すごいわかります。僕も少ないながら面接というものをさせていただいたんですけれども、その面接をしていく中でやっぱり嘘を言ってる時と本音で言ってる時の言葉の乗り方とか、
ディテール詳細のところの詳しさだったりとかが全然やっぱ違うかなっていうふうに思うので、
だし後に一回でも嘘を言うと嘘のための嘘をつかなきゃいけなかったりとかするんで、損しかないかなっていうふうに思うので、
基本的には正直伝えた方がいいと思うんですけど、僕このテーマを思った時にそもそもどういう理由で辞めたのかっていうのをちゃんと言語化するのは野村さんの言う通りだと思っていまして、
その辞めた原因が過去最悪の原因だとしても、ちゃんと言語化して次の会社にちゃんと正直に言っといた方がいいだろうなと思っています。
ただ意識が変わったりとか、自分がどこに向いてなかったのかってことがちゃんとわかっていて、逆にどういうところだと向いてるってことが自己分析されていらっしゃる方だと、
じゃあちょっとうちの会社でチャレンジしてみましょうかって言いやすくなるかなと思うんですよね。
でもそれねすごいわかりますね。思うのは面接の場で結局今回ご縁ないかなって思う人って何が特徴としてあるかっていうと、よくわかんないなんですよね。
ある意味そのマイナスの部分も含めて、こっちにこういう方なんだっていうふうに伝わると、じゃあこういう特徴があるんだったら、この仕事だったらいかせるかなみたいな判断ができるんですけど、
そもそもそのよくわかんないっていうふうになると、それってやっぱりリスクが高いってことになっちゃうんで、そうすると面接だとなかなか通過させづらいですよね。
そうなんです。しかもそれがよくわかんないポイントが必ず次の面接から引き継がれてるんで、
ここのポイントわからなかったんで深掘りしてくださいって必ずメモ残して次に渡すじゃないですか。なのでねほりほり聞かれるぐらいなら先に言っておいた方がいいかなっていうのと、
あとはやっぱりわからないので面接官は言ってもらえるとすごい助かりますよね。
そうですね。どうせ多分履歴書職歴が多かったら聞いてくるだろうなっていうふうに先回りしてくる人も中にはいると思うんですよね。
そう思います。
それでいいかなと思ってて、自己紹介するときにこういう感じで結構歴は多いんですけど、こういう軸に基づいて仕事選んできましたってことが最初から言ってくれると、
ああそうなんだっていうふうに結構納得した状態で始まると思うんですよね。だからこのお便りというか悩み見て思ったのは、
転職繰り返すってこと自体は別に大丈夫で、それぞれ説明できるかっていうのがめっちゃ大事だなと思いましたね。
才能の観点で言うと、欲求と発動条件とスキルっていう3つがあってないんじゃないかなって思うんですよ。会社を辞めるときの理由として。
はいはい。
で、一つ欲求っていうのは、ご自身がやりたいことが仕事の中で満たされているかどうかっていうこととか、
小さい会社だったら会社のビジョン、ミッション、パーパスに結構ちゃんとつながってるかどうか。
大きい会社だとちょっとわからないですよね。パーパスとかつながってるかどうかっていうのは。
まあそうですね。だいぶ自分個人から遠くなることがあるんで、なんとかそれが具体化してつなげられたら幸せですけどね。
そうですね。つながれば。どっちかっていうとやってる事業、やってる役割、やってる仕事内容とかに自分の目的が一致してるかどうかの方が多分重要だと思うんですけど、
あとはもう1個は会社のバリューですね。文化だったりとかバリューだったりとか、どういうものを大切にしていて逆にどういうものを大切にしてないのかっていうことが結構どの会社も言語化されたり、
チームの中で共有されたりしてると思うんで、そこと何が自分が合わなかったのかっていうところを言語化されるのが自己分析の上では重要なんじゃないかなって思ってまして、
これが分かると転職先で、だったら確かにその価値観が合わなくて辞めただけだったら、うちの会社では合いそうですねって面接側の方では判断ができると思うんですよね。
なれば懸念じゃないねってなると思います。 確かに。
僕の一緒に働かれてる方々とかで、めちゃくちゃ転職繰り返したけど、その後やっぱ10年ぐらい全く転職しなかった方とかもいらっしゃったりするんですよ。
はいはいはい。
で、経歴聞いていくと、いや昔は分かんなかったんですよね、自分が会う会社っていうのは。
でも自分が会う会社っていうものが何回も繰り返したことによってようやく見つかって、その会社ほんと価値観が合いましたって言ってたんですよ。
なるほど。
だからやっぱそう、会う会わないってあると思うんで、ずっとそういう風になるわけでもないと思うし、もしくはめっちゃ転職繰り返しちゃうんだったら別にそれ悪いことでもなくて、もはやそういうらしさだと思うんですよ。
多分僕、自分で会社作ってなかったら絶対転職繰り返す組でした。間違いなく。
なるほど。
新しいことやりたいからです。
はいはいはい。
なので別に悪いことじゃないんじゃないかなと思ってて、働き方っていうのは無限にあると思うので。
そうですね。多分辞める理由って今の自己分析の話から思ったんですけど、割とこういう言い方したら恐縮なんですけど、抽象度が高いものからより具体的なものまで結構濃淡があると思うんですよ。
で、抽象度が高いものは、坂井さんが言ってくれたように会社の求めるそのミッション、ビジョン、バリューと個人がやっぱ合わなくなったっていう話だと思うんですよね。
で、それが段々と多分いろんなグラデーションになってきていて、事業としてやっていること、会社が。
それは要はブレイクダインしていくと、その人自身にやってくださいって言われたことが自分と合わないみたいなレベルの話もあるし、もうちょっと具体的というか引きになれになってくると上司と合わないみたいな話があるんですよね。
で、あともっとプリミティブな話で言うと、その人自身のスキル不足みたいなところもあったりするんですよね。
で、何が合わなかったのかが分かると、それは現職においては全然対応可能なのか、結構そこは何か根本的な問題ではねえっていうふうになるのかっていうのが判断できますよね。
あ、できると思います。ただ中にはやっぱりそのスキル不足をずっと目をつむったまま、スキル不足で辞めてるのに、いやスキルじゃない会社のせいだっていうふうにやっちゃって、認識を間違っちゃってるケースだと、どの会社行ってもうまくいかないんじゃないかなと思ってまして。
そうなんですよね。
あるじゃないですか、こういうことって。
ありますあります。
あの会社はああいう上司がいたから、いや私と会ってなかったんだって言って辞めるんですけど、実際のところ蓋を受けてみると基礎能力が本当に足りてなくて、多分これで送られたんだろうなっていう人。
自分のことをだから知るっていうのが結構難しいんですよね、実は。一番難しいっていうか、倍安かかるんですよね、そこって。
そうだと思います。なので結論、人に聞きましょうっていうのが一番ですけどね。
っていうことですよね。
はい。
結構思ったのは履歴書が汚れていると感じるっていう、これ心理的な話じゃないですか、心情的な話で、客観的には今言ったみたいに、説明が付けば別に転職繰り返していてもいいと思うんですよ。
ただ履歴書が汚れていると感じるっていう心理的なマイナスって、やっぱどこか自分の中で追い目に繋がって、その追い目ってどうしても自信がない態度であるとか卑屈がない態度という形で現象として現れてしまうと思うんですよね。
だからそこはできたら大丈夫なんですよっていうことを確信してほしいなというふうに思ってて。
そうですよね。
ちょっとでも聞け目追い目があると、やっぱそれって出るんですよね、面接の場で。
なんだけど、別に自分はこういう理由で選んできたから、転職回数が多少多くても、別に自分にとっては問題ないですっていうようなことを確信できていればそこって出てこないというか、むしろ自信あるねこの人っていうふうにそれがプラスの意味で評価されると思うんですよね。
だからなんとかこのマイナスの感情を取っ払いたいなと思ったんですけどね。
そうですよね、転職繰り返すのも個性だからいいんじゃないって僕は思いますけどね。
で、受け入れることが確かにまず大事なんじゃないかなと思いますし。
さっき話した事例のように、転職繰り返した時に長く続く会社とかも見つかる可能性もあると思うので。
でも事実は変えられないじゃないですか、転職繰り返してきたっていう事実は。
そうですね。
だからこそ精度を高めて転職を逆に繰り返すことを目的として繰り返したいって思うんですよね。
3年大きく私は辞めますみたいな働き方も全然いいと思うし。
あとは人間関係が毎回壁ならばやっぱりそれは向き合った方がいいと思うし、スキルが壁ならそれが向き合った方がいいと思うし。
いろんな要因があると思うので、その要因分析は自分しかり、あとエージェントとかもたくさんあるんでね。
相談して載ってもらって言語化していくのがいいんじゃないかなと思いますけどね。
野村さんって転職する時ってどうやって決めてきたんですか?
野村 私は職場を変えたのは2回なんですね。最初の出版社からコンサル会社BCGに移る時とBCGからニュースピックスに移る時の2回で。
ニュースピックスから今の会社を立ち上げた時は転職っていうか企業独立なんで、それはないとすると2回やったんですけど、
なんとなくこういう像になりたいなみたいな自分像っていうのがあって、これは抽象的なんですけどね。
こんなことできるようになっていると楽しいだろうなみたいな、もしくはこの先道が開けるだろうなみたいな像があって、
それがちょっと現職の延長線上で言っても厳しそうだなっていう時に転職しようとしましたね。
それが得られそうな職場って何だろうと思って、転職先方法を探していきましたね。
ああ、だからやっぱり辞めることが先ではなくて、もうその先を目的設定してたから辞めたんですね。
そうですね。で、1社目は本当にそうで、出版社にずっといると、その仕事自体はめちゃめちゃ楽しいし今でも編集の仕事やってるんですけど、
ビジネスを知らないとどっかで自分のキャリア頭がちんらいそうだなと思って、1回出版社から辞めてコンサルティング会社に移ったんですよね。
で、コンサルティング会社からニュースピックスっていう当時はまだすごいベンチャーだった小さい会社だったところに移った時は、
ちょっとそのコンサルティング会社自分にはしんどいなと思ったっていうのがまずそっちは正直あったんですけど、
ただ両方のスキルが活かせそうな場所ってどこかなみたいなことを考えて、
ちょうどこれから伸びようとしていた会社が両方のスキル、編集のスキルとコンサルティングのスキルが両方とも活かせそうだなと思って、
行ったっていう感じですかね。
ああ、そういうことだったんですね。確かに結果的に活かせてますもんね、どっちのスキルもね。
活かせましたね。これはラッキーなところはあったんですけど、意外に業務をやっていく、しかも型が決まってない業務をやっていくときって、
使えるものって過去のちょっとでもかじったことは全部使うみたいな姿勢になるんですよね。
だからニュースピックスって今独立してからはさらにそうですけど、基本的に仕事の型が決まってないんで、
そうすると昔かじったなんかを組み合わせて新しい価値出せないかっていう発想になりますよね。
なるほど、そう考えると転職たくさんするのも、野村さんはたくさんじゃないですけど、いろんな職場経験するのってすごいポジティブですね。
うん、トレードオフだとは思うんですよ。例えば一つの仕事をその道その5年10年、10年以上かな、やってましたっていうことでやれるものはもちろんあるとは思うんですけど、
意外にこれチャットGPT時代だからってわけじゃないんですけど、型が決まった一つのことをできるっていう能力よりも、
何かしらと何かしらを組み合わせて新しい価値を出すっていう方が、このAI自体には価値が出しやすいんじゃないかなっていうのを最近思ってまして、
めっちゃ思います。
ね、思いますよねそれ。別にそんなことを思って昔転職活動していたわけじゃないんですけど、
わりと20代のうちはいろいろちょっとでもいいからかじっておくと、ある程度経験が積んできた30代以降に、
それをその強引に1,2,3,4,5ぐらい組み合わせて全く独自の価値が出せるかもしれないなってのは思いましたね。
いやめっちゃわかります。僕もフリーランスになって起業して、いろいろ事業ピポッとしたんですよ。
はいはいはい。
で、起業貧乏になって何でも大体できるようになったんですよね。だから正直そのエンジニアリングもバックエンドもフロントエンドもやったし、
ウェブデザインもやったし、営業もやったし、あとその他諸々何をやったか覚えてないぐらいにたくさんやったんですけど、
今何をやろうと思ってもできちゃうわけですよね。やっぱやってきたから、ベースがあるから、これとこれを拡散してこうやればできるんじゃないかなって思うことも多くて、
ただプロフェッショナルの壁はいっぱいあるんですよね。
そうですね。
その時はプロフェッショナルの人と組むっていう手も使えるんで、いろいろ掛け合わせてできる能力っていうのは今の時代結構重要で、
かつ情報がたくさん落ちてるからこそ、それをどう組み合わせるかっていうことを練習する方が結構使い勝手が良かったりすることも多いんじゃないかなと思ってます。
そうなんですよね。一昔前というか5年10年ぐらい前って、どっちかっていうとやっぱその一芸に引い出た方がいいっていう時代もあって、
私も完全にオールラウンドタイプで、ある年まで結構自分のこと器用貧乏だなというふうに思っていたんで、