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おはようございます。コウブンです。座禅をしたり、蓮を育てたり、野菜を作ったり、最近ではアートギャラリーの企画をしたりしています。
本日もお悩み相談会をお送りしたいと思います。今は人間関係の悩みというシリーズでお送りしております。
今日は3回目でございます。なぜこのようなシリーズをしているのかと言いますと、私個人のお話なんですけれども、
仏教を開いたお釈迦様が大気説法という形で、45年間説法をしていたというお話があるのですけれども、
そういった一般の人たちに対して、お悩み相談ですよね。今で言うと人生相談。そういったものに応えていた。それが仏教につながったということでお話があります。
でも、今、日本の仏教で中心となっているのは、仏教として言えば供養ですよね。お葬式だったり、ご法事だったり。それもすごく大切なんですけれども、
少し原点に振り返ってお釈迦様がやっていたことを、私自身ももっと力をつけたい。お釈迦様に一歩でも近づきたいという意味で、このようなシリーズをお送りさせていただいております。
ちょっとどうでもいい話から始まっちゃったんですけれども、このお悩み相談というのは、初の波と言われるお坊さんがお悩み相談に答えるウェブサイトがあります。
そういうウェブサービスがあります。そこに私、公文がお悩み相談に答えるという、そういう形となっております。
ですので、概要欄の方に初の波のサイトのリンクを載せておきますので、もしよければご覧になってください。
さらに、もし自分のお悩みが今あるのであれば、どうぞご利用なさってみてください。よろしくお願いいたします。
というわけで、お悩み相談の方に入りたいと思います。
本日はですね、30代の女性の方です。お悩み相談の題名がですね、店長についてという題名となっております。
本文の方です。
いつもお世話になっております。接客業をしております。店長についてですが、言い方が悪いです。
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詳しく説明できないのですが、今日は少し怒っていて、あなたに関係がないのに何でそんなことを言うのですか。
それだけのことで何でそういうことを言うのですか、などいろいろなことを言われました。
パワハラではないかと考えたりもしました。
店長は従業員を守らない感じでみんなから嫌われています。
店長は正社員なので、時期に異動はあるとは思うのですが、なかなか異動はありません。
私は仕事を辞めようとかは考えていません。他の人にも相談しようと思っています。
店長の言い方や態度、本当に嫌で全部、私が悪いような言い方をされました。
聞いてもらいたくて、こちらで言わせてもらいました。
このような相談内容となっております。
仕事での人間関係の悩みということでございます。
相談部のお悩みをまとめますと、
接客業に従事している方が、自分の勤めているお店の店長の不適切な発言について懸念があるということです。
その店長というのは怒りっぽくて、従業員に対して攻撃的な言葉を使う。
そういったパワハラの可能性が疑われます。
店長は従業員からの評判が悪い。異動の見込みも今のところ薄い。
だから相談者さんは退職は考えていないものの、店長の態度に対してストレスを感じている。
そして他の人にも相談を考えている。
自分の気持ちを透露したい、吐き出したいというようなお悩み相談というよりかは、
どちらかというと私のモヤモヤを吐き出してスッキリしたいというような文章でございました。
それに対しての回答でございます。
まず最初に相談者さんに言いたいのは、こういったハスノハと呼ばれるお坊さんのお悩み相談ウェブサイトを利用して
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気持ちを吐き出すというのはとてもいいことだと思います。
どうしても相談できないからといって心に秘めるということがついなりがちな人って多いと思うんですけども、
やっぱり自分の気持ちをしっかりと表現する、自分の感情をきちんと吐き出すというのは
自分のメンタルを保つ意味でもとても重要なことだと私は考えております。
どんどんとこういうサイトを利用していただいて、自分の気持ちというものを吐いて心の平穏を保っていただきたいとそのように思います。
その上でお答えしていくわけですけども、
まずですね、店長さんすごく嫌な人だとパワハラの発言をしたりもするというところですけども、
仏教ではですね、まず根本的に人生は苦しみが多いとそういうふうに言っております。
一切皆苦と言うんですけども、苦しいのがデフォルトなんだよ。
苦しいという言い方だとね、ちょっとものすごく大変な世の中のようなイメージになってしまいますけど、そうではなくて、思い通りにならないというふうに捉えていただくと分かりやすいですね。
世の中は思い通りにならないことだらけだよというのが仏教の基本姿勢ですね。
その中にですね、御像役という苦しみがあるんだ、そういった思い通りにならないことがあるんだということを仏教では説いております。
御像役というのは何かと言いますと、会いたくない人に会ってしまう、会わなければならない苦しみ、会いたくない人と会わなければならないという思い通りにならないことがあるんだよと
そんなふうにね、仏教では言っております。
なのでですね、こういうことが人生にはある。
そういったことですね、まずは心に入れていただきたい、インストールしていただきたいと思います。
要はね、いつも自分の気の合う仲間だけじゃないんだと、いろんな人がいるんだ。
その中には嫌な人も含まれるんだというところなんですよね。
そういうことを分かった上でお話をしていきたいと思うんですけども。
店長さん、嫌な人です。
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だからどうにかして自分が変えたい、店長さんをいい人にしたいというのはまず無理ですよね。
もうおそらくどんなに頑張ってもほぼほぼ可能性はないことだと思います。
しかも仕事ですから、自分が生活するために行かなくてはならない場所ですから、
そう簡単に辞めるわけにはいかないですよね、相談者さんとしても。
店長さんとしても店長ですから、さらに正社員ですから、
まあなかなか辞めるということは、店長さんのほうが辞めるということは考えにくいし、
それをコントロールすることができないと、
そういった状況が今まさにできているということですよね。
じゃあどうするのっていう話なんですけども、
一番本当に一番いいのは離れることですよね。
離れることが一番大事だと思うんですけども、
離れることが一番大事だと思うんですけども、
一番本当に一番いいのは離れることですよね。
相談者さん、社員さんなのかパートさんなのか、そこは分かりませんけども、
できることならそこから辞めていただいて離れるというのがね、
相談者さんにとっては一番簡単で、
簡単でというか一番速攻性のある解決法なのかなと思います。
ただし、辞めた先にまた同じような人がいるかもしれないというところは忘れてはいけません。
辞めたからハッピーになるんだというわけではないんですけども、
とりあえず現状の目の前の苦しみ、温度エッグから離れるためには
辞めるというのはいいかなということなんですけども、
それじゃ答えになってませんよと、お坊さんに言ってもしょうがないよねという話になっちゃいますよね。
なのでちょっとお坊さんらしく答えていきたいと思います。
仏教にはですね、輪廻転生という考え方があるんですよね。
亡くなったら生まれ変わるという、そういう考え方があるんです。
現代の科学が発展したこの世の中で、
人が死んだら魂が別のところに移って生まれ変わって、
また別のものとして生涯はどうするんだというような考え方は、
否定的な人の方が多いのかなと思います。
私もですね、私自身はどうなんだというと、
すごくそれを信じているのかというと、半分ぐらいかなというような感覚です。
というのはですね、魂というものはあるのかという話になると、
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それはないのかなというふうに思っておりますが、
何が輪廻転生について納得できるのかというと、
私自身、この肛門を構成しているものですよね、細胞であったり。
細胞をさらに拡大していくと、いろんな物質でできてますよね。
アミノ酸とかね、タンパク質とか。
そういうのもさらに分解すると、いろんな原子、分子、そういったもので構成されております。
私が命が亡くなって化葬するにせよ、土葬するにせよ、
私の構成したものというのが一度地球に帰って、
その地球に帰って、物が別の生物、水とかですね、
そういったものから土とか水とか土に混ざってですね、
それが別の生物に吸収されて、それがその生物を構成すれば、
私の一部がですね、その生物に移ったというふうにも、
無理やりですけど、強引ですけど言えると思います。
そういう意味では輪廻転生というものはあるのかなというふうに思います。
というわけでね、この輪廻転生、なんでこんなことをいきなり言い出したかというと、
店長さんも輪廻転生してきた存在なんですよ。今の理屈でいうとね。
店長さんはきっと輪廻転生する前の存在は、ちょっと怒りっぽい何かだったのかな。
あるいは、ちょっと知的な行動ができない生き物だったのかな。
虫とか動物でも極めて単調な動きができないような生き物ですね。
単細胞生物と言われるものですよね。
とか植物とかね。植物は知性がないかというとそこは分かりませんけども。
ともかくですね、あまり自分の感情をしっかりと認識することができない。
そういったものから移ってきたのかな。
前世は虫さんだったのかなとかミジンコさんだったのかなとかね。
そんな風に思っていただくっていうのはすごくいいと思うんですよ。
なんだかすごく頑張ってて愛おしく思ってくるんですよね。
頑張ってる人に嫌なこと言っても精一杯背伸びしてるんだなって。
頑張ってる頑張ってるっていうようにね。
そういった大きな心でね、見れるのかなと思います。
決してマウントを取るわけじゃないでしょ。
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バカにするんじゃなくて、そういう心持ちを持つことで自分を守るということができるということですね。
そんな風にね、楽しく考えましょう。
せっかくですからね、仕事を楽しくやりたいですよね。
店長さんがいろいろ言ってきました。
理不尽なことを言ってきました。
ああ、なんか言ってるなと。
あれ、今日は何について怒ってんだろう。
ああ、なんかあのこと言ってんのか。
ああ、なんであんなことで怒っちゃうんだ。
ああ、きっとね、前世は美人子さんだったからつい怒っちゃうんだよなというふうに、そんな具合に思ってください。
そうすれば、いちいち店長さんの言動に振り回されない。
どころか、むしろ次は何を言うんだろうって楽しみになってくるぐらいになってくると思います。
そんな風にね、受け止め方を切り替えてみる。
これはね、とても大事なことだと思いますので、どうぞこういったことを実践していただければと思います。
はい、あんまり、なんて言うんでしょう。
お坊さんが、お坊さんらしい回答だったか謎なんですけども、いずれにせよ心の持ちようというものをですね、今の状態と切り替えてみる。
受け止め方を切り替えてみるというね、そういったお話でした。
どうかね、このアドバイスがですね、相談者さんにとって役立つものになれば幸いです。
はい、いかがだったでしょうか、私の回答。
これを聞いている方、少しぐらい参考になれば嬉しいと思います。
はい、では本日はここまでとしたいと思います。
本日の放送を聞いて、ご感想、ご意見等ございましたら、どうぞコメントの方へよろしくお願いいたします。
また、私の方にですね、お悩み相談、直接したいという方がいるのであれば、
データ機能を使っていただいて、直接ですね、私の方にメッセージをいただければ、放送を通じてですけども、お答えすることが可能です。
はい、匿名でも大丈夫ですので、どうぞね、自分のことを知られたくないというのであれば、そういった形で送ってください。よろしくお願いいたします。
はい、では、連常院副住職の幸文でした。ではでは、またねー。
