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  2. #38 過去をアップデートする方法
2024-07-15 10:39

#38 過去をアップデートする方法

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「いじめられた職場(ファミレス)」 https://hasunoha.jp/questions/71503

🎙️ お悩み相談会:職場の人間関係シリーズ #4

今回は「いじめられた職場(ファミレス)」というテーマで、過去のトラウマを乗り越える方法を探ります。

📌 放送のポイント
- 10年前のファミレスでのいじめ体験
- 勇気を出して再訪問した経験
- 過去の嫌な記憶を塗り替えることの意味
- 未来に向けての心の準備の大切さ

蓮城院副住職のコウブンが、リスナーの悩みに優しく寄り添いながら、仏教の視点を交えて実践的なアドバイスをお届けします。過去のトラウマに悩む方、職場での人間関係に困っている方必聴です!

皆さまからのご感想、ご意見、質問もお待ちしています。一緒に、より良い人間関係と心の平安を目指しましょう。

#お悩み相談 #職場の人間関係 #いじめ克服 #トラウマ解消 #自己肯定感 #仏教の知恵 #心の成長 #副住職の説法
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00:05
おはようございます。コウブンです。
座禅をしたり、蓮を育てたり、野菜を作ったり、最近ではアートギャラリーの企画をしたりしています。
さて、本日もお悩み相談会、職場の人間関係シリーズ第4弾をお送りしたいと思います。
このシリーズは、アスノハというお坊さんが答えるお悩み相談のウェブサイト、そこに寄せられたお悩み文を私が答えるというような会となっております。
はい、ではですね、早速答えていきたいと思います。
20代の女性の方からのお悩み相談です。
題名は、いじめられた職場、ファミレスという題名ですね。
相談文の方なんですが、10年前に、私は有名なファミレスでアルバイトをしていました。
そこで、5、6人ぐらいの人にいじめられました。
そこまでひどくはなかったのですが、悔しくて、つらくて、自己肯定感がかなり下がっていました。
10年経っても忘れることはなく、まあ、たまにしか思い出せなくなりましたが、
そこで私は、そのいじめられたファミレスに普通にお客さんとして行きたいなと思ったんです。
美味しいし、楽しいからです。
でも、行くのはすごく怖くて不安でした。
同じ人がいるんじゃないかって。
客だし10年経っているから絶対ほぼわからないと思うし、
嫌な対応はされないとは思っていましたが、不安で潰れそうでした。
でも、まあ大丈夫だろうと思って、思い出を塗り替えるために勇気を出して行ってみたんです。
最初は知り合いに似ている人がいて焦りましたが、みんな知らない店員で、
みんな気持ちよく頑張って接客をしてくださいました。
母と楽しく食事ができて、思い出は塗り替わりました。
勇気を出してよかったです。
他にもいじめられたアルバイト先はまだあります。
そこを見るとやはり思い出すんですけれども、
昔、嫌なことがあったとしても普通に気にせずサービスを楽しんでもいいと思いますか。
もう誰もいじめてきませんか。
嫌な記憶は何度でも塗り替えできるのでしょうか。
03:05
半分は質問というより報告ですが、優しいお言葉をくれると嬉しいです。
というお悩み相談文でした。
この方、自分でも言っている通りほとんど報告のような内容ですね。
苦しかった時の過去を乗り越えたという報告文。
さらにそこに追加して、嫌な記憶は何度でも塗り替えることができるのでしょうか。
そういった質問も入っていますね。
結論としましては、過去の起こった事実そのものはもちろん変えることはできませんが、
過去の嫌な記憶を現在の自分の力となる糧とするのであれば、それはもう塗り替えたと言ってもいいんじゃないでしょうか。
というのはですね、人間は何かをチャレンジしたら失敗する確率というのは相当高いですよね。
ということは、要するに嫌な思い出だらけになっちゃうんです。
だけども人間はそこを何とか克服と言いますか、その失敗を当てとして成功のもとになって、
そして成功していった時に、あの失敗は必要だったんだなというふうに思えると思うんですよ。
なので失敗したことというか、過去の嫌だったことというのを塗り替えるというのは可能なのかなと思います。
でもですね、このいじめに関してというのはちょっとですね、質が違うと言いますか、
自分が何かにチャレンジして失敗することと質の違う嫌な思い出ですよね。
ですのでね、今回の質問者さんがおっしゃっていた嫌な思い出のある場所、ファミレスですね。
そこに行ってみて何ともなかったから良かったというのはですね、本質的にそれは過去を塗り替えたことにはなってないですよね。
なんていうかね、本当に嫌な思い出、いじめられた思いが常駐するときは、そのようなシチュエーションにまた愛想になったときにですね、
いじめられずにですね、うまく仲良く過ごすことができたとか、こういうことにはなるんだと思うんですよ。
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決してね、ファミレスに行って何ともなくて、お母さんと楽しく食事ができたことを否定するわけではありませんが、
少しね、喜ぶポイントというのがずれているのかなというのが正直思いました。
なのでね、過去を塗り替えることということをどういうことかというのを少し考えてみて、
嫌な思い出の場所に嫌な人がいなかったのは塗り替えではなくて、それは単にそういう時が過ぎて環境が変わっただけの話ですのでね。
そこだけちょっと勘違いしないでもらいたいなという部分と、過去を塗り替えるというのはどういうことか。
さっきも言いましたけれども、同じようなシチュエーション、同じような困難に出会った時に、
過去の自分よりも、過去にあった時よりもうまくその困難を乗り越えることができた時に成就すると。
過去を塗り替えることができるのだと思うので。
いじめに関しては、同じシチュエーションというのは確かに難しい部分ではあるんですけれども、そういうことですよね。
質問者さんがこれからの人生でいじめに会うというのはよろしくはないんですけれども、
そういう似たような場面、やっぱり時々あるかと思います。
仕事をしてたら、同僚の中で少し嫌な人がいて、嫌な言い方をされたとかいう場面があると思います。
その時の対応の仕方というものは、今まで自分は何と言われた時にどういう反応をしたんだろうかというのをよくよく思い出してみて、
次、こういう場面があった時はこうしてみようというのを用意しておくというのは大事かもしれませんね、あらかじめ。
対策を練っておくということですね。
それが必ず成功するかどうかは分かりませんが、少なくとも同じ思いをする上で少しでも前進はするんじゃないでしょうか。
なので過去を塗り替えることは、過去の嫌な思い出というのを自分の糧にすることはできます。
その上で、本質的にこれからの未来でもし同じようなシチュエーションが起こると想定するのであれば、
その時には過去の失敗をちょっと違う形で対応してみようと、そのように考えておくこと、準備しておくことというのが重要なんだと思います。
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とはいえ、良かったですよね。
その嫌な思い出の場所でずっと行けなかった場所に行けるようになった、それだけでも嬉しいことです。
やっぱり怖いですよ、嫌な思いをしたところにもう一度行くというのは。
頭では分かっていてもね、身体というのはなかなか、身体というか心ですか、心がついてこないというのはよくあることです。
しかしながら、きちんと理性を持って感情の部分というのをよくよく観察をして、
自分の人生がより良くなる方向にというところを重きを置いて行動するようにしてみてください。
答えがどうなったかどうかは少し微妙なところではあるんですけれども、こういう回答とさせていただきたいと思います。
本日のお話を聞いてご感想、ご意見、あるいは自分も質問したいという方がいればコメント欄の方へお願いいたします。
またはですね、初の派のサイトにあげていただいても結構です。
では、蓮城院副住職の幸文でした。ではでは、またねー。
10:39

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