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2023-11-15 09:35

JPYC代表取締役(ゲスト・岡部典孝さん①)

日本円ステーブルコインJPYCを発行

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お元気ですか、KOJIです。今回のゲストは、岡部典孝さんです。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
岡部さん、自己紹介よろしいでしょうか。
はい。JPYC株式会社の代表をしております岡部と申します。連続企業家で、KOJIさんとはパレットというところで知り合いました。よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
岡部さん、ステーブルコインのサービスということですが、ステーブルコインって一般のリスナーとかまだ見慣れていない人もいらっしゃると思うんですけど、ちょっと教えてもらってよろしいでしょうか。
そうですね。ブロックチェーンを使って1ポイント1円のコインを発行しています。
ペイペイとかの裏側がブロックチェーンということで、決済に使える新しい決済手段ですね。
なるほど。岡部さんがステーブルコインに関心を寄せられたのはどういうところからなんでしょうか。
もう20年以上前に遡るんですけど、大学時代にデジタル経済圏が大きくなるなというのを確信していて、
デジタル経済圏が大きくなるとデジタルのコインが絶対必要になるだろうと思っていたわけです。
そういった中で、ステーブルコインというのはブロックチェーンという技術が発展してやっと実現できるようになっていた。
そこをビジュアルチャンスとして捉えております。
なるほど。もう20年前からデジタルのコインに着目されていたのは、どういうところからなんでしょうか。
当時はネットワークゲームが始まったような時代で、
皆さんネットをつないで特定の世界に入って、ゲームをつながら商売をしたり、バーチャル生活を楽しんだりすることを始めていて、
中の経済圏が思った以上に大きくなっていた。
あくまで法定通貨と連動しない、ゲームの中のお金、ゴールドみたいなものを使って取引していたんですけど、
これは絶対に現実の経済圏とそのうち融合するだろうなと思っていました。
なるほど。本当にその時に想像した世界が近づいてきているということでよろしいですかね。
そうですね。もう2001年の段階でも、自分のゴリゴリコインみたいなものは発行して、少しは疲れたんだけど、なかなか使用されなかった。
それが技術的に発展して、ブロックチェーンという形になって、誰でも値を使用できるということで、かなり広がりやすくなっていると思います。
なるほど。今岡部さんおっしゃったように、ブロックチェーンがこのサービスに関してすごく神話性をリンクしているようなところはあるんですかね。
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おっしゃる通り、誰でもデータを見ることができて、信頼性を確認することもできるんですよね。
その性質がステーブルコインという経済集団ととても相性がいいわけです。
たとえば堀江さんが、自分は1万円持ってるんだと言っても銀行の中を覗くわけにいかないので、信頼できる。
だけどブロックチェーン上に1万と書かれてたら、堀江さんとも1万円持ってるんだとみんな信用できるわけ。この違いが大きいですね。
やっぱりそのある程度貸し家っていうか、そういうところでしっかりと担保できてるって、そういうところがすごくいいわけですかね。
そうですね。やっぱり1万円しか持ってない人が100万円の車を買いたいと言ったら怪しいと思う。詐欺かなと思うわけです。
ところが現実の銀行システムってそこがわからない以上、実際に詐欺も起こりやすい構造だと思います。
岡部さんがやられてるサービスの中で、今フェーズ感としてはどのような感じなんでしょうか。
そうですね。スタートアップの世界でいうと、掛け出しのところから少し進んで、ミドルにと言われるようなステージなんですよね。
最初が始まっていて、事業が起こって、製品は我々2021年の1月に出してますので、3年ぐらい割と安定して運用できていて。
今IP用の準備などにも入ってますので、割と順調には進んできているかなと思います。
なるほどなるほど。岡部さんがグローバルで戦っていこうと思われてると思うんですけど、
日本でこういうサービスをする意義というか価値はどういうところにあると捉えてますか。
日本は元々大手企業としてガラパゴスな仕様を作りやすい性質があると思うんです。
そうすると世界から置いていかれてしまう可能性があるわけです。
それに対して我々は世界標準のステーブルコインの規格をそのまま日本の法律に準拠して日本で持ってきてやるということが意義があると思っていて、
そうすると世界のイノベーションに日本も恩恵を受けることができるわけです。
これがもしJPICがなかったら日本独自の銀行コインだったり大手医療コインみたいなものが連立してしまって、
そうすると皆さんが高い決済とするようになったりして恩恵を受けにくくなるときもそういう違いがあると思います。
本当に日本からグローバル世界に向けて新たなサービス、特に金融とかにおいて出てくるとすごく革新的なイメージがありますよね。
ありがとうございます。
我々サマークルという世界でも大手のステーブルコインの発行している会社から世界で初めて接種を受けたスタートアップでございまして、
そこと同じ企画で揃えているんですね。
それがやっぱり一番注目していただけている理由なんじゃないかなと思っています。
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今後日本でこういうサービスをやっていく上で肝になってくるというか大事なポイントになってきそうなところってあったりするんでしょうか。
そうですね。やっぱり税金とかはかなり第一だと思っています。
我々ステーブルコインってプログラムで自動処理ができるというのが大きな特徴の一つなんですね。
そうなんですけど、やっぱり税金のやり取りってどうしてもまだまだ手動な部分が発生してしまって、
最近で言うとインボイズをどうやって送ろうかと、別にメールで送るとかそういう話があったりするんで、
本当に取引を全部全自動で完結してプログラムの中で完結させると思うと、
やっぱり税金の処理がプログラムをやりやすい仕様になる必要があるかなと思って、
そういった部分の改善は促していきたいなと思っています。
なるほどなるほど。
じゃあそういう意味ではサービスの上で環境整備っていうところがすごく大切になってくるんでしょうかね。
昨日も国会議員さんとお会いしてたんですけど、
やはりそういう地道な啓蒙活動というか説明を振るっていうようなのも会社というか企業家の仕事の一つだと思っていて、
私も業界団体でリーチとかやってるんですけど、
やっぱりそういう議員さんとか官僚さんとかとお話しするっていうことも大事にしている。
なるほど。岡部さんの肌感覚において、
こういうブロックチェーンにまつわるサービス、金融系のフィンテック系のところで、
その今、ムーメントっていうかそのモメンタムっていうのは感じる部分でありますでしょうか。
そうですね。例えば今週ですと、
アメリカの大使館がブロックチェーンの視察団を日本に連れてきて、
フランスの大使館も日本にそういうブロックチェーンの視察団を派遣したりしています。
なので、かなり日本が注目されてるなっていうのは肌で感じていて、
どうしてかなと考えると、やっぱり日本が規制が世界でもいち早くステーブルコインに関して整備されたということで、
日本の規制をみなさん学びに来られてるなというのを感じています。
実際に韓国なんかは日本の規制をかなり参考にしていると思います。
やっぱり安定運用っていうか、セーフティーなところをしっかり整えた上でサービスを進めていきますよと、
そういうところのうまく土壌っていうのが日本は今もできつつあるっていうところなんですかね。
そうですね。アメリカとかはやっぱり当局がどう判断してるかわからないみたいな部分が、ビジネスをする側にとっては不安になっています。
日本も以前はそういうところが不安だと、突然当局から何か言われるかもしれないみたいなのを気にしながら商売されてたんですけど、
だいぶ日本も進化して、その辺は法律でいち早く明確化して、
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事業者をその上で自由に商売してもらおうという、そういう雰囲気になってきて、
うちの間にか海外から日本は法律しっかりして、商売やりやすいねというような評価になってきてるんだと思います。大きな進歩だと思います。
なるほど。わかりました。本日は岡部さんどうもありがとうございました。
また引き続き次回で、岡部さんのお話をいろいろ聞いていきたいと思います。
本日はありがとうございました。
ありがとうございます。
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