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2022-12-12 08:21

行く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし #378

高倉健さんの座右の銘のお話です。
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リュースタイルのハッピーライフコーチング。この番組は、プロコーチのリュースタイルが、あなたのシニアライフを、そしてこれからシニアになるあなたのプレシニアライフを元気にする、様々なライフハックについて、時には博多弁で語る番組です。
今日のタイトルは、「行く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし。」という言葉が掲げられています。
これですね、高倉賢さんを支えてきた言葉なんだそうです。よく見てみますとね、この言葉は大無量寿教というお経の中にある言葉と言うんだそうですけど、高倉賢さんは実際にはですね、
千日解放儀を2度も万行した天台宗の僧侶の坂井雄也大あじゃり、この方から習ったんだそうですね。そしてずっとこれを座右の銘にしておられたということなんですけれども。
今日なんでこの話をするかというとですね、僕はこの高倉賢さんが亡くなって、その日の晩にツイート番組をやってたんですけど、その中で紹介されていたんですね。
それをなんでまた今やるのかというとですね、僕はそれをブログに書いたんです。
そのブログを書いたその日がですね、なんと8年前の今日なんですね。2014年の12月12日と、もうこれ偶然なんですけどね。
何かそういえばこんな言葉あったよなと思って自分のブログを検索したら、なんと8年前2014年12月12日に僕はこれをブログに書いてたという、なんかの引き寄せ的なものを感じるんですけれども。
そういうことでね、今配信してるんですけどね。
それからかなり時間は経っているんですけれども、今日はそんなお話なんですけどね。
皆さん、辛いことが続くと、自分だけなんでこんな辛いことがという気持ちになったりね、いつまでこんな状況が続くのかなというような絶望的な気持ちになったりしてね、
さらにその辛い思いをしがちというようなことはありませんか。
僕もね、人生最多暴起とかいうあたりの時にはね、もうそういうようなことばっかりだったんですけれども。
そういう時にはですね、僕は4つの心の働きを自分で作って乗り切ってきたんですよね。
ちょっとその4つをお知らせしますとね。
1つ目、これね、いつまで続くのかという気持ちを打ち消すために、今この時に集中するという、そのことをやってきたんですね。
もう焦らず慌てず、今に集中しながら一歩一歩進んでいくと、確実にそれが終わる。
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終わるだけじゃなくて良い形で終わっていくという、そういうような経験をしていましたので、今と。
いつまでって考えると辛くなるので、今に集中ということですね。それをやっていましたね。
2つ目は、そういう苦しい自分をね、苦しんでいる自分を外から見るんですよね。窓の外から自分を見るみたいな感じで。
はぁ、僕は今苦しんでいるんだなぁと。客観的にね、他人事のように自分をね、見るんですね。
いやぁ、今君はそんなことで悩んでいるんだねというように、場合によって笑ってあげるんですよね。
そうなるとね、かなり楽になるんですよね。そういえば、そういうことで悩んでいるんだなぁというようなことがね、結構分かってきてね。
はい、そして3つ目はですね、明けない夜はないと自分に言い聞かせることですね。これよくありますよね。
何でも必ず終わるんで。私の母ね、かなりね苦労してきた方なんですけれども、本当にね、苦労されたんですよ。私たちを育てる時にもね。
その母がですね、こんなこと言ってたんですね。終わってしまえば何もかもたまでございますって言ってたんですよね。
なかなか顔蓄がありますよね。今の辛い気持ちはね、もう終わってしまった後から見ると、それはそれで良い思い出だよ、玉のようだよって言うんですよね。
いや、これはね、もうそういうふうに思えるようになるのは一体いつのことかなぁと思ったんですけれども。
でもね、私にもその後何度もそういう経験があって、退職した今となればね、その言葉の意味がとてもよく分かります。
4つ目はですね、私だけじゃなかったんだと自分を安心させることですね。辛い時は本当に自分だけが辛いというような思いをするんですけれども、それを打ち消して安心させるためにね、万葉集の中のある歌を僕はよく口ずさんでたんですね。
それはこんな歌です。
真っ暗な夜の海をね、自分だけが船に乗ってキーキーと舵をね、漕ぎながら進んでいるんじゃないかと思っていると、
真っ暗で見えないんですけれども、遠くのところでやっぱりキーキーと漕いでいる音がした。他にもそんな人がいたという、そういう歌ですよ。万葉集ですよ。
千何百年も前のね、同じ、千何百年も前にね、同じ思いをする人がいて、そしてこの言葉で勇気づけられた人がいるんです。
作者みしょうなんですよね。実に勇気づけられますよね。僕はもう本当に辛くてたまらない時はこの歌を口ずさんでいたんですよ。
結構スッとね、気が楽になったりとかするんですけどね。自分だけじゃないさって。みんなこれをくぐってきたんだと思えるということは、ついくじけたりね、逃げたりしそうなんですけれども、そういう自分を食い止めるということにかなりね、力になってくれましたね。
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これらの言葉に出会った時には本当にありがたいと思ったんですけど、今日のタイトル、行く道は精進にして、忍びて終わり、悔いなし。これに出会った時にはもう本当に痺れたのを覚えてますね。
行く道は精進にして、辛いことがあってもそれは精進であるよ。自分を高めるために必要なことなんだよと。忍びて終わり、悔いなし。それを我慢したまま、たとえそれで終わることがあっても、自分の向上にとっては確実にためになっているのだから、悔いはないということなんですね。
これすごいなと思うんですよ。花開くことなく終わってもそれはそれでよしと。明けない夜はないと言うけれども、明けないまま終わっても悔いはないと。ここまで思うことができたら、世の中に怖いものはなくなるよなというふうに思いますね。目に見えない自分の中での成果というのを信じようということなんですよ。
これってもう諦めとか負け惜しみと、神人へのような感じですけど、全くそうじゃないですね。諦めとか負け惜しみどころか、自分の中にある確実な成長というのを信じ込んだ上での言葉ですよね。忍びて終わり、悔いなしと思えるほど、自分の中での成長というのをひたひたと感じているんですよね。そういうことをすごく感じますね。
高倉健さんほどの名優がね、このようなことを感じながら一つ一つの演技をこなしていらっしゃったということに、8年前の僕は本当に感銘を受けてブログに書いたのでした。そして今日ですね、それにまた出会いました。すべてはね、精進だと考えることで、先に進めることもあるよなぁと、そのように思ったということでした。はい、それでは、また何か始めたの流スタイルでした。
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