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日本のどこかの歌と話5番です。この配信は、日本のどこかの街を描いた歌1曲と、その街にまつわるエピソード、話なんかをお届けしていく配信です。
お相手は私、MCはワタンドです。よろしくお願いいたします。 そんなわけで今回お届けする曲は、緑川書房の「あたみ」という曲です。
舞台はタイトルの通り、あたみ、この街ですね。 静岡県あたみ市にあります温泉街ですよね。
昔は結構新婚旅行とかでも、まあ行ったというふうなことで言われてますけども、東京とか首都圏からも新幹線も通ってますし、在来線でも横浜から2時間弱ぐらいで行けるかなというふうな場所なので、非常に便利なところだなという感じです。
かつてはね、本当に大温泉街という形で、新婚旅行だとか、団体旅行みたいなのをガッツリ受け入れる街として受け入れてきた場所で、そんな感じのでかい団体さん向け旅館みたいなのがかつてすごいあった場所なんですね。
まあそんなこともあったので、ちょっと団体旅行部分とか、あとも近場の温泉街っていうよりはもっとみんな遠くに行くようになったりして、一回ちょっとすごい廃れた街です。
けど2010年代とか、2010年代後半ぐらいからなのかな、結構V字回復してきて、本当に人気の街にまたなってきてるというようなとこです。
この歌で歌われている内容も男女が熱海に行くんですけど、結構特殊なシチュエーションで、熱海に引っ越すみたいな感じになったんですよね。
まあちょっとね、いろいろ曰くつきと言いますか、女性の方がいろいろね、自殺とかも考えたりしたっていうふうなことも読み取れるような、かなり参っちゃった中で2人でもう全く新しいとこでやり直そうみたいな感じで熱海にやってきたみたいなんですね。
なかなかちょっと面白いですよね、設定は。
なんかね、熱海に住むみたいな設定ってかつてはなかったと思うんですね。それこそ本当に旅行で行く場所だったのかなと思います。
けど今は結構街作りとか、地域のコミュニティみたいなのも結構盛んなようなので、そういう意味では住む場所っていう選択肢としてもいいのかなというとこですね。
片身のその、よく言われるのは、団体さん向けの温泉街だったから、みんな旅館の中で飯食うんですよね。
そうなると夜、街の外…ん?旅館の外に出ない?
確かにそうだなというふうなことを自分もね、団体旅行すると、もう施設の中で完結するじゃないですか、夜。
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すると街にこうなんだろう、夜みんなで外で飲み歩くみたいな店が発展しなかったというとこで、
温泉が囲い…旅館が囲い込んじゃってるような街になってたというところがね、一つ過去の反省みたいなのがあるみたいなんですよ。
けどそこがね、今変わって、地域として街を歩いてもらうとか、温泉旅館に囲い込まないで行こうよというような取り組みもあるようなので、そういう意味では何と言うんだろう、この昔の形から変わった
あのあたみはね、住む場所としてもありになってきてるんだろうなという時代の流れも感じますね。
温泉街に住むのってちょっと憧れません?
温泉街ってね、ちょっと安くてさ、駆け流しみたいのでね、いつでも誰でも入ってどうぞみたいな公衆浴場的な温泉があったりして、
そういうのにフラッと入るのも良さそうだし、レトロなラーメン屋みたいなのがあったりとかね、非日常のお店みたいなのも結構いっぱいあるから、ああいう中でちょっとね、暮らすっていうのは独特のドラマがありそうだなという気がしますね。
ずっとじゃなくてもいいから、1ヶ月くらい短期滞在みたいなのをしてみたいなと思いますね。
旅行者の人とね、ちょっとパッと知り合って、2、3軒案内してちょっと飲んで回るとかもいいかなと思いますし、
なんかね、陣の音で昔からやってる土産屋のね、おっちゃんとかと仲良くなって、なんかいろいろ盛り上がってちょっとおまけしてもらうとかね、そういうのも楽しそうだったりとか、
なんかね、ちょっとした小説になりそうな絵面もいいしな、そんなこともね、ちょっとね、この先がありそうなドラマが始まるぞみたいなところも含めてこの曲聴いてもらえればと思います。
緑川書房で、アタン。