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2023-11-27 29:45

#1 なぜスタートアップ向けの法律事務所を立ち上げたのか

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経営パートナーとしてスタートアップ支援を行うレガリア法律事務所が「これからの時代の弁護士」をテーマに、弁護士の在り方を模索しながら発信するPodcastです。記念すべき第1回目は、代表の勝連に「一体何者なのか?」「なぜスタートアップ向けなのか?」「レガリアが大切にしていること」をお伺いしました!


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サマリー

カツレンさんは、レガリアの代表であり、スタートアップの経営者として働きたいという想いがあります。そのため、法律事務所を立ち上げました。リーガルテックのプロダクト開発と法律事務所との協力を大切にし、お客様の要望に沿って助力するために活動しています。 弁護士と企業の関わり方を変え、リーガルテクを開発していくためにスタートアップ向けの法律事務所を立ち上げました。 彼はスタートアップの経営パートナーでありながら、企業の売り上げや企業価値の向上にコミットしたいという思いがあるため、法律事務所を設立しました。また、弁護士としての報酬設計についても改善を模索しています。

00:07
これからの弁護士スタートアップの経営パートナー レガリア法律事務所代表のカツレンさんに
これからの時代の弁護士のあり方や 気になるトピックを聞いていく番組です
MCはポッドキャスター レガリア広報の稲荷田が務めます
カツレンさんよろしくお願いいたします
こんにちは レガリア代表のカツレンです よろしくお願いします
よろしくお願いします
4回ということでポッドキャストやっていこう というところになりましたけれども
今回 カツレンさん 意気込みとかいかがでしょうか
そうですね レガリアの魅力を発信するだけじゃなくて 法律業界スタートアップ業界に貢献できる
新しい法律を使って売り上げ上げるとか 寄付を買ってあげる そういう関わり方が
一般的になるようなことを目指しているので そういう発信をできたらと思っています
ありがとうございます
結構ポッドキャストってそういった採用の話だとか 自社の宣伝みたいなものが結構多かったりはするんですけれども
今回はそのレガリアさんのそれを発信するというだけじゃなくて
そもそもの業界だったりだとか 企業と弁護士の付き合い方をよりアップデートしていく
そんな啓蒙的な目的もかなり大きいのかなと思っていますので
今回そういった側面をどんどん深掘りさせていただけたらなというふうに思っております
よろしくお願いします
お願いします ただ本日のテーマなんですけれども 初回というところで
なぜスタートアップ向けの法律事務所を立ち上げたのか
というテーマを扱っていきたいと思っております
その中でも具体的に扱いたいトピック3つございまして
そもそもカツレンさんが何者なのかどんな方なのかみたいな話と2つ目が
レガリア法律事務所について そしてなぜスタートアップに特化をしているのか
3つ目がレガリアが大切にしていることを挑戦していきたいことを
そういったレガリアらしさみたいな話を加えて聞けていけたらなというふうに思っております
はい それでは早速最初のテーマになるんですけれども
カツレンさんの経歴と思考
まずカツレンさんは何者なのかというところをぜひお伺いしたいなと思っておりまして
簡単にですね これまでのご経歴を教えていただけますでしょうか
わかりました まず大阪出身で高校まで大阪で大学が京都大学で
京都大学法学部を卒業して京都大学ロックスクール
就職しました
その後は長嶋大野常松法律事務所という四大法律事務所というところに入所して
そこでは訴訟を中心にM&Aなども取り扱っていました
その時からスタートアップの経営者が周りに多くてっていうのもあって
やっぱりそういうスタートアップみたいに新しいサービスを作るとか
今まで世の中にないものを作るみたいなことをするのが
かっこいいなみたいなのはすごく思うところがあって
それに法律事務所として弁護士として
それこそ10万人とか100万人にサービス提供するのは
おそらく難しいと思うんですけれども
新しいサービスを作って提供できるようになれば
より世の中にインパクトのある仕事ができるんじゃないかと思って
自分で会社をやろうっていうのは長嶋大野にいた時から思ってたことですね
ちょうどそういうのを思ってた頃に
GENTAっていうビジネスマッチングアプリがあって
そこでカンディっていう今スタートアップシリーズBの会社ですけど
そこの代表の秋山さんとマッチングして
一旦話しましょうってことになって話して
ちょうどいいなと思ってそこに入ろうって決めたっていう感じですね
でなんでもう四大法律事務所からその次は株式会社カンディってところで
その時は僕が入った時は20人ぐらいの会社で
そこに経営企画みたいな感じで入ったのが二つ目ですね
はいはいでその後はカンディでは経営企画とかやって
その法律のあたりとかも見たりはしてたんですけど
なんでカンディに入ったかって言うと
そうですね気になりますね
一回やっぱりスタートアップなんか入った方がいいかなって思ったのはあったんですけど
どうやって選んだかっていうと
やっぱりフィンテックとかエステックと言われる規制領域のところは
どうしても弁護士法律家として関わるのが強くなっちゃうだろうなというのはあったので
それ以外っていうのは考えてましたね
やっぱり法律は正直
全然本気じゃないところをやりたかった
そうですね
ビジネスサイドのこととかを見たいなっていうのはあったので
やっぱりフィンテックとかの会社入るとどうしても法律のところは期待されてしまうと思うので
そういうところはやめておこうっていうのはあって
ちょうどそういうことを考えてた時に
カンディの代表の方と知り合って
これはちょうどいいなっていうか縁だなと思って決めたみたいな感じですね
カンディさんを経て今事務所を開設されているというところですかね
そうですね
ありがとうございます
カンディさんに行かれた理由とか本当に興味深いなと思っておりまして
今ビジネスサイドを見たいと思ったという話があったと思うんですけれども
普通に考えていくと強みが生きる法律分野で頼っていただけるっていうのは
分かりやすいバリューの出し方かなというふうにも思うんですけれども
スタートアップと法律事務所の関係
今回はなぜビジネスサイドをあえて挑戦したいというふうに思われたんでしょうか
そうですね
そこについてはやっぱりビジネスのことが分かってないと
的確なアドバイスができないだろうっていうのは思ってましたし
そもそも自分で会社をスタートアップ系するっていうのは前提に考えてたので
法律だけやってても会社を経営していくのは無理だろうっていうのは思ってたっていうのはありますね
そういうことですね
今のお話でもスタートアップを経営したいと思っていたって話出てきましたけれども
これはスタートアップに特化した法律事務所を立ち上げるっていう意味ではなくて
そもそも株式会社とかのスタートアップを経営されたいと思っていらっしゃったということですか
はいそれ通りです
そうなんですそのあたりっていうのは具体的にどんな感じになりますか
そうですねもともとは旅行系のサービスをやりたかったんですよ
旅行系
大枠で言うとどっちかって言うと
せっかく自分でやるんだったら人の感情に関わるというか
人を感動させるようなサービスを作るとか
そういうのがいいかなと思っていて
それで言うとやっぱり自分が感動するというか
泣くぐらい感動する時ってどういうのだろうと思ったら
やっぱりスポーツだとか映画とかそういうエンタメ系かなっていうのは思ってたんですよね
でその中でも自分が一番好きというか身近で今まで海外とかも含めると
たぶん40カ国ぐらい行ってるんですけど
そんなに行ってるんですねすごい
そうなんですよ結構行ってて
そういうのもあって旅行系のサービス作りたいなっていうのは思ってて
正直は初めの方は全然リーガルテック的なところには興味なかったんですよね
そうなんですね
はいで全然興味なかったんですけど
やっぱりいろいろ友達とか話してて周りの弁護士同期の弁護士とか先輩後輩とか話してて
はい
あのすごい思ったのが
なんかすごいそのスタートアップの経営者とかと話してるのとギャップがあるなっていうのは強く感じるようになったんですよね
はいというと具体的にどんな
スタートアップの経営者とかってやっぱりミッションとかビジョンを持って働くとか
こういうことを達成したいから働くとか何か社会にこういうインパクトを与えたいと思って
なんかそういうのを目的に活動してる人が多いと思うんですけど
はい
なかなか弁護士でそういう感じのことを思って働いてる人って少ないなって思ったり
はい
っていうのはあって
なんかもったいないというかせっかくすごい優秀な人がいっぱいいる業界だし
すごい今まで努力もしてきた人がいるのに
なんかすごいもっとミッションを持ってとかビジョンを持ってこういうことを達成したい
こういう世の中にしたいって思って働ける環境にしたいなっていうのはすごい思って
はい
やっぱりその身近っていう意味でも自分のすごく仲がいい人とかよく会う人が
の働き方とかも変えたいとかもっと意義のある自分の中で意味があると思える仕事を
できるようになったらいいなとかそういうのもあって
はい
リーガルテックのプロダクトを作っていくのもいいんじゃないかなと思ったんですよね
その流れでやっぱりそれはそういう目的にするとやっぱりそれはテックのプロダクトだけじゃなくて
法律事務所というのも必要なんじゃないかと思って
法律事務所も立ち上げたという感じですね
なるほど
じゃあ今現在はレガリアの法律事務所を運営しながらも
リーガルテックのサービスも開発されるような状態っていうことですかね
はい
なるほど
リーガルテックと法律事務所の連携
だいたいリーガルテックのサービスを開発するときに
法律事務所がセットっていうのは
これは知ってる人はよく知ってる気がするんですけれども
自分なんかも初めて聞いたとき
そんなやり方があるんだというふうに思ったんですが
これはどうしてセットでやる必要があったりするんでしょうか
そこで言うと
弁護士法72条っていうものがありまして
72条だったかな
たぶん72条
弁護士
ざっくり言うと
弁護士以外が法律業務をやって
報酬を得てはダメですみたいな例があるんですよね
そこですごく問題になるのが
このリーガルテックのプロダクト
これ弁護士がやるべきことを
株式会社がやって報酬を得てる
これって非弁護違法じゃないかみたいな話が出てくるんですよ
そこで言うと
すごい有名なリーガルフォースさん
今だとリーガルオンテクノロジーズさんですね
とかもすごい問題に
違法じゃないかみたいな話も言われてて
最近大丈夫ですよみたいになってるんですけど
とかもあるんですよね
そういう問題があるので
ここはプロダクト会社のほうでやる
ここは法律事務所でやるっていう
協力みたいなのは絶対に必要になると思ってて
なのでリーガルフォースさんも
ゼロと共同で創業して
代表の方を2人で始めた
法律事務所も株式会社も始めたっていうのがあるんで
いつもそんな感じにしていきたいなと思ってるっていう感じですね
なるほど
お客さんのお話を聞く中で
力になりそうな領域とかが見えてきて
ただ深く関与しすぎると
それは弁護士の仕事になってしまうから
株式会社としては関与してはいけない
そのラインみたいなものが存在するってことなんですね
それもありますし
やっぱり何かしらお客さんの
クライアントの方の要望を聞いて
試したい時にパッと試せるのは
法律事務所だと思いますし
その弁護士を気にせずに試す
それをプロダクト化していくっていうサイクルを辿るには
法律事務所は必要だろうと思いますし
先ほどお伝えした弁護士の働き方っていう観点だと
そういう自分の理想とする働き方とか
そのミッションとかビジョンを持てるようにするとか
スタートアップ支援の背景
弁護士と企業の関わり方を変えるっていうところを考えると
自分の事務所を持って
そういう理想を実現していくのは
ためには自分の事務所を持っていく
置く必要があるだろうとは思ってる感じですね
なるほど
この法律事務所自体も
当然スタートアップを全力で支援していきたいという思いもあるのに加えて
リガルテクを開発していくためには必要なパーツでもあり
その両地域が揃ったから両方やっているってことなんですね
はいおっしゃる通りです
なるほど理解しましたありがとうございます
今お話聞いていてすごく不思議だったのが
弁護士さんって世の中にたくさんいらっしゃると思うんですね
実際にスタートアップの仕事に携わっている方々もいらっしゃると思うんです
ただそういう状況でもなかなか自分もやろうって発想になる方々って
そう多くはないというかかなり少ないんじゃないかな
これはもしかしたら弁護士さんの元々の技術とかもあるかもしれないんですけれども
そんな中でなんでかつれんさんはそっち側に
すごくイノベーターだなって印象を受けたんですけれども
どこからそのマインドセットが来たのかとか
そういうのって振り返ってみるとどうですか
そうですねそこについてはよく言われるのは
リスク感覚がバグってるっていうのはよく言われるので
そこは間違いなくあると思います
やっぱり弁護士って言ったら保守的というか
安全に行こうと思う人が比較的多い業種だと思うんですよね
弁護士に限らずホームっていうところだと思いますけど
そうですねそのイメージ強いです
ただ僕はあんまりそういうリスク感覚的なところがものすごく鈍いんで
別に起業して失敗しようが別に自分で成長すると思いますし
全体生きていけるとは思ってますし
なんでそこには全然リスクになってないかなとは思ってるんで
いろいろチャレンジするのはそもそもリスクがないと思ってるっていうのと
やっぱり周りがすごいそういう環境っていうのは大きいですね
そういう環境っていうのはやっぱりスタートアップの経営者がものすごく多くて
それこそよくご飯行ったりとか旅行行ったりするような人も
自分でスタートアップ経営してるっていう人がすごく多いんですよね
そういう人たちの話を聞いてると
スタートアップ支援の特徴
やっぱり自分で何かやるっていうのはすごい面白いなっていうのはありますし
めちゃめちゃ大変だしなんかもうしんどそうなのもめっちゃ見てるんですけど
やっぱりそれでも楽しそうに働いてる人いっぱいいますし
こういうことそれこそ飲み会とかで話してても
俺はこういうことを実現したいって泣きながら喋るような友達とかもすごいいるんですよ
そういうのを見てるとやっぱり自分も何かしないとなっていうのは思うっていうのはありますね
なるほど
周りにそういう企業家さんがたくさんいらっしゃったっていうのは
おそらくこれはもう業務レベルではなくて
いろんな付き合いを個人的に作られていらっしゃったってことなんですかね
はいそうです
本当にそういった方々が好きでどんどん縁も巡っていって
つながりも関係性も深くなっていって
気づいたら周りにはそういう方々がたくさんいたみたいな状況だったんですかね
そうですね
2つ目に移っていきたくてですね
改めてレガリア法律事務所についていろいろお伺いしたいなと思っておりまして
ちょっと重複する部分もあるんですけれども
改めてですねその設立の背景だったりだとか
その中でも特になぜスタートアップに特化した支援をしているのか
というところを重点的にお話をぜひお伺いしたいんですけれども
この辺りいかがでしょうか
はい分かりました
設立の背景としては先ほどのところに重複するところもあるんですけれども
リーガルテックのプロダクトを作っていこう
リーガルテックのプロダクトを作って
弁護士の働き方を変えるとか
会社と弁護士の関係を変えて
高負荷価値というかバリューを出せるような
弁護士の仕事の価値を上げていく
それによって企業もいいというか
企業の価値も上げるということをやっていきたいなと思ったので
その中で法律事務所は作りたいなと思った
なるほど
という感じですね
特にスタートアップをやりたいなと思ったのは
これもちょっと重複しちゃうんですけど
やっぱり周りにスタートアップが多いからっていうのは
すごいまず一つありますね
その他にっていうと
やっぱり新しいサービスとか
今世の中にない
新しい課題を解決していくみたいなところっていうのは
純粋に関わってて楽しいなっていうのはありますね
もちろん中小企業の方も
すごい頑張ってビジネスされてる方
いっぱいいらっしゃると思うんですけれども
話聞いてるだけで
何このサービスとか
こんなサービス世の中にあったんだとか
正直初め聞いたときって
これ誰が使うのみたいなところから
すごい伸びてくる会社とか見てたりしてて
そういうところに関われるのって
弁護士としても面白いなとは思ってますね
なるほどそういったところがあるんですね
わかりました
周りにスタートアップの方が多いからっていうのも
ある意味これはそういう環境だったから
自然的にみたいな話もあるとは思いつつも
かつれんさんがもともとサービス着想するタイミングで
感動できるとか不可価な話があったので
スタートアップ経営者さんの熱い思いとかを聞いてる中で
どうしたらこの人たちの役に立てるのか
力になりたいみたいな
欲求が出てきたっていうのもありそうですね
そうですねそれはあると思いますね
やっぱり年齢的にも比較的若いので
スタートアップ経営者の方も若い人多いので
年齢が近いから頼みやすいとか
そういうところもあるとは思いますね
なるほどそういったいろんな条件が揃いつつ
いわゆる対象両方的な弁護士さんへの
何か問題があったら連絡するとかじゃなくて
経営パートナーとして伴奏できるようなスタンスを取っているってことですね
はい
なるほどわかりましたありがとうございます
もう一つ今の関連してお聞きしたいのが
スタートアップに特化したときの支援の仕方って
いわゆる中小企業とか大きな企業を支援するのと
スタートアップとの情報格差の埋め合わせ
ちょっと違うジャンルになってくるのかなと
関わり方とか扱う題材とかも全然違うのかなと思ってくるんですけれども
そういうスタートアップ支援の特徴とか
具体的にはこういう支援の仕方はしてますみたいな話とか
お伺いしたいんですがこの辺りはいかがでしょうか
そうですね
一般的な中小企業の顧問弁護士とかだと
何か質問が来たら答えるみたいな弁護士が多いと思うんですけど
一番基本的にはそういうのはやらないようにはしてます
そうなんですね
どういう意味かというと基本的には定例などを組んで
事業の話をしながらどういうふうに関わっていくかっていうのを一緒に決める
プロダクトだったらこういう方向のプロダクトを考えてるっていうところに対して
事業サイドの面からいろいろディスカッションとかはしながら
プロダクトの設計を法律の観点とかも深めながら
一緒に考えていくっていうのが多いですね
例えばですけどプロダクトを一つ作るにしても
福祉サービスとかだと特にですけど
個人情報の取り扱いがものすごく問題になったりするので
どういうふうな設計をしたら
一番個人情報を取り扱いやすくなるかとか
データ処理とか提携先に提供するのとかも含めて
どういう取り方をすればいいのか
ただプラポリにごちゃごちゃ書いて同意するっていうのを
押させたらいいんじゃないかみたいなアドバイスするのは簡単なんですけど
そこまでやっても多分会社って困っちゃうところが多くて
どういうステップのところでどういうボタンを押したら
そもそも個人情報保護法の要件を満たすのか分かんないし
変なところに同意するみたいなボタン入れちゃうと
それこそ離脱しちゃうとかユーザーが減っちゃうとかいうのもあると思うんで
そこらへんってすごいさじ加減というか
法的にガチガチにこれでこういう同意取らせてください
こういう表示してくださいって言ったって仕方がないというか
これでユーザー数減ったら仕方がないんで
そこらへんの塩梅とかを一緒に考えたりとかもしますし
ほとんど法律関係ないですけどこういうふうな機能つけたほうがユーザー増えるんじゃないかみたいな話もしながら
そもそも法律の課題を発見して定義してやっていくみたいな関わり方をするのが多いですね
なるほど本当にじゃあこの法律の部分でここがグレーだかわからないから
かつねさん助けてみたいな会話じゃなくてそもそもユーザーを増やすとか
ユーザーさんへの価値提供の一つのパーツとしてそれをちゃんと組み込んでいって
法律的なところを綺麗にするだけじゃなくて
いかにユーザーが増えるのか使ってもらえるのかみたいなところを支援してるっていうことなんですね
そうですねおっしゃる通りですね
そこで言うとやっぱりなかなかスタートアップ
特にスタートアップの方から相談するのってなかなか難しいと思うんですよね
確かにそうですよね
やっぱりそもそもこれを弁護士に聞いた方がいいっていう判断すること自体が一定のリーガル的な素養だとか
必要になるんですよ
例えばですけどスタートアップからこれって不正競争防止法の観点から大丈夫ですかみたいな相談って
まず来ないんですよ
そもそも不正競争防止法って何ですかみたいな人がほとんどなんで
それから不正競争防止法の観点から大丈夫かなどうかなっていう問題の認識をするのが
して相談するっていうのはほとんど考えられないんです
そういうところをちゃんと発見して事前に対応できるような体制を整えてあげる
っていうのは新しい弁護士の関わり方だと思いますし
もっとそういうのが一般的になっていったら弁護士の役割は変わっていくと思ってます
なるほど今の話非常に視差が飛んでるなと思っておりました
これまでの話だと弁護士さんがスタートアップとか経営者さんとかビジネスサイドのことを理解して
付き合って経営パートナーになっていくって話もありましたけど
閣連さんの関わり方っていうのはスタートアップ経営者さんが
法律の話結構飛躍してるというかお堅い領域で勉強しづらいと思うんですけど
そこをうまく翻訳していって経営者さん側にもそういった創業を自然と身に付けさせていくようなスタンスっていうのもありそうですね
そうですねそれも必要だと思ってますねやっぱり会計とかも同じだと思うんですけれども
やっぱり専門家は会計なり法律なりの知識はあるけど会社のことは全部わかんない
会社の方からすると会社のことはわかるけれども法律とか会計の知識はないみたいな情報で
どうしても情報格差が出てしまうのでそこの情報格差を埋めていくのは
レガリアさんの思いと目標
双方で努力すべきだとは思ってますその方がお互いバリューは出るとは思ってますね
なるほど最後のトピックに行ってしまおうかなと思っております
レガリアさんとして大切にしていることだったり挑戦していることだったりみたいなところがあればぜひ教えていただきたいんですけれどもそのあたりとかいかがでしょうか
レガリアとして大切にしていることとしてはやっぱり事業をちゃんとコミットするっていうのは大切にしてます
どうしても質問が来たら答えるみたいな関わり方だとあんまりバリューが出ないとは思ってるんですよね
それこそそのうちAIで大体できる領域だとは思いますしそうじゃなくてもっと事業のことを理解して
それを法律を使ってどうやって企業の売り上げを上げるかあるいは企業価値を上げるかっていうところにコミットしたいなと思ってます
やっぱり企業っていうのは法律を守るために存在しているわけではなくて売り上げを上げるとか企業価値を上げるそしてその先に何かしら社会に対して価値を提供する
これを目的にして存在しているはずなので法律を守るというか法律を守ることが目的にはならないようには
そういうアドバイスはしないようにっていうのは気をつけてますね
なるほどより本質的なところですね
その特徴的なところで言うとあとは結構自社でビジネス的なところも一緒にサービス作ったりとかはやってますね
友達のスタートアップと一緒にこういうサービス作ろうって言ってその法律的な観点だけじゃなくて
いろいろこの先ほどお伝えしたユーザーの増やすにはどうしたらいいかみたいな話をしながら
一緒になんか業務提供とかしながらサービスを作ったりとかすることもありますし
あとはまだ全然課題解決できてないんですけど
結構この企業法務の弁護士ってタイムチャージで1時間何万円ですみたいな報酬設計が多いんですけど
ちょっといけてないなとは思ってるんで
そうじゃないような報酬の設計とかもしていきたいなとは思ってますね
ただ今タイムチャージでやってるところもいっぱいあるんでなんか微妙なところなんですけど
そのあたりの課題感はありながらまさに模索していきます
そのあたりの相談も含めてやっていただけるということですね
そうですねなのでクライアントにはタイムチャージ以外の方式も検討可能なので
もしよく関わり方がいいとかあれば相談してくださいとはお伝えしてますし
MAとかだったら成功報酬的な感じでやるっていうのも全然やってますね
もうちょっとだけ言うとタイムチャージの良くないところはいくつかあると思ってて
弁護士の方に効率化するインセンティブがなかなか出ないっていうところはまず大きいかなと思ってますね
やっぱり時間をかければかけるほど報酬が大きくなる仕組みになっちゃってるので
それこそDXするとかもっとデジタル化できるところも手でやっちゃうみたいなところはあって
これは仕組み上仕方がないところだと思ってるんですよ
これが例えばこの作業があってそれがもう1時間であろうが10時間であろうが同じ報酬だったら
みんな死ぬ気で1時間にすると思うんですけど
ただ今だと1時間で終わらせちゃったら1時間分の報酬みたいな請求の仕方になるのが多いので
やっぱりどうしてもそんなにデジタル化して10時間かかってたものを1時間にするって
インセンティブが働きにくい構造にはなっちゃってるんで
それはやっぱり弁護士にとってもお客さんの企業にとっても良くないとは思ってますね
その辺りは結構変えていかないといけないところだなとは思ってます
報酬設計の改善
話を全体を通じても本当にレガリアさん及びかつれんさんがいわゆる本当に弁護士じゃなくて
本当に経営パートナーって謳ってる理由っていうのが分かってきましたし
新しい関係性っていうのをまさにチャレンジされてるんだなということが分かりましたので
今後もいろんなお話が聞けることをすごく楽しみに思っております
ぜひいろいろお話しさせてください
そうですね
そろそろエンディングのお時間になってきましたので
最後にちょっとだけかつれんさんに今回話してみての感想とかがあればお伺いしたいんですけれどもいかがでしょう
そうですね なかなかこんな感じで話さないんで難しいですね
難しいですか
実際にいつも話してるようなことを話してるだけですけど
なかなかちょっとこうやった方が紹介聞く人に伝わりやすいかなとか思って話すと
ちょっと同じこと2回言っちゃったとか
難しいですね
難しさありつつもすごく面白い話もたくさん聞けたと思っていますし
こうやって難しいこと 多分弁護士さんでポッドキャストやられてる方なんて本当にいないんじゃないかなと思ってるので
そういう意味でも新しいチャレンジをしていく姿を見せられるっていうのもまた意義があるんじゃないかなってことを思ったりもしております
そうですね これからもポッドキャストだけじゃなくていろいろ新しいことをやっていきたいと思ってます
分かりました ありがとうございます
この番組はスタートアップの経営パートナーレガリア法律事務所がお送りしております
ポッドキャストのコメント機能だったり
今後このポッドキャストをリリースしましたら
かつれんさんのXツイッターなどでも発信していくかと思いますので
そのリプライとかでぜひご感想だったり
あるいはこんな話を今度聞いてみたいよっていうトークテーマなどもありましたら
そのリクエストも募集しております
そして今回の放送気に入ってくださった方々は
ぜひ番組のフォローもしていただけると幸いでございます
それではまた次回お会いできることを楽しみにしております
かつれんさんありがとうございました
ありがとうございました
29:45

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