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2023-06-30 33:17

「怪物」と「木更津キャッツアイ」の意外な共通点? #7

こじらせ平成夜話、第7回テーマは「木更津キャッツアイ」。


平成の大人気コメディドラマである「木更津キャッツアイ」。

そして不穏な空気が張り詰める2023年の話題作「怪物」。

まったく違うジャンルの両作品には、複数の意外な共通点があった!?



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00:04
こじらせ平成夜話
さあ始まりました、こじらせ平成夜話。パーソナリティの津田顕輝と
佐々木小歌です。
はい。
この番組はいろいろとこじらせている面倒くさめの我々2人が生まれ育った平成のコンテンツについてお互いの好きなものを押し付け合い独自の視点で語り合っていくラジオ番組ですと。
はい。
はい。
佐々木さん、
はい。
見ましたか?映画怪物。
ははは。
見ました?
見ました見ました。
すごい映画だったよね。
そうね だからさ今回はちょっと
キサラズキャッツアイの話をしよう かなって思います
キサラズキャッツアイの話すんの はい
ああそうなんだその心は いやなんか俺怪物を見た後
さなんかいろいろ考察で語ってる 人とかなんか感想語ってるのとか
いろいろ聞いてみたんだけどなんか 誰も語ってないことがあるんだよ
ね ほう
なんか強く出たねあんなに語り 甲斐のある映画についてそんな
ことは聞かせてもらおうよ だからちょっとキサラズキャッツ
アイについて喋ろうと思います キサラズキャッツアイは知ってる
知ってるよだって俺は嵐好き だからさ
もう見てた 見てないんだけどさ
見てないんかい 嵐好きだ主題歌嵐でしょ
そうそうday in our lifeラップ が印象的な逆中だね
始まるやつね
そうそうそうでキサラズキャッツ アイご存知ない方のためにちょっと
軽く説明すると キャッツニャー
キャッツニャーそうそうそう キサラズキャッツアイっていうのは
2002年にtbs系列で放送されてた ドラマでメインの登場人物が5人
いるんだけど全員あだ名みたいな ニックネームで呼ばれてて1人目
がブッサンっていう岡田純一さん が演じてるキャラクターと2人目
がバンビって呼ばれてる桜井 翔太のキャラクターでマスター
って呼ばれてるのが佐藤龍太さん が演じてるキャラクターで兄っていう
のが塚本隆さんが演じているキャラクター で5人目がウッチっていう岡田
よしのりさんが演じてるキャラクター この5人がメインで登場するドラマ
なんだけど脚本が駆動艦グロウさん 駆動艦ねそこまでは知ってる
あらすじがこれ引用なんだけど 千葉県木更津市を舞台に草野球チーム
木更津キャッツのメンメンがたび たび木更津キャッツアイと名乗り
ながら犯罪行為を行うが岡田純一 演じる主人公のブッサンことた
ぶち公平が悪性リンパシュガン だねにより余命半年と宣告され
しつつも仲間と共に変わらぬ日々 を過ごす様子をコミカルに描いた
作品であるというのが木更津キャッツ アイ
そうなんだねうち嵐好き なのよ俺とお母さんが好きなんだ
ねお母さんが見てたのよ木更津 キャッツアイ俺は見てなくて
多分当時まだそれ何年の映画だっけ 2002年
03:01
2002年でしょそう2002年の時は まだまドラマとか見てなかった
気がするね
実際2002年に放送されてたん だけど実際視聴率が良かったのは
再放送の方が視聴率良かったらしくて 俺も多分ね再放送で見てたんだ
よね確かね深夜帯に再放送してた 気がするんだけどそっちの方が
視聴率良くてなんかもっと人気 が出た理由がdvdボックスがめっちゃ
売れたらしいんだよね
そうなんだ
そうそうそう本放送よりも 後に人気が出た作品っていうの
がこの木更津キャッツアイなわけ ですよでこれがねさっきあらすじ
でも言ったんだけど基本的に木更津 がメインの舞台でもう本当にそこ
だけで完結してるみたいなすごい ね狭い界隈の
クローズとか
田舎じゃないけどなんかちょっと 東京から離れた
地方の匂いがするフィールド で進んでいくんだ
そうそうそうで実際主人公の ブッサン岡田さんが演じてるキャラクター
も最終話で東京に行くんだけど それまで一歩も木更津から出た
ことないみたいな
そもそもさ木更津ってどれぐらい 遠いのちょっと調べてみよう木更津
木更津千葉なんだね
そうそうそうでアクアライン で川崎ぐらいと繋がって
それで東京のベッドタウンになろう としたけど結果そんなにうまく
いかずにどんどん都会に人は流 れていったみたいな現象が木更津
ではあったらしいんだけど
新宿まで2時間ぐらいって感じ かざっくり
そんな木更津で物語が進ん でいきますと
へえへえ
でだいたい本当に木更津 の中で完結して木更津って田舎
じゃないけどちょっと錆びれた 土地錆びれてもないけどなんか
そういう土地みたいな
都会でも田舎でもない感じ ね
そうそう描かれ方をされて いて誰かの知り合いはだいたい
他の人も知ってるし誰かの彼女 は別な知り合いの元かのだしみたいな
いうのも木更津キャッツアイで 描かれてあと噂話とかもすぐみんな
に広まっちゃうみたいな
でそんな木更津でさっきの出て きた5人が元野球部なんだけど学校
でで今も草野球チーム組んでる みたいなその仲間たちがさとり
豊さんが演じてるマスターがやってる バーに毎日入り浸ってずっとバカ
のこと話してるみたいなで時々 表の顔は木更津キャッツっていう
草野球チームだけど裏の顔は木更津 キャッツアイっていう泥棒とか
をする集団で泥棒をやって誰か がミスってトラブル起こしておい
どうすんだよみたいなところで ワイワイやって物語が進んでいく
みたいなちょっとその部分が楽しい みたいな作品なんだよねであと
は工藤環九郎さんお得意のちっちゃい ギャグがたくさん出てくる
まあね有名なコメディ要素 がねなんか
アマチュアとかでもあった ような
作家だもんね
そうそうそうっていうのが だいたいこのなんだろう作品の
雰囲気なんだけどあらすじにも あったようにブッサン主人公の
06:04
ブッサンはもう第1話の時点で元 宣告されてる嫁半年です
ああそうなんだ
そうそうそう
はいはいはい
で1話の冒頭でタンカーに 乗せられて運ばれてるブッサン
が出てきてあれが3ヶ月後の俺で 今の俺がこれって言ってなんか
病院からスタートするんだよね 話が
ああそのなんかあれなんだ時系列
というか
そうそうそうそう
ちょっとこう
未来のことをちょっと写し ながら語ってるみたいなところ
があるんだよねでさっきみたいに ちょっとワイワイしてるところ
もあるんだけどまあ所々にブッサン が薬飲むシーンとかあったり
あと途中で知り合いが死んじゃうん だけどそういう時にやっぱ死ぬ
の怖えやみたいな
ああシリアスな部分が出てくる
だけどまあそれでもブッサン はこうなんか他のさ病気とかを
扱った作品だとなんかがんとか になったらどうしてもこう治す
とか頑張ってこう他の仲間たち が命救うぞみたいな方向で行き
がちじゃん例えば医者にどうしたら 治るんですかって
まあ深刻なねやっぱ話になる
よね当然
キサラゼキャッツアイはちょっと
そこが違っててブッサンは無理に 癌を克服しようとしないんだよね
なんかもう普段通りに過ごそうと するで周りにも普段通りに過ご
してほしい接してほしいっていう 周りは知ってんの
えっとねできるだけ隠すように してるんだけどなんかひょんな
ことからバレるみたいな
なるほどねその感じね
あのメインの5人の登場人物 には自分から言ってるんだけど
ああそうなんだそう知ってんだ
そうそう一話で俺さ死ぬん だよねってバーで急に言い出す
ああ一話でもう
そうそう
徐々にバレるとかでもなく
最初に言うんだ
そのメインのキャラには一話 で言うそしたらなんか父親とか
には隠してるんだけどなんかその メインのキャラがなんか言っちゃ
って言われたくないのにでバレる みたいなっていう感じでワイワイ
した中でもブッサンは確実にこう 死に近づいてるでもブッサンは
それに無理やり抗うことはせず なんか普段通りに過ごすっていう
感じなんだよねで思うのがさ普通 に過ごすことってなんか死への
一番の抗いというかなんか身体 的にはもちろん死に近づくし何も
しなかったらさ薬は飲んでいるん だけどでもビールとかめっちゃ
飲むし不節制な生活とかしまく ってるし身体的には本当に死に
近づいてるんだけど
それは延命処置とかしない
からどんどんそのがんというか は増えていくし死には近づいて
るけども
でも普通に過ごすことって 精神的には一番死に抵抗してない
っていう
そうねなんかまあその死の 恐怖に怯えたりとか死というもの
に対して負けるではないという かみたいな感じは確かにするね
普通に過ごすことによって 死を意識しないようにするとか
我々だって今幸い大きい病気とか してないけど
09:02
まあそうね健康ではあるかな
でも人間である以上死ぬ っていうネタバレは食らってる
わけじゃん
まあそうねネタバレだけは あるよね
そう
もう死ぬよ
で一番でかい最終話のネタバレ 食らってるじゃん
そうね
でも我々は普通に過ごして 今それを忘れてるっていう
へえ
まあそういう死への向き 変え方
向き合い方
っていうのが他のドラマとは 違う描き方をしてるのかとも気
さらずキャッチダウン
はいはいはい重たい死という 点も起きながらも
そうそうそう
まあ割とコミカルにという か明るく雰囲気を赤い雰囲気を
まとっている
そうそうそう
っていうのもこれ工藤寛久郎 さんのインタビューがdvdの最終
巻に収録されててそもそもその 工藤さんのところにオーダーが
来たときに人が死ぬんだけど締め っぽくならないような作品作って
そもそもオファーがそうなんだ
そうそうそうだから工藤 さんがどうしたらいいかなって
悩んでこういう形になったということ らしい
へえへえへえ
で気さらずキャッチダウン の人気の理由がもう一個ありまして
番組自体の構成っていうのが変わ っててまず前9話
前9話そうなんだ9話か
これが野球になぞらえてて
ああ9話
そうそう第9回まであるっていう 一応9話の中に延長10回ってのも
あるんだけど回数としては9回 でそれだけじゃなくてその第1話
第2話第3話とかってあるんだけど その各回に第1回表第1回裏があるんだよ
ね でそれはどういうことかっていう
と第1回表が最初始まりますで だいたい中間かもうちょっと後
ぐらいまで表が進んでで例えば 泥棒をやるんだけど途中で失敗
しますとで失敗しちゃったなって 言って拠点に戻ろうとしたらなぜか
盗もうとしてたものがそこに置いて あるみたいなことが起こってなんで
ここにあるのって言ったところ でテロップでバーン1回裏っていう
のが始まって話が序盤の頃に巻き 戻るんだよね一気にそして序盤
の映像が流れてだんだん画面の 一部にズームされていくんだよね
そしたらその場にいなかったっていう かなんかそのシーンではフィーチャー
されてなかったキャラが実はそこ に登場しててで今度はそいつの
視点で話が進んでいくんだよね なるほどねそれは1話内で
ってこと
そう第1話の中は
に表と裏があるってこと
そうそうそう
なるほどね
1回が2分割されたみたいな
イメージで表の中で結構毎回なんか ちょっと違和感がある部分とか
っていうのがあるんだけどそれが 裏の部分になるとそういうこと
だったのかみたいなことに分かって くっていう
ネタバレ的なところがそこで 出てくるのね
そうそう裏ではこういうこと があったのかっていうのが分かる
ようになってるっていう構成が すごい当時は新しくてすごく受け
12:01
てたんだよね俺も実際その時初めて そういう形見てこれすごい面白い
なって思ったのを記憶にあるんだ けどこれさ怪物と一緒じゃない
さあちょっとここから怪物の話 しようと思うんでネタバレNGな
人は
そうねあれはネタバレなしで 見たほうがいい作品だから見よう
と思ってる人はちょっと迷って もらったほうがいいかもね
怪物もさ1回母親の視点で進ん
でそしてその後堀先生の視点で 進んでその後子供たちの視点で
進んでいく
まあそうねあれはその誰かにとって
誰かが怪物だっていうことをいろん な視点から捉えた作品だったもん
そう構成としてはでもキサラズ キャッツアイと大体同じ
そうねあれ確かに続いていくんじゃなくて
ね1回戻るもんねこの人変この人 変みたいな感じで
で例えばそのお母さんの回お母さん
回っていうかお母さんパートだったら 先生に子供がいじめられてるかもしれない
ってことで学校訪問に行って階段 上ろうとしたらちょっと階段の後ろ
側覗き込んでなんだあれみたいな こう行動してで首かしげて階段
上って上に上がっていくみたいな シーンがあって実はそれは次の
先生パートではその階段の裏の さらに後ろに窓があって実はそこに
先生がいて子供たちと話してた みたいなそれが大体そのキサラズ
キャッツアイの表と裏みたいな 感じだなって俺怪物見ながら
キサラズキャッツアイじゃんこれ って思いながら見てた
キサラズキャッツアイじゃん って言うとちょっといろいろ波紋
を呼びそうだからなんかちょっと 言い過ぎな気もするけどまあそう
ね構成的には近いね 構造的にはそうそうそう
っていうことで怪物見ながら 俺はこれはキサラズキャッツアイ
だって思いながら見てたんだけど どうだった怪物見たら
どうだった
キサラズキャッツアイだと思 った
いやキサラズキャッツアイ 知ってるけど中身知らなかった
からなんかあの映画一言でどう 思ったって聞くのに
いやむずいよね
むずい映画じゃないいや 非常に余白がある映画だったから
どうだったって言われたらなそうだ な俺はまあしんどい映画だった
けどね
まあまあそうね
うんそうねうん単純な視聴 後の感覚としてはまあしんどい
映画だったなあうんそうねすごく 辛い映画だったな
それはどの辺だ
まあそうだね
人から見たら自分の思っている ことが伝わってなくてなんか価値観
を押し付けられたりとかっていう ところ
ああまあ多分あれ辛いと思う 人ってそれぞれみんな何が辛い
かって違うと思うんだけど
まあそうだね
まあでも俺はそうだなまあ やっぱそのなんかそのいやらしさ
善意が人を傷つけたりとか
そうね
そう
誰かの悪意が善意だったり とかっていうそのなんか人間の
もうそのなんだろうな生活コミュニケーション の中で発生し得るその絶妙ないやらしさ
15:00
というか
なんか悪いことしてやろう と思ってなんかしてる人っていなかったん
だよね本当に
そうそうだお母さんとか辛かった ねあの息子に対しての車での会話
とか
そうだね
あれもうネタバレこれしちゃ っていいんだよね全然
ああもうさっき言ったから
そうあの息子がまあ恐らく だけど同性愛者として描かれてる
じゃないあの中でお母さんがさあ なんかあんたお父さんみたいに
立派な家庭を持ってとかって言って それが嫌になって車から飛び降り
たりするじゃないなんかああいう お母さんの愛みたいなのが描写
されてばされるほどさなんかそれが 子供を傷つけてるみたいなところ
とか
裏目に出ちゃうみたいなね
なんかそういうなんかうーん そのなんか妙にリアルで妙になんか
コミュニケーションが
みんなが
全般的にきつかったなあ俺は
そう
いや普通に我々の会話の中 とかでもさ出てきてもおかしくない
ようなことが描かれてるじゃん
うんみんな思うと思うよあれ 見たら自分もどこかで誰か傷つけてる
かもしれないって思うかもしれない しもしくは自分が傷つけられた
ことを思い出すきっかけになって しまうかもしれないしみたいな
ところがやっぱうーんひどく筋縄 では言えないしんどさをすごく
抱えてる
映画だったかなって思う からあんま構成は久々に知らなかった
からそんなに気にならなかった というか面白いなあって感じだった
ストーリーとかそういう内容 もそうなんだけど作りがうまい
なあってその三部構成っていう のもそうだしあとこれ予告との
兼ね合いというかそれも俺すごい うまいなあと思って
俺予告見てない
見てない
前情報なしで言ったから ほぼ
ああなるほどね俺が見といて って言ったからネタバレ嫌だったら
見といてって言ったから見て くれたんだけど
そうそう怪物の話する かもって言うからそれだったら
見とくかと思って見に行ったなんか まあ話題になってたから見たかった
んだけど
実際したのはキサラズキャッツ アイの話だったけど
そう何かと思った
そう予告見てもらうとなんか いろんなシーンのいろんな人物
のセリフが流れていって最後に怪物 誰だっていう声が流れて終わるんだ
よね予告そこだけ見たらさ俺どう してもその登場人物の中に怪物
って言われるような悪いやつが いるんじゃないかっていうバイアス
がもうかかっちゃって見ちゃう サスペンス的なね誰が犯人
なんだみたいなことね
なんかもう今時の映画 ってそういうの多かったりもする
じゃんなんか誰か殺されて犯人 誰だみたいな
今時ってことはサスペンス としては結構そういうものはある
よねずっと提携としてね
そうそうそうなんかもう
すでに予告の段階でそういうバイアス がかかった状態で見てしまって
ああそれはわかるかも俺予告
見てないけどずっと不穏な感じ じゃんなんか日常を描いてるシーン
とかでもなんか不穏な空気がずっと 流れてるような演出だったから
うっすら俺もう誰が何しでかすん だろうみたいな気持ちで見てた
こいつ悪いんじゃないかこいつ
18:00
がなんかやってんじゃないかっていう でもさそういう偏見を持って
見てしまう考えてしまう自分も また怪物なんじゃないかっていう
この構造
そうねいやなんかすごく
こう美しい構成の映画だったよね 美しいっていうのはそのなんか
本当によくできている的なその 完成度的な美しさ
まあ坂本雄二さんはすごいっす
脚本まあ脚本坂本先生が考えた
構成なのかわかんないけどいや 巧みだったね本当にね非常に巧み
な映画だったね
そうなんか作品内でもこう 誰もが怪物だし誰も怪物ではない
みたいな感じだけど俺予告見る ことによってこうなんか自分にも
怪物の疑いがかかってくるような その予告の出し方がすごい上手い
なと思ってやられたって思ったん だよ
ああなるほどねそうね
うんしかもさなんかその三部 構成でさ主観の人物によってさ誰が
こう悪者になって誰が良い人にな ってとかっていうのも結局さなんか
見てるうちにこう我々って映画 の作り手によって描かれた捉え方
どうしてもしちゃうんだなっていう ところにも覚えてきて
なるほどね
なんかもう
まあそうだよね映画も 例えば善悪があるいいやつがいる
悪い奴がいるみたいなまあ映画 とか漫画とかアニメたくさんある
けど本当に視点によって変わって くるもんねそれって
そうそうなんかそれを改めて こう思いっきり突きつけられた
ような衝撃を感じたんだよね
いや坂本さんってそういう とこあるんだよねやっぱ多分あの
花束みたいな声をした坂本で 言ってたんじゃないですか
有名なやつだね
あれもそうそうあれも なんかリアリティで殴ってくる
というかなんかそうね怪物も改めて 思ったけどあれもリアリティで
殴ってくる映画だから別になんか 派手なことが起こるわけではあまり
ないじゃない派手な事件まあ事件 起こるんだけどでもどっちかっていう
とその全体的に散りばめられた 妙なリアリティがもう逐一刺して
くるっていうかそういうところ はなんか匠だよね本当にでなんで
俺怪物の話とキサラズキャッツ アイの話を一緒にしたかっていう
のが
ほんとだよふわっとしてなんか 不思議な不思議なトークだったよ
これはもう完全に俺の主観的な 意見というかさっき話した物語
の構成も一緒だっていうのが一個 どっちも一つの話を複数の視点
複数の人物の視点から見てるで それも一緒なんだけど実はちょっと
そこ違いがあってその中でもね キサラズキャッツアイって結構
物が各視点でどうなってるかっていう のが描かれてて例えば泥棒のターゲット
となる物車とか盗んだりするんだ けどその車を盗もうとして表の
回ではねけどなんか色々妨害された りとかして失敗してしまうでも
表の回の最後になんか自分たち の拠点に戻ろうとしたら盗もう
としてた車が置いてあるなんで ってなったとこに裏に行くでその
21:02
時に裏の回ではじゃあそのなんで ってなった理由が描かれるわけ
ね車がどうなっていったかっていう ものでも怪物はなんか物じゃなくて
人の思いが各パートでどう繋が っていくかみたいなところが描かれて
てなんかそこが違うなと物理的な ものとなんか人の考えとか
まあそうね目に見えないもの というかねコミュニケーション
とか
コミュニケーションを与える 影響とかっていうところがあって
キサラズキャッツアイと怪物って すごい共通するような部分あるん
だけどそこの一歩踏み込んだところ でやっぱりすごい違うっていう
かほぼ反対ぐらいなっていうの があってもう一個あってどっち
もねキサラズキャッツアイも怪物 も物語の中で死の匂いがふしぶし
にあるんだよねさっきもキサラズ キャッツアイの話したけど物産
は最初から死ぬこと確定してる ので時々薬飲むシーンがあった
り知り合いが死んだってやっぱ 怖いなとかっていうシーンがあった
りで怪物は怪物でなんかいじめ られててまあ疑いだけどねいじめ
られてる疑いがかかっててで子供 が学校にいるわけでで親が来て
先生たちに質問とかしてでその 子供のさミナト君のところに先生
と一緒に行こうとしたらさ部屋 にいないってなってさお母さん
めっちゃ心配して嘘でしょ嘘でしょ 嘘でしょってあれあのシーンめっちゃ
辛かったんだけど あの飛び降りたんじゃないか
みたいなシーンねはいはいはい で結局飛び降りてなくて
ホッとするみたいな ああそうねあとあれもあった
よねあの中盤のあの嵐の中でさ 部屋の窓開いてて
ああそうそうそうそうあった
ね どこかもあるよね
髪がバラバラって怪物
あとあれ飛び降りたのかなって 思うよね先生の声が聞こえて
きてね あと先生もさ堀先生も屋上
で ああ飛び降りるのかなっていう
シーンあったね靴脱いで体幹の上 登ってみたいな校舎の上からか
うんまあなんかここもさあれなんだけど
さいじめとかって関わってくる となんか現代日本でやっぱりなんか
死を連想しちゃうっていうすごい 嫌さがあるよね
ああ確かになんか自然だった よねあれもうあもうなんかいじめ
発生したら死ぬかみたいな勝手な バイアスで見てたよね
そういやもうそこも怪物 なのよ
そうだよね
でもキサラズキャッツアイ
怪物どっちも死の匂いが不死不死 にするんだけどキサラズキャッツ
アイは最初から死が確定してて 途中で死の匂いがするけど
まあそれはもうなんかギャグとか に流されちゃうわけだけど最後は
必ず死ぬっていう一方怪物は不死不死 に死ぬ匂いがしてなんか本当に
死んだんじゃないみたいな感じ でもやっぱり生きててよかった
ってなるんだけど
ちょっと待ってああいやいや 生きててよかったああそれとああ
その時々でね
そうそうそうその時々で
ああそのえーと死んでんじゃないか
24:02
よかった死ぬのか死ななかったが あるってことね
で結局物語最後までメインの 同人物って死なないじゃない
すごいこう死をものすごく
散らつかされて
散らつかされてうわすごい心配 するんだけど結局最後までまあ誰も
死んでない最後のシーンはちょっと まあそれぞれの解釈
そうねあそこは何とも
何とも言えないけど明確にこう 死は描かれてないじゃん
そうだね
そうっていうところでなんか そこもこう対比というかなんか
似てるんだけど違うっていうか確実に 死が確定してっていうのとなんか死を
連想するけどまあ死なないっていう ところがすごい対比でさっきも話した
けどまあ工藤寛太郎さんのところに オーダーが来たとき人が死ぬけど死
目っぽくない話っていうオーダーだった じゃん逆に怪物は人が死なないけど
激重な話だよ
そう死目っぽいずっと死目っぽいよね
そうずっと死目っぽいよね
ここがすごい対比だなと思って
なるほどね
だから俺は今回キサラズキャッツ アイと怪物の話をしたんだよ
くっつけたら面白いんじゃ
ないかっていう話ね確かにその 視点面白かったな
そうね怪物見といてって言う からさ
どんなお求め話をこいつする 気なんだと思ってめっちゃ心配してた
これ大丈夫大丈夫盛り上がるって
そう見てさあいつこれ語る 気してんのと思っていやもうそんなん
議論を呼ぶしどうなっちゃうの って思ってたけど
キサラズキャッツアイ感想
あとなんか俺怪物を見た後
いろいろ誰かが考察してるやつ とかコレーダー監督のインタビュー
とかも調べてみたんだけど特に その考察とかの感想を語ってる人たち
誰もキサラズキャッツアイの話 してないんだよねいかがなもの
かなって思うんだけど
確かにそうねそんな共通点 あればなんか一人ぐらいね
なんかここに近いなって思う人 いたの?
こんなバカな見方してん の俺だけだからなんだと思うけど
そうでもちょっとなんかこれ 言いたいなと思った
ああなるほどね面白かったと思う へえなるほどねなんかあれだね論文
みたいだね俺大学文学部だった からさ結構そういう見方すんのよ
そうなんだ
うん文学部ってこのなんか 近しいと思わしき作品の共通点を見て
ここに何かどういう秘密って言ったら かっこいいけどなんかそう何か見られる
ものはないのかみたいなことを発掘 したりするみたいなことはあるから
文芸評論だったりしてそこでなんか 論文みたいな見方する
すげえ俺知らず知らずのうちに
文芸評論やってたすげえ俺
卒業論文とかそんな感じだったよ
ああそうなんだ
うん俺卒業論文は大森聖子さん
というアーティストの歌詞について 歌詞をテーマにした論文を書こう
つってそれにしたんだけど大森 聖子さんの歌詞に共通点がありそうな
アーティストの歌詞を比較してどういう ところが近しくてどういうところが
27:02
違くてでそのアーティストとそれぞれ どういうところが違うからどういう
共通点どういう違う点があるのか みたいなところをこう何個も何個も
比較するみたいな論文を書いてたから 論文の書き方として何か全然関係なさ
そうに見えるものを比較するとか逆 に何か関係してるものを比較して
何か面白さを見出すっていうのは 評論っぽいなってちょっと思った
なるほどじゃあ俺はナチュラル に評論やったわけだね
クソだる
ナチュラル評論マンってこと だね俺は
ナチュラル評論マンちょっとダサいけど大丈夫?
ナチュラル評論マンとしてやってくるの大丈夫?
いやちょっと許しとこうかな
まあそんな感じで提案したいのは
キサラズキャッツアイもし見たことない 人は見てみると楽しいし怪物見たことある
人はそういうキサラズキャッツアイ とかもっかい見てみて何かそういうふうに
対比をちょっと感じてもらえるともしか したら楽しいのかなと思って今日はそういう
話をしましたというところでございました なるほどね
コジヤ〜〜〜〜〜 ちょっと関係あるけどない話していい?
はいはい
エイタさんの演技最高じゃなかった?
エイタさんの演技最高だった
エイタさんの演技やばかったよね
すごい
俺さあのさあ あんた笑い方怖いよって言われる
めっちゃ怖い笑い方するよね
うん俺なんもしてないよな大丈夫だよな
あそこあそこ
っていうところ
顔怖っと思って
やるすごいわ
あと小ネタっていうか雑誌載っちゃうじゃない
週刊誌に取り上げられる
あの写真の顔も怖いのよ
ああそこは見逃してたかも
結構なんかそのね暴力教師みたいな感じで写真撮られるじゃん
目より線入ってるんだけど
こんな顔の写真
こんな顔写ってもらう人じゃわかんないけど
ああ
だって怖い顔なのよ
あれなんかもう単純に役者として役作り半端なって思ったわ
あと子役の二人超上手くない?
上手超上手
いや超上手よね
あれ繊細だったよね
いやすごいよね
あなんかあれこれ監督から演技指導入ったっていうのをね見たよインタビューで
手だったりとか確かにそう言われるとすごい繊細な演技だったよね
あの俺が見たインタビューでは普段は小枝監督って子供たちにあんまり演技指導しないらしいんだよね
その自然な感じでっていう風にしてるんだけど
今回その脚本家の方が
もう話決めてやってるからそれに合わせにいくってことで
今回は演技指導結構ちゃんとやったみたいな話確か見た記憶がある
そうだし顔以外で演技するみたいなのをねインタビューで見た気がする
どうしよう勘違いだったら
見た気がするでも
俺もねインタビュー見たけど
見た気がするよね
勘違いじゃないと思うんだけど見た
私そうやって言われると結構やっぱねその子役二人のコミュニケーション結構
30:05
なんかそんな気はするよねその初詐というか初詐で語ってる感じ
いやーあれ良かったなぁ
なんかシンプルにやっぱ役者が実力派だからなんかあのまあ構成とかも面白いけど
シンプルにあのなんかすごいもの見たなっていう感じだったよね
全部がハイレベルみたいなね
ねー
良かったですね良い映画でしたよ本当に素晴らしい映画でした
じゃあ
今回は
この話ですか
はい
したいと思います
はいYouTubeの方はぜひチャンネル登録高評価お願いします
ポッドキャストの方は高評価フォローぜひよろしくお願いします
お便り募集中ですので
募集してます
はいぜひGoogleフォームから概要欄にありますのでよろしくお願いします
何でも送ってください本当に
本当に
マジで何でも
何でもいいです
挨拶でもいいですよ
挨拶でも
面白かったとかつまんなかったとかでもいいですよマジで
本当にそれぐらいで大丈夫ですそれだけで嬉しいからね
視聴者側にいる時ってちょっとハードル高い気がするけどさ
実際発信する側になってみると何でもいいから嬉しいよね
何でもいい反応ちょっとあるだけで嬉しいみたいな
そう本当に何でもいいんで送ってくれるとマジで嬉しいです
そうですねTwitterもやってるのでそちらでハッシュタグ
シャープこじやわをつけてつぶやいていただけるとねそれもめちゃめちゃ嬉しい
嬉しいね
ぜひぜひよろしくお願いしますというところで
ちょっとねここでお知らせを一つ入れさせてください
そうなの
私の私津田謙記の個人的なお知らせになっちゃうんだけど
ぽいぽい
僕劇団とかに入ってて勢いやりすぎずっていう劇団に入ってるんですけど
入ってるねそうですね入ってますね
朗読劇とかを普段やってたりするんですが
ですね
ちょっと今度7月29日土曜日にライブをやりますと劇団で
見たかもTwitterで
うちの劇団ちょっと変わってて
朗読劇の劇版を全部手作りしてるんですよ
秋文さんっていうクレヨンしんちゃんとかクケモンの劇場版とかプリキュアとかの
音楽担当してる方が一緒に活動してくださってて
その方とかあと音楽チームっていうのがいてギターやってる方とか
クライネットやってる方とかDJの方とかいて曲も全部作ってくれてるんだよね
そういう曲を使ったりあとは普通にカバーの曲とかも
やったりするようなライブをね
今度7月29日渋谷アストロラボっていうところでやりますので
でそこに僕も出演させていただきますということで
歌うの?
歌います
いいよ
ぜひぜひ皆さん来てくださいということでね
詳細は僕のTwitterを見ていただけると良いかと思いますので
こちらも概要欄にありますのでぜひぜひよろしくお願い致しますと
アカウント名ケンキ危険だっけ
ケンキ危険
ああケンキ危険
ケンキ危険
ケンキアンダーバ危険
ケンキアンダーバ危険
あとマーク
あとマーク
よろしくお願いしますというところで
今回も終わりにしましょう
33:01
はい
ありがとうございました
よしよしよし
33:17

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