00:15
さあ、始まりました。ローテナントの読書会第9回、しょうへいです。
ゆうかです。
前回の読書会から半年ですよ。
だいぶ経ったね。
お元気ですか?
お元気です。お元気ですか?
僕はこの半年の間に、前々回取り上げた解決ぞろり王様になる運を覚えてますか?
覚えてますよ。もちろん。
あれ実は2部作の前編だったって話をしたんだけど、
この半年の間に後編読んできました。
おー、素晴らしい。
読んだ?読んでないでしょ。
読んでない。読んでない。
あなたね、読みたいって言ってたよね。
後編読みたくなる終わり方だったって言ってさ。
言ってたよね。
読んでないんでしょ。
後編、解決ぞろり一士王様になるんですよ。
いろいろね、忙しくて読めてないんですよ。
前編の終わりが牢屋に捕まってさ、ぞろりたちが。
最後の開きページでさ、
どうせ後編は牢屋から脱出して、
さらわれた子供たちを助けて、
大臣の悪巧みを暴いて、
平和解決するんだろってぞろりが言うじゃん。
その通りですよ。もちろん。
あ、そうだったんだ。
すごいよね。
その通りだったんだ。
ただその中にやっぱり前回の時にゆかちゃん言ってた、
おならが大活躍するみたいな。
へー。
そういうシーンがあったりだとか。
めっちゃいいじゃん。
あと僕が子供の頃解決ぞろり読んで好きだった図解。
図解?
今回で言うと、
王様もお城の中はこうなってますみたいな。
ここにこれがあって、ここにこれがあってっていうのが見渡しページで図解になってるわけ。
へー、そうなんだ。
これはね、ぞろりシリーズの多分パターンの一つだと思うんだけど、
ちょっと嬉しいね。
細かいとこがいっぱい書いてあるっていうのは嬉しいよね。
すごいね。そういう設定とかもさ、なんかちゃんと考えられてるんだね。
そうそう。
あと、実は表紙が繋がってるっていうね。
あー、なんかそれよくあるよね、ぞろりね。
うん。前のシリーズでもあるんだけど、
前回がさ、いきなり王様になるってハテナだったでしょ。
で、今回が野獅子いきなり王様になるってびっくりマークでしょ。
ストーリーの内容的にも野獅子が王様になってるんだけどさ。
前編の表紙は、ぞろりが王様の椅子に座ってるっていう絵だったと思うんだけど、
で、後編が野獅子が王様の椅子に座ってなんかピザ食べながら贅沢放題してるみたいなのを見て、
ぞろりがおいーっていうツッコミの顔をしてる。
中で、ぞろりの頭から煙がぽわぽわぽわって出てて、
03:02
俺がこのはずだったのにが、その煙ぽわぽわが前編に繋がるようになってるわけ。
へー、なんかオシャレな演出。
で、よく見たら前編の縁が、縁取りが全部ぽわぽわになってる。
へー、そうなんだ。
すごいよくできてる。
ほんとだね。そこまで考えてたんだ。
前回さ、表紙の上にぞろりのお母さんが隠れてるって話をしたんだけど。
うんうん、それめっちゃ探した。
今回後編の表紙に僕はぞろりのお父さんのプロペラ飛行機と、
あと作者の原豊さんが隠れているのを見つけた。
へー、そうなんだ。
へー、めっちゃ楽しみ方あるね、いろいろ。
そんな感じですごい楽しかった。
すごい、めっちゃ見てるね、表紙。
もちろんですよ。
これはもうあれね、読まなきゃだね、絶対。
前編後編両方合わせて、まず並べておいてみるっていうことから始めてみてください。
いいですかね、じゃあ。
今回の課題図書は、栗原康市長、村に火をつき白痴になれです。
はい。
もう5年くらい、6年前にゆかちゃんに一回本貸してもらって、
うん。
一回読んだんだよね。
そうだね。
ゆかちゃんは今回読んだのは、僕に貸してくれたのと同じやつ?
多分そうだと思う。
大きいやつでしょ?
大きいやつ、そうそう。文庫じゃないやつ。
カードカバーね。
僕はその後、自分で文庫版を買って、文庫で読みました。
あー、そうなんだ。
まだ読んでない人向けに、じゃあいつも通りあらすじをご紹介します。
お願いします。
明治から大正の時代に、人は自由に生きるべきだと主張して、
筆を取った伊藤如恵っていう女性の生涯を追った評論です。
うん。
一見、明治とか大正時代の古くて堅苦しい話かなって思われるんですが、
この著者で、政治学者の栗原靖さんのライトな文体がめちゃくちゃ読みやすい。
うん、そうだね。
で、何より、この栗原靖さんが伊藤如恵を好きすぎて、
もう堅入れ、堅入れしまくってて。
そうだよね。
あの、如恵が上手く言ってる時はもういいね、最高っつって。
で、嫌がれ続けたらムカつくやり返せと、
まるで観客席からヤジとか応援音を飛ばしてるようなコメントをずっとつけてるっていうね。
確かに如恵の強火ファンっていうか、結構史上も入ってんじゃね?みたいな感じの文体が逆に面白かったよね。
だからすごいライトで読みやすい作品、面白い作品です。
面白かったです。
で、僕が買った文庫版は、その栗原靖さんのハードカバー版の後書きに加えて、さらに後書きが加わってて。
へー、そうなんだ。
で、その後に最後解説でブレディ・ミカコが書いてるという。
へー、あの、僕は。
そう、ローディラン島の読書会の1回目でやった、
06:00
僕はイエローでホワイトでちょっとブルーの作者のブレディ・ミカコさんがここに解説を入れてるっていう。
へー、そうなんだ。
それも含めて僕はそこも読めたからよかったっていう感じですね。
文庫版そうなんだね。知らなかった。
というわけで、毎回この読書会では、僕とゆかちゃんで話したいポイントを3つずつ計6個話すというルールでやっています。
まず言っとくとさ、この伊藤之江っていう人はいわゆるアナキストなんだけどさ、
この番組自体がアナキズムを推奨したいっていうわけじゃなくて、
この人の生き方自体が現代人の生きるヒントになるよねっていう風な見方で僕は面白いなと思ってて、
だから本当に自由でわがままな人でそれでいいんだっていうことをこれから話していけたらいいなと思ってます。
はい。
で、これから先は本の内容に触れていくので、まだ読んでない人は1回止めて本を読んでくるか、
もしくは最後までずっと耳を塞いでいてください。
はい、お願いします。
で、ポイント1を僕が先にやりたいなと思ってて。
えー、そうなんだ。どうぞどうぞ。
いい、どうぞどうぞ。
ポイント1、アナキストって何?って話をまずしときたいなと思って。
あー、そもそもね。
この伊藤之江っていう人を紹介するときに、よくアナキスト、無政府主義者って言われるんだけど、
これ無政府主義って何?って最初知らなかったの?この5年前、6年前か。最初よく分かってなくて。
そうね、私も教科書でちょっとちらっと見たことがある程度だったかも。
うん。アナキストとかアナキズムって何?って。
辞書を引くと、何だろう。
全ての権威権力をなくして、個人の自由を縛ることのない社会を作ろうという主義。
うん。
って書いてあるわけ。
はい。
で、言われてみれば、この伊藤之江っていう人が、
無理矢理と継がされた家からよにげして、好きな人とくっついた、みたいなことのエピソードが出てくるじゃんか。
うん、出てきたね。
で、当然そんなの明治時代で絶対考えられないような恋だし、
あと、結婚した女性が妻として旦那のために家事とか育児に勤しむってことにも言いを唱えて、
いや、女性だって好きなことしろよって書いてんだよ。
そうだね。
うん。
で、何だったらもう夫以外の別の男性と関係を持ったっていいじゃないか、みたいなことまで書いてる。
うん。だいぶ過激だったんだろうな、当時はって思うよね。
そうだよね。
うん。
で、僕がこの人の本を読んでる中で見えてきたのは、
この反政権的で暴力的っていうアナキズムのイメージあったんだけど、
じゃなくて、そういう活動じゃなくて、
どっちかというと、世の中のいろんな規則とかルールから解放されようよってことを言ってるんだよね。
まあ、そうだね。確かに。
だから、その後時代が変わっていって、今資本主義社会になってて、
働いてる人たちが安い賃金で働かされてるけど、
もう生活のために辞めることができない。
で、たまにボーナスが入ってくることで、むしろありがたがってるっていう。
09:01
はいはい。あるね。
これは奴隷根性だって書いてるんだよね。
そうだね。うんうん。
だからやっぱり、現代にも通じる言葉がいろいろ出てくるなと思って。
で、この栗原康の後書きさっきも言ったけどさ、
後書きの中でローンを組むじゃん。今、人は家を買ったりとか車を買ったりとか、
ローンを組むことでみんな借金をして働くことの奴隷にならなきゃいけなくなっちゃってるって書いてて、
本当にまさにそういう現代を表してるよね。
うんうん。そうだね。
その中でのえが、なんだっけな。
本当に必要なのはそういう夫婦とか労働契約とかっていうものじゃなくて、
本当に大事なのは契約とかなくても困ってたら互いに助け合える友達なんじゃないのってこと。
友人関係が大事だと。
うんうんうん。確かに。
やっぱり田舎のコミュニティってそれがうまく機能してるんだよねって話でさ。
そうね。それめっちゃ思った。
で、困ってる人がいたら声をかけるし、誰か子供が生まれたら近所のおばさんが子育てを教えてくれたりとか、
で、病気になった人がいたら誰かが医者を呼んでくるとか。
うん。尊徳感情抜けでそういうことを助け合いをしてるのが田舎のコミュニティだよねってことも言われちゃったよね。
そうそうそうそう。
それが全部成立すれば共生っていうものが必要なくなると。
うん。
お互い相互扶助で助け合って成立するから。
うんうんうん。
そのことを野江とか世代の周りの人たちは無政府って呼んでたんだなっていうことがよく分かってきたわけ。
うーん。なるほど。
で、マジで僕も東京に移ってきて何年も経つけどさ、
そういう人の優しさに触れることって珍しくてさ。
東京は特にそうかも。
ただ、じゃあ田舎はそれでいいのかっていうと、僕も田舎出身だから分かるけどさ、
狭いコミュニティだからこそ少しでもなんか違うことをしたりすると、
あいつ何なのって村八分にされるみたいな。
うーん。結構そういうの敏感なイメージはある。
そうそう。そういうことを避けるためにみんなの様子を伺いながら伺いながら臆病になって、
結局自分の自由に行動することができなくなっている人も中にいるんじゃないのかなっていうことを思うし。
うーん。
だからやっぱりね、相互扶助っていうのは魅力的なんだよ。
無政府でお互い助け合えればそれはそれでいいと思うんだけど、
でもそこにはそこでルールがまたそれはそれで生まれてしまうから。
そうだね。あなた前これしてあげたから今度これしてくれてもいいでしょみたいな。
そういう恩とか義理とかそういうのもありそうだしね。
そうだね。このあたりたぶん助けてあげるのができればいいんだけど、
やっぱりどっかでそれは行政がちゃんと区分けをしなきゃいけない部分も多少あるんじゃないの。
うーん。
どのまさにその田舎から逃れてきた人じゃん。
そうね。福岡の田舎から。
田舎の生き苦しさから。
12:01
それぞれの人がやること、なすことにこれが当たり前だとかこれが標準だろうって決めて、
それ以外のものをどかす。お前はダメだって排除するような社会は作っちゃいけないってことを人は言ってんだなって。
うーん。
だから自分のことは自分で決めたらいいじゃん。
あの人がやりたいんだったらやらせればいいじゃんってことをみんながそう思えたら、
みんなが楽に暮らせるのにねって僕すげえ受け取った。
確かにね。余計なおせっかいはせずにね。
そうそうそう。
じゃあ全然今の世代にも通じることがあるよね。
うん。僕だってもう親から普通はこうしなさいとか普通はこうあるべきでしょみたいなことすごく言われるし。
ああそういうの結構きついよね。
うん。親から言われるのもあるし親が誰かに対してあの人ってさ普通こうするじゃんなんであんなことするのっていう話をするのよく聞くからさ。
普通はさで始まる論理ずるくない?
そうそうそうそう。
普通はさって言われたらさなんかもう大抵のこともさ、
こうなんだろう私が悪いのかなみたいな気持ちにさせられるようなところあるよね。
そうだよねそうだよね。
それはあなたがそれが満足な形なんですよねっていうことをちゃんと分けないといけないね。
そうだね。
ということでじゃあいいかな。
うん。
じゃあゆかちゃんの1個目。
えっとね、私の1個目は夜逃げとバックレ。
いいね、はい。
伊藤のえってさ結構その結婚制度とか資本主義の中で労働者がコケ使われているような部分を奴隷制度って言って避難してて、
そういうのなくそうみたいな活動をしてきた人じゃない?
うん。
昔もそれこそもうひどい環境でさ、
労働者の立場とか弱くって奴隷みたいで、
コケ使われてでも賃金はすごい低くてみたいな、
本当にいわゆる奴隷のような働き方をしていたのが昔だと思うんだけど、
今でもそれって奴隷制度みたいなものは実はあって、
それがいわゆる社畜っていう言葉だと思うんだけど、
あーそうだね、そういう言葉よく言われるね。
そうよく言われるじゃん、ブラック企業があって、
で、それでもうサービス残業しまくりみたいな、
社畜っていう言葉ができてしまうぐらい奴隷のように働いてしまうみたいな部分って全然今でもあると思うんだけど、
その社畜って奴隷みたいに働かされてるってなった中で、
もしよ、もしノエがそういうブラック企業に入っちゃったらどうするかなって思ったら、
ノエはバックレると思うんだよね。
なるほどね。
ノエって自分が納得できない環境とかに身を置かれた時にどうしてきたかって言ったら、
15:04
もう逃亡してきたわけじゃん。
だからそれこそお見合いとか勝手にお見合い組まれて、
自分が結婚したくない相手と結婚させられそうになった時、
もうよ逃げ動然でバックレてきて、田舎から逃れてきて上京してって、
みたいなこともこの本で書かれてたんだけど、
だから結構そのノエってバックレ癖があるのかなーって思っていて、
だから現代でもブラック企業とか言われて奴隷みたいに働かされてみたいな、
そういう環境があった時に退職したいですって言われても退職させてくれないとか、
すごい引き止めに遭うとか。
僕会ったことある。
会ったことある。
当事者がいた。
そういう時にバックレればいいんじゃないっていうのが、
たぶんノエが現代にいたらそういうふうに言うのかなって思っていて。
そうね、なるほど。
だからノエみたいにすごい自分の一生を強く貫くみたいな人は、
バックレるっていうこともできると思うし、
バックレる勇気がないんだったら退職代行サービスみたいな。
あるね。
あるじゃん。
そういうのでバックレるっていうのもある意味ノエの哲学に通ずるものがあるんじゃないかっていう。
奴隷制度からの解放じゃないけど、
自分のことは自分で決めるみたいな。
そういう意味でのバックレ。
だから私はノエがブラック企業に就職したらバックレるんだろうなって思いながら。
それ何それ?
なんとなくこの本を読みながら思ってたところなんだよね。
この読書会でさ、前バックレるやったよね?
それ、それなの。
そう、ハワイで漁師になる。だっけ?
違うよ、違うよ。ハワイじゃないよ。
ハワイじゃない?
近藤幸太郎さんのアロハで漁師始めました。
アロハで漁師始めました。
漁師はハワイじゃないです。九州でやってます。
しかも私が紹介した本なのにね。
本読んでないんじゃないかな。
読んだ読んだ。
ローテナントの読書会の過去会でやってますね。
そうそう。
そこでもバックレることの大事さっていう話をしてるんだよね。
そうなんだよね。
漁師をして得た獲物を地元の農家の人との果物と物々交換してみたいな
そういうコミュニティの話とかもあったと思うんだけど
本当に東京でさ、生きてたらさ
18:00
もうさ、会社でうまくいくことが人生のすべてみたいに思えるような時あるじゃない?
幸せ枠なんて。
はいはいはい。
じゃなくてバックレてもいいし
バックレた先で豊かな世界もあるよみたいなことを
気づかせてくれるきっかけになる本かなって読んでて
そう思ったんだよね。
あともう一個のえいが言ってることで
なんとかなるなんだよね。
困ってもなんとかなる。誰か助けてくれる。
お金がなくてもなんとかなるみたいな。
本当にブラック企業に勤めてると
ここを辞めて自分はどうなるんだって不安がすごいのしかかってくるんだけど
とりあえずバックレてみようっていうことなんだな。
なるほどな。
僕は退職代行ってどうなのって一時期思ってたんだけど
思ったことあるし
退職を申し出た時の気まずさみたいなことも含めて
自分の人生にとって必要なことだぐらいに思ってたっけ僕は。
真っ向から立ち向かわないといけないんじゃないかみたいな。
立ち向かうんじゃないけど
どうしたって気まずいじゃん。退職しますみたいな話するのって。
入ってもいいかはしないかなんだけど
でもそこで引き止められて自分の生活が全然逃げられないんだったら
逃げるべき場所から逃げられないんだったら
退職代行みたいなバックレていうこともありなのかなって思った。
あともう一個
僕が前にいた会社の話にすると
バックレた人のことを飛んだってみんな言うんだよね。
あいつ飛んだみたいなことが平気で飛び交う。
すごいね。
そういう意味で、飛ぶとかバックレるとかは
そんなに後ろめたく思うことじゃないよってことだね。
そうだね。
全然手段として考えてもいいと思う。
そうだね。
で、世界は広いから君は生きてればなんとかなるからっていうね。
そうだね。
だから今の会社でずっと働くことが全てじゃないよっていう
視点に立てると思う。
そうだね。
っていうのが私の1個目でした。
よし、じゃあ夜逃げだね。
みんなで夜逃げをすればいいんだね。
そうそう、みんなで夜逃げしよう。
レッツ夜逃げ。
じゃあ僕の2つ目。
はい。
令和の米騒動。
おー。
本編でも野江と大杉栄、旦那の大杉栄が
1918年の主婦たちの米騒動を見てるんだよね。
それ何かって言ったら、お米の価格が高くなって買えませんと。
主婦たちが米屋を襲って安く売れって言って
または、もはや金を払わずに持ち帰るみたいな暴動が起こっているっていうのが米騒動。
1918年だから100年ちょっと前なんだけどさ。
21:01
で、この夏、2024年の夏さ、令和の米騒動っていうフレーズがすごく話題になったんだよね。
そうだね。
まあ、お米がスーパーから消えて困った人も多いと思うんだけど
僕さ、当時の米騒動みたいな激しさは別にないじゃんって思ってるわけ。
あー、そんな暴動とかにはなってないしみたいな。
そうそうそうそう。
もう昔の人はガチだからさ。すごい本気でさ。
火つけるぐらいやもんね。
そう、米屋に火つけるんだよ。
米が欲しいのに米屋に火つけるってわけわかんないんだよ。
てか何が違うかって逆だなと思ってて。
逆?
あのね、今年の2024年の米騒動っていうのは
もともと地震とか台風で備蓄が煽られたんだよね、まず。
そうだね。
そういうタイミングで我先に行ってスーパーに買い溜めって言うべきか
買い占めって言うべきかわかんないけど
どんどんどんどんなくなっていったんだよね。
ここでさっき僕がポイント1で話したような
ノエの無政府主義の話に戻るんだけど
当時の主婦たちは必要な分、自分たちが今日食べる分が欲しいんだって
誰よりも貯めておきたいわけじゃないんだよ。
人一倍家に置いておきたいとかじゃないんだよね。
むしろさっきの無政府主義の話で近場に困ってる人がいたら
はいはいどうぞどうぞって分け与えるような文化だったんだよね。
うんうん、書かれてたね、それもね。
ここが人間の内面の部分として真逆な気がするんだよね。
我先に我先にって取りに行くのと
いやうち今日困ってんだよ、じゃあどうぞってやり取りがそこにあるっていう
わかんない、そんなに綺麗なものだけじゃないとも思うよ、その昔100年前のやつ。
綺麗な話だけじゃないけども、そこには人の心があった気がするんだよね。
そうだね、なんか自己中心的じゃないっていうか
そうそうそう
分けることも実はないっていう、そうだね。
そういう意味で、なんか令和の米騒動っていうフレーズが
なんかすっごい皮肉だなって思ったの。
確かに、令和の米騒動は俺が俺がっていうか
そう、気迫な人間関係を表してる、令和の米騒動だなってちょっと思った。
確かに誰からも米もらえないし、ある時に買っとかなきゃみたいな感じだもんね。
そうそうそう、もらえないから買っとかなきゃになるし、もう悪循環だよね、それはね。
そうだね。
あとまあついでに言うとこの米騒動でコンビニのおにぎりとか冷凍チャーハンみたいなのも一気に値上げしたりとかさ
1個あたりの量が減ったりとかもあるんだけどさ。
最後僕何が言いたいかというと、日齢の本格炒めチャーハンやっぱ美味しい。
なにこれ。
結局美味い。
食べたことないんだけど、そんなに美味しいの?
ほんと?
多分スーパーとか見たら一番売れてるとか書いてあると思うんだけど。
24:02
日齢の?
日齢の本格炒めチャーハン。
本格炒めチャーハン?
いろいろチャーハン食べるんだけど、結局これが一番美味しい。
そうなの?
だからこれの値上げはやっぱ残念だなって思っちゃう。
まあしょうがないんだけど、しょうがないんだけど。
それライフに売ってるかな?
多分どこでも売ってるんじゃない?
どこでも売ってるかな?
うん。
じゃあ見つけたら食べてみます。
じゃあゆかちゃんのポイント2、2個目。
はい。
のえが謝っちゃうくらい怖い存在。
また長いな。
長いかな?
謝っちゃうくらい?
怖い存在。
怖い存在。はい。
これさ、のえの性格をよく表すエピソードだなって思うんだけどさ、
私は決して頭を下げないっていうエピソードがあって、
これのえが子供の小学生ぐらいの時代の時に台風で家に帰れなくなっちゃったことがあって、
で、その先生の家に泊めてもらって、
で、翌日そのまま学校に行って、
で、その授業で使う道具、
家に帰れなかったからその道具持ってこれなくって先生に怒られちゃった時があって、
で、先生はのえの言い分を聞かずに、
お前忘れ物しただけだろうと、
それを嘘ついて言い訳してるんだろう、謝れって言ってのえに迫ったんだって、
でものえはもうなんで悪いことしてないのに謝らないといけないんですか、みたいな風にくってかかると、
で、もう自分が納得してないことには頭を下げないという、
子供の時からそうだったっていうところを表すエピソードが書かれてて、
で、そのある意味怖いもの知らずの性格というか、
子供の頃からそれぐらい頑固だし怖いもの知らずだし、
それは大人になってからもそうで、夫の大杉栄が憲兵に捕まった時も、
この偉いボスの政治家の人に直談判をくってかかるような、
もう怖いもの知らずののえの性格っていうのが結構いろんなところで書かれてるかと思うんだけど、
そののえが謝っちゃうような場面があって、
誰に謝った?
誰に謝ったかって言うとさ、
のえが大杉栄と一緒に亀井戸で生活をしていたっていう時代、
これからもう労働活動、労働者解放の活動に本御所を入れていこうっていう時に、
そのためにはまず労働者の生活を知らないとっていうことで、
亀井戸、その当時の労働者の町っていう亀井戸に引っ越しをして住んでいたっていう時に、
のえは子供と一緒に亀井戸の銭湯に行くんだよね。
銭湯には当時のこの女工さんたち、労働者たちが一斉にわーって銭湯に集まってて、
27:06
その中でのえってちょっと浮いちゃうんだよね。
割と比較的、労働者でもないし、比較的いい着物を着ていて、
で、他の女工さんたちは使っていないような、
多分当時としては珍しかったと思うんだけど、石鹸を使っていて、
すごいちょっと銭湯の店員さんにも、
こちらへどうぞみたいな感じでちょっと優遇されてた時に、
周りの女工さんたちが、なんだあいつみたいな、気取っちゃってみたいな、
同じお金しか払ってないのに、なんだこんな優遇されて気取っちゃってみたいな、
いうふうにすごい悪口を言われた場面があって、
その時にのえは女工さんたちにすごい嫌味を悪口を言われて、
それが辛くてすみませんって言って銭湯を去ったっていうエピソードがあるんだけど、
何も悪いことしてないじゃんのえは。
ただ銭湯に行って石鹸を使ってお風呂を浴びただけですよ。
だけどそれを女工さんたちにつつかれて悪いことをしていないのにすみませんって、
あののえがすみませんって言って去っていくなんて、
その女工さんたちよほど怖かったんだろうなーって、
しつこみがあったんだろうなーっていうふうに。
あーそういうことね。そっちね。
そう思ったっていう。
あののえが謝るぐらいどんだけ怖かったんだろう、あの女工さんたちに。
確かにね。
そう思ったっていう。
あー確かにそうだね。
そうか強かったのかな女工さんたち。
女同士だから強かったのか。
そうだね。女同士で、で、こうなんだろう。
働いてる自分たちと働いてないのえみたいな。
のえみたいなことで見下してるってことか。
そうそうそう。
そうかそうか。
社会的に女性は別に位は高かったわけじゃないんだけど、
その銭湯の中では女工さんたちは上に立てたから。
そう、めっちゃ強かった。
結構そういういびりには意外と弱かったのかなーって思って。
あーなるほどね。
そのシーンについてちょっとさ、
ブレディ美加子が解説で書いてて。
えーそうなんだ。
あの女工たちにいろいろ嫌味を言われて、
のえは本当に肉たらしくもなり軽蔑もしたくなるって書いてると。
えーそうなんだ。
そうで、他の全く別のことに関してね。
のえが書いた文章で、
知識階級の労働運動者が、
労働者に反感を持たれるっていうのは、
必ず反感を持たれるような態度があるんじゃないかそこにはって書いてる。
へー。
文句言われる人には文句言われるだけのことがあるんだって書いてるのよ。
そうなんだ。
それが自分の中で矛盾してるじゃんっていう。
30:03
文句言われといて自分もムカついてるし。
文句言われる人には文句言われるだけの理由があるんだって書いてるくせに、
そうやって自分もムカつくっていう。
その自分の中で矛盾してる部分がいっぱいあると。
あー。
これがのえの良さなんだってことを書いてるだけ。
あー。
なるほどね。
で、今の世の中、
お前はどっちだった?右か左かとか。
政治か悪かとか。
EU離脱とか残留派かとかって絶対に言うんされるんだけど、
じゃなくて、いや、私は今はこう思うし、
今はこう思うし、みたいなその柔軟性が今の人には必要なんじゃないかってことを
文句言いに書いてて。
へー。
すごい。そんな深いところにつながると思ってなかった。
だからそうやって嫌味を言われたらやっぱムカつくんだよ。
いくら労働者の見方といえど、嫌味言われたらそりゃムカつくと。
そうそう。
なるほどね。
でもそんなのえがいびられた銭湯がある亀戸は、
亀戸餃子っていう餃子が有名で、
亀戸餃子すごいおすすめなのでぜひ行ってみてください。
なに、グルメの話をしなきゃいけないんだけど最後。
宣伝のコーナー。
絶対最後しなきゃいけない。
亀戸ってどの辺なの?
錦糸町の横。
あー。
錦糸町は墨田区なんだけど、
真横、錦糸町の一個次の駅なんだけど亀戸って。
総武線で。
でも亀戸は江東区なのね。
そうなんだ。
そうそうそう。
で、結構グルメの街って言われてて、
餃子がおいしいのでぜひ。
おすすめされた。
亀戸に近くに用事がある方は餃子を食べて帰ってください。
ぜひ食べていってください。
じゃあ僕の3つ目。
令和の敗将論争。
おー。令和の米騒動に引き続き。
そうそう。令和のシリーズ。
敗将論争って当時100年前の明治の時代に、
優女が自らの意思で商売をしたいんだったら、
政府はそれを認めるってなってたわけだよね。
そうだね。交渉と支障とであって、
交渉は認めました。
それは業界としては必要なものだっていう認識があったんだけど、
そのことについて当時の婦人団体は、
政府がそういうことを認めちゃいけないだろうって主張するんだよ。
その主張に対してノエが、
この婦人団体が、
売春している女性たちのことを洗漁婦って呼んだんだ。
いやしい食料って呼び方をしたんだよね。
ノエはそれを批判したんだよ。
女性たちの人権を守りたいのはわかるんだけども、
そこで洗漁婦って呼んじゃダメじゃんって。
33:00
めっちゃ上から目線じゃないみたいな。
そうそう。生活のために売春している女性たちがいる中で、
それをいやしいっていうのは傲慢だって。
そんなことを言う権利は誰にもない。
小婦の仕事とか、
その労働環境を改善しようっていう態度じゃないぞってことを
ノエは否定したんだよね。
それは女性の権利を守るっていう姿勢は同じなんだけど、
婦人団体のその態度も良くないでしょっていうことを
ちゃんと指摘したんだよね。
このやりとりが、まさにこの2022年の始まった
AV新報の話と似てるなと思って。
これが多分あんまり知ってる人はすごい知ってるし、
知らない人は全然知らないっていう世界だと思う。
だってAVの話って避けられるじゃん。
そうだね。私多分あんまり知らないかも。
で、これ何かって言ったら国会議員が集まって
AV業界に規定を作って女優を守ろうってしたんだよね。
それが、まず会社側は
AV女優に対して契約をした後1ヶ月間は撮影が禁止。
1ヶ月後から始まりますと。
その後撮影をしてから4ヶ月間公表禁止。
4ヶ月経たないと公表されません。
それはなぜかって言ったら、出演した女優側に
後悔とかなんかいろんな感情が生まれた時に
停止できるようにするの。
ああ、なんかそういう猶予期間みたいなものがあるんだ。
そうそうそうそう。
だから公表から1年間は無条件で契約が解除できます
みたいな出演者側の権利が増えたりとか、
で、販売とか配信を停止させることが請求できるとか
そういうようなことを法律を作ったんだよね。
で、それに対して女性権利団体が声を発して
それは国が買収を法律で認めたんじゃないかって言い出すわけ。
ああ、そうか。
これさっきの100年前の話と同じでしょ?
そうだね。
なんか出演自体は禁止してないというか
出演できるという前提ありきでことが進んでる感じだよね。
でもそれってポジティブな理由で
AV女優さんに対しても否定しちゃってるんだよね。
だから女性が金銭を目的にそういうことをするべきじゃない
ということまで含めちゃってるんだよね。
女性権利者団体は。
はいはいはい。
だからノエが言ってるような生活のためにやってる人とか
その仕事を自分の中で納得してやってる人もいるんじゃないのってことは
ちょっと無視されちゃってるわけ。
なるほど。確かに。
その法律ができたことによって
つまり現役でAV女優やってた人の仕事が減ったりとかしちゃってる。
はいはいはい。
会社側も撮影はしたけど公表ができなくて
お金が作れなくて会社側も借金を負うことになっちゃったりとか
今まで回ってた社会が回らなくなっちゃってる部分もあるわけ。
36:03
なるほどね。はいはいはい。
逆にお金に困っちゃって
逆に違法な仕事に手を出す女優が現れたりとか
本末転倒だ。
そうそうそう。
なるほど。
ってことまで起こってるっていう。
すごいね。なんか同じこと起きてるね。
そうなんだよね。
だからこれ令和の敗将論争だと僕は思ってるんだけど。
なるほどね。
確かに。
権利を守ろうとして動いていることが裏目に出ているね。結構。
そうそうそう。
現場のことをちゃんと調査しないまま
法律決まりだけを作っちゃうとこうなっちゃうっていうね。
これはAVだけの話じゃないと思う。
全然違う業界でも起こり得る話で。
でもこれがAVの話だから
あんまり昼間のテレビでは放送されない話だったり。
そうだね。確かに。
名前は聞いたことあるんだけど
中身まではちゃんと知らなかった。
するっていうね。
はいはいはい。
確かに。
AVに出て自分はこの仕事で稼ぎたいんだっていう
プロ意識とかこの仕事にプライドを持ってやってる人も絶対いると思うんだけど
そういう人たちに制限かけてるって思ったら
そういう側面なんかすごい皮肉やなって思った。
もちろん助かる人は絶対いると思うんだよ。
そうね。いるんだろうけど
そこに生まれた溝をどうやって埋めていかなきゃいけないのかってことを
ちゃんと考えなきゃいけないんだよね。
余計なお皿だよって思ってる人も一定数いるよね。
そうそうそうそう。
他の業界にも当てはまることがあるから
ちゃんとこういうことって起こるよってことを
として僕らは認識しとかなきゃいけないなっていう話。
なるほどね。
別に僕は今からAV業界に関わることはないけどさ。
なんかちょっと話違うかもしれないんだけどさ
ハリーポッターのハーマヨニーいるじゃない?
ハーマヨニーっていわゆる意識高い系じゃん。
映画では描かれてなかったんだけど
本作の方でハーマヨニーは
屋敷しもべ、解放運動みたいなことを
積極的にやろうと
あれ映画にないのか?
確か映画になかったと思う。
で、ハーマヨニーを屋敷しもべって奴隷のように扱われてるから
その子たちの権利を守るためにっていうので
張り切ってやってるんだけど
屋敷しもべ側は
いや、それが僕たちの仕事なので
別にそんなことしなくてもっていうような
温度差があったらしいの。
39:03
それをなんとなく思い出した。
あれもなんか不思議な話だね。
ちゃんと読み直してみよう。
何だろう、権利を守る側が
結構ちょっと全体像見れてないみたいなことって
どの世界でもあるんだろうね。
でもそれもそうだし
屋敷しもべ妖精側も
本当は自由でいいっていう世界を知らないから
ちゃんと教えてあげなきゃいけないみたいな
もう奴隷であることが当たり前になってる。
すごいね、ノエと繋がるよこれは。
屋敷しもべ。
ノエと繋がるし、っていうか
J.K.ローリングはそれを描いてるってことだよね。きっとね。
多分それを、そうだね、少しは考えてた部分あるやろうね。きっと。
はいはいはいはい。
あ、そうだわ。納得しました。
じゃあ、ゆかちゃんの3つ目。
私の3つ目は
2つの歯車。
この2つの歯車っていうのは
1つはノエのミシンの歯車と
あとチャップリンの歯車。
チャップリン?
チャップリン。
まずノエのミシンの歯車についてなんだけど
ノエは理想的な社会の
イメージみたいなものを
ミシンの歯車になぞらえて表現していて
引用するんだけど
複雑な微妙な機械をいじっていますと
私は複雑である微妙を要することほど
特に中心というものが必要だという理屈は
通らないのが本当のように思われます。
みんなそれぞれの部分が
一つ一つの個性を持ち
使命を持って働いています。
そしてお互いに部分部分で
働きかけ合ってはいますが
必要な連絡の範囲を越してまで
他の部分に働きかけることは
決して許されてありません。
そしてお互いの正直な動きの連絡が
ある完全な動きになって
現れてくるのです。
っていう風に表現していて
これは何を言ってるかと言ったら
さっきもちょっと話に出てきたんだけど
相互扶助であったり
友情を育むという行為
っていうのを
この歯車の動きに表現していて
歯車が動くことで
次の歯車も動いて
その隣の歯車もちゃんと動いていて
ミシン全体がうまく回っていくってことでしょ
そうそうそう
この時に言っておきたいのは
ミシンは電動じゃないからね当時ね
足で踏んでみたいな
足踏みのミシンのことだと思うんだけど
だから中心がない
電動だったら電気が中心だからね
なるほどね
そこまで考えていなかった
確かに確かに
エンジンがないから
中心がなくて
一つの部品部品が動き合っていて
42:02
それが完全な動きになっていて
それが人間関係
友情関係にも表現されていて
お互いがお互いを助け合っていて
っていうのが
いろんな場所でそういうことが起きていたら
それが全体的な動きでいったら
完璧な動きになって
動き始めていて
政府とか中心みたいなのは動かないで
でも世の中うまく回っていくんじゃないか
っていうようなことを言っていて
そうね
ミシンの歯車に表現していたんだけど
これっていわゆる
ノエが思うところの
理想的な社会のあり方
人間関係のあり方
みたいなのを表現するときに
このミシンの歯車っていうのを
例えで用いていたわけじゃん
で同じく歯車を
例えに出していた例があって
それがチャップリンの歯車なんだけど
チャップリンの映画の
モダンタイムズっていう映画で
有名な歯車のシーンがあるんだけど
巨大な機械があって
その歯車にチャップリンが巻き込まれていく
みたいなシーンがあるんだけど
これは映画の中で
時代としては工業化が進んでいって
労働者が一人の人間ではなくて
機械の一部にまぞらえて
代替可能な存在
使い捨ての存在みたいなことを表現した
結構皮肉の意味合いを込めた表現だった
人間も歯車になっちゃったよみたいな
そういう状況って
いわゆる労働者が代替可能なものとして
尊厳みたいなのを奪われて
使われている状態っていうのは
ノエが良しとしなかった
資本主義社会のイメージでも
生き方でもあるじゃない
そこの奇妙な繋がりみたいなものも
あるんじゃないかなと思って
歯車っていうキーワードでね
そうそう
読んでて思ったんだよな
確かに同じ言葉だけど
イメージしている世界が違うってことだよね
皮肉的な意味合いと理想的な社会としてのイメージ
私は最初チャップリンのモダンタイムズの方を先に知ったから
歯車
人間は社会の歯車の一部だみたいな
ネガティブなイメージが先にあったんだけど
ノエのミシンの例えを聞いたら
別に隣同士で支え合うだけで
意外と社会って回っていくみたいな
良いイメージのイメージも膨らんでいったから
45:01
すごいなって思って
あとチャップリンの方が時代はちょっと後だからさ
そうなの?
そうそう
ノエがいた頃はチャップリンは多分
10代?20代?分かんない
モダンタイムズは何年か分かんないけど
イギリスの方が興行化早かっただろうしね
そうだね機械で動いてるっていうことが身近だっただろうね
中心がある機械だよねそれで言うと
そうだね
こうしなさいでそれを効率よくしなさいっていう方の機械だよね
そうだね中心がある機械確かに
ミシンは中心のない機械だけど
からくりじゃないんだよね
確かに歯車っていう意味では同じだけど
機械の種類は確かに違う感じだよね
それが多分時代の違いで現れるんだと思う
ノエの時代は歯車をプラスになるイメージで描けたけど
実は今の時代はマイナスなものになっちゃってるよねっていうことか
当時のノエのミシンの例えは
当時の人に伝わりやすかったけど
今の人には多分伝わらないんだよね
なんで中心あるじゃんみたいな
そうだし歯車だって社会の歯車っていう言葉のイメージが強いからね
お互いに関わり合って生きていきましょうっていうことが
うまく噛み合えばいいんだけどね
そうもそうもいかないのが東京なんですかね
ゆかちゃんもさ東京に出てきた人間じゃん
そうだね
地元と比べてやっぱ違う?
違うなって思うね
単純に頼れる人がいないなって思う
いないか
だって親戚もいないし親もいないし
だから子育てとかしづらいだろうなって思う
子育てしてると本当に思う
いつもいつも隣にいてほしいとは思わないけど
ただ困った時にすぐ何か言えるっていうのは絶対いいよなって思う
子供が熱出したけど
自分がどうしても会社行かないといけないみたいな日って絶対あるじゃん
親とか親戚が近くにいたら頼れるじゃん
ごめんちょっと預かってほしいみたいな感じで
安心して預けられるけど
それができないだろうなって思うし
何をするにもお金を払わないといけない
託児所とかでお金払ってようやくそれができるみたいな
結局お金が介在するんだよね
そうそう
お金があったら住みやすいのは東京と思うけど
お金なかったら田舎の助け合いみたいなのが
必要なんじゃないのって思うね
そうだね
終わりに入って言ったんだけど
この著者の栗原靖の他の著者で
タイトルが働かないでたらふく食べたいとか
48:03
奨学金なんか怖くないとか読みたくなるタイトル
すごいねパンチ効いてるね
お金に困らずにでも生活はできるっていう社会が
リトートしてるよなって思ってて
確かに栗原靖が彼女に紹介した本
おすすめの本を一冊紹介した時に
坂口強兵のゼロ円ハウスっていう本を紹介して
それは坂口強兵っていう人が
ホームレスの家に行った時に
テントの家なんだけど
元でゼロなんだけどめちゃくちゃ快適すぎて
これはゼロ円でできた家だっていうことで
ゼロ円ハウスっていう本を一冊書いていたのを
おすすめしたらしくって
本当にお金かからないで生活したいみたいな
いい生活ができるみたいな
そういうことに関心のありどころがあるよね
今すごい家賃払って住んでるもんな
狭い家にね
本当だよ
アナキストって言葉に
暴力的なイメージを持つ人も多いと思うんだけど
この栗原靖さんの画像とか動画とかをまず見てほしい
この人はすごく器用はそんな優しそうな人なんだよね
器用はそうだった?
イメージないよあんまり
写真は知ってる見た目は知ってるけど
テレビとかで喋ってるの見たことない?
ないね喋ってるの
そっかそっか
柔らかい感じ
ひょうひょうとした感じがすごい楽しいんだよね
で文章からわかるんだけど
長渕剛が多分好きなんだよね
そうなんだ
この裏に火をつけ白紙になる中でも
今日から私せっせせっせと東京の人になるとか
長渕フレーズなのね
そうなんだ全然気づかなかった
そうなんだめっちゃ男臭くない?そしたら
そうだね
長渕人氏はアナキストなの?
長渕強氏だよ
長渕強氏はアナキストなの?
いや別にそういうわけじゃないでしょ
でも長渕も自由を歌ってたりするよね
奴隷になるなってことは多分言ってると思うが
そこはちょっと通ずるものがあるのかもしれない
ろくなもんじゃねえって歌ってるからね
そうなんだ
言い残しはないですか?
大丈夫です
村に火をつけ白紙になれるの話はここまでとして
次回のローテナントの読書会の課題図書を発表します
お願いします
次回はポール・ギャリコ著 猫語の教科書です
タイトルがかわいいね
猫語の教科書はかわいいかどうかわからない
教科書は固いんじゃないですか?
51:01
いやかわいいね
だって猫語もかわいいです
ゆかちゃんは猫が好きなんだねとにかくね
大好きですね
もう読んだんだよねこれは
僕はまだ読んでないんだけど
本当ですか
ぜひ読んでほしい
猫好きの人はぜひ読んでほしい
一冊ですねこれは
そうなんだ
猫が好きじゃない人はどうしたらいいんですか?
猫が好きじゃない人も読んでほしい一冊ですね
僕みたいにアレルギーのある人
アレルギーのある人も楽しめる本になってると思う
どれくらいアレルギーがあるかって言ったら
僕自分の目の前で2人の人が猫の話してるのを聞いただけで
くしゃみが出るくらいアレルギーだから
じゃあもう本読めないじゃん
猫出まくりなんだけど
じゃあ一応読んでみましょう
リスナーの方もぜひ読んで参加してください
はい
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噛まずに言えるのすごいね
何回言ってると思ったんだ
そうか9回目ですけどね
9回目なんだけど
Xの方では
ローテナントの読書会第9回ここまでです
お相手は翔平と
ゆかでした
ありがとうございました
ありがとうございました