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2025-01-17 12:41

#175 仏教×現代社会 #1 デジタル時代の心のあり方

🎧デジタル時代の心のあり方💻

現代社会において、デジタル機器との付き合い方は、もはや避けて通れない課題となっています。

常に情報にさらされ、心が休まらない。
集中力が低下し、精神的な疲労や焦燥感に襲われる。

そんな悩みをお持ちのあなたへ。

仏教の教えから、デジタル時代を生き抜くためのヒントをお届けします。

✔️デジタルデトックスの重要性
✔️「無常」「縁起」「中道」という仏教の教え
✔️心を穏やかに保つための具体的な実践方法

#仏教 #デジタルデトックス #心の健康 #瞑想 #マインドフルネス #現代社会 #デジタル時代 #生き方 #Standfm
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おはようございます。コウブンです。 栃木県の片井中にある
蓮城院というお寺で副住職をしております。 今日からですね、またシリーズものをお送りしたいと思います。
今回のシリーズは、 仏教×現代社会
と銘打って、 第1回目としては
デジタル時代の心のあり方、そういうテーマでお送りしたいと思います。
さて、皆さんは今朝、 起きて最初に何を見ましたか?
きっとね、 スマホですよね。
おそらくね、このスマホでアラームをかけているという方がね、かなり多いんじゃないかなと思います。
なのでね、スマホでアラームを止めるついでに、 ちょっとSNSをチェックします。
なんてことがね、あるんじゃないでしょうか。 私もね、恥ずかしながら
やっております。SNSのチェック。 このようにね、情報があふれ、常に何かに追われているような感覚。
皆さんもそんな毎日を 送っているんじゃないでしょうか。
今日は、そんなデジタル時代の心のあり方について、 一緒に考えていきたいと思います。
私たち現代人にとって、 切っても切り離せないデジタルとの
付き合い方。 仏教の教えは、そこにどんな光を
投げかけてくれるのでしょうか。
まず、 デジタル時代が私たちの心にどのような変化をもたらしているのか
考えてみましょう。 例えば、
皆さんはSNSで、いいねがたくさんつくと嬉しいですよね。 私も
ご多分に漏れながら、このスタンドFMの放送で、 いいねがついたりとかね、あとはコメントをいただくとね、本当に励みになるんです。
でもね、その一方で、 いいねの数に一喜一憂したり、
他の人と比べて、 落ち込んでしまったりとかね、
そういったこともあります。 皆さんもそんな経験ありませんか。
常に情報にさらされて、心が休まらない、 集中力が低下し、精神的な疲労、そして焦燥感、
デジタルというものは、私たちの生活を便利にしてくれてはおりますけれども、同時に
心に大きな負担をかけているのも事実。 意識的にデジタルデトックスを行うことっていうのが、
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本当に大切なんじゃないかなというふうに感じております。 例えば、
夜寝る前の1時間だけでもスマホを見ないようにする。 それだけでも睡眠の質は変わってくるというふうに言われております。
デジタルデトックスというものは、何も特別なことをするわけではないんですよね。
現代人には必須の習慣にした方がいいんじゃないかなというふうに思います。
では、仏教ではこのデジタル時代を どんなふうに捉えているかというところをお話ししたいと思います。
仏教の無常、縁起、中道という3つの教え、これが大きなヒントとなるんじゃないかなというふうに思います。
まず無常について。 この世のあらゆるものは常に変化し、永遠に続くものはないというものが無常です。
デジタル上の情報とか評価というものね、まさに無常ですよね。 例えば、バズった投稿も数日後には忘れ去られてしまいます。
昨日まで称賛されていた人が今日は批判の的になっているかもしれません。 いいねの数とかフォロワーの数もね
まるで夢、幻、実体のないものに心を奪われているようなものですよね。
なのでそういった幻に心を奪われてはいけないということですよね。
私自身もね、以前はSNSの反応を気にしてね、一騎一遊していた時期というのもありました。
しかしね、よくよく考えたら、一騎一遊しても自分の人生にはそんなに影響はないんですよね。
ゼロではありませんけども、大した影響はないと。
だってどんなにいいねを獲得したとしても、次の投稿で
いいねが少ないと、それまでのいいねがなかったかのように落ち込んじゃいますから。
そこに本当の価値はあるんだろうかというね、そういう自問自答をするようになったということなんですね。
それではさておき、次に演技についてなんですけれども、
全てのものは様々な縁によって成り立っているという考え方ですよね。
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デジタル上の繋がりも演技の一部というふうに言えると思いますけれども、
それに過度に依存するべきではないと思います。 デジタルはあくまでもツール。
リアルな人間関係、自然の触れ合いというものを大切にするというのもいいんじゃないでしょうか。
そして柔道、これは極端な考え方や行動を避けるということ、つまりバランスをとることの大切さを説いているということなんですね。
デジタルを完全に断ち切る必要はないということです。 現代社会においてデジタルを断ち切ること、これはね
現実的ではありません。 重要なのはデジタルとの距離感を意識してバランスよく付き合うことなんですよね。
それでは最後にデジタル時代に心を穏やかに保つために具体的な実践方法をご紹介したいと思います。
まずですね、私が毎日実践している座禅なんですけども、これはね皆さんに座禅をしてくださいって言うとちょっとハードルが高いので
瞑想をお勧めいたします。 今ここに意識を集中することで心のざわつきを沈める効果があるというふうにね
言われているものが瞑想ですね。いわゆるマインドフルネスと言われるものです。 どういったやり方かと言いますと
まずですねスマートフォン、これはね 電源を切るかあるいは
離れたところに置くか、そういった形でちょっとねスマートフォンから離れてください。 そして静かな場所で数分間
背筋を伸ばして腰を下ろす。 腰を下ろして背筋を伸ばすか、腰を下ろして座って背筋を伸ばす。そして目はね
開けても閉じてもどちらでも結構ですが ゆっくりとね深呼吸をするということが大事ですね。
ゆっくりとと言いますと、どれくらいかというとイメージで言えば8秒で吐いて4秒で吸うぐらいですね。
ゆっくりと呼吸をする。
はじめはね雑念がいろいろ湧いてくるのかなというところはあるんですけども それは気にせずしないでねただ呼吸に意識を戻すということ。
まあ戻すというよりかはもしかしたらこの呼吸をカウントするといいかもしれませんね。 呼吸を先ほど8秒で吐いていると申し上げましたけれども
その8秒をカウントしてみるんですね。 1、2、3、4と
そういった形でカウントをしまして呼吸というものに意識を向けるということ。 これを繰り返すだけで心が
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落ち着いてくるというのをね実感できるのかなと思います。 そして
次にデジタルデバイスの使用ルールを設定する ということ。
例えば 食事中はスマホを見ない
寝室には持ち込まない といったルールを決める
たったこれだけのことですが心の平穏を保つためにとっても効果的なんですよね。
またアナログな時間を意識的に作るということも大事です。 読書であったり散歩であったり
あるいは趣味の時間であったり とにかくデジタル以外の活動を楽しむことで心のゆとりが生まれるということなんですよね。
庭の草花を眺めたりあるいはいじったり 鳥のさえずりを耳に傾けたりとかね
そういった互感を研ぎ澄まして自然と触れ合うこと これがねデジタルに支配されていた心が本来の自分を
取り戻す。 ちょっと大げさですけどそういったものをね感じられるのかなと思います。
さて今日はですねデジタル時代の心の在り方についてお話をさせていただきました。 デジタルというものはね私たちの生活を便利にしてくれる。
一方で心の健康を脅かす存在にもなり得るということなんですよね。 大切なのはデジタルに振り回されることではなくて私たちがデジタルを使いこなす
ということです。 デジタルの波に飲み込まれそうになった時どうか思い出してください。
あなたの内側にはどんなにどんな時も変わらない静かで穏やかな 仏の心があるということ
仏の心があると言っちゃうとちょっと 難しくなっちゃいますけど
とにかくね静かな穏やかで寄られる心 まあそういった源といった方がもしかしたらわかりやすいかな
そういったものがあるんだということを忘れないでほしいですね。 仏教の教えというのはその
穏やかな心の源へと続く道しるべとなるんじゃないかなと思います。 次回は
環境問題と仏教観というテーマでお話をしたいと思います。 私たち人間と地球環境の関わりを仏教の観点から
掘り下げていきたいというふうに考えております。ぜひともお楽しみにしてお待ちください。
では今日のお話はここで終わりたいと思います。 今日の話を聞いていいねと思った方どうぞいいねボタン押していただくと私の
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励みとなります。 よろしくお願いいたします。またですね皆さんからの感想あるいは質問
そういったものがあるのであれば
このスタンドAFMのレター機能 あるいはコメント
そういったところに載せていただければ お答えすることもできますのでどうぞお気軽にお寄せください。
はいでは蓮城院副住職の幸文でした。ではではまたね
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