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どうも、コウブンです。
栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で、副住職をしております。
昨日の放送で、今日の昼間に餅つきをやるというお話をしました。
言った通り、今日やってきました。
疲れました、餅つき。
餅つきというのは、ウスとキネを使ってぺったんぺったんやるあれです。
あれをリアルでやってきました。
疲れました。腕が痛いです。
久々に体を動かしたということもあって、
実際に自分が運動していないか、筋トレをしていないかがよくわかったということです。
でも、やっぱり体を使って何かをするというのは楽しいですよね。
そして、この餅つきというのはコンビネーションが大事な作業ですので、
話がついて、そしてこねる人がいて、そのやり取り、掛け合いがとても楽しいですよね。
また来年も頑張りたいと思います。
というわけで、今日のお話です。
今日もここのところお話をしているシリーズの続きをお送りしたいと思います。
今お送りしているシリーズというのは、現代に生きる快立というものです。
そして今日は第3回目。
そして本日のテーマは人間関係の距離感というところでお話をしていきたいと思います。
皆さんも今目の前にスマートフォンがあるかと思いますけれども、
そのスマートフォンを開くといつでも誰かとつながれる。
そういう時代ですよね。
でもそんな時代だからこそ改めて考えたい距離感。
そういうお話をしたいと思います。
最近こんな話をよく聞きます。
LINEが来たらすぐ返さなきゃいけないのかなとか、
SNSのフォロー、断るのって失礼かなとか、
オンラインの飲み会、毎回参加しなくちゃいけないのかなとかね。
皆さんも似たような経験があると思います。
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今私たちのつながり方は大きく変化をしていると言えると思います。
きっとこれを聞いている方の子供時代はまだスマートフォンがなかったでしょうから、
今この目の前にスマートフォンがある時となかった時とではだいぶ人間関係、コミュニケーションの仕方が違ってますよね。
リアルな出会いに加えてSNSでのつながり、直接会って話すことに加えてLINEでのやり取り、
特に10代20代の若い皆さんは1日中スマホを通じて誰かとつながっている状態になっているのかもしれません。
そこで生まれる新しい悩み、例えばLINEのグループトーク。
既読がつくと何か返信しなきゃって焦る。
みんなリアクションを押しているから私も押さなきゃとかね。
でもちょっと待ってください。
それぞれの生活リズムというのがあって、そしてそれぞれの状況があるはずなんですよね。
なのになんでそんなに焦ってしまうんでしょうか。
ここでお釈迦様の教えを現代風に解釈してみたいと思います。
縁起という言葉があるんですけど、この縁起、縁起が良い縁起が悪い、そんな使い方をするこの縁起という言葉。
これは私たちはみんなつながっているという仏教の教えなんですよね。
つながっているからこそお互いの個性とか状況を理解するということが大切であるというふうに理解しないといけないんです。
もう一つ、中道という言葉がございます。
これはあまり聞いたことないでしょうから、これを説明しますと、中道の中は真ん中とか中という字ですね。
中に道と書いて中道。
これは極端を避けるという意味ですね。真ん中を歩くという意味ではなくて極端を避ける。端っこを歩かないみたいな意味合いですね。
簡単に言えばバランスが大切ということなんですけども、リアルな関係もオンラインの関係もどちらも大切。
そしてどちらにも偏りすぎない。相手のことを考えすぎても自分を見失ってはいけないというところなんですよね。
そんなバランスの取り方というものをもうちょっと具体的に見ていきたいと思います。
毎日の生活に活かせるヒントを3つ紹介したいと思います。
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まず1つ。コミュニケーションの手段の使い分け。どういうことかと言いますと、緊急の用事があれば電話をする。
ちょっとした相談であればLINE。大切な話であれば直接会って話す。こういったこと意外と大切なんですよね。
2つ目。自分時間の確保をする。通知をオフにする時間を作ってみたいとか。
今はちょっと返信できない。後で返事しますとかね。そうやって伝える。そういう練習をする。
これは最初は勇気がいるかもしれませんけども、でも案外みんな理解してくれるものだと私は思っております。
私が今忙しいから後でって言われたら、ああそうなんだって思います。
返信を既読されるよりかは、また後でって一言言ってくれた方が嬉しいですよね。
そんなわけで3つ目です。リアルな時間も大切にする。
たまには直接会って話をするということですよね。
画面越しじゃなくて直に相手の表情を見たり、その人の空気感を感じるということですよね。
これは意外と新鮮な発見があったりするんじゃないでしょうか。
いつも画面越しだと細かいところまで見えませんから、たまに会って見るというのは大事かなと思います。
この3つがリアルとネットのバランスをとるアドバイスというわけでございます。
ちょっとおさらいしますね。
1つ目、コミュニケーションの手段を使い分けるということ。
2つ目、自分時間を確保するということ。
3つ目、リアルな時間を大切にするということ。
今日のお話いかがだったでしょうか。
便利な時代だからこそ、あえて距離感を意識する。
相手のことを考えながら自分の心も大切にする。
そんなバランスのとり方をぜひとも試していただきたいと思います。
明日は大晦日なので、どんなお話をするか分かりません。
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たぶん、女優の彼とかそんなお話をするかな。
なので、シリーズは一旦お休みさせていただきたいと思います。
では最後に皆さんに質問をしたいと思います。
オンラインとオフライン、どんな使い分けをしていますか。
ぜひともコメントで教えていただければと思います。
では今日の話はここで終わりたいと思います。
連常院副住職の幸文でした。ではではまたね。