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2023-05-15 14:28

ててのMidnight City-エンジョイ!クラフトビール-

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東京は目黒区ヘクセンスタジオからお送りする『ててのMidnight City』、今回は「エンジョイ!クラフトビール」特集と題しまして、てての数少ない趣味(!)であるクラフトビールについて、お話してくれています。

皆さんの夜に、ほのかに香るビールをーー。


スコット・マーフィー 、岩田 リョウコ 「エンジョイ!クラフトビール 人生最高の一杯を求めて」

www.amazon.co.jp/dp/4046043466


前回のMidnight Cityはこちら!

https://open.spotify.com/episode/00lYmI09stysLNPClzmkpi?si=165ab9529dc3402f


《イベント告知》

ネオ五条楽園×心の砂地

『天使だったなら』

https://note.com/lnt91/n/nfc4ea4954c03

【日時】5月20日(土)

OPEN

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会場 APOCシアター@千歳船橋

通常チケット ⁠⁠⁠⁠¥2,000⁠⁠⁠⁠ 限定Tシャツ付きチケット ⁠⁠⁠⁠¥4,000⁠⁠⁠⁠

(2023年5月のはじめのほう収録) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 番組Twitter:https://twitter.com/kokosuna 感想など、ツイートしていただける場合のハッシュタグは#kokosuna でお願いします! ここすなリンク集→ https://lit.link/kokosuna 番組感想、お便りは kokoronosuna@gmail.com  ⁠⁠⁠⁠⁠⁠もしくはこちらのフォームまで!⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 2023 artwork:⁠⁠⁠⁠⁠⁠セキヤ@urosiita⁠⁠⁠⁠⁠⁠

2023 spring op theme:⁠⁠⁠⁠@k5_y4⁠⁠⁠⁠ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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独断と偏見のクラフトビール入門。 ということで、クラフトビールの話をしたいと思っています。
あくまで個人的な、独断ですけども、こういう風にクラフトビールを飲んでみるといいんじゃないかな、みたいなところを、
クラフトビールってそもそも何かみたいなところとかも含めてですね、話していけたらいいなというふうに思っています。
そもそも、クラフトビールってアメリカでできた言葉なんですね。 そのアメリカの方でですね、クラフトビール作るブームっていうのが起こりまして、
で、それで作られているクラフトビールとかも結構日本には輸入されてきているので、一言でクラフトビールと言っても、
そういうアメリカのね、クラフトビールもあれば、日本のこの各地のちっちゃい餃子場で作られているビールっていうのもあります。
で、日本のクラフトビールっていうのは、そもそも1994年に首税法が改正されて、ビールの最低製造数量っていうのの基準が
2000キロリットルから60キロリットルにかなり引き下げられて、それでちっちゃい餃子場がたくさんできるようになった。
その頃はジビールっていう風に言われてたんですけども、日本でもその2010年代ぐらいからアメリカのクラフトビールっていう言葉が伝わってきて、
徐々にクラフトビールっていう言葉が使われ始めていったっていう経緯があるんですけど、
なのでですね、例えば日本だとそういうジビールの頃からずっとビールを作り続けていて、今もクラフトビールを作ってる。
苺ビールとか、あと日本酒をね、そもそも作ってるメーカー、ひたくらとかね、聞いたことあると思うんですけど、
そういうところもね、クラフトビール作ってたりとか、あとね、僕がめちゃくちゃ好きなブルーワリー、ウェストコーストブルーイングっていうところがあるんですけど、
そういうところはですね、このアメリカのクラフトビール日本でも作りたい、みたいな感じの意気込みでやってて、
アメリカ産のホップを大量に入れてるビールっていうのを作ってる、静岡のね、ブルーワリーとかもあって、
日本のクラフトビールって本当にいろんな個性のものがあるので非常に面白いです。
クラフトビールね、じゃあその大手が作ってるビールと何が違うんですかっていうところがあると思うんですけど、
これもあくまでざっくりした話にはなるんですけど、日本のその大手が作ってるビールっていうのは大体がラガービールっていうビールです。
ラガービールっていうのは結構ですね、キンキンに冷やして氷炭酸で飲む。
対してですね、クラフトビール、全部が全部そうでは絶対ないんですけど、大半がエールビールというビールです。
エールビールっていうのは逆にですね、結構常温に近い温度、冷やしてもそんなキンキンには冷やさないぐらい、なおかつ炭酸が結構ね弱いものが多いですね。
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で、この2つのラガー、エールっていうのは酵母の違いによって大別されていて、ラガー酵母っていうのは結構発酵温度が低いんですね。
で、発酵期間も長い。なので結構近代に入ってきてから発展したビールなんですね。
それに対してエールビールっていうのは常温でも発酵できるし、発酵時間も短いと。
なのでかなり歴史がある。具体的に言うとラガーは生まれてから200年ぐらいなんですけど、エールは2000年ぐらいも経ってるんですよ。
そういった意味でもエールっていうのは原始的なビールなんですよ、割と。
なのでこういう小さい醸造所、でっかい工場ですごい技術が発達しなくても膨れちゃうビールっていうのもあって、クラフトビールは大半がエールなのかなというのもありますし、
エールビールの方が結構味が多様になりやすいんですよね。
さっき言ったようにラガーって結構キレがあってスッキリしてるビールが大半だと思うんですけど、
エールビールっていうのは結構常温で飲むこともあるんですけど、風味がめちゃくちゃカリフルですね。
特にエール工房って有機化合物、エッテルとかフェノールっていうものがたくさん出て、これがいろんなタイルを作ってるんですよね。
果物っぽい香りのやつもあれば自然の香りみたいなのもあるし、そのあたりも含めて本当に味が多種多様なので、
クラフトビールの中ではポティがとても出しやすいと思っています。
さっき言ったようにクラフトビールっていうのは大半がエールビールなんですけど、
そういったこともあって、やっぱりラガーを飲み慣れてる日本人からすると、
急にエール、例えばIPAっていうやつとかね、ブラウンエールとかホワイトエールとかいっぱいありますけど、
そういったものを飲んで、「んー、なんか飲み慣れてる味じゃないんで全然よくわからないな。なんかよくわかんない癖の強いビールだったな。」
って終わっちゃうっていうケースが多分結構あると思うんですよ。
なので、どういう飲み方が最初いいんだろうなっていう風に僕なりにちょっと考えてみたんですけど、
僕は一番最初は缶で買ってきて、家で飲むのがいいんじゃないかなっていう風に個人的には思ってます。
なんでかっていうと、家だと当然好きなタイミングでも飲めるし、好きなペースでも飲めるっていうのもありますし、
何よりもですね、好きな温度で飲めるっていうのがあると思います。
エールビールってやっぱり癖が強いくて、本来は多分そんなに冷やして飲まないんですね。
店とかだと多分ベストな温度で出してくれる。それはめちゃくちゃありがたいことなんですけど、
例えばIPAっていうビールか、ペールエールっていうイギリスのビールによりホップをたくさん入れてる。
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イギリスがビールをインドに持っていくときにペールエールが腐らないように抗菌作用の高いホップを大量に入れて作ったのがインディアンペールエールなんですね。
ホップを大量に入れてるんでめちゃくちゃ癖が強い。それを常温に近い温度でもベストな状態で飲んじゃうと、
飲み慣れてない人からしたら癖が100パーでくるんで、やっぱりちょっと飲みづらいなーって思っちゃうと思うんですよ。
なので、これはもう邪道と言われたら何の反応もできないんですけど、
IPAでもちょっと冷蔵庫で、キンキンとまで言われないけど、かなり冷やして飲んじゃっていいんじゃないかなと思います、最初は。
それぐらいで自分のちょっと飲み慣れてる飲み方で飲んでみるっていう飲み方が勘だとできるので、
それが最初の方が僕はいいんじゃないかなというふうに思ってます。
さっき言ったバーとかも当然いいんですけど、
バーってどうしてもやっぱりコミュニティがあるなーっていうふうに思うんですね。
僕もビアバー的なところは何件か行ったことあるんですけれども、やっぱりビール飲めるっていう意味でバーなので、
客層が自分に合う合わないみたいなのって絶対出てきちゃうと思うんですよね。
なので、ビール以外の部分で合う合わないっていうのが出てきちゃうとちょっとノイズになるのかなーっていうのもあって、
最初は家で飲んでみた方がいいんじゃないかなと思います。
理想的には、できれば2缶ぐらい買ってきて、2種類ぐらい買ってきて飲むのがいいと思います。
なんでかっていうと、1缶だけ飲むと正体がわかんないんですよね、無ビールの。
なんかこれすごい癖強いけど、あんまり言葉で表現できんだとか印象がちょっと難しいなっていうふうになるんですけど、
2缶買ってくると比較できるんですよね。
こっちの方が色濃いなーとか、こっちの方が香り強いなーとか、
なんかそういう比較ができるので、ちょっとそれにおかげで印象がしっかりわかっていく、正体がわかっていくし、
それがわかれば、僕はこっちの方が好きだなーとか、こっちの方がこの料理に合うなーとか、
そういうある程度、正体が掴めてくる方が楽しめるし、自分の好きな味っていうのがわかるかなーというふうに思います。
じゃあどういうところで買えばいいのかっていうところが次出てくるんですけど、
隣だとシナノヤっていうバカ屋さんがあるんですけど、ここはかなりクラフトビールたくさん置いてるなっていう印象があります。
アメリカのも国内のもたくさん置いてますし、別にそれ以外のバカ屋さんでも全然いいと思いますし、
あと全国にあるところだと清浄石とかにもかなりクラフトビール置いてる印象があります。
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あと百貨店の地下とかね、輸入食品置いてそうなちょっと良さめの食品台みたいなところとか、
近くにあればですけども醸造所に直で行っちゃって缶買って帰るとかも全然アリだと思います。
結構今本当にマイクロブルワリーがたくさん増えてきてるので、
そういうとこ行ってみてもね、初っ端から行ってみて、そこで缶買って家で飲み比べるとかも全然面白いと思います。
じゃあどういうビールから最初飲むのがいいのかなーっていうふうに思ったときに、
さっき言ったこのIPAとかってそのビールのスタイルの一つなんですけど、
その中でも僕がお勧めのやつをちょっと3つね、紹介したいと思います。
まず一つ目がヘイジIPAっていうスタイルですね。
それはニューイングランドIPAとかとも言われたりします。
あとIPAじゃないのがありますね。ヘイジエールエールとかもあります。
このヘイジってついてるエールビールが個人的にまず一つのお勧めです。
ヘイジってついてるのは香葉がちょっと残ってて濁ってるビールなんですね。
アメリカで生まれたビールなのでアメリカ産のホップが使われていることが多いんですけど、
アメリカ産のホップ、カスケードとかシムコウとかシトラとか、
そういう名前缶に書いてあったりするんですけど、
この辺りのホップってめちゃくちゃ香りがフルーティーなんですよね。
パッションフルーツっぽかったりとかマンゴーっぽかったりとか、
当然そういう果汁は入ってないんですけど、ホップからそういう香りがするんですね。
あと結構松の香りとか森っぽい感じとか、なんせ爽やかな香りのやつが多くて。
IPAなのでホップ大量に入れてるので苦いのが多いんですけど、
ヘイジIPAは濁りがあることによって味がちょっとまろやかになってて苦味がそこまでないっていうのもあって、
かなり最初に飲むのにはいいんじゃないかなというふうに思います。
2つ目がですね、ウェストコーストIPAというビールです。
こちらもアメリカのスタイルのビールなんですけれども、
こちらはちょっとヘイジIPAと違って濁りはなくて、よりホップの苦味とかまでしっかりするビールになってます。
かなりすっきりした味わいで、結構料理とかと一緒にビール飲みたい人には、
ウェストコーストIPAをおすすめで、肉料理とか揚げ物とか、
なんかそういう結構がっつりしたのにはこのホップの苦味と香りがしっかりしているウェストコーストIPAがかなり合うんじゃないかなというふうに思います。
3つ目がですね、セソンというビールです。
こちらのビールは、ちょっとアメリカではなくてベルギーの伝統的なビールになっていて、
農家の人たちが昔、夏の暑い時に体を冷やすために飲んでたビールになってます。
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なのでめちゃくちゃ味がすっきりしてるんですよね。
さっき言ったホップの香りみたいなんていうよりは、もっとすっきりさが際立ってて、
でもちょっと柑橘っぽい香りもするようなビールになっているので、
そんなにホップの香りとかもいいから、とりあえずすっきりしたやつを飲みたい。
飲みやすいやつが必要という人は、セソンというビールをおすすめです。
こういうビールのスタイルの話もしらほらしてるんですけど、
名前もカタカナばっかりで何言ってるかわからないから、
全種類とりあえず教えてくれ!っていう人におすすめの本があります。
Enjoy Craft Beerという本があります。
これはスコット・マーフィーというミュージシャンの方、
今モノアイズのベースとかもやってる方ですね。
岩田涼子さんというイラストレーターの方、2人教授で書かれているクラフトビールの本なんですけど、
意外と日本って日本語訳されているビールのスタイルがたくさん載ってる本ってあんまりないんですよね。
醸造所とかが作ってると、その醸造所で作ってるビールしか書いてなかったりするんで、
とりあえずたくさん種類教えてくれっていう本があんまりない中、
Enjoy Craft Beerはめちゃくちゃ内容がライトなんですけど、
しかも代表的なビール全種類載ってるので、
とりあえず右も左もわからんからビールの図鑑みたいな簡単なガイドブックみたいなやつ欲しいっていう人にはめちゃくちゃおすすめですので、
ちょっと僕の今独断と偏見の話をしましたけど、もっとフラットな情報をとりあえず知りたいっていう人はEnjoy Craft Beerをぜひ飲んでみてください。
というわけでですね、いろいろ長々と話したんですけれども、
クラフトビールね、今非常にたくさんの場所で飲めますし、いろんな種類が飲めますし、
本当に今ハマるのに絶好の機会だと思うので、ぜひ楽しんでみてください。
以上です。ご視聴ありがとうございました。
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