たまらん坂の由来
お晩です。この配信は、日本のどこかの都市を描いた歌と、その歌にまつわる場所、エピソードなんかを話していく配信です。
お相手はMCワタンドです。よろしくお願いします。
そんなわけで、今回お届けする曲は、RCサクセションのたまらん坂という曲です。
この歌の舞台は、東京都国立市にあります、実在の坂、たまらん坂になっています。
このたまらん坂は、RCサクセションの今野健次郎さん自身が近くに住んでいるというところで、非常に思い入れがある場所にもなっているようです。
この場所はですね、国立駅の中央線ですね。中央線国立駅の南側から10分ぐらい行ったところにあります。
国立市と国分寺市のちょうど静かにあたる緩やかな坂になっていますね。
歌のタイトルは漢字になっているんですけども、実際の地名ではひま、ひらがなで書かれることが多いようですね。
たまらんという言葉の通り、坂の名前の由来は、登っていたひとつ橋大生がたまらんたまらんって言っていたとか、
あとリアカーを引いて登る人がこんな坂嫌だたまらんって言ったような曰くもあるそうです。
諸説あるということですが、どっちも内容としては一緒ということで、坂を登るのが大変だったというようなところなんですかね。
面白くてインパクトのある坂の名前ですよね。
坂の名前って特徴的なものが多いなと思うんですよ。
坂の名前とかで検索するといっぱい出てきますけども、
例えばこれっきり坂、これは横須賀にあって山口ももえさんの曲かな、の節から取った坂になっています。
正式名称じゃないみたくて通称みたいですけども、みんなにそう呼ばれてるってことですね。
あと他にもちょっと出てきたやつなんかで印象的なのはかつら坂。
これはこの坂で昔死んだ人がいて僧侶なのかな、その人がかつらをかぶっていたことにゆうかりがあるとかね。
あと坂のところでお殿様に怒られて300問の罰金が明かされたというふうな曰くから300坂というようなところだとか。
あと見送り坂とか藤見坂とかそういうのは日本各地にあったりして、坂でこんなことが行われてたのかなみたいな昔の行動も想起させるような名前もあります。
だからちょっとこのさまらん坂にしてもそうですけども、
昔この場所がどんなふうに使われてたのかなとか、どんな人が暮らしてたのかななんてことが坂の名前から見えてくるというのが非常にいいですよね。
地名なんてのはそもそもそういったところもあるのかな。
日本各地の特徴的な坂
こういう漢字が使われてたら田んぼがあったのかなとか、谷っていうのがあったらもともとは地盤も緩くて谷だったのかなとか。
前からいろいろ想起させるっていうのが多いですけど、坂はもうちょっとただの地名よりはストレートな意味合いもあってわかりやすいなというふうに思います。
ブラタモリなんかね、こんな感じで坂の名前なんかは結構ガッツリ紹介してくれてるんで結構誘われるなというふうに思います。
坂っていうのは結構エピソードもあるんだろうね、昔から。
人が峠を越えるみたいなところでちょっと地域と地域を隔てるところだったのかなというふうにも思いますし、
歩いて登るってなるとやっぱ苦労するところも多いからね。
苦労的な苦労があったというようなエピソードとか、さっきの死んだにしても見送ったとかにしても、不死命の場所になるってことで名前がつきやすいのかなというふうにも思います。
坂って日本各地というか、本当に地域地域ごとにちっちゃいものから有名なものまでいろいろありますからね。
ちょっとあなたの街のすぐそばの坂なんかもきっと名前があると思うので、ちょっと見てみてなければぜひつけてみてください。
いつも走って登ったりするからね、走り坂だなとか。
それはちょっとひどいか。
ここの坂の脇にはみかんの木になってるからみかん坂だなとか。
この坂の脇にある家にはいつもジャージが押してあるなとか、ジャージ坂だとか。
あなたなりの名前がつけられるかなと思いますので、坂の名前いろいろ試してみてください。
そんなわけでぜひ国たちの坂、昔の人もちょっとイメージしながら聞いてみてください。
RCサクセションたまらん坂。