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お盤です。この配信は、日本のどこかを描いた歌と、その歌が描く地域についてのお話をしていきます。
お相手はMC、ワタンドです。よろしくお願いします。
今回紹介する曲は、ネクライトーキーというバンドの、蟹のダンスという曲です。
この歌の冒頭では、笹塚で足止めを食らうという表現が出てきます。
この笹塚という場所なんですけれども、東京都渋谷区にある駅の名前ですね。
この笹塚は、乗り換え駅みたいな感じの場所になっています。
東京の東西を結ぶ京王線と、地下鉄の新宿線の乗り換えみたいな感じで使われる駅になっています。
同じホームで乗り換えられたりするので、京王線でぐっと来て、もっと東に行きたいなみたいな時には、
この笹塚で1回降りて、新宿線に乗り換えるなんて使われ方がされています。
という私もめちゃめちゃよく使う駅です。
この駅で日常的に乗り換えるんだけど、ピル風がめちゃめちゃ強いんですよ。
ホームに降りると、ブワーって風吹いていることが結構あるので、
すぐ来ればいいんだけど、10分くらい平気で待ったりするんですよ、電車を。
なので、夏は良かったけど、冬は結構辛い駅でもあるなというふうに思います。
風吹くから雨が降っていると、めちゃめちゃ吹き込んでくるし、
濡れるは寒いはみたいな感じで、結構過酷な駅というイメージを僕は持っています。
足止め食らったということで、笹塚で待ちたくないなみたいなことも思ったりもします。
寒い外で待つとき、どうします?
手さすったりとか、足踏みしたりとか、ダウンを取るというか、
風が凌げればいいんだけど、風で凌ぐものが何もないから、
ちょっと体を動かすしかないかなという感じなんだよね。
けど、ホームというめちゃめちゃオープンかつ、
いろんな人がノンセクションに待機している場所だと、
なかなかちょっと一目で気になって、体を動かす段が取りにくいんだよね。
全然あんまり一目なければ、例えば屈伸したりとか、
その場足踏み、その場ジョギングみたいな感じして、
ああいうのはいいかなと思うのでね。
ちょっとやったりしたこともあるけど、本格的にはできないというので、
少し迷うなというふうに思います。
一目って難しいね。子供の頃はなんとも思わなかったんだけど、
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大人になるとどこまで一目を気にするかなというふうにちょっと迷う時があるんだよね。
例えばたまに外で音声配信を撮ってみようかな、
みたいなことも思う時があるんですよ。
けどすれ違った時にどう思われるかなとか思ったりして、
電話と思われりゃいいけど、さすがに電話じゃない。
なんとも思われなくてもハイテンション目ではしゃべれないなとか思ったりするんですよ。
いや誰も見てねえよお前の話、聞いてもねえよみたいな話なんだけど、
やっぱりどうしても一目が気になっちゃうのが人間の差があるよね。
他人は誰もあなたのことを見てません。
人はみんな無関心ですみたいなことを言われて励まされる。
励ますなのかな。
そういうこと聞くことあるけどね。
どうしたって気になることもあるし、
かつ周りをちょっと威圧しないかなみたいなことも気になっちゃったりするね。
どうかホームでめちゃめちゃ足踏みしだすおじさんがいたら、
寒いんならしょうがないと思ってくれるのかな。
そう、だから威圧しないようにみたいなことも気にするようになったんでね。
威圧しないんですか、あらゆるハラス面に怯えてるんだな。
自分がめちゃめちゃ人に接触するのとか怖いもん。
女性とか子供とかだけじゃなくて、男性とかでも本当にぶつからないように。
そして何か疑わしいことが一切ないようにね。
エレベーターのルートするときとか目線とか手の動きとかめちゃめちゃ気を使うようになりましたね。
本当にハラス面と社会をどう生き抜くかみたいなところは気をつけなきゃいけません。
だからホームで誰も気にしてないのかもしれないけど、
ウォーミングをとっていると、ちょっと動いているというのが、
段をとるハラス面と段腹になる可能性があるんでね。
手をさすっているのも、あの人おじさんがすごい抵抗してたんです、気持ち悪いみたいな感じでね。
抵抗するハラス面となるかもしれないんでね。
ちょっと難しい時代だなという警戒心とともに、
誰もあなたを見てませんというとこの言葉をどこまで信じるかの狭間で揺れている私でした。
はい、そんなわけでちょっとそんなささずかで段をとる僕をイメージしながら聴いてください。
ねくらいとおき、蟹のダンス。