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佐島さん、将棋のハブ・ヨシハルさんってご存知ですよね。 あー、あのー、めっちゃ強い人ね。そうそう。
ハブさんの奥さんもハブさんと将棋させたことあるらしいんですが、 ハブさんは王将1枚で勝ったらしいです。
絶対チート使ってますよね、それ。 奥深い将棋の世界へようこそ。
【佐島とにわのマンガ760】
忙しい社会人2人がワイワイ漫画を語る【マンガ760】、お送りするのは佐島と にわです。
【マンガ760】は、佐島とにわがいろんな漫画の魅力をふんわりワイワイお伝えするラジオです。 語りたいポイントのために必要な部分をバラすスタイルなので、大きなネタバレは基本的にはないんですけども、どうしても軽くはネタバレしてしまいます。
そういうの一切困るという人は、漫画を読んでからご視聴ください。
はい、番組面白いと思った方は高評価、チャンネル、ツイッターのフォローをよろしくお願いします。
ということでね、ちょっと喋り出そうと思うんですけど、ちょっと1個反省があって。 今日の導入で喋ったじゃないですか。
一番大事な将棋のところは甘噛みするっていうね。 いやーなんかそういうところでブリブリしてくるなぁと思いましたけどね。
いやー将棋みたいな言い方でしょ。ほんま感反省これ、ひどい。
次から噛まずにいきましょう。将棋ね、将棋。
うん、将棋。ということでね、今回の漫画は3月のライオンです。
おー。
ご存知ですか?
いやーあのね、めちゃくちゃ嫌な言い方なんですけど、流行り始める前から読んでました。
めっちゃ嫌な言い方。
でもね、たぶん5巻ぐらいまでなのかな、読んだの。
あら。
たぶんです。
えーとね、さじまさん読んだことあるってことなんですけど、知らない人の方のために簡単に紹介しておくと、
深い孤独を背負っていた高校生プロ棋士の桐山玲衣が川本家っていう家族のみんなと出会って、温かな気持ちを取り戻しながら進んでいく心温まる将棋漫画ですということですね。
あのね、桐山君と川本家のなんか心の触れ合いみたいなね。
心の鎧が一枚一枚剥がれていくみたいな感じがめちゃくちゃ良いんですよね。
めちゃくちゃ良い。
で、一応ね、あのラブストーリーっていうことで紹介されてたり表現されてる時もあるんですけど、私的にはラブストーリーっていう言葉でまとめたくなくなるような、結構たくさんのものが詰まってるなっていう漫画だと思ってます。
惚れた腹ただけではないと。
そう、なんかそれだけラブストーリーって言葉だけで縛っちゃうともったいないなって思っちゃうんですね。
なるほど。
そんな3月のライオンの今回のテーマは愛しさと切なさと心強さとです。
またなんかポエムっぽいのきましたね。
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愛しさと切なさと心強さと、とは、篠原涼子withT小室が歌うアニメーション映画ストリートファイター2ムービーの挿入歌でダブルミリオンを達成しており、この曲で篠原涼子withT小室は紅白歌合戦にも出場しています。
へー。僕、日本のポップカルチャー疎いんで、解説ありがとうございます。
いや、ちゃうんすよ。
これ僕の渾身のボケやったのに。
ボケ?知らんもん。
ボケをボケで返すみたいなやめてください。
知らないっすもん。僕だってポップカルチャーのなんかそう出されても、わかんないっすもん僕。
え、この曲知らないんすか?
なんかね、さっき聴いてあーこれねってなった。
めちゃめちゃ有名な曲で、だってストリートファイター2ムービーってなかなかなんていうかコアなコンテンツじゃないですか。
それの挿入歌がダブルミリオンを達成してるっていうね。その時点でもすごいし。
これで紅白も出てるんすよ。そんな有名な曲なんで。
いやその、この話じゃないでしょ今回。
この話ではない。
この歌の話ではないですよね。
ちなみにちょっと豆知識つけておくと、ストリートファイター2のこの映画の中に挿入歌として使われて、
インスト?歌のないバージョンが使われたんですけど、この曲がジャスラック管理になってたんで、ストリートファイターのそのゲームにもそのジャスラックのなんかシールというか、
表記がされるっていうことが起きた珍しいあれなんすよね。
今回そんな話じゃないですよね。
全然。
その話じゃない。
早く愛しさと切なさと心強さとの話してくださいよ。
何が言いたいかと言いますとですね、この3月の雷音を表現するにバッチリな評題だと思いまして、
こんなにね、その愛しさと切なさと心強さが同居してる漫画って他にないんじゃないかなって思っちゃうんすよ。
なるほど。
そのね、書く出来事だったり表現が豊かすぎて、僕にとっては刺激的なんですよね。
なるほど。
感情が溢れ出てしまうみたいな、そんな漫画だと思ってるんですよね。
確かに僕も全部読んでるわけじゃないですけど、たかんな時期に読んだんで、感情が高ぶりすぎて読むのやめたみたいなところはちょっとあるかもしれない。
高ぶりすぎてやめたの?
高ぶりすぎてやめた。
ちょっと後に聞こうかな。
今回はその3月の雷音信者をより増やすためにですね、しのはら、りょうこ、ウィズ、ティー、小室の力を借りながら話していきたいなと思います。
お願いします。
一つ目が愛しさなんですけれども、僕たちが忘れていった人の温かさを思い出させてくれるじんわりくる愛しさがね、上手にやっぱり描かれてるなって思うんですよね。
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さちまさん途中まで読んだってことでわかると思うんですけど、この漫画の愛しさといえば河本家のみんななんですよね。
確かにね。みんなね。みんないい人なんだこれが。
めちゃめちゃいい人なんですよ。
引きこもりがちだったこの桐山玲音を拾ってくれたんですよね、まず。
いろいろあって。
それ、玲音君を家に招いて一緒にご飯食べたり、一緒にご飯作ったり、食べたりかな。
食べてしかない。
要は特別なことはしてないんですけど、当たり前の生活を楽しんでる姿が愛しいし、さらにはもうその人たちが優しいっていうね。
で、河本家はお母さんは実は亡くなってていなくて、三姉妹とあとおじいちゃんかな。
が一緒に過ごしてるんですけど、三姉妹の中の特に末っ子の桃ちゃんがまた愛しいんですよ。
結構ちっちゃい子ね。
漫画に乗り始めた頃は幼稚園の年中さんかな。
幼稚園か忘れたけど。
だからすげえまだ年齢低い子なんですけど。
河本家がお菓子屋さんなんですよね、実家が。
和菓子かな、和菓子を売ってるお菓子屋さんで、その商品開発をしてる時に大福の中に何を入れたら嬉しいかなっていう質問を桃ちゃんにしたんですよ。
これさちまさん何て桃ちゃん答えとか覚えてます?たぶん読んだとこまで出てきます。
全然覚えてへん。
優しさとかそういうの。
大人そういう大人じゃん。さっき言うたやん年中って。
なんやろ。わからんわからん。全然覚えてない。
大福に入れるんだったらイチゴとかフルーツ系とか結構ね、実在しますし多いじゃないですか。
桃ちゃんは目をキラキラさせてガムって答えます。
ガム?
桃ちゃんはねガムが好きなんですよ。
そうなんや。
だから自分の好きなものを入れたら嬉しいなって思ってガムって答えるんですよ。
そういう飴あったけどな、中にガム入ってるやつ。どんぐりガム。めっちゃ食ってたわ。
うそ、食べたことないな。
うそや。
大福にガム入れたってそれ思うんすけどもね、そのガムって言ってる時の桃ちゃんがめちゃめちゃ愛しいんすよね。
ちっちゃい子だからね。
それはまたね孫、バカのおじいちゃんがベタボメするんすよ。
それはするでしょこんな可愛い。
お前天才かっつって。
作るんすか?
いや作らない。
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お姉ちゃんたちにいやそれはないなってされるから。
っていうのがね一つ目の愛しさで。
二つ目の切なさなんですけど。
漫画の中で結構辛いことや人間の嫌なこともはっきり描かれてるんですよね。
そうだこれでやめてんな読むの。
一番最初に深い孤独を背負っていると主人公の桐山玲央を紹介したんですが、
彼は幼い頃に家族を失っていて父親の友人の家族に引き取られるんですよね。
なるほど。
自分の家族が亡くなった時に葬式が開かれるわけですけど、
よくあるというかドラマとかでよくある親戚の醜いやり取りとかがね行われるわけですよ。
誰が継ぐとかどうとかみたいなね。
でそれに自分は家族を失ったショックでそんなこと別にどうでもいいのにクソがって思ってる時に父親の友人である高田さんがやってきて、
君は将棋好きかって聞くんですよね。
はいはいはい。
桐山玲央はその時別に将棋が特別好きなわけではなかったのに今の状況を逃れるために嘘をついてはいって答えるんですよ。
あー。
なるほど。
その状況を逃れるためにその選択を選ぶんですよね。自分ではいかいいえの時に。
ここを逃れるためにはいって答えようっていうね。
でねこれ一応回想でこのシーンが描かれるんですけど、
この時の回想での桐山玲央の説明がこれが契約の瞬間だった。
将棋の神様と僕のっていう説明なんですよ。
はー。
説明だーと思って。
いやー。
辛いなー。
なんか元からずっと将棋をしたくてっていうわけではなくて、
自分のその状況から逃げるために将棋を選んだと。
で彼は小さい頃から将棋をやってたんでもちろん将棋は強いんですけど、
その将棋が好きかどうかって言われるとこういう流れから将棋をやることになってるので、
好きという言葉ではくくれないような感じなんですよね。
これはまた切ないのが神田家に引き取られていくわけなんですけど、
そっちでもまたいろいろ起こっちゃうんですよね。
確かにあった気するなー。
これがまたややこしいんですけど、これはちょっと読んでほしいなと思います。
あとちょっと切ないなっていうのが、多分さじまさんが言ってたやつ。
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いじめね。
あれなー川本家の次女。
次女ですね。ひなちゃんです。
次女が何かいじめられるみたいなのを時間いじめられるみたいな感じでこう時間横が出てて、
いやー俺もう無理耐えられへんと思って読むのをやめた。
いやー結構ね、そこも切ないっすね。
それがもうマジで読むのをやめた理由、一番の理由だそれ。無理と思って。
僕がそこで買うのをやめれば物語は止まると思う。
僕の中での。
これ読んでほしいですわ。
マジかー。
確かにいじめも結構なんて言うんだろう、リアルに描かれてるんですけど、
でもこのいじめを乗り越えようとするひなちゃんの姿と、
それを支える周りの人の温かさみたいなのがまたいいんで、
読んでほしい。
読むかー。
ぜひ。
っていう切なさが二つ目でございましたと。
最後の三つ目なんですけど、心強さということで。
将棋漫画っていうことで、もちろん将棋のことも描かれてるんですよね。
今まで将棋のこと1ミリも話してほとんど話してこなかったからですけど。
確かにね。
プロ棋士たちの生き様が勇気づけてくれるんですよ。
確かに棋士の方々、まあまあ個性的な人ばっかですもんね。
漫画の中でね。
たぶん漫画の中でも個性的ですけど、実際のプロの人もたぶんキャラ濃いんやろなって気はしますね。
あー確かに。ひふみさんとかそうですもんね。
そもそもね、やっぱ奴らはねとんでもない化け物なんですよ。
奴らって。
81マスのね、将棋版の上のね、無限にある戦略を永遠に考え続けて戦い続けてるってね。
正気の沙汰じゃないって正直思っちゃう。
これはいい意味でね。
だからそれができる人って、なんかこう、それぞれのキャラが立ってるというか、個性の強い人が出てきてもおかしくないなって気はしますね。
で、この序盤で勇気づけられたシーンがありまして、そこが天才名人に立ち向かう桐山玲の先輩にあたる島田八段っていう人がいるんですけど、その人の姿なんですよね。
なるほど。
で、その天才名人っていうのがいまして、その名人はずっと勝ってるんですよ。十数年間ずっと勝ち続けてるような人で。
将棋界のバケモンみたいな。
で、その人が、そもそもその人ってとんでもない才能を持ってるんですよね。もちろん。
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でもそのとんでもない才能を持ってるのに加えて、サボることなくずっと進んでいくせいで、その島田八段との差がどこまで行っても縮まらんと。
はいはいはいはい。
自分がいくら努力しても、そういう名人がずっと進んでいくから、いつまで経っても追いつけないっていう。
いやーこれも切ないなー。これはこれで。
そうそうこれがね、切ないんでもあるんですけど、でもこの島田八段のセリフで、でも縮まらないからといって、俺が進まない理由にはならんっていうわけですよ。
おー。
いやかっこよすぎやろと思って。
いてーこれ。
なんかそのライバルに追いつけないから、だからやらないみたいな。そうじゃないって。
俺は己の道があるから進んでいくんやって。
いやこれ、心に刻みたい名言の一つですね。
島田八段はもちろんプロ騎士としてやって自分のためでもあるんですけど、背景的には自分の地元が応援してくれてるみたいなのもあって、いろんな人の思いを背負って騎士としてやってるんですよね。
なるほどね。
まあそういうこともあるんで、自分はプロ騎士としてやっていくしかないという覚悟のもとにこの発言があるんですけど。
でもね、こういうやっぱ実直な姿を見てるとね、心強いなって、こういう人が勇気づけてくれるなってすげー思いますね。
なるほどなー。
結局そっちが何というか、作品のテーマみたいなところではそういうことですよね。
切なさのところはもちろんいじめられるとかっていうのもあるけど、でも力強く生きていくみたいなところなんですよね。
人々が何か大切なものを取り戻しながら進んでいくっていうのが、漫画のテーマみたいなんであるらしいですね。
いやーどうしようかなー読もうかなー。
いやもう読んだ方がいい。
どうしようかなー。
いじめんところは確かに腹渡りに繰り返る感じはあるけど。
いやマジでほんまねー。なんか小っちゃい時とか中高の時はまだ読めたんですけどいじめんとか。
うーん。
なんかね、大人になるにつれて、なんかどんどん許せなくなってくるんですよ。
おい!先生これ何とかしろよ!って。モンスターペアレットみたいになってる、こっちが。
それはわかるけど、まあ読みましょう。
あーちょっとじゃあ、わかりました。読んでみましょう。久しぶりに。
ぜひ。ちょっとね、あの僕に熱が入ってしまって長くなっちゃいました。ごめんなさい。
いやもう僕が合図中言ってるだけだったんで楽でしたわ。
楽とか言わないで。
あの、今回のテーマを与えてくれたね、篠原涼子 with Tコムロに感謝します。
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なんかスポティファイにもね、あるみたいなんで、今日これ聞きながら仕事しますわ。
だからこれがボケやっちゅってんねん。ボケをボケで返すんじゃない。
いやいいでしょ。スポティファイで長く聞きましょうよ。
そういうことちゃうね、言いたいことは。
僕らも載ってますからね、スポティファイ。
あーそうね、それは分かってるけど。はい、ということでした。
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ではまた来週。バイバイ。
バイバイ。