1. 心の砂地#
  2. 第53回『クラシックス:Prince..
2023-10-24 48:46

第53回『クラシックス:Prince「Sign "O" the Times」』

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「クラシックス」という名盤、名作を語るエピソードシリーズを始めます。第二弾となる今回は1987年、Prince『Sign "O" the Times』。

78年のデビュー以来、16年に亡くなるまで、一度も休まず(ほぼ毎年フルアルバムをリリース!)、笑っちゃうほどすごいし、ありえないほど美しい楽曲を発表し続けた天才、Prince。

その中でも、Princeの最高傑作と称されることも多い『Sign "O" the Times』について、彼の歩みを振り返り、世間的な評価も、商業的な成功も収めていた「プリンスの時代」を改めて見据えながら、お話しています。

いまこそアルバムを。


Prince『Sign "O" the Times』(1987)⁠⁠⁠

⁠▷Spotify⁠⁠ ⁠⁠▷Apple Music⁠⁠


-Track

A1. "Sign o' the Times"

A2. "Play in the Sunshine"

A3. "Housequake"

A4. "The Ballad of Dorothy Parker"


B1. "It"

B2. "Starfish and Coffee"

B3 "Slow Love"

B4. "Hot Thing"

B5. "Forever in My Life"


C1. "U Got the Look"

C2. "If I Was Your Girlfriend" 。

C3. "Strange Relationship" 

C4. "I Could Never Take the Place of Your Man"


D1. "The Cross"

D2. "It's Gonna Be a Beautiful Night"

D3. "Adore"


◆第53回の⁠⁠⁠用語集、詳しい解説、補足のnoteはこちら⁠。⁠⁠

https://note.com/lnt91/n/nc27907113676


《#kokosuna掲示板》

「三十日間の新聞」

https://note.com/lnt91/n/nc592a8854262

『心の砂地#』も参加しました!

(2023年10月19日収録)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 番組Twitter:https://twitter.com/kokosuna 感想など、ツイートしていただける場合のハッシュタグは#kokosuna でお願いします! ここすなリンク集→ https://lit.link/kokosuna 番組感想、お便りは kokoronosuna@gmail.com  ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠もしくはこちらのフォームまで!⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 2023 artwork:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠セキヤ@sekiyanabemotsu⁠⁠⁠⁠⁠

2023 spring op theme:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@k5_y4⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「The Ballad of Dorothy Parker」のお風呂に入る件で、「一度はやってみたいよね…」と鮫が話しており、てらだも同意していますが、よく聞くと【鮫:歌詞と同じように誘惑され、履いたまま誰かとコミュニケーションしてみたい】【て:履いたままお風呂に入ってみたい(体感としてどんな感じなのか知りたい)】というすれ違いが起きている可能性が高いです。【鮫編集後記】

00:00
この番組、心の砂地は様々な文化や日常の築きをヒントに考え続けることで、言葉の記憶装置を目指す教養バラエティ番組です。私、しゃあくくんです。
はい、そして私はてらたです。よろしくお願いします。
ということでですね、今日はクラシックスというエピソードシリーズ、第2回目ということで、
はい。
名番、名作の話を定期的にしていこうというエピソードなんですけども、前回が43回、XTCのスカイラーキングというアルバムを取り上げたんですけども、
今回がですね、その翌年、XTCのスカイラーキングが86年のリリースだったんですけど、87年の名番ということで、
プリンスのサイン・オブ・ザ・タイムズというアルバムを取り上げたいなと思っております。
はい。
ということで、本日も始まります。心の砂地。
夏の輝き、君と二人ずっと歩きたいだけ。
てらたさん、私のフェイバリットアーティストっていうのがどなたかご存知でしょうか。
はい、たびたびお聞きしてるんで、当然わかっておりますよ。
はい、どなたでしょうか。
プリンスでしょう。
そうなりますね。
たびたびね、おっしゃってますからね、プリンスが僕にとっていかに大事かみたいな話を。
なんかね、プリンスっていうアーティストに触れて聞いていくと、やっぱ誰しもがそういう風な思考になりがちっていう人ではあるのよ、プリンスって。
プリンスの世界に一度入ってしまうと、すごいすごいすごいすごいすごい、ってなって、この人一番すごいかも一番好きかもみたいになりやすいっていうか。
なるほどね、プリンスが一番好きっていう人多いだろうし、アーティストとしてプリンスに影響を受けてる人っていうのは国内外問わずかなりたくさん見る気がしますね。
めちゃめちゃ多い。
で、よく思うのが、なんかさ、圧倒的な存在で、ちょっとナルシスティックなキャラクターで、完璧ですごいカリスマ性があるんだけど、なんかそのナルシスティック性とかその辺でちょっとわろでまうみたいなさ。
ありますね、そういうの。
日本だと、例えばミッチーとか、プリンスの影響家としてわかりやすく出てくる人っていうのもいるし、漫画とかアニメとかのキャラクターとかでも、そういう圧倒的な存在で、主人公とかよりめちゃめちゃ一番人気があるみたいなナルシスティックな圧倒的なキャラっていたりするやんか。
03:16
そうね、振り切れてるからかっこいいみたいなね。
そうそうそう、例えばテニプリのアトベ・ケイゴとかさ。
まあまあ王子様ですけどね。
そうそう、とかって、プリンスなしには存在しえなかった存在だと思ってて僕は。
あー、なるほどね。
そういう圧倒的なカリスマ、その子にあるどこかみんなが愛してしまうようなファニーさみたいなのも、本人が考えてるっていうよりは何かこう醸し出してしまってるみたいな、そういう存在の大元として。
絶妙やなあと思うのが、何かこともすればちょっと可愛さにもなってくるというか、そういうキャラクターって結構いましたよね、確かにね。タレント的なものでもね。
結構現実離れしてるっていう言い方にもなるかな。ほんまに存在してるっていう感じがあんまないっていうね、存在みたいなのを、まあ象徴としてやっぱ全てのそういったカリスマの一人であり天才みたいなね、人っていうか。
同時期、同い年のプリンスのライバルっていうのはマイケル・ジャクソンがいるんですよね。
今日は80年代、後半の話をするんだけど、前もお話ししたように80年代ってそのMTBというものが登場して、それまでレコードだけだったのが、ビデオで音楽を評価するっていうことが始まったんですよね。
映像とともに楽しむっていう。今は全然普通なんだけど、それまではなかった。ビデオみたいなものはあったけど、それがずっと流れるようなチャンネルができて、みんなそれを見てチェックするみたいなことはなかったんだけど、80年代にそういうものが生まれて、そういった時代になっていくという中で、
80年代の本当に始まり出した、81年、82年とかっていうのは、黒人の音楽をかけてなかったのね、MTBっていうのは。これははっきり言って人種差別的なところがある。ロックしかかけないからみたいな話もあったんだけど、そもそも黒人のブルースからロックで始まってるもんでみたいなさ、ちゃんちゃらおかしい話なんだけど。
でもそこの壁をぶち破ったのが、マイケル・ジャクソンであり、プリンス。この2人っていうのがめちゃめちゃでかいんだよね。
なるほど。
実際にマイケルとかプリンスのMVがMTBの始めで流れる黒人のアーティストたちの音楽。実際に白人のティーンとかも巻き込んで、大スターになっていくっていう。超重要人物の1人なわけなんですよね、音楽史にとっても。
特にあれかもしれないですね、ロック的なものと違って、マイケル・ジャクソンとかは特にダンスとかのイメージも強いし、映像になった時の強みみたいなものもすごくあったんでしょうね。
06:13
うーん、そうそうそう。実際にやっぱ踊るっていう時代になってくるっていうね。マイケルはロックの人とギタリストを呼んできてやるとかね、ヴァン・ヘイレンと一緒にやるとか、スラッシュと一緒にやるとかさ、あるけど、やっぱりソウルファンクアーティストやんか、基本的には。
マイケル・ジャクソンっていうのは。
そうですね。
で、プリンスは本当に自分自身が楽器をすべて演奏できるし、ロックミュージックにもすごく寄っていくんだよね。
あー、ギター弾いてるイメージすごく強いですね、プリンスがやっぱり。
自分のモデルのギターを持ってたりとかっていうのもありますし、プリンスのロックっぽい時期っていうのは、僕ももともとロックがすごい好きだったから、マイケルはなんか教養として弾いてたけど、プリンスのロックっぽいもんってすごい入りやすかった、ソウルとかファンクアーティストが弾き出した頃に。
あー、なるほど。
そうそう、だからそういうところもあって好きっていうところもあったりとかしてて。
確かにね、ちょっと時代かなりプリンスとしては後期の方になるんやとは思うんですけど、僕もプリンスを一番最初に聴いたのって、ライブでレディオヘッドのクリープカバーしてる動画があるんですよ。
はいはいはい、2000年代かな。
それを見て、え、プリンスってこんな曲カバーすんの?って思って、そっから何枚かアルバム聴いたりとかっていう入りだったんで、やっぱそのロック聴いててそっから入るっていうのとしては結構ね、スムーズに入れる部分あるかもしれないですよね。
うーん、そうそう、だからあれはコーチラ、2008年のコーチラでクリープカバーしてるんだけど、プリンスが。なんかそういうのもあるだろうね。
とかあとブロックパーティーとかが、I Would Die For Youをカバーしてたりとか。
まあ、0年代のバンドとかもやっぱりプリンスの曲カバーしてたりとかね、全然あったっていうのもあって、どっかで出会うきっかけがあったかもしんないし全くないっていう人もいろいろいると思ってて。
で、プリンスに関する言説っていうのは、日本だとノーナリーブスっていうバンドの西寺剛太さんが、今のやっぱプリンス。
まあちょっと2016年に亡くなっちゃったんだけど、その前から、マイケルジャクソンも西寺剛太さんの後世記なんだけど、がすごく紹介を頑張って、本も新書も出されて、プリンスロームっていうのは。
そういうので結構、プリンスやっぱいいよねみたいな。まあ元々ファンが多いんだけど、音楽が好きなキッズとかにも届くきっかけを作った人だよ、剛太さんが。
僕も剛太さんのすごい文章であり喋りであり音楽のファンなので、よけいプリンスに関する言説とかは剛太さんの本とか、そういったもんで学ばせてもらったっていうのがあって。
通史としてプリンスが気になるなっていう人は、新朝新書から出てるプリンス論っていう本が西寺剛太さんの長で出てるので、それをお勧めします。読みやすいですし。
09:05
だいたい通史として生まれてから、その最後までっていうのがわかるようになってるんで。
で、改めてちょっとプリンスの略歴というか、いろいろ説明したいんですけども。
はい。
58年生まれ、アメリカの中西部、ミネソタ州、ミネアポリス生まれ。ミネアポリスって、その後でプリンスの登場とともにミネアポリスファンクとか言われて、プリンス一派のファンクミュージックみたいなのをミネアポリスサウンドって言われたりとか。
例えば、結構前になっちゃうけど、マーク・ロンソンのアップダウンファンクっていう曲があったじゃないですか。あれとかってその途中のカッティングのところであって、もろミネアポリスサウンドっていうか。
あ、これミネアポリスの。てか、プリンスのファンクのノリだねっていうサウンドができるぐらい、ファンクミュージックの一つの典型の何かには今なってるんだけど。ミネアポリスって、そう考えるとそういう黒人の人がいろいろいて、ソウルが好きな人がいてみたいな感じがするんだけど。
特にプリンスがいた当時は97%が白人しか住んでない地域なんだよね。だから3%ぐらいしか黒人いなかった。当時はラジオがそれぞれ、ジャンルに分かれている。ソウルのラジオとかはもうソウルしかかかれへんし、ラジオはロックしかかかんないみたいな感じなんだけど。
もう周りが白人ばっかりだから、一応ソウルのやつも1曲あったんだけども、他は全部フォークとかロックとか、もう白人の音楽しかないっていう中でプリンスは育ってるんだよね。
なるほどね。じゃあそう考えると、そんなにどっぷり黒人の文化とかそういうのに使ってたわけではないっていう。
もちろんJBとかスティーブワンダーとか60年代70年代の天才の音楽が大好きだっただろうし、明らかに影響があるんだけど、ただここはマイケルとか他のソウルアーティストと違うところは、ジョニー・ミッチェルとかジャニス・イアンとか、そういうポーキーなのをプリンスが影響というか敬愛してた中に出てくる。
そういうのがプリンスがロック化するとこで、もともとそういうの聴いてたからっていうさ、そういう音としてしっかりロックがある人っていうところが多分面白いところなんだよね、プリンスの。
確かになんかジョニー・ミッチェルのすごい熱烈なファンやったっていう話は聞いたことあるんですね。
そうそう、手紙をすぐ送ってたらしいっていうね。
そこ繋がるんやと思ったけどね。
実際今回紹介する87年のサイン・オブ・ザ・タイムズにはジョニーの曲がっていう歌詞もあったりしますっていうぐらいね、そういうアーティストでして。
今回取り上げるのはサイン・オブ・ザ・タイムズっていう8枚目のアルバムなんですね。87年に出たアルバムで、88年のグラミ賞なんだけど、そこもアルバム・オブ・ザ・ギア、言ったら最優秀アルバム賞っていうのにノミネートされてる。
12:02
そうなんやな。
でも受賞はU2のヨシアトリーです。
別にU2が悪いわけじゃないけど、良いアルバムですけどね、ヨシアトリーもね。
ヨシアトリーは最高傑作だと言っていいと思うんだけど。
全然ジャンルの違うものが戦ってる感じがしますね。
これ逃して、プリンスがU2にはハウスクウェイクみたいな曲作れないでしょ?みたいなこと言ったっていう。これは誠やかに何回も言われる話なんだけど。
で、ヨシアトリー、ブライアン・ニーのプロデュースのU2のアルバムも出てますし、ニューオーダーのサブスタンスっていうベスト版も87年に出てて、そういう時代感を、UKで言うとそういう感じで。
で、マイケルのバットもこの年ですね。
あーそう、強いなー。
そしてジョージ・マイケルのフェイスもこの年。
すごい。
なんかすごいね。そんな濃い名曲バンバン、今の年代とかでは考えられんような気もするけどな。
たまにあるけどね。で、フェイスの中にI Want Your Sexっていう曲が入ってるんだけど、それとサイン・オブ・ザ・タイムスタイトル曲のBPMが全く同じで、ノリもめっちゃ似てんねんか。
あーそうなんや。
だからこれはサイン・オブ・ザ・タイムスに影響を受けてI Want Your Sex作ったんじゃないかっていう話もあったりはしますね。これは先のリードシングルで出てたんで。
なるほど。
とか、あとは、ロック勢で言うとGuns and Rosesデビューしてます。
アベタイト・フォー・ディストラクション。Gunsデビュー。
ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングルですわ。
なんかそこ全然かぶらんな、頭の中でも同じ調子なんや。
まあまあでも、このきらびやかな80年代っていう線で引くと、まあまあわからんではないかなっていう。
で、もうちょっと前半みたいな、例えばカルチャー・クラブとかいうニューウェーブの感じのノリ。
第二次ブリティッシュ・インベージョンとか言われてた時のノリから、もうちょっとストリート化し出す匂いはしてるって感じがするかな。
マイケルもBADだしさ。ジョージ・マイケルもワムからフェイスの時期だからね。
あー確かにね。そっか。
まあその辺ちょっと90年代の香りがし出してくるかな。
80年代の総決算かなみたいな年が、87年かなと思って、僕はすごく好きな年で。
で、あとはもうヒップホップももちろんガンガン盛り上がり出してる頃で。
で、あのブギタウンプロダクションズとクリミナルマイニードっていうのが出てまして、
ケアレスワンっていう人がいたグループで、
ガキの使いのフリードグンのところに出てくるあの曲。
トラック聴いたらハイハイってなるんですけど、
オールドスクール。ヒップホップ誕生が80年代前半なのが、
この辺の時期ぐらいからまた変わるんだよね。潮流が。
15:01
で、日本独自の言い方だけど、ミドルスクールっていうのよ。この辺の時期を。
あー聞いたことありますね、言葉は。
うん。の名盤みたいなのが出だすって感じかな。
ちょっとよりハードに、トラックの技術もどんどん進歩していくって感じで、
その一つの早朝として、パブリックエネミーもこの年にデビューしてて。
うーん、そうか。ヒップホップもなかなか、
あらゆるジャンルが元気ですね、この年は。
そうそうそう。で、アルバムとかで言うとそんな感じじゃないけど、
もちろんハウスとかもこの頃出だしてる。
ディスコからもうハウスになりだして、
クラブミュージックみたいなのが形成されていく。
10人中のシングルが出てきりゃよみたいな感じの時代かな。
なるほどね。
たぶんこの辺もプリンスのサイン・オブ・ザ・タイムズ、
ヒップホップの大統とかいうのは影響があったんじゃないかなとかさ、
そういう感じがあって。
でもこの1年ごとというか、シングル出るごとに、
いわゆるブラックミュージックのソウルファンクの潮流っていうのは、
ヒップホップがどんどん食っていく時代になっていくんだね。
そっか、それ以降はなかなかちょっと、
ソウルよりはヒップホップの方がどんどん。
そうそうそう。やっぱ強くなってくるし、
90年代でもより爆発する。
黄金期ですね。
黄金期になってくるから、
だからそことヒップホップ勢の集団、
いろんなところの人たちがいろんなビートで出てくるっていうのと、
プリンスは1人でそこと戦い続けるっていうね。
なるほどね。
で、この段階、87年の段階では全然対等だし、
むしろプリンスの方が先鋭的かなっていう感じなんだけど、
この1年後、2年後ぐらいになってくると、
やっぱちょっときつくなってくるんだよね、プリンス。
古いなっていう感じになっちゃうぐらい、
ヒップホップが進化し続けちゃうから。
この段階パブリックエネミーとかも、
縦が強いビート感としては、
みたいなのが全然あって、
で、プリンスのビート感ってそういう感じが多いやんか。
縦めっちゃ強いみたいな。
スネアめっちゃハイピッチでみたいな。
はいはい、確かに。
で、そういうんだったのが、
89年とかにデラソウルとかデビューしだしちゃうみたいなね。
ああいうニューヨークのネイティブタンとか。
はいはいはい。
UKだったらアシッドジャズとかそういうのが出てきだすから、
なんかこう、もっと70年代のジャズとかをサンプルしたさ、
あの感じになってくるのよ。
なるほど、なんかよりビートが細かくなってくるというか。
細かくなってて、
で、同時にそういうのを合わせた、
ニュージャックスイングっていう縦の強いビートみたいなのも流行るんだけど、
90年代前半くらいまで。
それはそれであるんだけど、
ただその、もっと90年、91年とかになると、
トライブとかも出てきちゃうし、
そのニューヨークのジャズっぽい、
あのオシャレな感じっていうのが、
と、プリンスのめっちゃドーン、ターン、ドーン、ドターンみたいなさ、
18:01
感じがするとちょっとストリートのキッズからすると、
ちょっと出せんじゃねえかなみたいな感じになっちゃうっていう、
残酷なね、時代の変化みたいな。
この先の話としてはあるんだけどね。
ただ、この87年の段階では、
たぶん一番かっこいいビートを作ってたのは、
プリンスっていうね、とこはあるんだけどね。
心のすなじ。
プリンスめっちゃ働く人でして、
78年にデビューしてるんだけど、
そっからもう毎年アルバムを基本的に作ると。
ちょっと1年空く時期があるんだけど。
毎年フルアルバムを作る。
Apple Musicとかで見るとアルバムが多すぎて、
なかなかどこから聴こうってなるんだよね。
一般的に黄金期とされてるのが80年代の時期で、
サイン・オブ・ザ・タイムズぐらいまで。
一番個人的におすすめするのは、
82年の1999からサイン・オブ・ザ・タイムズぐらいまでの時期っていうのが、
一番一般的に評価が高い時期だし、売れてた時期で。
確かにね。
一番売れたのは84年のパープル・レインっていう、
ロック化したアルバムで。
そうね。でもパープル・レインさ、
僕も一応聴いたことあるというか、
でもそんなに何回も聴いてはないけど、
日本でさ、そんなにさ、
知名度あるかというか、みんなが聴いたことあるかって言ったら、
意外とどうなんやろ?
僕ら世代にはそんなに伝わってないと思う。
マイケルは聴いたことあるかもしれないけど、
そこそこスリラーとか。
僕ら世代にはちょっと厳しいんだけど、
でも多分ね、今の50代とか、
リアルタイムだった人は、
パープル・レインは死ぬほど流行ってる。
ああ、そうね。日本でもちゃんと。
そうそう、リアルタイムの人はめっちゃ売れたアルバムで。
僕の地元の師匠、
音楽好きな人だったけど、
が言ってた話では、
プリンスとかもっとロック、
何十年代ロックが好きだった人なんだけど、
プリンスはすごい好きで。
そのクラスで、
パープル・レインが流行ってるときに、
紫色のマフラーをしてきた子がいたんやって。
ああ、はいはい。
その子のことをパープル・レインっていうあだ名で呼んでて、
それをクラスで、
同窓会とかでもあっても、
お、パープル・レインやんって。
今までみんな通じるって言ってたから。
時代やな。
洋楽聴いてる子には伝わるぐらい、
っていう感じだったっていう話もあって。
すごいミニマルな話をしましたけど、
普通に日本でも売れてるかな。
なるほどね。
まあ、その後の
アラン・ザ・ワールド・イン・ア・レインもいいし、
このサイン・オブ・ザ・テンプスの前の
パレードもどれもいいんだけど、
一番初めに聴くんだったら
21:01
パレードがオススメかもしれない。
短いし。
僕ちょっとパレード聴いたことないですよね。
マジっすか。
パレードめちゃめちゃ、キスが入ってるんだけど。
パレードめっちゃ聴きやすいし、
曲感なくてバーって行くし、
アルバムとしてもすごいまとまって。
本当はこのサイン・オブ・ザ・テンプスから
言ってほしいんだけど、長いし。
ちょっとそのプリンス濃度が高いのよね。
そうですね。
サイン・オブ・ザ・テンプス、
めちゃめちゃいいアルバムだと思うんですけど、
なかなかミニマルな感じもあるし、
ポップで派手って感じではないじゃないですか。
聞いていくとそういう曲も入ってるし、
いいんだけど。
後半から出てくるんやけど、
なかなか一発目曲かけて
バーンと盛り上がりたい人からすると。
今の感じからすると、
ぺぺぺぺぺん、ぺぺぺぺん、ぺぺぺぺん。
で、これが一発でクイーンってなったら
もうOKなんだけど、
ピンとこない可能性も全然あるので、
そういう人は、
意外とパープル・レインから入っちゃうと
イメージ固まりすぎちゃうっていう問題も
あったりするんだけど。
この辺のアルバムからちょいちょい聞いてみて、
あ、これ好きかもみたいなんで
サイン・オブ・ザ・タイムスが一番ベストなんじゃないかな
と思ったりもするんだけど。
この後の90年代から入るっていうのも
いろいろあるんだけどね。
今回は無しだとします。
この一番いい時だけまず入る。
87年のサイン・オブ・ザ・タイムスで、
この次の年からラブ・セクシーっていう
アルバムですね。
この辺ぐらいまでの話をしたいかなと。
あと、プリンスってどんな人かっていうのを
一回確認するためというか、
ワクチンみたいな
この人の音楽を聞くんだっていう感じで
見るために
一回ラブ・セクシーのジャケットは
一回見といた方がいいかもしれない。
そうね。
タイトルも含め。
世界にあるアルバムの中で一番
すごいジャケットの一つだと思いますね。
2023年現在でも。
そうね。
ラブ・セクシーっていうタイトルで
自分のこのね、
やっぱ裸体をドバンと置くっていう。
やっぱかっこいいけどね。
一周回ってね。
僕も感覚がさ、
麻痺しちゃってるから
ラブ・セクシー今見ても
ああ、ラブ・セクシーねってなっちゃうんだけど
初めて見る人からするとちょっと
衝撃的かもしれへんね。
今聴いてる音楽好きの人たちに
ラブ・セクシーとか
おすすめできる一つの理由として
岡村康幸さんって
日本のプリンス的なサウンドの
一番の本案というかね
表現してる人だと思うんだけど
ラブ・セクシーの頃が
岡村ちゃんの音楽に一番近いかな。
まあ確かにそうかもしれないですね。
24:02
だから岡村ちゃん大好きっていう人は
ラブ・セクシーから入るっていうのが
一番おすすめしやすいかな。
プリンスってめっちゃエロい曲も
いっぱいあるんだよね。特に初期。
この段階のもっと前のとこね。
1999とかのちょっと前とかぐらいから
もっと露骨な時期があって
サイン・オブ・ザ・タイムズとかでもちょいちょい
軽いエロいことは言ってるんだけど
ちょくちょくそういうエロすぎる歌詞
みたいなの出てくるんだけど
同時にすごい経験な感じっていうか
よくプリンスを表現する言葉として
聖と聖、聖陰との聖
福村瑞希さんの瑞希ね。聖と聖
男性女性の聖ね。聖と聖
よく言われてて
めっちゃ経験な感じと
めっちゃエロいのが同時にある感じ
みたいな。
なんかその感じが
なんかすごい面白い
人っていうか後に
これがプリンスはエホマの商人に
入るんだけど。
尊敬してた
ラリー・グラハムっていう人に誘われて
入ってそっからエロいこと言わなくなって
最後の方はまた
言い出したからエホマの商人に抜けたんかな
みたいな誤説もあるんだけど
エロで判断する
そこは根拠ある。エロだけじゃなくて根拠もあるんだけど
歌詞の中でね。
そこがちょっとそがれちゃうみたいなとこが
あるんだけど90年代ぐらいから
この時期はまだまだ
いっぱいエロいことも言うし
すごく経験な感じの
キリスト教的な感覚で
の曲もあるんだけど
この感じ、キリスト教っぽい感じ
岡村ちゃんはどう
本案してるかっていうと
学校と勉強っていうのに
変換してるのよ。
日本でキリスト教ってあんまなじみがない
ですからね。
そこが結構面白くて
ていうね。
だからああそういうことなんだって思い
ながら聴くと聴きやすかったりもする
かなっていう話です。
じゃあ
改めてサイン・オブ・ザ・タイムス
の中身について
話したいんだけど
これももうどうしようもないんで
前段をちょっとお話させるんですが
もともと
ちょっと説明してなかったんだけど
1999の頃ぐらいから
プリンスは
レボリューションっていうバンド
を組むんですよね。
メンバーちょいちょい変わりつつも
わかりやすく届けるならば
シーナリンゴが東京事変になった
みたいな感じだと思っていただければ
確かにね。わかりやすいですね。
だけど
レボリューションっていうバックバンドをつけて
その人たちとどんどん
バンド化していくんですね。
レボリューション。パープルレイン
とかでドンといって
そっからどんどん実際の
録音とかもクリエイティブに
他のメンバーも結構入っていった
っていう時期がなっていって
で、この
前のパレードのツアーのところで
突如として
引き算するのよ。
レボリューションやめまーす。
27:00
で、ウェンディー&リサっていう
女性のメンバーがギターと鍵盤の
重要なメンバーがいて
すごく曲も書けるしめちゃめちゃ才能のある
アーティストだったんだけど
がやめる。解雇ってなって
急に
脱退表明があったとか急に解雇だったとか
いろんな話があるんだけど
で、新しいメンバー
さらに新しい増やしたメンバーと
カラーが合わんかったんだろうなとか
いろんな話があるんだけど
そのパレードツアーの最後
くしくも日本の横浜スタジアム
でのライブっていうのが
プリンス&ザ・レボリューションの最後の
パフォーマンスになるんだよね。
日本やったんや。
うん、最後。で、これは結構
やっぱ当時行ってたっていう人が
やっぱ人生史上最高のライブ
これ以上ないっていう人、みんな言うねこれ行った人は。
へーすごいな。
それなのに解散したんや。
なんでこれが解散したんか
っていうのがわかれへんのやけど
そういうところがあって
一人で作り上げたのが
サイン・オブ・ザ・タイムズと
一般的には言われてます。
クレジットに細かくちょっと入ってたりするけど
他の人の名前とかも。
そこに至るまでに
レボリューションでまず
ドリーム・ファクトリーっていうアルバムを
企画録音してたんやって。
パレードの次に出すやつとして。
レボリューション当初からいろいろ撮ってた
もんとかもあるらしいんだけど
でそれもほぼほぼ
パレードが
86年の4月に出て
その7月にはもう
2枚組のアルバムとしてできてたらしい。
録音とかすべて。
早いね。
めちゃめちゃ仕事する男だからね。
で、このサイン・オブ・ザ・タイムズに
入ってる7曲なんだけど
ワラド・オブ・ドロシー・パーカー
イット・ストレンジ・リレーションシップ
スロー・ラブ
アイ・クッド・ネバーテイク・ザ・プレイス・オブ・ヨーマン
サイン・オブ・ザ・タイムズ・ザ・クロスの7曲は
レボリューションで
撮ったバージョンがあると。
ただ、その
ドリームファクトリーがバラシになった。
レボリューションが解散してバラシになったんで
その7曲も全部プリンスが
自分で撮り直したバージョンっていうのが
今サイン・オブ・ザ・タイムズに入ってる
やつだね。
ていうのが
1ボツプロジェクトで
もう1個
ボツになったプロジェクトがありまして
神優っていう。ご存知ですよね?みなさん。
神優。
ご存知なんですか?神優。
これはプリンスの
自分の声のピッチを
上げて
自分の別人格としてアルバムを作る
っていうプロジェクトを同時にやってたんね。
ドリームファクトリーとかと。
これは86年の10月ぐらいかな。
にハウスクエイクから
撮ってて
1週間ぐらいでできたと。
11月ぐらいにはマスタリングも完了してた
っていう話で
だからプリンスじゃなくて
声をピッチ上げてるから
女性のキーにして
プリンスって名前じゃなくて神優って
名前で出すみたいな企画。
まるまる
俺の中の別人格が
30:00
作ったんだぜっていう。
ボカロピーみたいな感じ?
ちょっと違うかな。
バーチャル人格みたいな。
VTuberみたいな感じですよ。
バビニックです。
そうそうそう。
そういう干渉をやって
出す予定だったんだけど
これも無しになった。結局。
出してない。
神優の中に入る予定だったのが
ハウスクエイク、ストレンジリレーションシップ
If I Was Your Girlfriend
You Got The Rock
の4曲が入る予定だったらしい。
へぇー。
Shut up already!
噛んだかい声のね。
あれが神優なんだけど。
声がちょっと高いやつは神優ね。
で、
同時期のB面のシングルとかにも
入ってたりはするんだけど
これはバラシになって
で、その
4曲とかは
このサイフォンスタダイムスに入りました。
で、
これは長らく完全版の
神優みたいなの聴きたいなって
みんな思うやんか。
いろいろ収録されてるんだけど。
去年、ジャックホワイトの
サードマンレコードから
神優出ます!みたいな。
なんでそんなところから?
えっとね、ジャックホワイトが、なんか知らんけど
神優のやつを持ってんのよ。権利とか。
レコードとか。
へぇー。何があったん?
でもちょっとそれ止まってて
ほんま出んのかな?どうなんかな?みたいな感じ。
だからそのうち完全版の神優として
聴ける時が来るかもしれません。
なるほど。
ちなみにジャックホワイトはその後の
ブラックアルバムっていう
同じようにまたプリンスがこれで出すぞ
って言ったけど、やっぱやめ!って言って
回収したっていう。発売1週間前に
やめたってやつがあるんやけど。
それもサードマンレコードで持ってて。
で、ブラックアルバムって
今配信されてないんだけど、
その辺もジャックホワイト次第
ジャックホワイトとかサードマンレコード
次第で出るんちゃうか?
みたいな話もあるね。
で、
神優っていうアルバムも
あったけど、ボーツにしました。
で、最後にこの
2つのやつともう1個並列して
クリスタルボール
っていうアルバムも撮ってましたと。
おお、いいね本当に。
うん。これがLP3枚組
22曲で
クリスタルボールで
出したいっていう風に。
流れとしてはこの2つ流れて
クリスタルボールをでいきたいっていう感じになったらしいんだけど、
ただ
22曲LP3枚組って
誰が買うんやってなって
作りすぎやお前って言われて
ワーナーに。
で、その中から5曲
抜粋して
You Got The Rockがその中に入ってなかったらしいんだけど
それを入れて
今回のサインエボーザ・タイムス
というのになったと
いう感じかな。
うよ曲説は
全然違うタイトルになってるね。
そうね。
でも結局は良かったと思うけどね。
3枚組の
33:00
アルバムっていくらこの時の
プリンスでもさ、ちょっと難しかったん
ちゃうかなと思うから。
2枚組にはなったけど
っていう主曲の16曲
というので出来上がったのが
サインエボーザ・タイムスっていう。
ボツプロジェクトが3つあったよっていう
これが出来るまでに
っていうアルバムなんですが
サインエボーザ・タイムス
改めて中身のね
この曲良かったなみたいな話を
テラシさんとお話できたらなと思うんですけど
この中でサインエボーザ・タイムスの中で
どれが一番良かったでしょうか。
どれが一番良かった
って言われるのが
めちゃくちゃ難しいですね。
全体の雰囲気から言っとく?
1曲選べって言われたら
ムズ。
ムズいけど
プレイン・イン・ザ・サンシャインは
僕は個人的にはかなり好き。
ちょっとごちゃ混ぜな感じやし
なんか途中さ
プログレみたいになったりもするやんか
僕結構ごちゃ混ぜなサウンド
情報量多いので好きなので
それにやっぱこれって
サインエボーザ・タイムスのこのちょっとミニマルな
静かなさ
渋いサウンドから始まって2曲目で
分かりやすいポップなやつ来てくれる
っていうのも含めて
テンション上がる部分ではあるんですけど
ただ僕がこのアルバムの中で好きなのは
ハウスクエイクと
ホットスイングなんですよ
おーいいね
ファンクチューンじゃどっちもね
ちょっとピーファンクっぽいというか
ジョージ・クリントン感みたいなのも
あるしね
パーラメットめっちゃ好きなんで
この辺りのノリはやっぱりめちゃくちゃ好きですね
ビートにちょっと
チープなシンセみたいなのも
入ってたりして
いいよね
ちょっと言い忘れてたんやけど
これやっぱまだレコード
自体で多分プリンスも完璧に
レコードで聴くとしか考えてない
作り方をしてて
だからこう2枚組でもええだろうってなってて
だからA面B面C面D面
はいはい
CDだと2枚で
ABが1枚目CDが2枚目みたいな感じになってたけど
それの
4曲区切り5曲区切り
4曲区切り3曲みたいな感じで
このABCDの区切りで
聴いてもらうと聴きやすいと思う
あーそっかそれ全然考えてなかったですね
うーん
まあダーッと聴いてもいいんだけどね
だとよりクッキリしてる
このサインウォザタイムスでやりたかったことが
っていうのは結構おすすめかな
うーん
16曲80分ガッと聴くのちょっときつい
っていう感じも多分
今のタイム感だとあると思うんで
だからちょっとこう
調べてもらって
まあ初めの4曲
まあ初めの4曲までバッと聴いてもらうっていうのが一番早いかな
まずはね
初めの4曲それも最高やしね
全部やばいね初めの4曲はね
うーん
36:01
こうミニマルなビートの曲とか
あと分かりやすい曲とかいっぱいあるけどね
スターフィッシュ&コーヒーとか
スターフィッシュ&コーヒーもいいね
初め目覚ましの音で
めちゃめちゃビビるっていう
そうね急になるから
でB23の
スターフィッシュ&コーヒーから
スローラブの流れがマジでいいんよ
あー
なんかもうシンプルにいいからね
いいスウィートソウル
アマチュアソウルというかね
Don't Reason
いきなり来るやん
あっこがさ
友達とサインボタタイム
聞いてて
やっぱスターフィッシュ&コーヒー楽しく聞くやん
スターフィッシュ&コーヒー
スローラブになってから
Don't Reason
って
二人で踊りながら
踊った記憶あるもんね
良すぎて
いや良すぎるね
恋に落ちた瞬間みたいな
みたいなそういう曲
いわゆるスロージャムっていうやつだから
うん
この流れもいいし
Aの34
ハウスクエイクからバラッとドロシーパーカーもやっぱやばいね
やっぱこの流れを
あーそうですね
ドロシーパーカーは
なんなんでしょうね
ちょっと浮遊感のある感じというかね
サインオブザタイムスの
中で一番やばい曲は
ドロシーパーカーのバラッと
バラッとドロシーパーカーだろうね
僕も葬式では
この曲かけてくれっていう
葬式でな
私の一番好きな曲
バラッとドロシーパーカーなんですよ
えーそうなんや
ちなみにね
向井習徳も
これが一番好きって言ってるかな
そうなんですね
あんまこういう雰囲気の曲
プリンスのイメージとは個人的には
ちょっと違う感じやったというか
なんかね変な音なんだよねこれね
当時
プリンスが全部録るんだけど
一緒についてたエンジニアの人がいろいろ喋ってくれてんだよ
この時どうだったか
サインオブザタイムスのレコーディングを見てその人が
なんかそのタク立ち上げたばっか
だったかなんかで
この電源が供給不足だったらしいんだよな
プリンスがもう
めちゃめちゃ録りまくるからさ
言われへんやんそんな
でやべえやべえって思いながら録り続けて
全部録った後に聞かせて
そしたらこの感じのサウンドになってた
だから電源がちょっと足りてないから
ちょっとローファイな録りになってたらしいんだけど
なるほどね
でもプリンスがこれいいやん
オッケーってなったのがこの曲なんだよね
だからまあ再現不可能系の曲ではあるっていうかね
なるほどね
ドロドロドツタタッ
あれかな
やばくて
本当に世界で一番美しいビートの一つだよね
ドロシーバーガーのバラッドって
まあまあ確かにね
これは本当に
スティルドレとかそれぐらいの
やっぱもう世界一のビートの一つだと思うね
39:03
まあでも確かにそう思うし
ジャンル的に
このアルバムの中でもちょっとやっぱり異質
異質
してるね
ちょっとすごすぎるなやっぱドロシーバーガーのバラッドは
まあこれ変な曲なんだけど
歌詞とか見てみた?ちょっと
ドロシーバーガーのバラッド
歌詞は見てないですねあんまり
これすごい面白い曲で
ドロシーと
その主人公みたいな
の話なんだけど
ストーリーテリングモンなんかこれ
ドロシーはミサノウウェイトレスで
夜働いてんだよみたいな感じの
歌い出しから始まって
そこで注文したらなんか
ドロシーといい感じになって
みたいな感じなんだけど
一緒にお風呂入んないって言われるな
ドロシーに
急展開やね
お風呂入んないって言われて
いいよ
でもパンツ履いたまま入るよって
言うね
付き合ってる人がいるから
パンツは履いたまま入るって言って
うわぁみたいな
それをドロシーがいいね
いい男だね
ラジオつけてもいい
そしたらそのラジオから
ジョニーの曲が流れて
ジョニー・ミッチェル
ジョニー・ミッチェルの曲が流れて
ヘルブミーがかかって
それがこのサウンドで
なんか
夢の中みたいな
でもパンツ履いたまま
お風呂入るって言う
付き合ってる人がいるから
そういうのはできへんけど
なんかこの
一度はやってみたいよね
一度はやってみたいな
何してんのって思われるけどね
このパンツ履いたまま
お風呂に入るって言う
メタファー感
プリンスでしかないよね
映画的でもあるし
すごいね
映像的で歌詞もめっちゃいいんで
見てほしい
どうかな
C面D面も結構好きな曲
好きな曲やっぱ聞き直すと
前半が濃いから
僕やっぱり
If I Was Your Girlfriend
TLCもカバーしてる
TLCのカバーも
めっちゃいいんだよね
先にそっち聞いたな
あれもうビートほぼそのまんまだもんね
そうね
だってプレジセクシークールって
94年でしょ
結構ありえへんって言うか
それこそビートが更新されていく
時代だから
94年に87年のビートを持ってくるって
結構ありえへんことなのよね
7年ぐらい多分空いてる
7年の空きで
前の曲カバーしてさ
いいカバーになるってさ
あんまないよね
やばいよね
時代が空いてたら逆に
期待が一周して
ミックスとかさ
クレイジーセクシークールの音にはなってるけど
ビート感としては一緒やんか
それは
42:01
だからどれだけプリースが
この時に専用的なビートを作ってたか
っていう音にもの証明でもあるんだよな
確かにね
であんなバカ売れしたアルバムに
入ってるから
でこの後のストレンジリレーションシップも
好きなんだよな
あーまあ確かにね
ちょっとこの四つ打ちの
デンチデンデンチデンデンデンデンデンデン
ストレンジリレーションシップやね
タイトル
これも
俺らの関係なんなんみたいな
変な関係やでよみたいな
よくない?
笑っちゃうけど
逆に
そうそうそう
あとなんかDですか
最後の方のクロスとか
そっちの方になるとまだちょっと雰囲気変わってくるよね
かなりね
いわゆるその経験な感じになるよね
そっちよりいいなって
ノリがいいっていうよりはしっかりした
クロスとかさ
それこそレディオヘッドとかの
初期レディオヘッドみたいなさ
イギリスのUKの
インディーロックとか好きな人
好きだよね多分ね
そういう曲っぽいよね
すごいイギリスのバンドが演奏してたよね
オルタナとか
そうそうそうそう
ロック好きの人は好きだと思うな
クロス
うん
でライブのテイクの
ビューティフルナイトがあって
そうねホーランドレスポンスみたいなのがあるやつ
そうそうそう
でアドアで終わるという
はい
アドアもマジでいいんだよな
そうね
なんかそうだから最初聞いたときと
なんかまたちょっと雰囲気違う感じで
終わっていく感じがね
うーん
そうそうそう
でもアドアのさこの
大断延感というかさ
うーん
あの感じやっぱ
やっぱその最後のアドア聞いたときの
名盤だ
って感じ
ラスト曲がすごいもんな
そうそうそうこの感じやばいよね
なんかこう
そもそもこのアドアまでたどり着いたときの
ああ
世界一のアルバムだって毎回なる
まあ確かにな
そうやな
なんかこの最後がやっぱ
閉まってるから
いろいろごちゃ混ぜな感じでも全然聞けちゃう
っていうのはある
ソウルファンク系のアーティストとかって最後やっぱ
いつからBe a Beautiful Nightが
そうなんだけど
ああいうこう長尺のファンクで終わるっていうの多いんだよね
ああ
まあ確かにそうかもね
なんかでもその締めのソウルまで入ってるっていうのが
めっちゃいいんだよなアドア
確かにな
うん
あれめっちゃいい曲やんか
めっちゃいい曲っすね
映画とかでもよくかかるやんか
あのストレンジャーシングスの
シーズン2かな
の最後あのプロムみたいなさ
小学生だからプロムじゃないんだけど
45:01
パーティーシーンで終わって
タイムアフタータイムかかるんだよね
めっちゃいいシーンなんだけど
俺やっぱそのプロムの
急にそのああいうスロージャム系の
ナンバーまあそれこそタイムアフタータイムとか
かかって
終わるっていうシーンが
大好きなのアメリカ映画の
アメリカ映画のプロムシーンだけ
俺はずっと見ていたいみたいな
気分の時からなんだけど
僕がこれからアメリカの
青春映画を作りますってなったら
うん
やっぱあそこでアドアかけたいよね
うーん
やっぱね
アドアちょっとかけてほしい
ぜひぜひ
この名番サインオブザタイムズ
サブスクで聞ける
はい
2020年にスーパーデラックスエディション
っていうそれこそ今言った
いろんなボツプロジェクト
とかの曲とかも
全部入れたやつが配信されてて
音もすごく良くなってるので
はいリマスターでね
そのバージョンで聞くのがおすすめですね
ただそのアドア終わった後に
いろいろ
いろんなテイクが死ぬほど入ってるんで
670曲ぐらい入ってますからね
だからアルバムとしては
アドアで聴いてくれって思うから
僕のおすすめはリマスター版を
アドアまでをプレイリストに
入れてそれで聴いていただくという
感じが一番いいと思いますけどね
そうですね確かに
うーん
仕事が多すぎるからね
でリンスってその
聴いてる間にパープルレインの
デラックスっていうのは
聴いてる間だったかリマスターとかしなかったんだよね
自分で
過去作品の
カタログにしていこうという意識が全くない人で
なんでかっていうと
本当に死ぬ直前まで
やりたかった人だから
今作りたいもの
今のを見てくれって人だから
過去にマジで興味がなかったんだろうね
なるほどね
っていうのはあるんだけど
これはいいことでもあると思ってるんだけど
そういうリマスターとかもちゃんと
なくなった後に進んでて
聴きやすい状態になったし
サブスクの登場でね
こんな音源誰が買えんねんみたいなさ
もうインターネットだけとかで
出してたやつとかもあるから
そういうのが全部整理されて
聴けるようになったっていうのは本当に
いい時代になりましたよ
リンスに関しては
そうですね
うーん今回は
いわゆる一般的な全盛期とされる
ここまでで絞ってきたけど
この90年代また
変わるからさ
ヒップホップへの対抗があってちょっとまた変わっていく
みたいなのもあるから
ゴールデンエクスプリリエンスとかね
そうそうそういいし
90年代のプリンスにしかないものがあって
でその後の
2000年代も2000年代って結構良かったり
とか
うーん
なんかそういうのもすごいあるんで
今回は80年代編
サインオブザタイムズ編ということでね
48:01
お楽しみいただけて
ぜひとも聴いていただければなと思っております
はい
というわけで
ここのすなじは引き続きお便りをお待ちしております
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ぜひともよろしくお願いします
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ハッシュタグKOKOSNAです
よろしくお願いします
概要欄にリンクなどもありますので
その辺も見ていただければなと思います
ということで
聴いていただきまして
ありがとうございました
ありがとうございました
それでは皆様
ごきげんよう
48:46

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