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2019-07-16

第351回 「脳科学マーケティング01」

ロジャー・ドゥーリー著「脳科学マーケティング100の心理技術」からニューロマーケティングのスキルを学びます。


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経営コンサルタント 中井隆栄の
幸せな成功者育成塾
この番組では、18歳で起業し、6社の社長を歴任した実業家出身の経営コンサルタントであり、
自ら経営塾を主催する中井隆栄が、これまでに1200人以上の経営者の方々の経営相談・人生相談に応えてきた
脳科学・心理学とマーケティングを活用した独自のノウハウで、
ビジネスと人生のバランスの取れた幸せな成功の実現をお手伝いします。
中井隆栄経営塾よりお知らせです。
全国から約1300名の経営者・企業家が集う中井隆栄経営塾第18期生の募集が始まりました。
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体験セミナー・説明会では、農科学・心理学とマーケティングに立脚した中井隆栄独自の経営理論を
頭と体で体験することができます。詳しい案内は中井隆栄ホームページをご覧ください。
あなたとセミナー会場でお目にかかれますことを楽しみにしています。
リスナーの皆さんこんにちは。経営コンサルタントの中井隆栄です。
今日は品川農夫室からポッドキャストをお届けしたいと思います。
今日はロジャードゥーリーさんという方が書いた農科学マーケティング100の心理技術と
顧客の購買欲求を生み出す脳と心の科学という本の中からいくつかマーケティングの話をしたいと思うんですけれども
この本にも書かれているんですけれども、結局人って物を買うとき、購買のときに
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いろいろ考えて、例えば高いものを買うとか、みんないろいろ考えるじゃないですか。
でも実は考えているのは後から言い訳というか理由を探しているだけで、まず感情で欲しいと思うんですよね。
欲しいと思ってそれを買ってもいい自分に許可を出す理由を考えて、それが
なるほど、こうだから買ってもいいんだと思ったときに買いたいというふうに思ったというふうに
勘違いして思うというのが脳の特性があって。
農科学の世界では今、心理学の世界でいう健在意識、それから潜在意識という健在意識というのは
我々が普段意識している部分の意識、それから潜在意識というのは無意識ということですよね。
この領域が今どんどん科学が進んでいって、昔はこれもともと心理学者のフロイトが言ったんですけど、
大体3から5パーセントぐらいが健在意識で、そしてその残りが潜在意識だみたいな話をしてたんですけども、
今も科学がどんどん進んで、もう99.999いくらパーセントが潜在意識、無意識で、
あと残りほんのわずかな部分が潜在意識だというふうに、今、科学の進化とともに言われてるわけなんですけれども、
その0.0000いくつかっていうのはまた議論がされてる途中なんで、
ちょっとややこしい中井塾では特に皆さんが科学者になるわけでも理系の大学に行くわけでもないので、
1パーセント対99パーセント、潜在意識が1パーセント、潜在意識が99パーセントっていうふうにざっくり言ってるんですけども、
99対1でも圧倒的に潜在意識が強いわけですから、この潜在意識のほうに働きかけるようなマーケティングの手法、
感情であったり潜在意識に働きかけるっていうほうが、当然物って売れやすいんですよね。
これをロジャー・ドゥーリーさんとしてはニューロマーケティングっていうふうに呼んでるんですけど、
ニューロっていうのはニューロン、脳神経細胞のことなんですけども、
そのニューロンに訴えかけるマーケティングをしたほうが人は買いたいっていうふうに言うので、
どういうふうにニューロンに訴えかけたらいいのかっていう、そういったことを100のノウハウということで挙げられてる本なんですよね。
もちろん100のノウハウが全部が全部そのまま使えるとは思わないんですけど、
今日はちょっと触りということで、いくつかお金というか価格の話をしてみたいなと思います。
その前にこの本にも出てるんですけど、脳は8秒前に欠断してるってことで、ある実験が行われて、
被験者にパズルを渡されて、脳波計をみんなつけてるんですね。
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その被験者の人たちがパズルをこれこれ分かったっていうふうに判断するより、
実は8秒前に脳はもう判断を下していて、自分がこれ分かった、ひらめいたとかありますよねっていう、
その時間というのは実は脳がパズルを解いてから8秒後に意識をするという、
そのぐらいのギャップがあるということで、ほとんど我々は決断したり判断するときに、
もう本当に無意識の領域で思ってるよりも早く判断をしてるっていうことなんですよね。
だからそこに働きかけようっていう。私はMBAはあんまり賛成派じゃないんですけど、
MBAの考え方だと感情を一切なくして理論的に物事を考えていこうっていう学問の考え方じゃないですか。
でも実際は感情がほとんど決めていて、しかも自分が分かったっていう意識する、
自分が決めたっていう意識する8秒前に脳はもう決断を下してるということですので、
そのあたりを意識してマーケティング戦略を練るのが戦術も含めていいんじゃないかなということが
いろいろ提案されてます。それで戦術論なんですけど、
まず価格っていうところでいろいろ小技があるんですけど、
例えばセットで販売するっていうのがあって、それセットで販売することによって
人が購買するときの痛みを最小限に抑えると。
それは何でかというと、例えば何とかと何とかの2つのセットだったら、
別々だったら1個1個買うか買わないかっていう決断しないといけないじゃないですか。
例えばABCっていう3つだったら3回買うか買わないか判断しないといけないわけですよね。
でもこれがセットになってたら商品のABCが、例えば1万円、1万円、1万円が
セットで2万7千円に1割引になってたら、買おうっていう判断するときに
人が痛みを覚えるわけなんですが、それは1回で済むわけですよね。
なのでセットで販売するということが、人が買いやすい理由は実はそこにあったっていう。
人によってなんですけどもともとお金の話で、お金っていうのは海のあるところはもともと貝だったわけですよね。
それから海がない山は木札がお金の原型なんですよね。
それで日本の漢字は中国の漢字からきてるわけじゃないですか。
漢字って小型文字なんで、お金に関するものって貝片が多いでしょ。
例えば購入の購、購買の購貝の貝片でしょ。貯蓄の貯金の貯、貝片じゃないですか。
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だから貝を見るとお金をイメージさせるので、無意識の領域でお金っていうことがイメージされるんで
痛みが伴うというので、例えばウェブサイトの何か購入ボタンがあるじゃないですか。
クリックするときに購入するよりも申し込むね。購入するは貝片があるから。
購入するより申し込むのほうが申し込みがしやすいっていうふうに言う人もいます。
それからクレジットカードね。できるだけ使ったっていうか使えるようにしたほうがいいですよね。
これクレジットカード会社の統計があるんですけど、現金で買うよりもカードで買うほうが
120%、いわゆる2割増して買ってしまうっていう統計があるんですけども、
やっぱり実際そこでお金を払うよりもカードを切るっていうほうがやっぱり痛みが少ないっていうことでしょうね。
なのでカード払いはできるだけ対応したほうがいいのかなというふうに思います。
それから定額制っていうのがあって、レストランだとコースメニューとか、
さっきのセットメニューもそうですけど、コースメニューってあるじゃないですか。
例えば中華料理屋さんに行ったら中華料理って基本大人数で食べることが前提で作られてるから
なかなか2人前じゃなくて3人前から4人前皿みたいなやつが、
イギリス中華料理屋さんに行ったらそれが普通になってるじゃないですか。
2人で行ったら全然食べきれないと。
そしたら別に2人用のコースメニューがあって、いろんなものが順番に5種類とか8種類とか、
前菜から最後、デザートまでみたいな感じで出てくると。
これ単品でいくつか食べられる量だけ頼んだほうが絶対安いんだけれども、
いろいろ食べたいっていうのもあるし、コースメニューを基本頼んでしまうという、
こういうのもありまして、定額制とか定額の月額課金みたいな、
あれって一回申し込むときはどうしようかなって考えるんですけど、
毎月同じ額が落ちていくので、普通ってことは当たり前になってくるんですよね。
なので、前払いだと、払うときはどうかなと思うんですけど、
実際にものが提供されたときは払わなくていいんで、お金を忘れちゃうんですよね。
だからそういうふうに、お金を払うことに対する痛みをなくすっていうね。
なくすというか、できるだけなくすほうが自然に売り上げが上がってくるということですね。
だから広告に値段って出てないでしょ。
テレビのコマーシャルでもそうだし、安さをアピールするね。
携帯電話のそれこそ定額で何とか割りでいくらみたいな、
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安さをアピールする広告は別ですけど、
それ以外の広告ってテレビでも雑誌でもそうですけど、値段出てないじゃないですか。
やっぱりまず欲しいと思ってもらうことが先で、
あとで値段は調べるっていうことだと思うんですけども、
広告には値段は載せないっていうね。
あとはレストランで、アメリカのレストランで実験されたんですけども、
メニューの表示ね。表示をどういうふうにしたら一番売れたかって同じものですよ。
同じ商品で12ドルの、何だろうねこれ、何のメニューなんでしょうかね。
12ドルっていうのをね、ドル記号を付けた数字で表示、
ドル12.00ね、これが1番。
2番がドル記号や小数点は付けていない数字表示、12だけ、これが2番。
3番目が文字で説明ということで、12ドラーズ、英語で12ドラーズ、これが3番目。
この1番、2番、3番のうち、どれが一番売れたかというと、
真ん中の2番、12、要は数字だけ12って書いたほうが、
ドルっていうのはお金を連想させるんで、やっぱり12だけのほうが頼みやすいっていうね、
そういうデータも出てます。
ということで、今日はね、ロジャードーリーさんの
農家学マーケティング100の心理技術っていうところから、
ニューロマーケティングということで、お金の痛みをなくすと、
できるだけ痛みを抑えると、物は売れやすくなっていくっていうね、
お話をさせていただきました。
今日も最後まで聞いていただきまして、どうもありがとうございました。
今回の番組はいかがだったでしょうか。
あなた自身のビジネスと人生のバランスの取れた幸せな成功のための気づきがあれば幸いです。
なお、番組ではリスナーの皆様からの質問を、ホームページの受付フォームから募集しています。
また、全国各地から900名以上の経営者が通う、
中井貴義経営塾幸せな成功者育成6ヶ月間ライブコースに関する情報は、ホームページをご覧ください。
では、またお見にかかりましょう。

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