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2022-12-07 09:07

インターネットを初めて見た人々の驚愕 #374

今日からしばらくさまざまなイノベーションが起きた時代の黎明期についてお話ししますよ。
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リュースタイルのハッピーライフコーチング。この番組は、プロコーチのリュースタイルが、あなたのシニアライフを、そしてこれからシニアになる、あなたのプレシニアライフを元気にする、様々なライフハックについて、時には博多弁で語る番組です。
昨日、「なんで60歳の僕が新しいことをし続けられるんだ?」という話の中で、「黎明期というのを結構話しているよ。」と、80年代ぐらいからイノベーションの波が次々に押し寄せてくるようになった。
ワープロの初めの頃とか、ネットの黎明期とか、パソコンの黎明期とか、そういう話をしているよというような話をしたら、かなり皆さん興味を持って見てもらえて、コメントもたくさんいただいたので、調子に乗って、また黎明期についての話をしてみようかと思うんですね。
今日は、90年代初頭の初めてインターネットを見た時の衝撃というインターネット黎明期の話です。
インターネットって、今の人たちにとって当たり前だし、インターネットネイティブという人たちが大人になろうとしているような時代なんですが、
僕らがインターネットに初めて出会ったのは、30代の頃、1990年代、中頃ちょっと前というあたりですかね。
世の中ですね、パソコン通信全盛の時代です。
僕がよく出入りしたPC版とか、ニフティサーブとか、様々な有名なホスト局があったんですよね。
そういうようなところに、僕らはネットと言ったらパソコン通信というものになったんですけど、どういうものなのかというと、
例えばPC版なら、PC版のホスト、ホストコンピューターがある、そこに電話をかけるわけですね。
パソコンから、モデムというのを使って、ソフト上で電話番号を入れたら、
モデムがピーってなってくれて、かしゃって繋いでくれるんですよ。
そうやって繋いだらね、あとはその電話回線を使ってますから、その電話回線を使ってホスト局の中を覗きに行くわけですよね。
すると電子メールが来てますよとかね、それとかいろんな掲示板がずらっとあって、それとかニュースとかいうようなのもあって、
そこを見に行ったらこんなニュースが出てますよとか、それとかメールを見に行ったら誰々さんからメールが来てますよとかね、
そういうような情報をずっと見て回って、ずっと見て回ると電話回線なのでね、電話代が重ねますからね、
ある程度ずっと見て回ったらもうさっと電話を切って、パソコンの中に保存したものを後からゆっくり見るみたいな、
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そういうような情報の取り方だったんですね。
自分も何かアウトプットしようと思ったら、ワープロとかエディターで文章を作っておいて、
そして通信でつないでね、そのホスト局につないで、そして書いていたテキストをそこに読み込んで送信するというような、
そして一目散に逃げて帰ってくると、電話代かかるからね、そういうようなものだったんです。
つまり私たちがネットワークっていう時には電話をかけてそこの中にある情報を取ってくる、
自分もそこの中に情報を置いてくるというようなことで、一つのホスト局にたくさんの人たちがアクセスをしてくるというようなのがパソコン通信だったんですね。
そういうホスト局がいろいろとあったわけですね。有名なところではアメリカにコンピュサーブっていうのがあったわけだし、
日本の中ではPC版とニフティサーブっていうのが有名なのがドカーンとあったわけですけども、
もちろんたくさんあったんですよね、草の根BBSとかいろいろあったんですけれども、やっぱり大きいところにたくさん人が来るので、
たくさん人が来るところにはたくさんのデータが集まるので、やっぱりそこへ行った方がいろいろとデータが集まるからね、みんなが行ったわけですね。
なんでそこのホスト局を見に行った時にね、ある日93年か94年くらいかな、インターネットというメニューが出てたんですよね。
で、なんだろうと思ってたんですよ。いい響きですよね。パソコン通信の国際版みたいなもんかなとか、そういうようなものかなというふうに思ってたんですね。
僕らが超えられなかったのはさっき言ったような、ネットワークっていうのはあるホストにつないでデータを見に行くもんだという、そういうことなんですよね。
なんでPC版とかニフティサーブとかそれぞれ独立してやっていたので、僕らはそれのどこかに登録してその中でワイワイやるというのがパソコン通信だったんです。
PC版とニフティサーブのデータがお互い行き来するということはね、できるのはできていたんですけど、よっぽどじゃないとね、いろんなことを知っている人じゃないとできないというようなね、そういうような状態だったんですよね。
なんで僕らっていうのはそれが当たり前でね、不便でもなんでもなくて、そんなもんだというふうに思ってたんですよ。
やっぱりね、見たことも聞いたこともないもんっていうのは理解できないんですよ。
江戸時代の人にビニールとかプラスチックとか見せて、それなんだこれって言われたときに説明できないですよね。
透き通っている、ガラスか、でもフニャフニャしている、なんなんだこれって。
それ見たことも聞いたこともないわけだからね、その人たちにプラスチックとかビニールとかわかんないでしょう。
それと同じなんですよ。
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僕らっていうのは本当にそういうインターネットが最初出てきたときにね、やっぱりびっくりしたわけですね。
なんでそんなことができるのと。
一番わかりやすい説明は何かというと、インターネットというのはPC版とNiftyがつながり合っているようなものなんだよという、そういうようなことなんですよ。
それ聞いて初めてすげえなと。
PC版の中にあるデータをNiftyの人がアクセスできるようなものなのと。
そう考えるとわかりやすいよねと。
そしてそういうようなホスト局が無数にあって、それらが全部つながり合っているんだよと。
それも世界中にと。
だからここにいながら、ルーブル美術館のサーバーのデータがね、僕らって見られるよと。
今ルーブル美術館の絵が見られるよと、ここにおりながら。
またアメリカの大学のある研究室のコーヒーサーバーがずっとネット上でカメラで見られるようになっていて、そのコーヒーが出来上がっているよということがカメラで見られるんだよと。
今ここにいながらそれができるのと。
なんてこったということでね、本当にね、それで初めてインターネットというのが理解ができていったわけですね。
これまで知らなかった概念を理解するのは本当に難しいことですね。
だからそれを生み出した人というのがやっぱり天才なんですよ。
ですから当時パソコン通信すら知らなかった人というのは、もしかしたらそんなもんかと思ってスッと入れたかもしれないですね。
僕らパソコン通信のヘビーユーザーだった人間というのはね、本当に最初の意味が分からなかった。
意味分からなかったけどすぐに手出しましたけどね。
僕はもう95年に帰国した時にですね、すぐプロバイターで契約してね、自分の家からルーブル美術館見たりスミソニア博物館見たりして興奮しましたよ。
弟にすぐ電話して、すごいものがあるからすごいって言って弟に電話して、何事かって弟が来ましてね、今俺はルーブル美術館にいるんだとかね、今瞬間からスミソニア博物館に行ったんだとかね、目の前で見せたことがありますよ。
へーとか言いながら横で見てた覚えがありますけどね。
そういうことにね、本当にね感動した時代ですね。
それがね、初めてインターネットというものを目に目の当たりにした人間たちの感覚という、そういうようなものでした。衝撃でしたね。
明日はね、ホームページというものを最初に見た時の驚き、これについてお話をしたいと思います。
それでは、また何か始めたのりゅうスタイルでした。
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