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ライフトラベラーカフェ
ライフトラベラーカフェへようこそ。マツダミヒロです。
若奈です。
さて、今回は、待ちに待ったサンセバスチャンです。
はい。
何回ぐらい行ったかな?覚えてる?
覚えてない。
でも、初めて行ったのは、3年前ぐらい?
うんうんうん。
友達のね、ここのサンセバスチャンっていうところがすごい美味しい街で、きっと好きだと思いますよって言ってくださった、その一言から始まったよね。
で、なんか響きがいい。
そう。
サン・セバスティラ。
サン・セバスティラ。
で、行ってみたっていうのが最初だよね。
そう。
で、行ったら、はまりました。
どっぷり。
どっぷりはまりました。
で、たぶん3年で7回以上行ってるから、1年で2回行ってるっていう。
しかも、割と長めだよね。
割と長め。
ぐらい、世界中旅してても、とても魅力的な街。
うんうんうん。
で、一般的には、一般的なって言っちゃう。今、わからないもんね、サンセバスチャンって言ったら。
よくテレビで放送されてるっていうのを聞きましたよ。
最近されてるみたいだけど、その、世界一の美食の街?
うん。
と言われてるんだけど。
うんうん。
まあ、確かに美食なんだけど、美食だけじゃないなっていうのが魅力の気がする。
うん。なんか、来たばっかりの頃は、美食っていう食べ方であったり、そのバルでの、バル巡りであったり、
そこで出されるピンチョスの、なんか、面白さっていうか、クリエイティブさとおいしさと、
そういった、そこの贅沢感っていうところに、面白さを感じてたけど、
なんかね、途中からね、私たちが惹かれるところは、そこじゃないかもしれないって思い始めたのよ。
そうだね。
まあ、でも、最初は美食をしに行ってもいいよね。みんな。
最初から最後まで美食をしに行ってもいいよ。
それでもね、回りきれないくらい的なお店がいっぱいあるから。
みんなからびっくりされるんだけど、1日に10軒くらい行くんだよね。
うん。
びっくりしない?
あ、まあ、私はちょっとしないけど。
10軒だよ。
行きたくなるんだよ、なんか。
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そうなんですよ。これはね、なんか、たぶんラジオを聴いても、
10軒行く意味がわかんないっていう。
いいの、いいの。それは、採点する楽しみにとっておいてもらおう。
そうしよう。
サンセバスチャンのことを好きになったきっかけの1つでも、僕はあるんだけど、
それは、なんか、今日ゲストで会おうとするじゅんこさんとの出会いでもあるんだよね。
ほんと。
この番組自体、出ていただいてる人たちって、
本当に私たちの旅を素晴らしいものにしてくださる人たちで、
私たちがすごく大好きな人たちだから、
熱意っていうかファッションがすごい入っちゃうんだけど、インタビュー中も。
僕もすごく、いろんな方にとっての生きるヒント、豊かさのヒントとか、
自分の人生を生きるフォアっていうところが感じられるんじゃないかなと。
素敵な人だなと思ってたけど、話を聞いてみて、本当により深く素敵だなと。
最初の出会いはね、サンセバスチャンに行ってみたらって、
勧めたくれた方の知人でもあり、
だからちょっとご連絡を差し上げたんだけど、日程がなかなか合わなくて、
僕たちがサンセバスチャンを経つ10分前に会いに来てくれて、
初めてのね、サンセバスチャンの時にね。
そうそう。
で、10分間だけ話をして、
でも、あの10分のご縁が今のご縁に繋がってるってすごくない?
そうなんだよ。
で、その後に、その次の年かな。
サンセバスチャンのツアーもやったじゃない、じゅうこさんと一緒に。
時間にしては10分だけど、それがあるのとないのでは、
大きく言えばさ、人生が違くなってるわけじゃん。
同じところに行っててもね。
だから、わずかな時間でも大きくその後の人生を変えることがあるんだなっていうのを、
今回のインタビューを通して、痛感した、実感したことかな。
実際このサン、何回来てるか忘れちゃったけど、
たくさん来ているとしても、
私たち2人で来てるのって1回ぐらいしかないんだよね、実質。
最初の1回。
そうなのよ。
それ以外は何かって言うと、
私たちがみんなお友達を連れてきたくて、
いろんな人たちを一緒にお連れしてるっていう、
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あとの残りの数回なの。
それってすごくない?
なんか今日のインタビューには通じるかもね。
通じるの。この理由が人はわかっていただけるんじゃないかな。
そういう町とか国ってないよね。
ここはいいところだから行ってみるといいよっていうのはよくあるにしても、
一緒に行こう、一緒に行きたいのっていうところはここまでないと思うよ。
唯一あるとしたらクルーズぐらい?
そうだね。
クルーズもいろんな人を連れて分かち合っていく。
そうだね。
でも場所としてはないね。
あんなに小さな町に、すでに私たちの友達もう何人来たんだろう。
いっぱい来た。
30人ぐらい来てんじゃない?
いっぱい来た。
日本から直行便もないのに。
すごく大変なのね、行くのも。
そうそう。
という魅力的な町のお話もたくさん聞けると思います。
今日のゲストはサンセバスチャンで、
サンセバスチャンのコーディネートなどをしてくださっている山口純子さんです。
では、純子さんに会いに行きたいと思います。
食べ物、食って昔から興味あったんですか?
はい。うちはですね、父が食品会社で働いていたので、
人間の物心っていうと3歳の人もいると思うんですけど、
私は大体7歳とか8歳しかあまり思い出なくて、
その時の思い出がやっぱり食べ物に関わることばかり。
例えば、当時1980年代だったので、やっぱり贅沢なものとか出てくるじゃないですか。
で、うちの父が、昨日はカルフォルニアオレンジを食べたんだって言って、
そのカルフォルニアオレンジは切って氷の上に乗ってたとか言って。
今でも普通じゃないですか、こうやって食べるやつ。
でも氷に乗ってたんだ、ホテルでって言って、氷に乗せさせられるうちの母が潰して。
で、あとスパゲッティとかも、あえて企業名を言わないでおくんだけど、
日本の企業のメーカーのスパゲッティが元々あるじゃないですか、ナポリタンとか。
で、その当時にイタリアのパスタが入ってきたから、
これはイタリアから持ってきたデュラムセモリナ100%だな、なんだって思うでしょ、ちっちゃい子。
でも子供の頃って親にデュラムセモリナ100%ってありがたいんだと思って、
食べたら味が違うんですよ。
食べたら要するに伸びないんだなって。
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っていうことを、あれは12歳の時だったんです。
12歳の時にスパゲッティというのは全然違うということが分かって、
それ以来、すごいサラリーマンの働いていつもいなかった父と一緒にいるのが、
食品関係の話しかしなかったので、今でも自分がこの仕事になってからも、
やっぱりクライアントさんがうちの父と働いていた、すごい大企業だったりとかして、
やっと父と近くなってきたなっていう感じがしますね。
じゃあ食への興味はお父さんから始まってた?
そうですね、多分本人は絶対教えてると思ってないし、
私は基本的にクイズが張ってたので、食べるのが好きでした。
素敵なエピソード。
じゃあ例えば自分で美味しいものを食べに行こうっていうのは、
高校、大学とかもしくは二十歳過ぎとかから、
結構そういう感覚でお店に食べに行くとかあったんですか?
ありました。やっぱり高校生の時から行動の目的がどこどこでパフェを食べるとか。
へー。
何かなかったですか?
その当時は甘いものが食べられたので、みんなで自転車に乗って、
なんとかの有名な高い高さに行こうっていうのが乗ってるパフェとか、
今考えたら絶対食べれないと思うんだけど。
そういうのを食べに行ったりとか、
やっぱり社会人じゃないけど、アルバイトして自分がお金だったら好きなものが食べれるし、
一番最初にやりたかったのが銀座のバーに行く。
へー。
濃い。
銀座のバーに行ってみたかったんですよ。
へー。でもなんか、思春期とかって、
みんな周りの友達がコンビニとか、お菓子とか、そういったものを食べるようになってくると、
なんかちょっと、自分もそういう感じのを食べてみたくなったりとか、そういうのはなかったんですかね。
コンビニに入った時の目の付けどころがやっぱり違って、
あ、これなんとか食品さん、これ売りたいんだ、みたいな。
そういう高校生とは思えない。
あと小学校の時もそれを言ってて、なんかじゅんこさんのコメントちょっと違くない?みたいなことを小学校の時にも言われてたし、
でもそのコメントをするやれ癖がやっぱり今の仕事に全然ついてて、
どうやって売るかとか、どうやったら人の興味を沸かせることができるのかなっていうのが、
小さい頃からずっとそうだったと思います。
本当に自分のナチュラルな思考で、思考が今そのままお仕事になっているんだね。
今のお仕事のジャンル、種類は、具体的に言うと何になるんですか?
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何になるのかわからないんですけど、1年を通じていつもレストランとかバーで食べてるっていうことは言えてると思う。
本当に。それが1週間仕事でずっと仕事してるじゃない。次の週相手も同じ場所にいるんですよ。
え、どういうこと?
だからバーにお客さんと行って、次の週は一人とか友達とバーに行って、あれまた来たの?みたいな。
それで次の週は仕事で、結局いつも大好きなところにいつも行ってて、
だから稼いだものを食べちゃうって言ってるんですけど。
稼いだものを?
食べちゃう。
食べちゃう?
そう。だから、みんなと食べてお金をもらったら、そのもらったお金でまた食べちゃう。
次の週食べる?
常に食べている。
お店によっては最高に循環をもたらすお客様ですね。
そうですね。いつもそこに店の備品みたいになってる。
でも店が多すぎて、全然それでも行き終わらない。
これだけサンセバスチャンっておいしいお店がたくさんあるじゃないですか。
その中でここは何かいい店だとか、ここは何かこう何かあるみたいな、そういう直感ってやっぱりあるんですかね?
やっぱり食べた時に料理の味がブレてなくて、しっかりしていて、いつ来ても行く回数が多いじゃないですか。
だからよっぽど作ってる人よりも私の方が食べてる方が。
だって料理には作ったらそれを出すだけなので、基本的に最初から最後まで食べないと。
そうすると今日はずれてるなーとか、今日はちょっとあれかなーって思う時とかって、
やっぱり普通、世界中のレストランであると思うんですけど、結構それがない。
ブレが、ブレ幅が少ない。
いつもちゃんとしてるなーっていうところがやっぱりあるので。
そういうところがやっぱり、ここはいいところだっていうところのポイント。
他に見るポイントってありますか?味のブレ以外に。
やっぱりお客さん。
お客さん?
はい。いつもだいたいいいお店にはいつも同じお客さんがついていて、メンバーが、
あ、またあの人だった。向こうもまたあいつだって思う。
お互いに思ってる。
なるほど。お客さんで見るんだね。
なるほどね。
それは地元の人、常連の人みたいな感じ?
はい。地元の人があるところにやっぱり行きますね。
お客さんも、日本人のお客さんもそういうところ連れてくるじゃないですか。
そうすると最初はなんでうちにこんな日本人が来るんだろうって、
でもだんだん来るようになるので、すごい時間かかるんですよ。
大好きなお店とか、ここから100キロぐらい離れてるところにあるんですけど、
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そのオーナーの料理をね。野菜を作っている地域の野菜レストランなんですけど、
彼の料理を生まれて初めて食べた時に、もう10年以上前ですけど、
ベジタリアンになってもいいと思ったんですよ。彼とだったら。
別に肉が全部ないわけではなくて、ちょっと手長エビが入ってたりとか、卵が入ってたりとか、
で、ピーマンが限りなく甘かったりとか、
ああこの人だったら私ベジタリアンになってもいいなって思って大好きになってから、
延々自分のブログっていうかフェイスブックで書いていたら、
それから10年ぐらい経って、メッセージが来て、日本人のお客が来たって。
だから私以外が予約を取って、普通だって自分のお客さんがやっぱり載せてると、
ああじゅんちゃんあそこに行きたかったんだよって言って、
ああじゃあ取りますよとか言って取るじゃないですか。
家がフリーのお客さんで、何かを見てきたらしくて、
そうそうでもそれ10年ぐらいかかったんですけど、
永遠に行くたびに、そこは大好き。
すっごい行きにくいんですよ。車がないといけない。
どうやってそれを見つけたんですか?
なんかなんか、やっぱりネットとかにやっぱり出てたみたいで、
ちょうどそのマドリッドとかに帰るときに通ろうかなと思ったみたいなんですけど、
年配の60前のご夫婦でした。
住戸さん自体はどうやって見つけたんですか?
そのレストランですが、そのレストランはパンプローナというところで、
野菜の料理学会みたいなのがあったんですよ。
その時にそれに呼ばれて、すごい有名店だからっていうことで、
パンプローナから20分くらいかかるけれども、迎えに行ってあげるよって言って、
私ともう一人の招待された人が行って、
それからの付き合いなんですけど、家族ぐるみでも仲良しで。
なんか、いろんな場所とかレストランのシェフの方とかと付き合っていくというか、
関係を作るのがすごく上手な感じのイメージなんですけど、
それは何か意識してるんですか?
多分、私が思うことですよね。これはあくまで。
シェフがやって、これが頑張ったところとかが分かったりとかするのかなとか。
あと、例えばある三坊主婦にびっくりされたことには、
大体シェフの食べたものを作品として捉えてるので、大体覚えてるんですけど、
彼が、昔こういうお皿があってて、はい、あのお皿はこうなってて、
あのお皿、こういう器に入ってましたよね。
ああ、それそれ。その器がビアリッツで買ったってことが言いたかった。
はい、わかりました。あのガラスのやつですよね。って。
なんか、その食べ物に関する、お料理に関する記憶がむちゃむちゃ良くて、
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それがピタリと思い出すので、
作ってる方もそんなことを思えててくれたんだっていうのがあるのかなとは思います。
なるほどね。
すごいね。
一番嬉しいことだよね。作った側からしても、自分がもう何だろう。
もちろん料理自体は美味しく作ろうと、素晴らしいものを作ろうと思うかもしれないけど、
作品としてやっぱりね、皆さん出されると思うから、
料理としてじゃなくて、自分の作品として全て受け入れて、
何かくださってるっていう人は、たぶんね、なかなかいないと思う。
みんな料理として受け取っちゃうから。
そうか。
素晴らしいね。
このサンセマスちゃんの魅力って、じゅんこさんから見るとどんなところが魅力?
やっぱりこの町になぜ人が来るかというと、
この町の人のライフスタイルが好きなんですよ。
生活、ライフスタイルが。
だから特にここには有名なミュージアムもないし、
遺跡もないけれども人がどんどん来て、
だいたい小さい町だから、一泊二日でいいかなってみんな思うんですけど、
だいたいリピートしますね。
昨日のお客さんも前に来たときに来年の予約をして、
今回も来年の予約をするって書いて、
だいたいうちのお客さんは予約の取れない寿司屋さんと一緒で、
帰るときに予約をして帰る。
サンセマスちゃんのライフスタイルとはどういうスタイル?
どういうことかというと、
結局何にもやることがないじゃないですか。
で、その一緒にいる人と楽しむことができる。
なるほど。
だから一人で来たらあんまり面白くないかも。
なるほど。
例えば散歩をするとか、
海にちょっと、海で遊ばなくてもいいけど海を見てみるとか、
その別に買うものないけど、
街が歩きやすいでしょ。
だからウィンドウショッピングを買うつもりがなくても、
こういうのが流行ってるんだとか、
この色素敵だよねとか、
あとちゃんと日陰があるから夏でも動きやすいし、
それでパパッとバールとかに入ったりとか、
みんながテラスでお茶を飲んでたりとか、
子供がいておじいさんとおばあさんがいてっていう、
若者がどこにいるの?っていうのがちょっとよく聞こえない。
でもなんとなくこう、
みんなで来てもいいんじゃないかって思えるような場所なんだよ。
確かに。
そう、例えばパリとかのシャンゼリテ通りにやったら、
結局私はエトランジエみたいな感じで、
ただのよそ者が歩いてるだけだけど、
ここだとなんとなくやってることが同じだったら、
あれ、鏡見なきゃいけないわ。
あれ、ちょっと私サンセバスチャン人っぽいねみたいな感じを、
みんなが受けられる素敵な街だなと思います。
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豊かだよね。
観光地がいっぱいあったり、
やることがいっぱいあると、
どうしても人って外側に目が行くというか、
エネルギーも気も外に行くじゃないですか。
でも本当に食べるだけであったりとか、
散歩するだけだと、
やっぱり隣にいる人に目が行ったり、
お互い分かち合う、
ただおいしいものをすごいおいしいねとか言って、
分かち合う時間をものすごく楽しめるというか、
安心して楽しめる。
せっかくだからあそこに行かなくちゃとかじゃなくて、
そう、それがないのね。
座って。
それはね、一番豊かなことだよ。
今日をなんとかしないと。
せっかく来たんだから、
パリに来たのにルーブル美術館を見てないとか、
パリに行ったのにトロワーゴロを食べてないというと、
なんか失敗してる気持ちがするけど、
シャンセバスチャンはそれやることもともとお題が少ないので、
だからちょっと最近かわいそうなのは、
チーズケーキを食べなきゃとか、
なんとか食べなきゃみたいな感じで来られると、
チーズケーキが食べられなかった時の、
なんかあれっていうがっかり感が大きいから、
お題がないほうがいいかなと思います。
確かにね、本当それはそうだね。
でも今日もランチを素晴らしいレストランで、
7人の仲間たちといただいてきたんですけど、
5時間一つの机に座りっぱなしで、
私たちがやったことって、
食べ物をいただいたことと、
みんなでいろいろワイワイ話をして過ごしたっていう、
ただそれだけなのにものすごく豊かだったんです。
でもそれが多分普通みんな海外旅行っていうか、
海外に遊びに来たりしてたら、
そうやって絶対5時間過ごさないでしょ。
確かに。
多分これを聞いてる人でも、
ランチに5時間かけてる人ってほとんどいないんじゃないかと思うけど、
でもその、
えーと思うかもしれないけど、
実際それを体験すると、
豊かな時間だなって。
あっという間に過ぎるし。
そうなのね。
それができるのはそういう街だからなんだね。
サンセバスチャンだから、
私はあれがなんか、
みんな一人一人が安心して、
その時間を楽しめるというか、
みんなで一緒にいる時間を楽しめたなぁとすごく思う。
あの話を聞いてすごく納得したの。
うんうんうん。
でもここに来るいろんな観光とかいろんな世界中から、
ここに来る人の目的は食なのかね?
現在のデータによるとやっぱり食。
でもやっぱりその家族と過ごすみたいなのがやっぱり多いので、
どっちにしろ見るものないので。
で、天気もあんまり良くないし。
ただでもその食が目当てで来ても、
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いつも言うのは2ユーロのスパニッシュオムレツ?
オーバーで食べることもできるし、
275ユーロのマルチンベラサテギのメニューを食べることもできるから、
こう選択肢がある。
だから高いものしかない美食の街ではないし、
安いもの、ビーチグルメしかないものじゃなくて、
自分で選ぶことができるから、
ちょっと今日は雨が降っちゃって、
どこも行けないんだったらレストランに4時間いようかなとか、
今日はお天気も良いからささっとピンチを食べて散歩しようかなとか、
自分で決められるので、
自分で考えて行動ができるタイプの人だったらとても良いデスティネーションだと思います。
そうですね。
ほんとだね。
サンセバスチャンも良い街なんだけどさ、
私、やっぱりじゅんこさんにすごく興味がある。
良い話だったね。
いやー、良い話でしたよ今日も。
はい。
そんな中でもみひはどんなところが心に残っていますか?
僕はね、今日はね、本当にいっぱいあったんだけど、
一番は、せっかくだからっていう話かな。
いろんな旅行先に行くと、せっかく来たんだから、
エッフェル塔も行って、ガイセンも行って、みたいな話があったと思うんだけど、
これね、みんな思うのよ。
うんうんうん。
みんな思うでしょ?
うん、多分。
旅行に多分なかなか行けないから。
なるほど。
で、せっかくだからが僕はあんまり好きじゃなくて、
この感覚を分かってくれる人は他にいないかなと思ってたわけ、僕たち以外で。
で、そしたら今日ね、じゅんこさんが言ってくれて、
サンセバスチャンは観光、みんなが行く観光名所っていうところが別にたくさんあるわけじゃないから、
そもそもせっかくだからがないと。
で、せっかくだからがあると、それをしていないと失敗してる気分になるっていう話があったでしょ?
なるほど。
これがね、旅行に来てもったいないなと思って。
うんうんうん。
なんか旅行っていうよりも確認に来るわけじゃん、それで。
だからその確認より体験をした方がいいかなと思うから、
せっかくだからがない場所。
でもさ、思ったんだけど、
あの、確かに世界には自分たちが知らない素晴らしい体験とか美しいものとかいっぱいあって、
できればやっぱり生きてる間にたくさん体験したり見たり触れたり感じたりしたいじゃない?
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だからね、せっかくだからって、せっかくだからあそこを体験したいとか、あそこに行ってみたいって思うことは、
なんかね、それはそれですごくなんか自然な人の好奇心だなと思って。
で、何がせっかくだからの問題かって考えた時に、
あの、今にいないってことだと思ったんだよ。
その体験をしている時にも、体験をしようとしている時も、
本当にその体験の中に自分が今ここにいるんであればいいんだけど、
なんかそうじゃない時ってあるでしょ?
いっそ、なんか体はすごく疲れてるし、本当はなんか自然を感じたい、
今日は感じてなんか過ごしたいなって思っても、
でもあそこに行かなきゃ、時間がないしってなった時に多分今から離れるじゃない?自分が。
そうなると、せっかくだからはちょっと失敗する体験だったり、
なんかこう、ただ忙しく終わる体験になってしまう。
そこがやっぱり問題なのかなって、なんかね、その話を聞きながら感じたかな。
あと僕が思うせっかくだからの問題点は、
じゃあなぜせっかくだからって思うかというと、
次は来れないかもしれないから、だと思うんだよね。
で、じゃあ次に来れるかどうかっていうのは自分が決めることだと思うんだけど、
次に来れないと決めてる自分になってしまってるわけ。
だから今回は見に行こうってなっちゃう。
いつでも来れると思ったら、
今回はちょっと今日は疲れてるからいいやってなると思うんだけども、
いつでも来れると思ってる自分でいると、いつでも来れるわけ。
なんかこれはね、すごく意識が変えてもいい部分なのかなと。
そこ重要だよね。
なんか今までの自分の経験とか生活の中で物事を人って決めていくでしょ。
自分たちもそうなりがちなんだけど、
でもすごく気をつけてることがあって、
今日はどんな一日をにしようとか、どんな体験を自分に与えてあげようかっていうことを意図してさ、
生きようねって話してるじゃない。
なんかそこにもやっぱり通じてくるんだけど、
いつでも行けるっていう感覚を、
今までの忙しい日常の中では感じられないから、
そんなの無理でしょって思うのも自由だし。
でも今まではそうだったけど、ここの体験を通じてもっと自分にこの体験を与えたいから、
そういう体験を与えられる人生にしていこうって思うのも自由で、
本当に自分でそこは変えていくところだし、生み出していくところで、とても重要なところだと思う。
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ちょっと話はずれちゃうんだけど、
クルーズをやった時に、みんな一生に1回だと思って来ました。
で、最初の日は言ってるんだけど、
1週間経ってみたら、あ、これ来年も来ようみたいな。
で、実際に来てるじゃない。
いっぱい人連れてきてたね。
これがなんか面白いなと思う。
それがなんかこう、今までの自分とこれからの自分の境界線のような気がするなと思いました。
はい、あかなさんは?
私もいっぱいあったんだけど、
ライフスタイルのこと?
うん、それもそうだね、そうだね。
ライフスタイルは、ライフスタイルはっていうよりも、
サンセバッシャンでの過ごし方が、
インタビューの中でもいろいろ私自身もお話しさせていただいたんだけど、
あの、なんて言うんだろう。
豊か。
うん、豊か。
豊かな過ごし方とはっていうところ。
で、今回のサンセバッシャンでも豊かに過ごすとはどういうことかっていうことについて、
割とずっと滞在中、私考えてたのよ。
みんなでも話したしね。
あ、そうだ。
で、なんか自分なりのそのなんか豊かな過ごし方を、
今のね、今の自分自身の豊かな過ごし方を知りたくって、
で、それでずっと問いかけていたテーマでもあったので、
なんかここでまさにそうなんだよっていうところが出てきたのが、
あの、すごく心に響いたというか、共感できたところ。
どんな過ごし方が豊かなの?
なんかね、何かに行くとかするとかよりも、
分かち合う時間なんだなと思ったの。
で、私が振り返って、
約まあ、2週間ぐらいはトータルでいたんだと思うんだけど、
いろんなところにいろんな人たちと行ったわけなんだけど、
振り返って、なんか温かい時間を感じるのは、家にいるとき。
各リビングで、各何軒かね、お家に何人かの人たちと過ごしてるので、
あの、リビングで、なんかね、夕焼け空を見ながら、
なんか暗くなってきたねとか言って、キャンドルとかつけて、
温かいお茶でも入れるとか言って、お茶入れて、
いっぱい机におやつ並べて、フルーツ切ってとか言って、
で、そこでね、なんか1人2人と集まってくるの、リビングに。
その時間になると、集合とか言ってないのに、
その感覚とか、で、なんかその、窓から夜の夜景を見ながら、
夜の街を窓から見ながら、みんなでお話したり、
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なんかそれぞれの時間を過ごしたりしつつも、
あの、風が吹いてきて、みたいな、もうその時間が、もう鮮明に思い出される。
だから、こういうことなんだって。何かをするんじゃなくて、
このあったかい時間を、終えある人たちと、和になってというか、
なんか過ごすことだったり、分かち合うことだったり、
何気ない話から、もしくはちょっと人生のテーマまでの話を、
この異国の地でじっくり話し合ったりとか、
なんかこの人たちのこと、ほんと愛しいなって感じたりとか、
なんかそういう時間と景色というかな。
そこが一番豊かな時間だと思った。
それは、サンセバスチャンでなくてもいいわけでしょ?
本当はね。でも、サンセバスチャンだからこそ感じたのかも。
サンセバスチャンでは、食べるっていう、みんなと一緒にいるときは、
やっぱり食べに行くっていうことがメインになるんじゃない?
で、ほんと食べて、喋って、また食べて、喋って、みたいな。
レシカしてないよね。
それを繰り返していったときに、
なんかもうその時間自体がさ、
すごく、なんていうんだろう、
なんて幸せなんだと思った。
幸せっていうのを、だからなんか基本的な生き方というか、
生活に感じるんだろうね。
本当の幸せっていうのは。
そう。生きる営みというか、
それにいかにこう、なんていうかな、
見出せるかっていう、見出せる自分でいれるかっていうところが、
豊かさにつながるなっていうのが、もう改めて分かりました。
なるほど。
はい、ということで、今日の質問は、
どんな時に豊かさを感じますか?です。
どんな時に豊かさを感じますか?
さて、どうぞ。
今言いましたけど、でもね、改めて思うのは、
これだけいろんな場所に移動したり、滞在したりして、
今一番豊かな時間で、贅沢な時間を何かって考えたときに、
みんなと分かち合う時間ってあるんだけど、
何よりも豊かな時間は、自分の世界に浸って、
自分と対話できる時間が、私にとってはもう最高の贅沢で豊かさで幸せ。
なるほど。僕は、そうだな、食べてる時間かな、やっぱり。
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食べてるのも、一人で食べてるのは豊かさに入らなくて、
2人で食べるときも豊かさを感じるし、
そこに仲間がいる、友達がいるときも豊かさを感じるんだけども、
食べることじゃないのか、そう考えると。
食べている時間か、食べている時間が豊かさを感じると。
そこで、僕たちの食べ方って、食べるときは黙ってバッと食べるじゃん。
誰よりも早いよね。
だから、食べながら話をするというよりも、
食べるときは食べることに集中するんだけど、
その食事と食事の、食事?食べ…
一品と一品の間の時間の会話とかが豊かさを感じるんだなと思いました。
はい、ぜひ皆さんもご自身の答えを見つけて答えてみてください。
ライフトラブラーズカフェは毎週週末にお届けしています。
更新するのが分かるように、ぜひ高読ボタンを押していただけたらと思います。
次回もサンセバスチャンから、じゅんこさんのお話をお届けしたいと思います。
それでは、良い週末を!
ライフトラブラーズカフェ