大人の学びをサポートする二人が、「(やらなければ・やりたいと思っていることを)先延ばしする」ことについて話し合いました。今回は、主に自分たちの体験や想いについて語り合いましたが、学びを支援する側として相手がprocrastinateしてしまってモヤモヤしている時の関わり方の視点、などについても触れています。
- 先延ばしにする、とは
- 先延ばしする人の頭の中の話(二人が見たTED Talk “Inside the mind of a master procrastinator - Tim Urban”をもとに)
- 前倒ししがちなこと vs 先延ばししがちなこと
- tomo/emi 二人のProcrastination傾向
- 締切があるものも、ないものも、どっちも先延ばしは起こりうる
- 特性の違う二つの役割を同時に担っていたときに、先延ばしされやすかったこと
- 何が自分のinstant gratificationの材料.か、感情のパターンなど、自己認識しておくことの大切さ
- 先延ばしすることにも価値がある、という意見について思うこと(二人が見たTED Talk “The surprising habits of original thinkers - Adam Grant”をもとに)
- 何に時間をどれだけかけるか、は、個人差があるもの
- 学習を支援してくれる人、締切やコミットメントを引き出してくれる人、活用しながら「先延ばしする」ということと、仲良く付き合っていく
エピソードで触れたもの、関連情報
- TED Talk “Inside the mind of a master procrastinator - Tim Urban”
- TED Talk “The surprising habits of original thinkers - Adam Grant”
- TED Talk “How to gain control of your free time - Laura Vanderkam”
関連エピソード
- #009 - メタ認知力 - metacognition skill - について
- #019 - リフレクションのリフレクション
- #008 - 自己効力感 - self efficacy - について
- #012 - 外からは見えない多様性
- #017 - 睡眠について
「#まなびのはなし」について
大人の学びをサポートしている二人が、それぞれ見つけた・考えた、ことを、話したいから話しています。話している二人は「英語教育」「コミュニケーション学」「言語コーチング」に専門性をもつemi (ウェブサイト)と「インストラクショナルデザイン」「リーダーシップ」「キャリア・ライフコーチング」に専門性をもつtomoko (ウェブサイト)。毎週1回配信しています。自己紹介エピソードはこちら:#001 - 自己紹介。文字起こしはLISTENサイト上で見ることができます。
サマリー
いさきともこさんは、プロクラスティネーションや先延ばしについて話しています。彼らは前倒しするタイプと先延ばしするタイプについて考察しています。彼らは自己理解や環境によって先延ばしの傾向が異なることを話し合っています。先延ばしをすることは悪いことではなく、クリエイティビティを高めるためにも先延ばしすることがあるそうです。しかし、先延ばしの評価はプロジェクトの大きさや個人の違いによって異なると述べています。また、結婚やライフステージの選択を先延ばしした結果、後悔しなかった人もいるとのことです。いさきともこさんは、先延ばしに関する話をしました。彼らは、先延ばしを危険だというラベルをつけることは難しいと言っています。
プロクラスティネーションの定義と経験
このポッドキャスト、まなびのはなしでは、大人の学びをサポートしている2人が、それぞれ見つけた、考えたことを話したいから話しています。
今日もよろしくお願いします。
お願いします。
今日話したいことは、プロクラスティネーション、先延ばしについてです。
はい、プロクラスティネーション。結構使いますよね。
私、この単語、多分アメリカに行くまであんまり日本で知らない英語だったと思うんですけど、
大学生で留学したので、やらなきゃいけない宿題とか、やるべきことを先延ばしする、プロクラスティネーション、使っていた単語です。
大学のキャンパスでは、毎日聞くような表現ですよね。
そうですよね。その後、仕事をし始めても、たまに使われますけど、自分自身もよくやっていることなので。
先延ばし、よくやるタイプですか?
エミさんがこの収録の前に、いくつかテッドトークを共有してくれたじゃないですか。
一つ見ていて、それが特にプロクラスティネーターの頭の中、みたいなことが言われていた。
それは私、初めて見たテッドトークだったんですけど。
ティム・アーバンですかね。
見ながら彼に、これ結構面白いとか言ってたら、なんか君のことじゃん、みたいな。
Yes, that's me、みたいな。
パニックになってますか?
パニックではなくてですね、あのテッドトークでは、この先延ばししがちな人っていうのは、
頭の中に、浪味的にやることを順番立てて言ってくれる、なんか理性のある人の横に、
Instant gratificationって短期的な快楽を求めるじゃないですけれども、
お猿ですね。
お猿さんですね。それにこうちょっと気を取られてしまう。
お猿さんが横にいるので、冷静な舵取りができなくなるっていう話の、
お猿さんがいるっていうのを多分彼は言いたかったんですけど、
君じゃんって言ってたっていうのもあるぐらい、自多共に認めるかきのばしさんです。
そうなんだ。
えみさんはかきのばし、やっぱしまいたいというか、結構しくしくとやってる?
ことによるなと思います。
それはありますね。
どちらかというと、今は割と、
テッドトークで言うともう一つ別の、アダム・グラントが言っていた、
pre-crustinator、前倒しすることの方が多くなっているなと思いますけど、
実は表裏一体みたいなところありますからね。
え、表裏一体?
先延ばしを知っているから、前倒しで回避しようという感じがありますね。
なるほどね。感情的に。
私も前倒しするものも結構あるんですよね。
けど、先延ばしするものも結構あって、
自分の自己理解だと、他人に関わるものはすごく前倒しなんです。
全く同じです。
私もそう言おうと思ってました。
そうですか。
自分のものは後回しにしてしまう傾向がちょっとあって、
だけど結構それが大切なことであったりとか、
やるべきことだったから要は優先順位付けがうまくできていないということなんだろうなと思うんですけど、
そうやって中身によって違うっていうのもありますし、
あともう一つ、自分があれをやるにはこのぐらいの時間が必要だろうという見積もりが、
先延ばしの理由と背景
経験があるものであるほど甘く見積もる傾向が自分にはあって、
なので先延ばしする背景としては、
ちょちゃっとできるって思ってるんですけど、
ちょちゃっとできるからっていう見積もりをしてしまうがために、
気づいたらちょちゃっと終わんないみたいな感じで、
ギリギリに始めてギリギリに終わるっていう、
振り返るとあんなに先延ばししなきゃよかったなみたいなところも。
なるほどな。
じゃあ、トンコさんの場合はやらなきゃいけないけど、
なんか逃げているとか、ごまかしているとか、
そういう苦悩みたいなのはあんまりなさそうな感じですかね。
意図的に後にしているっていうことでしょうかね。
意図的にして失敗しているみたいな。
そうですね。
優先順位付けが良くないっていうのは確かに苦悩は伴わないですけど、
今回その先延ばしのもう一つのところに、
締め切りがあるタイプのものに対して先延ばしするかしないかの話と、
締め切りがないタイプで両方ありますみたいな話があったと思うんですよね。
それすごい自分だと新しい発見で確かになって思ったんですけど、
私はその締め切りがある、あの時までにやらなきゃいけないなっていうのはそういう感じで、
優先順位の失敗とか見積もりの甘さとかで間に合わないとかがあっても、
そんなに確かに苦悩はないんですけど、
締め切りがないものの先延ばしに関してはもやもやしていることはあって、
例えば睡眠のエピソードで、私があまりにも睡眠を大切にとってないっていう話があったじゃないですか。
ある意味取り組むべき睡眠中間改善プロジェクトを
ずっと永遠に先延ばししているって捉えるともやっとしますね。
それはどちらかというと苦悩ってほど苦しくないんですけど、
あんまりいい気持ちはしないっていう先延ばし、現在進行中みたいな感じ。
私も本当に他者を巻き込んだことっていうのは前倒し傾向が強いんですね。
なので周りの人には前倒しと思われていることが多いんじゃないかなという気がします。
例えば受講生のフィードバックなんかもなるべく早く、
早いだけではないんですけど、あえて一晩寝かすこともありますけど、
その範囲内で早く返すだったり、
人にやるよって宣言してしまうと割と伸ばさずに済むっていうところがあるので、
自分だけで決めて、さっきトンコさんがおっしゃった通り締め切りもなくてってなると、
もう先延ばしなのかどうかもわからないぐらい伸び伸びになっても、
最終的にはもう伸びちゃったからやめちゃうみたいなことすらするので、
結果的に先延ばしにならなかったっていうことも多々ありますね。
先延ばしのタイプと経験
消滅したら先延ばしっていうフレーズじゃなくて。
そうなんですよね。最終的に達成してこその先延ばしなのでね。
確かに。今、ゆみさんの話を聞いてて、人との関わるプロジェクトというかタスクも、
2種類あるなって自分の場合は思ったんですね。
確かに約束とか困らせないように頑張ろうみたいな視点で動く場合と、
相手を言うとそんなに期待してないのに、自分が早くサポートしたり、
または手を差し伸べたりみたいな感じで、自分のためにやってたりとか、
ありがとうって言われるのが嬉しいとか、相談が欲しかったんですよって言われるのが好きみたいな感じで、
前のめり感で、必要ないのにやってしまうことに時間を優先的に割くことで、
やんなきゃいけなかった、自分一人でプロジェクトができてないみたいなのが私はあって、
それは上司に言われたんですよね。
で、その時私すごく特性の異なる2つの役割を持っているポジションにあって、
頭のモードをスイッチするのにちょっと時間がかかる2つの違うタイプの仕事をやっていて、
その時の経験からそういうのはもうやりたくないと思うぐらい、
いろいろ学びがあった時期だったんですけど、
その時に1つの役割はカリキュラムデザイナーだったんですよね。
与えられたカリキュラムを消化して、自分でコンテンツを作って、
オンラインのラーニングマネジメントシステムに乗せてみたいな、
かなり自分でプロジェクトマネジメントしてアウトプットを出さなきゃいけないっていう、
結構孤独であるけど頑張らなきゃいけない仕事が1つ。
それが仕事の50%。
残りの50%は世界18都市にまたがるボランティアのチーム、
それぞれの都市にチームがあってリーダーがいてみたいな、
その16都市をコミュニティマネジャーとしてマネジメントするみたいな仕事が50%で、
めっちゃ人をマネージする、人がどうなってるかを見る、
人の助け手をキャッチする、人にリソースをあげるみたいな、
もうすべて人。
けどメールがいつこっちに来るかがちょっと予測できないみたいな、
完全にコントロールがあるインストラクションデザイナーの仕事に比べるとないものっていう、
その50%50%で分散したときに、
よく設計の進捗状況の上司とのミーティングのときに遅れてるんですよね、自分が。
前回約束したときに。
でもそれを2年ぐらい継続的にフィードバックもらって、
どうやったらオンタイムでそれがデリバリーできるんだって言われて、
自分のピールを課題評価するのと、かかる時間をかけて評価するっていうのは、
そこの時からも始まっていて、
今、エミさんの話を聞きながら色鮮やかに思い出される。
あのときは若かったなって。
そのボールをまた私がレシーブする感じですけど、
ふともこさんの話を聞いて、私の経験ですごく近いなと思ったのは、
研究しながらクラスを持つっていう2つ。
なんかすごく似てますね。
すごく似てますよね。
研究は粛々と一人で進めなくちゃいけないのだけれど、
締め切りはあってないようなもの。
あってないようなポイントですね。
パパッとできることじゃないので、ある程度腰を据えて、
じっくり取り組まなくちゃいけない。
そうしている間に、来週の授業、
何曜日の何時っていうのが決まっている。
学生からは授業外のヘルプを求められたり、
オフィスアワーがあったり、
オンラインのディスカッションが行われていたり、
それに対応しているうちに日々が過ぎていく。
その2つを同時にハンドルしなきゃいけないっていうね。
片方は前倒し気味に進んでいくんだけれど、
片方は先延ばしになっていくっていうね。
先延ばしのポジティブな側面
そういう両面を同時に関わることってありますよね。
このポートキャストを始めて、
一番エミさんとシンクロしている気がするんですけど。
一緒の人間だったっていう。
違うけど。
同じ要素があるこんなにっていう。
感動してるんですけど。
あれやっぱ辛いというか、
自分の理想に対して明らかに理想からほど遠い状況じゃないですか。
研究もちゃんとやりたかったし、
自分のこだわりが詰まったコースを、
ちょっと完璧主義傾向もあるから、
やりたい、こういう風に作りたいみたいなのがあって、
全くそこから返りが大きい体験がやっぱり苦しくて。
けど10年後とかに振り返ってみると、
やっぱり自分の中に残ってるのは、
短くチャッチャッチャッチャ答えたやつではなくて、
時間をとって考えて、
一生懸命苦しみながら生み出したものの方が残ってるじゃないですか。
あれ頑張ったみたいな。
だから当時関わった人たちに、
コミュニティの中でいい関係性があったりとか、
それによってできた友人とかもちろんいるんですけど、
チャッチャチャッチャやってたなっていう記憶がやっぱあって、
チャッチャチャッチャの中ではあんまり残った作業というかがなくて、
時間はたくさん使ってたし、
自分も喜びながらさっきのインスタントグラティフィケーションの
お猿さんが喜んでいるっていう感じのモードでやっていたんですけど、
おかしいなあ、ああいう時もあって。
今もそういうなっているところもあるかもしれないけど。
何が自分のインスタントグラティフィケーションになっているか、
今のトモコさんの場合だったら、
人に喜ばれるとかね、
なんかチャッチャカ進むっていうその速度感だったり、
そういうポイントを知っていたり、
何を自分は前倒ししがちで、何を先延ばししがちかみたいなね、
タスクの種類みたいなものを知っている。
あとはチラッとおっしゃいましたけど、
自分は完璧主義傾向があるからとかっていうね、
その先延ばしにする理由みたいなものを知っていると、
割とコントロールがしやすかったり、
そのタスクに入る前から何かしらの予感みたいなものがね、
できたりするかもしれないですよね。
そうですよね。
あまり振り返ったことはなかったんですけど、
家事の中でも私たぶん好みがあって、
すぐやりやすい家事と、
何か先延ばしする家事みたいなのがあって、
キッチン周りは結構早くやるんですよね。
だけどバス、シャワー周りは腰を据えてやらねば、
みたいなのがちょっとあって、
やっぱり先延ばししがちですね。
これをやる前にアイロンかけようみたいな、
別なものを勝手に入れちゃったりとかするなーって、
今聞いてて思いましたね。
仕事とかに限らず日々シューベースとかでやっているタスクの中でも、
さりげなく自然に自分で優先順位にして、
何かを先延ばしするってやっているかもって、
今聞いてて思います。
自分の中でパターンみたいなのがあるんじゃないかなと思いますね。
家事で言うなら、私は掃除とかは、
インスタントグラティフィケーションの一つなので、
何かやらなきゃいけないことがあって、
それを回避しようとすると、
もうあちこち片付けたり掃除したりしちゃうし、
気持ちいいですよね。
あと、締め切り前に限って、
細かいみじん切りしたりとか煮込み料理をしたりとか、
したくなっちゃうっていうのはありますね。
どこか罪悪感があるから、
手でも動かしていれば、ちょっとごまかせているような、
そういうところがあるのかもしれないですね。
ちょっとみじん切りはわかんないですけど、
片付けとか掃除は明らかにビフォーアフターで達成感があるじゃないですか。
だから、自分はこの時間は別のことに、
有効に使ったぞみたいなのが、
たぶん自分の中の正当感に使われているんだと思うんですよね。
そうですね。
何にもしてないっていうのを払拭しようと思って、
掃除したり洗濯したりして、
これに私は時間を費やしたんだからOKみたいなね。
そう、まさに何から避けたか忘れちゃいましたけど、
昨日も私、薬とかがある、
急に思い出して開けて、
賞味期限が切れている薬とかあるじゃん、みたいな。
全部、昔のアレルギーの薬とか捨てて、
すごいキャビネット半分ぐらい開いたっていう達成感に浸ってたら、
たぶん何かから避けようとしていたのは間違いないです。
その避けたっていうことをポジティブに言い換えてしまって、
こんな2019年のあったよ、みたいな。
先延ばしもあんまり上級になると、
そういうことをやらかしますよね。
確かに、自動的に起きててびっくりしますよね。
なるほど、もう一つ聞いてみたかったのが、
これもアダム・ザークのペットトークンのとこにあって、
そうなんだって思ったんですけど、
彼は先延ばしすることは必ず悪いことではなくて、
クリエイティビティ、
彼の場合はビジネスの文脈で話していたことなんですけど、
さあこれでいこうって、
例えば、事業家が意思決定をするのをちょっと待ってみて、
その意思決定するのをもう少し先延ばしにすることで、
その間に別の視点を持ったりとか、
別のアイディアを試してみるとか、
いろんなことを試行錯誤することができる結果、
先延ばしすることは、
実はクリエイティビティを高めるために、
プラスっていう考え方もあるよ、みたいな話があったんですけど、
先延ばしの評価の違い
あれを聞いて、
エミさんは何か思ったことありましたか?
私、自分の中で何が思ったか、
今、うまく整理できてないんですけど、
あれがちょっと気になった。
アダム・グラウンドは、それこそ、
その前のティム・アーヴァンのトークに対する
レスポンスみたいな部分があるので、
ティム・アーヴァンの方が、
プロクラステネーターの本人として、
割と自虐的にダメ出しをしているのに対して、
いや、悪いことばかりじゃないよっていうね、
変化みたいな意味があるので、
特にそのポジティブな部分が
強調されているかなと思うんですけど、
確かに、締め切り間近になったから
アイディアが降りてくるみたいな、
そういう成功体験を持っている人っていうのは多くて、
だから、先延ばしがないと、
そこに到達しなかった。
先延ばしはあって、
良いことにつながっているっていう、
快感も多分能的にあると思うんですけどね。
私自身の体験と絡めて考えると、
先延ばしがあって良いこととか、
先延ばしせざるを得ない、やむを得ないっていう、
アダム・グラントが言っているような
大きなプロジェクトの場合と、
先延ばしするほどのことじゃないのに、
先延ばしにしている場合とでは、
やっぱり違うんじゃないかなという気がしますね。
クリエイティビティが必要だったり、
寝かせたり、熟したりする必要があるぐらいの
プロジェクトなのか、そんなでもない早く
とっととやった方が絶対良いよっていうことを
先延ばしにしているのかっていうのが、
これもまた、どこからがその大きなプロジェクトで、
どこからがさっさとやった方が良いのかっていう
線引きが、個人差がありそうな気はしますけど、
そこのズレがあると、
先延ばししたことに対する評価っていうのも、
結婚やライフステージの先延ばし
ポジティブだったりネガティブだったり、
違ってくるのかなという気がしましたね。
なんかそういう、
あ、私あれ先延ばしして良かったわみたいな、
何かあるかなって思ったんですけど、
さっきの仕事の文脈では全然やっぱり思いつかなくて、
一個思いついたのは、
今自分が一緒にいるパートナーに出会う前に、
若い時に結婚しなくて良かったかなみたいな、
そういう先延ばしをちょっとぼんやり思って。
先延ばしなんだそれ。
先延ばしなんじゃないかな、
結構私の周りは類友なんでね。
一般的な世の中で言われている、
いつ出会ってみたいな、
そういうのよりも何となく先延ばしやって、
その間にキャリアとか、
自分のやりたかったこととかを、
かなり満喫した後に、
その後考えようみたいな人たちが多いんですけど、
客観的に見たら、
ある意味先延ばししてるとか、
落ち着くってことを先延ばししている。
それはパートナーシップに限らず、
住んでる都市とかも、
ずっといろんな都市を行ったり来たりしていて、
30代後半になって、
生活を安定させていて、
例数を決めることを先延ばしするっていう感じなんですかね。
結果論で振り返って、
先延ばししてもよかったな、
みたいに思っている人も多そうだな、
っていうのをちょっと思います。
そうですね。
そういうライフステージまで含めてって考えると、
いわゆる適齢期みたいなものが、
実は人それぞれっていうようなところにも関係していて、
何にどれだけの時間をかけるかっていうのは、
人それぞれだし、
自分にもわからない、
先延ばしについて
いさきともこさんが、
思ったより時間がかかってしまうっていうこともあり得るので、
他の人から見て、
そんなことぐずぐずやってないで、
早くせましちゃいなよって思うようなことでも、
本人にとっては必要な時間をかけているっていうこともあり得るので、
簡単に先延ばしっていうふうに、
ラベルをつけてしまうっていうのは、
実は危険なことかもしれないですよね。
そうですよね。
その方々にとっては別に、
先も何もみたいな感じかもしれないし、
今ゆみさんが言ったのは、
まさに転職とかの意思決定とかでもあるなと思っていて、
自分だったら3年ね、
そういう思いだったら、
もうとっくに辞めてるよとか言うのを、
他の人に言う人とかいるじゃないですか。
だけど、
その3年間もやもやを向き合って、
けど今の会社に居続けるみたいな人は、
それはそれで、
その人のペースというものもあるし、
人それぞれだよねっていう事例とすごく似ているなと思いました。
例えば、英語学習で悩んでいるっていうようなお話の中に、
やらなきゃいけないことを先延ばしにしているっていうお話が、
出てくることってよくあるんですけど、
そもそもその先延ばしを本人が解消したいと思っているのかどうか、
っていうところがまず最初に確認するところだし、
解消したいとしても、
どんな解消の仕方があるか、
さっきちょっと言った、
どういう先延ばしのタイプに当たっているのかとか、
先延ばしをしてうまくいったこと、
先延ばしをしないでうまくいったことを振り返ってもらって、
自分で選択するとかね。
そういうことをやっぱり丁寧に踏んでいかないと、
とにかく早く終わらせなさいみたいなことでは、
やっぱり効果もあまりないし、
本人の望みじゃない終わらせ方になってしまったりすることもありますからね。
そうですよね、まさに高知的な関わり方だなと思いますね。
結構やっぱり先延ばしで単語を使ってコーチングとかに来る方は、
罪悪感とかね、焦りにいっぱいになっている場合が多いので、
むしろそれをちょっと客観視するとか、
それはどこから来ているのかなってちょっと考えたりとか、
それがない気持ちになっているときってどういうときなんだろうみたいな、
話をすることで少し落ち着くっていうのはあれですけど、
ちょっとスローダウンしてみて、
すんすんと見えてくるものがあったりしますよね。
とはいえ、私はこの夏休みにですね、
先延ばしの解消方法
学習支援の子どもたち、小学生たちが、
みんな夏休みに自分で頑張ることっていうのを一つずつ発表したんですね。
その時にボランティアの先生たちも、
子どもたちと同じように発表しましょうっていうコーナーがあって、
どうしようと思って、その場のなんかある種、雰囲気に負けてですね、
ついこの夏休みは本を5冊読みますって言ってしまったんですよ。
結構ハードル高い。
5冊、エミさんだって別のエピソードであまり読まないって言った気がする。
そう。
溜まってる本があるっていうのはずっと期待しながらなんか手つかずで、
いよいよ子どもたちと約束しちゃったので、
これはそういう外圧をうまく使ってですね、
それから私のさっき言った特性である他者を巻き込むっていうところで、
解消しようと思って、
今ね、8月10日過ぎたぐらいの段階ですけど、
頑張って2冊目を読んでいます。
素晴らしい。
なんか報告するタイミングがあるんですか?
夏休み開けたら達成したかどうかっていうのをみんなで報告するっていうことになってきました。
いい仕組みですね。アカウントビリティ高く。
頑張ってください。
結構仕組みがある。
したくない先延ばしを防止する、いい仕組みになりますよね。
外圧もプレッシャーだけれど、うまく使えばね、行動につながるっていうことはありますね。
そうですね。それを聞いて1個思ったのは、学習者、これコーチのクライアントさんもそうですけど、
会ったセッションとその次のセッションの間にこういう宿題をやってきてくださいね、
というかやりましょうみたいな対話になるっていうのがある意味、
下手すると先延ばしをするかもしれない。
また優先順位が下がってしまうかもしれないことを、
その本人のこういうふうにやりたいという、一番最初に受講する前に言っていたことに向けるようにサポートする。
学習支援側として宿題をあげるみたいなのも、
今のちょっと子どもたちの前で夏休みの宿題を宣言するエミサーと似た構図だなということで聞いてて思いましたね。
ある意味宿題ですよね。
はい、頑張ります。
今回はフォーカスネーションを先延ばしについて話しました。
紹介した情報や関連つぶ、他のエピソードへのリンクはエピソードの情報欄にまとめています。
学びの話は毎週1回配信予定です。
番組をフォローしていただければ嬉しいです。
それではまた次回。
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