僕らはわかんないですけど。
いやー、なんかそうらしいんですよね。
いや、実は面白かった、確かに。
えー、はいはい。
で、まあなんかね、そういう、こうわけわからん界が挟まったりとかするんで。
うん。
で、まあその、なんかいろいろこう、いろんな派閥がいろんなことしてるから、よくこう、カオスな漫画ってめちゃめちゃ言われるんですよ。
うーん。
いい意味でね。
うんうんうん。
まあ確かに、この話の流れもすごいカオスだし、
はい。
そもそもこの舞台からして結構カオスなんですよ。
というの。
さっきなんかちょっと、魔法使いと人間が居るっていう話をしてたんですけど、
はいはい。
普通の人間が居る世界がホールっていう、まあ普通の世界なんですよね。
うん。
で、そこと魔法使いが住む世界っていうのに分かれていて。
うんうんうん。
で、こう、その世界を行き来する、できるのは、えーと、扉。
なんかその世界を行き来する扉っていうのを出せる魔法使いだけなんですよね。
うんうんうんうん。
だから基本的にホールの人は、魔法使いの世界には行けないんですよ。
はいはいはい。
で、魔法使いが一方的にこう人間の世界に来ては、魔法の実験台とか、なんか練習とかに人間を使うから、
うん。
こう結構ね、魔法被害者みたいなのが、もうどんどん増え続けていってて。
うんうんうん。
だからこう、ホールってちょっとなんか、いつ魔法使いに襲われるか分かれへんから、
割とこう、自暴自棄というか、投げ槍になる人が多くて、
うん。
めちゃめちゃ治安が悪いっていう。
なるほどね。
で、まあその人間の世界がちょっとスラム街みたいになってるんですよね。
はいはい。
壊れてるというか。
うん。
多分、このドロヘドロっていう漫画に対して、このスラムっぽいイメージみたいなのを抱いてる人、割と多いと思うんですよ。
うーん。
なんかほら、カイマンとかもさ、なんていうの、あのガスマスクみたいなの被ったりしてるし。
あー確かに、それは見たことあるから確かに。
そうそう、ちょっとこう大敗的というか、荒廃した世界みたいなのをイメージしてる人多いと思うんですけど、
僕もね、昔実は1話だけ読んだことあって、
うん。
これ確かね、僕の地元の図書館に置いてあったんですけど、
えー、図書館に。
ちょっと暗いなと思って、読むのやめたんですよ。
あー、なんかテイストがというか、最初の印象がね。
世界がやっぱちょっとなんか、暗いなーっていうふうに。
いや、わからんよ中山さん、案はもっとひどいもんかもしれんよ。
人間の肉の可能性もあるもしかして。
いや、急に怖がってきたけど。
でもそういう話、人間の肉はさすがにね、話出てきてへんから、たぶん食用動物のはずなんですよね。
ね、ほら最近で言うと、たとえば未来の食べ物で言うとさ、コオロギとかさ、言うやん。
コオロギであの餃子感出るかね。
もっとジューシー?
赤みかんというか。
まあほんでね、カイマンは金払わないんですよ。
なんで?
なんでって、金ないからじゃん。
いえいえ、金ないから金払わんって。
それは無線飲食公認というわけなんですか?
まあホールやからさ、治安も悪いし。
いえいえ、じゃあ飲食店はどうやって成り立ってるんだね。
普通にその他のお客さん払ってるわけですよ。
うんうん。
カイマンは払えへんけど、逆に言うと他のお客さん普通に来れるぐらいには、まあ金額もさ、そこそこで抑えられてるはずなわけなんですよ。
あ、その餃子の値段が安いってことね。
そうそうそうそう。
だから手に入りにくい食材じゃないはずじゃないですか。
うん。
つまりこう見た目は汚いしめっちゃ治安も悪いホールなんだけど、
水とか電気とかもそうやし、ガスとかもそうやし、食料とかのインフラもかなりしっかりしてるはずなんですよね。
うんうんうん。
見た目の混沌プリというか、大廃プリとは裏腹に、
まあその魔法使いがちょこちょこ来て変なことしてくっていうのを除けば、普通に生きられる世界がホールっていうことなんですよね。
うんうんうん。
そこのなんか安心感みたいなのは、作品が暗くなりすぎてない大きい要因やと思うんですよ、僕は。
おー、なるほど。
うん。
なんかもうそこまで荒廃しきった世界ではないということね。
そうそうそうそう。
僕がね、前にちょっと紹介したブラムってありました?SFの。
はいはい、なんか建築物がめちゃめちゃいっぱいあるみたいな。
そうそうそうそう。
あれなんかはもうほんまになんていうかね、あの、タンパクゼリーみたいなやつ。
タンパクゼリーやったかな?なんかカロリーメイトみたいなやつをひたすら生産し続けてるんですよ、どっかで。
SFでよくある、通常の食料がなくなるみたいなんですね。
完全食だけで生きてるみたいな。
はいはい。
あれをまあちょっと切り盛りして食べてるみたいな感じなんですけど、そうじゃないからホールに住んでる人たちもみんな割と、
のほほんとって言ったらちょっと言い過ぎかもしれないけど、割と気楽に生きてる人たちもいるんですよね。
うんうんうん。
まあもちろん治安悪いからやっぱりこうギャングみたいなしてるやつもおるんですけど、とはいえなんかこう人から食料奪い続けないと生きられないってわけでもないっていう。
はいはいはい。
でまあその餃子に関して言うとですね、神保町のね、名餃子店スイートポーズっていう、ちょっと今もう閉まっちゃったんですけど去年の6月ぐらいに。
これは漫画の話じゃなくてね。
神保町です。
現実世界の、
神保町の話です。
東京の神保町の話ね。
そう、の初代店長とかはね、戦時中にもう自分でこう豚を飼って餃子店を続けてたぐらいなんですよね。
あははははは。
鋭い視点でしたね、三浦さんはね。
うん。
ちょっとね、ほんまにこのままいったら当たりすぎる感じするからあんまりちょっと切り込みすぎないけど。
いやいやいや、いいですよ全然。
なんか上手く言ってるような感じして、行為じゃないけどちょっとダジャレでまとまってきてない?大丈夫これ?
あはははは。
行為はね、やっぱりこう作風をライトにするための計らいであって、別にこれが主軸じゃないから。
いやまあそうやけどさ、その餃子の行っていう漢字が、混ぜ合わせて案にするみたいな意味と、カオスな状況を重ねてるってことでしょ?
そうそうそうそう。
それは言わば意味のダジャレでしょ?
いやダジャレじゃないですよねこれは。
あははは、あれか、比喩というか。
作品的なこう、そうそうそう、メタファーですよメタファー。
いや多分だからそっちに繋がっていくなって思いつつ、これ以上言いすぎたら当たりすぎる気がすると思って今日はこの辺にしとこうかなと。
何ビビってんのちょっと。
いやいや、それはちょっとなんか、僕らはさ、確信的な、確信部分をね、やっぱ言わないようにしてるから。
はいはいはいはい。
いっぱいツッコみたい気がするけど、まあじゃあさちまさんが言いたいことはそういうことでということで。
そうそうそうそう、餃子すげえ、すげえよっていう話。
あははは、なんやねん最後の。
最後の一言が餃子すげえよはちょっとよくわからんけどさ。
まあこのね、なんかドロヘドロ、僕が言ってたみたいに、え、なんなんそれネタなん?みたいなね展開、まあパッと見多いんすよ正直。
うんうんうん。
で、こう振り返ってみると確かに多いんやけど、やっぱりね、なんかこうめちゃめちゃええところに収まってる感じがあるんですよね。
うんうんうん。
だからそこのこう気持ちよさみたいなのがあって、まさに最初に言ってた混沌なんだけど陰鬱すぎないっていうのが、まあ全体に散りばめられてると。
うん、なるほど。さちまさんはそもそもなんかこう明るすぎる展開よりもどっちかというと、まあカオス寄りの展開の方が好きは好きですよね。
あーまあそう、そうかもしれないですね。
うん。
これどっちかというとその暗い世界で明るいことやるみたいな感じですけどね。
うーん、なるほどね。
暗いことやる方が好きかもしれない。ドタイプで言うと。
ほうほうほう。
でもドロヘドロはめちゃめちゃ面白かった。
へー。
めちゃめちゃ好き。なんかね物語の勢いがすごい良いんで、さらさら読めちゃうんやけど、こうやってなんか改めて振り返ると、
うん。
あそこそういう意味なのかもしれないなーみたいなのがこう二度美味しいっていう。
なんか美味しいって言われたら餃子と掛けられる気がしてなんかちょっと嫌ですね。
いや掛けったよ。
そこもダジャレでまとめにくるっていう。
このね皮に包まれてるとこしか最初読まれへんねんけど、中の餡がやっぱり美味しいんですよ。
なんでその餃子でやっぱ表現してくるかな。
いや餃子がやっぱ大事な漫画やからさ。
これ何巻って言ってましたっけ?20?
23巻ね。
23巻ね。まあまあまあの長さですかね。完結してるのは。
まあそうね。
はい。
餃子餃子言ってるとめちゃめちゃ餃子食べたくなるんで、