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2023-12-26 21:23

春を告げる身近な植物「ホトケノザ」を年末に紹介

僕のXに写真を載せたのですが、花壇に群生しているホトケノザのなかで一本だけ白い花が咲きました。

以前、あぜ道で見かけたことがあって、もう一度見たいと思っていた白いホトケノザを見ることができたのがうれしくて、今回はホトケノザを紹介することとしました。

ちなみに、白いホトケノザは珍しいみたいで、植物の色素が失われたアルビノのようです。


今回参考にさせていただいたHPを載せておきます。そちらも参照してください。

虫に頼ったり頼らなかったり、ホトケノザ ー種子散布編ー

ホトケノザ-Wikipedia

ホトケノザってどんな花?春の七草?ホトケノザの正体に迫る!


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こんにちは、マコトです。 久しぶりに窓の外の更新です。
いろいろあったなぁっていう後半戦だったんですが、 9月の終わりから新型コロナに感染して、
10月からは仕事で新しい業務というのが増えて、それからほんとバタバタでして、 慣れない業務っていうのもあってね、
なんか家に帰ってもほんと疲れて何もする気が起きないっていう日が結構続いたりもしました。
そんなこんなでね、窓の外の更新というのがかなり滞っていたわけですが、
年末、今年最後の1回ぐらいは撮ろうということで、今日収録をしているわけなんですけど、
年々時間が経つのが早くなる。 時間が経つのが年をとるごとに早くなるっていうのは、代謝が落ちているからだっていう話を、あれは何だったかな?
時間栄養学の時間だったかで聞いて、 ああそうか、代謝がだいぶ落ちているのかなぁと思って、
今年はね、ほんとコロナの後、その後遺症なのか、ちょっと走ったりするだけでしんどくて、時々ランニングもしてたんですけど、
続けてやることができなかったので、来年はね、ほんとペース落としてでもいいので、できる限りランニングとかね、運動して少しでも代謝を上げて、時間の経過っていうのをゆっくりにしていきたいなっていうふうに思っています。
ポッドキャストの方もね、時間がない時間がないばかり言ってると、いつまで経っても収録ができなかったりとか、続けていけないっていうことになりかねないので、
時間をどうやって作るかっていうのをね、考えないといけないし、 実際ね、収録っていうのを実行していかないといけないなと思ってて、
週1配信っていうのはちょっと、自信が今のところないんですが、
月に2回はね、出せるように、月2回の収録と配信をね、心がけて来年はやっていこうというふうに今思っています。
なのでね、今年1年聴いてくださった方、本当にありがとうございましたですし、来年も変わらず窓の外を聴いていただけたらなと思います。
それではね、本編の方行こうと思います。 窓の外、スタートです。
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今回の窓の外は、身近にある草について話をしていこうと思います。
それって何なのかっていうと、仏の座というね、草なんですよ。
これね、シソカオドリコソウ族の多年草です。 日本全国の道端とかね、
田畑のあぜ道などにね、自生してて、春から秋にかけて紫色の花を咲かせるので、見たことがね、あるっていう人も絶対多いなと思います。
学名はラミウム・アンプレクシカウレ、ちょっと言いにくいんですけどね、と言います。
ラミウムっていうのはラテン語でオドリコソウ族を意味する言葉なんですね。
アンプレクシカウレ、これはラテン語でダクという意味のアンプレクシャスかな?
それとクキという意味のカウレから作られた造語です。
つまりね、クキを抱くという意味があって、仏の座の葉っぱっていうのはね、
葉っぱがね、クキの周りに生えていって、まるでね、クキを抱いているかのように、葉っぱがクキを抱いているかのような形をしているので、
この名前が付けられたんだそうです。
ちなみにですけど、春の七草にね、仏の座っていうのがあるのはご存知かなと思うんですけど、
この七草の仏の座と今回紹介する仏の座、これはね、全く別物です。
春の七草の仏の座っていうのはキクカで、その名前をね、コウニタビラコというふうに言います。
ここでね、皆さんに質問したいなと思うんですが、春の七草、すべて言うことができますか?
これね、セリナズナ、スズナスズシロ、ゴギョウハコベラホトケノザなんですが、
覚え歌もありますよね。
これ覚え歌だとおそらく、セリナズナ、ゴギョウハコベラホトケノザ、スズナスズシロ、コレゾ七草だったと思うんですが、
これがね、春の七草で、覚え歌もあるので、ぜひ覚えておくといいのかなっていうふうに思います。
春の七草っていうのはね、新年の7月7日、これね、神述の節句って言うんですけど、
この日に、この七草をね、かゆにして食べると災いを避けたりとか、長寿であったり、福が来るっていうふうに言われています。
ちなみにですけどね、秋の七草っていうのもあるんですよ。
これご存知ですかね?春の七草よりも知られてないんじゃないかと思うんですけど、
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これはハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナイシ、フジバカマ、ギキョウ、この7つの花っていうのを秋の七草というふうに呼んでいます。
これはですね、山の上のオクラがですね、万葉集の中で読んだ句が2種あるんですけど、
この2種が元になって広く知られるようになったんだっていうふうに言われています。
で、その2種っていうのが何なのかというとですね、
秋の野に咲きたる花をお呼びより、かき数ふれば七草の花、ハギの花、オバナ、クズバナ、ナデシコの花、オミナイシ、またフジバカマ、アサガオの花、といったね、歌なんですよ。
歌の内容っていうのは、秋の野原で花を数えていたら、いい花が7種あったよ。
で、それはね、ハギの花だったり、オバナだったり、クズの花だったり、っていうふうなね、純木で、まあなんかね、幸せを感じるような歌なんですよね。
この歌がね、広く愛されて世に広まっていった。
それが秋の七草です。
こちらもね、なんか覚えておくと、何かの時のうんちゅくで役に立つかもしれませんね。
はい、話がそれたので、元に戻しましょうか。
それでは、仏の座の特徴について話をしていきます。
まず、仏の座っていうね、名前の由来なんですけど、これは花の下にある葉っぱの形が、仏様が座っている台座に似ていることに由来をしています。
また、葉っぱがね、階段状になってついていることから、三階草という名前でも呼ばれているんですね。
三階草のね、三階っていうのは、一階、二階とかのね、階層を表す三階という字を書くこともあるんですけど、別の書き方だと三つの世界を表す三階ですよね。
関数字の3に世界の階っていう字を書くこともあるんです。
この関数字の3に世界の階っていうのはですね、仏教の中では、欲階、識階、無色階っていうね、三つの世界のことを示していて、これは聖士であったり輪廻の世界を三つに分けたものだっていうふうに言われています。
このことからもね、仏の座っていうのは、何らかの仏教との関係のある花、草なんじゃないかなっていうふうに思ったりもするんですが、その真意のほどはちょっとわからなかったです。
その葉っぱなんですけど、茎に対してね、さっき段違いに生えるって言ったんですけど、これを五星というふうに言います。
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互い違いに生えていることですね。
葉っぱの大きさっていうのは3から7センチ、幅は1から2センチで、形としては半円形なんですけど、縁はギザギザっとしています。
最初も言ったようにね、葉っぱが茎を包むような形で生えていて、この葉っぱが茎を包んでいる様子からこの学名としての名前も付けられたっていうふうに言われています。
花なんですけど、茎の先端に集まって咲きます。
花の大きさとしては2から3センチぐらいで、湿茎花っていうふうなものです。
この湿茎花って何かっていうと、漢字で書くとですね、唇の形の花って書いて湿茎花なんですけど、この花の特徴としては花弁、花びらですね。
それがですね、互いにその縁でひっついているっていうものなんですよ。
どのぐらい花弁がひっついているかっていうのは、その花によって異なるんですけど、この湿茎花でね、一番思いつくかなって思うのが朝顔ですね。
朝顔っていうのはね、花びらが1個みたいな感じなんですけど、実はそうじゃなくて花びら同士がひっついて、あの葉っぱみたいな形になっているわけです。
仏の座はあそこまではひっついてはなくて、先端は2つに分かれているんですけど、上と下、上唇と下唇みたいな感じで分かれているんですが、それが根元に行くに従ってね、1つになってひっついているっていうものです。
今ね、上唇下唇っていうふうに言ったんですけど、唇っていうよりはね、花の形はどっちかというと鳥のくちばしみたいな感じがします。
花の色ですが、紫が一般的ですけど、ピンク色のものであったり、中には白いものもあります。
この白いものなんですけど、僕ね、3年ほど前にあぜ道を歩いている時に、紫の仏の座がね、群生している中で1本だけね、白い花を咲かせている仏の座っていうのを見たんですよ。
で、その時はね、ちょっとカメラとか何も持ってなかったし、スマホも持ってなかったんでね、写真撮れなかってね、とですね、残念だなと思って、もう1回なんか見たいな、写真撮りたいなって思ってたらですね、なんと
今年ね、花壇に生えたんですよ。なぜだかわかんないんですけど、今年ね、うちの花壇、仏の座が群生してまして、
その中にね、1本だけ白い花を咲かせる仏の座が 生えたんですね。もうそれがね、すごく嬉しくて、
年末なのに春を連想させる、まあ勝手にね、これは僕は思っているところもあるんですが、春を連想させると思っている仏の座っていうのを紹介しているというわけなんですよ。
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それでは仏の座の生態について話をしていきます。 仏の座は主に多花受粉を行う開放花と自家受粉を行う
閉塞花を同時に咲かせる植物です。 閉塞花を作る理由なんですけど、これは花を作るコストを下げて自動自家受粉をするため、
そのために、閉塞花っていうのが作られるんですが、 仏の座はこれ以外に禁煙酒との交雑を防ぐ目的もあるんじゃないかっていうふうに言われていて、
この禁煙酒との交雑についてなんですけど、 近くにね、道俗多種の姫踊り子草が生えていると、仏の座の閉塞花の割合が増えるという報告がされています。
これね、裏付ける実験として、姫踊り子草が生えたポットに水をやって、 そこから出てきた水にね、仏の座を植えたポットを浸すと、仏の座の閉塞花が増えたっていう結果があって、
このことから、仏の座は姫踊り子草から出てきた何かの化学物質に反応して、 閉塞花を作るんじゃないかっていうふうに考えられているんですね。
ではね、種の特徴についての話をしていきます。 仏の座の種にはエライオソウムという脂肪酸やアミノ酸等などを含んでいる、
乳白色のゼリー状の物質が付着しています。 このゼリー状の物質が付着することで、アリに手指の散歩を手伝ってもらっているんですね。
このゼリー状の物質っていうのがアリの食料になるっていうわけなんですよ。
本当にこのエライオソウムっていうのが付いていることで、アリが種を持ち去りやすいのかっていうのを調べたところですね、
エライオソウムを取り除いた種子っていうのは、エライオソウムを取り除かれていない種子に比べて、
持ち去りの割合っていうのが低かったという報告があります。 またエライオソウムがこの持ち去りに関与していることを示すために、
エライオソウムを接触させた露子とですね、それ以外の種子の表面を接触された露子を並べておいておくとですね、
前者はほとんど巣に持ち帰られたんですが、後者はほとんど持ち帰られなかったという報告もあって、やっぱりエライオソウムっていうのはアリにとっていい報酬になるんだっていうことが証明されているような感じです。
でね、アリ以外にもエライオソウムを食べる生物っていうのはいてですね、ゴミ虫とかですね、ダンゴムシ、ナメクジ、こういった
生物もエライオソウムを食べてしまうんですけど、こういった生物は
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この仏の座の繁殖には寄与していません。これなぜかというと、これらの生物はエライオソウムをその場で食べて、種はその場に残してしまうからなんですよ。
アリっていうのはね、この生物たちとは違って、エライオソウム、種をですね、その場では食べずに一旦巣に持ち帰ります。
巣の中でそのエライオソウムを食べるわけなんですが、食べられた種っていうのは巣の中に放置されたりですとか、巣から外に持ち出されて巣の周りに捨てられるっていう感じになるので、
アリがね、種を遠くに運んでくれてるっていうことになるわけです。 でね、仏の座っていうのは開放化と閉塞化っていうのを同時につける、で閉塞化っていうのは
自家受粉を行う、で 開放化は高受粉を行うというわけなんですけど、この高受粉された種とですね
自家受粉された種ではね、エライオソウムがついている量に違いがあるっていうのもわかっています。
これね、高受粉された種の方がエライオソウムがたくさんついているわけですけど、なんでかっていうと
自家受粉っていうのは、その親、元の花と同じ遺伝子を持っているので、その花の近くの環境でよく咲くわけなんですけど、
高受粉だと遺伝子の内容が変わってくるので、その場よりももしかしたらもっと適した場所があるかもしれない。
なので、違う場所で咲いた方がいいかもしれないというわけなんですね。 なので
高受粉された種っていうのは、より遠くに、別の場所にアリに運んでもらう必要があるので
自家受粉されたものよりもエライオソウムがたくさんついていて、よりアリに運んでもらいやすいっていう構造になっている。
構造でいいのかな?になっているというわけです。 要するにね、仏の座っていうのは、種の違いによってアリへの報酬に差異をつけて
散布距離っていうのをコントロールしているということで、 生物の進化っていうかね、そうやって長い間生き残ってきたんだなぁっていう
感じますよね。すごいですね、やっぱり自然て。 ちなみになんですけど、西日本で仏の座の散布に特に貢献しているアリとしてはね
トビイロシワアリっていうものがね、知られているんだそうです。 このトビイロシワアリとかね、アリについてもね、また話をしていきたいなというふうに思ってます。
ではね、そんな仏の座なんですけど、どんな環境を好むかについて話をしていきます。 まずね、春を連想させる草と最初にも言ったように
日当たりの良い場所が好みなんですけど、明るいね、半日陰でも花を咲かせたりできます。 雑草なんでね、基本かなり強い草、花ですね。
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気温、温度なんですけど、対処性っていうのはあるんですが、真夏の高温というのは苦手です。 なので、もう今ね、夏40度近くなったりすることもあるわけですけど、そういったね
高温は苦手で、夏にはね、あまり仏の座って姿を見かけないというか、あんまり目立たないなというふうに思ったりします。
他の草がたくさん生えてるんで、その影に隠れてるだけなのかもしれないんですけどね。 来年の夏はね、ちょっと夏にどれぐらい仏の座を見かけるかっていうのをね、探してみてもいいのかもしれないです。
アゼミチなどね、あまり肥沃じゃない土地でも育つので、別に肥料を与えないといけないとかそういったことはないわけなんですけど、やっぱり植物なんでね、肥沃な土地の方がより繁殖しやすいです。
なので、鉢植えとか考えている場合には、しっかりね、その土の中に肥料、有機肥料とかね、そういったものを混ぜてあげるといいんじゃないかなと思います。
水分もね、鉢植えの場合にはね、表面が乾いてきたらたっぷりと与えてあげるといいというふうに書いてありました。
あとね、病害虫なんですけど、目立った病害虫っていうのはない。もう多分ね、調べられてなかったりするだけかもしれないんですけど、ないというふうに言われてて、まあほっといても育つような草です。
実際ね、うちの花壇ほっといたけど、今年なぜかね、群生しててね、もしかしたらその、ちょっと前、花壇のね、花、秋に全部ちょっと入れ替えようと思って抜いたんですけど、その後に肥料ね、参ったんですよ。
で、その後特に花を植えずにそのまま放置してたので、どっかからね、蟻が運んできた種が、発芽したのか。
仏の座がそれ以前にもね、ゼロではなかったので、それが一気に増えたのか、そこら辺はよくわかんないんですけど、まあそういった感じで、まあ肥沃な土地にしてあげると、仏の座、群生します。
あとね、食べても毒ではないんですが、食用には向かないそうです。なんか青臭くて美味しくないんだそうで、まあ食べるなら春の七草の仏の座にした方がいいんじゃないかなっていうふうに思います。
まあこういった感じでね、ざっくりと仏の座の紹介をさせていただきました。
ここまでお聞きいただきありがとうございます。窓の外ではXやGoogleフォームのリンクからお便りをお待ちしております。
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それでは今年1年、どうもありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
パーソナリティは誠でした。
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