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2023-05-10 12:12

本棚探検〜400年前の切り株がまだ生きていた!

今日は,とても面白い論のお話のライブ収録です。
なんと,400〜500年前に切り倒された木が、朽ちずにまだいきていたというお話です。
他の木が栄養をあげていたようなんですね。
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本棚探検ライブ、地獄たちの知られざる…失敗した。
本棚探検ライブ、地獄たちの知られざる生活。
はい、大失敗しました。
はい、お昼のですね、本棚探検ということで、本棚を僕のね、
詳細の本棚を探検しながら、一つね、見つけた本について、ちょっといろいろ語っていこうかなという番組となってます。
はい、これね、ライブ収録という形でですね、後ほど収録…アーカイブを残してですね、聞いていただければと思うんですよね。
今日ですね、選んだのは、ドイツのね、森林管理官という方がいらっしゃるんですけどね、
その方、ペーター・ボール・レイベンという方ね、この方の本なんですよ。
森林管理官が聞いた森の声、地獄たちの知られざる生活ということで、
これですね、70万部ドイツでトップアート、ニューヨークタイムズでベストセラーということでね、
ネイチャー・ノンフィクションという分類されてますね。
それから早川書房が翻訳権独占ということ。
早川といったらね、あのSFの早川という感じでなんですけど、
そのようなね、やっぱ空想科学小説的な読み方もできるぐらいね、ちょっと面白い本なんですよ。
え?っていうようなね、これ本当のこと?みたいなね、ことが書かれてるんですけれども。
うーんとね、非常に面白いですね。
表紙の裏のね、帯の、帯っていうのはなんていうかね、表紙の見返しか。
そこにはですね、樹木たちは子供を教育し、コミュニケーションを取り合い、時に助け合う。
その一方で熾烈な縄張り争いをも繰り広げる。学習をし、音に反応し、数を数える。
動かないように思えるが、長い時間をかけて移動さえするというね。
いえ、これ何と思って僕この本買ってきたんですよね。
ろくに中身を読みもせずに、この折り返しを読んでめちゃくちゃ面白いなと思って買ってきたんですよね、これね。
やっぱ面白かったですね。
えっとね、この方の前書き。
森林管理の仕事を始めた頃、私は樹木たちの秘密についてほとんど何も知らなかったというところからね。
前書きが始まってますね。
現代の林業は木を切り、新しい苗を植える。木材を作るためだ。
森林の健康については関心を持とうとしないように思えるという。
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樹木を相手にするのはあくまで仕事にすぎないので、商売に必要なだけ育ってくれればいいというわけだろうということでね。
そういうところからこの方も始めてあるんですけれども。
中にすごいことがいろいろ書いてあってね。
今日その一つをちょっとご紹介しようかなと思うんだけど。
最初の章で友情というのがあるんですよね。
これですね。
この方ね、ペーターさんが管理している森の中に古いブナの木が集まっている場所があったんだって。
そこに岩がいっぱい奇妙な形をした岩がいっぱいある場所があったんだけど。
あるときその苔をちょっとつまみ上げてみたらですね。
その下に木の皮があったと。
つまりそれって岩じゃなくて古い木の霧株だったわけですね。
これ霧株の朽ちたやつだと思って。
ところがですね、本来古い霧株って朽ちてボロボロになっているはずなんだけど。
その苔に覆われた古い霧株って硬かったんだそうですよ。
おかしいなと。
ナイフを持ち出して表面をちょっと剥がしてみたら、なんと緑色の層が見えてきたと。
え?ということなんですよね。
その半径1メートルの範囲に散らばっていた他の岩も全部古い大木の霧株だったと。
表面だけが残って中身は朽ち果てていたんだろうけれども、
中は生きていたわけですね、それらの霧株って。
調べてみるとですね、その木が切り倒されたのは400年から500年前ぐらいにはもうすでに切り倒されていたんだそうですね。
なんでこうやって生き延びられたんだろうかと。
刃が切り倒されることによって、もう刃がなくなっているわけだから。
なのでその刃からの余分を得られないわけですよね。
交互性できないんで。
だからその呼吸も成長もできるはずがないと。
それなのに数百年ですね。
ずっと生きてきたと。
一体なぜなんだということで調べてみたらですね、その霧株たちは孤立してなかったみたいなんですね。
根を通じて手助けを得ていたんだそうですよ。
木の根っこ同士が直接繋がったりとかね。
またその根の先が菌糸に包まれて、菌糸が栄養の交換を手伝ったりとかね。
要は様々な形で他の元気な木と繋がっているみたいだったんですよね。
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これ驚きましたね、僕ね。
つまり周りの木がですね、その霧株に栄養分を譲っていたわけなんですよ。
その証拠ですよね、400年前に霧株になっちゃったものが死にもせずに緑の層があって生き続けてきたというわけですのでね。
これはすごい話ですよね。
やっぱりそういう木同士を繋ぐネットワークっていうのがあるみたいですね。
どんな木同士でも倒れると繋がり合うのかというと、そういうわけでもなさそうで。
やっぱりその木が切り倒される前に重要な木だったとか、木が非常にみんなに与えていたような木だったとか。
いわゆる木のコミュニティの中でも非常に大切に扱わなきゃならないという、そういうような木みたいなんですよね。
まあおそらくそれは想像かもしれないんですけれども。
だってほとんどの木っていうのは木地でいくわけですよ、切り倒された後はね。
でもいくつかの木だけがそのようにして大事に扱われているわけですね。
やっぱりそのコミュニティの構成する重要なメンバーだったんじゃないだろうかというような類推をされてましたね。
この木のコミュニティっていうのはすごく強いみたいで、森に入って上を見ると茂ってますよね。
葉っぱ同士がワーッとなっているんですけれども、それを見ると木は隣にある同じぐらいの高さの木の枝先に触れるまでの範囲でしか自分の枝を広げないんだって。
隣の木の空気とか量分がありますよね、光の領域とか。
そういうのを犯さないようにしているみたいですよ。
下から見ると一番上の方で光の取り合い越しで匿名しているみたいに見えるんですけど、そうじゃないみたいですね。
中の木同士が自分の友達の木の方向に必要以上に太い枝を伸ばそうとしないんだという研究があるみたいですね。迷惑をかけたくないんだろうと。
だから逆に言うと友達でない木の方向にしか太い枝は広げないんだったそうですね。
その友達の木、仲の良い木というのは根が繋がりあったような仲良し同士の木というのもあるみたいで、そういう時には同時に死んでしまうぐらい親密な関係になることもあるみたいですよということですね。
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これはキリカブを援助し合っていたというのはブナの木なんですけど、このペーターさんはブナの他にナラとかモミとかトウヒとかそういうキリカブが仲間の助けで生き残っている、伸びているというのをその後いくつか見たことがあるんだそうですね。
もしかしたらどの種類も同じことをするんじゃないかなとも言われてますけれども。
これですね、植林はダメなんですよ。植林はダメなんですよね。自然に生えて自然に成長した自然林、そのところで見られるということなんですね。
なんで植林はダメなのかというと、植林の時に根が傷つけられるみたいで、仲間とのネットワークをできるほどにまで広げられないみたいですね。
それから大体は一匹狼として成長して結構つらいわけですよ。だから植林されたら他と友達になることができないんでね、一人だけで生きていくというわけで。
それで伐採された後はもう牢獄にまで育たずに伐採されて、その後切り株はすぐ朽ちてしまうというね、そういうことになるんだそうですね。ということで今日はこの樹木たちの知られざる生活というところでね、一つ面白いお話をご紹介したんですけれどもいかがでしたでしょうかね。
なんかね、あとね、木は移動するっていうのもあるんですよね、じわーっとね。あれの中に指輪物語のディスクの2番目ですね、中にエントだったっけね、木の精霊がいてずっと歩いて回るのがあったですね。
あやって歩いて回るというわけではないんですけど、その根を張りながらじわーっと移動してみたりね、それとか音、声を発したりするんだっていうのもありますね。
生きている以上ですね、やっぱりそういうような生命活動というのは植物だから動かないとか植物だから黙ってるみたいなことではなくて、何らかのそういうようなことはしてるみたいだよというようなことがね、書いてあるめちゃくちゃ面白い本でしたね。これね、物語として読んでも十分面白いような本でした。
ということで今日本棚探検ですね、今日僕の書斎のメインの書棚の中にね、ある時々これ引っ張り出し読んでるんですけどね、なんかその木がね、そんな風なコミュニケーションを取るんだっていう、そういうのを聞くだけでですね、非常になんか気持ちがね、なんか改まりますね、すごくね。
はい、ということでね、今日のお昼の本棚探検のライブ収録ですね。はい、これで終わりたいと思います。それではまた何か始めたの流スタイルでした。
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