不登校についての考察
みなさんこんにちは、マルジナリア書店の小林えみです。すみません、久々の更新となりました。
今、ちょっと自分の書き物をしていたりだとか、午前中打ち合わせがあって、一時にすぐお店をオープンしようと思うと、準備でバタバタしていて、吹き込む時間がなかったりしました。
なるべく毎日できたらなと思っています。
今日のオススメ本は、『学校行きたくない。不登校とどう向き合うか。』榎本博明さんで、平凡写真書です。
増え続ける不登校に社会は、教育現場は、親は、子は、ということで、不登校の児童数約30万人の衝撃という帯になっています。
今、先ほど書き物をしていると言ったのが、孤独論を書いていまして、私はあまり友達が多い方ではなくて、本をずっと一人で読んでいるのが好きなタイプでした。
なので、その孤独っていうことについて、すごくよく考えていたんですけれども、あまり学校に行きたくないっていうふうに思ったことは、そんなになかったなぁとは思っています。
すごく、ちょっと学校で先生と会わなくて嫌なことがあったり、そんなこともちょっと書いているんですけれども、したんですが、
まだ昭和の頃は、学校行くのが当たり前というふうに自分でも思っていたというようなところはあるかと思うんですけれども、
もう全然教室では浮いていたし、グループ班を作りましょうみたいなのとかもすごい嫌だったし、
まして二人組になりましょうとかは、もう苦痛でしょうがなかったような覚えとかがあって、
あと勉強も別に得意ではなかったですし、まして体育がすごい嫌だった覚えとかもあるんですけれども、それでも行き続けてはいたんですね。
それが良かったという話ではなくて、逆に今その学校に行きたくないなっていうふうに思った子が、
その不登校という選択肢があることは、私はとってもいいことだなと思っているので、
親御さんも本人も本当に無理なくまず苦痛でない状態っていうのがある方が人間絶対いいなと思っています。
ただこの本でも書かれているように、将来的にずっと人との交わりを立って生きていけるかというところに関して、
おそらく本人も親御さんも不安を持ってしまうのではないかなと思っています。
社会適応の重要性
ただそれも、今、社会がむしろそうやって人と関わらないと生きていけない形になっているのが大きいんじゃないかなと思っているんですね。
引きこもりのままでもできる職業とかって、おそらくこれからまだまだむしろあったりすると思いますし、
引きこもりで、人間関係だけが課題ではないかもしれないんですけれども、
その人に合った形でっていう職業の選び方だとかを考えられるようになれば、
むしろその社会適応ができなくて問題になるんじゃないかっていう心配もいらなくなる。
社会の側が個人というものに合わせていけるように変えていくことが大事なんじゃないかなと思っています。
とはいえ、現状不登校という形で、ある種のスタンダードから外れてしまうことへの不安というのは持ってしまうと思いますので、
そういった時にこういった本を読んで参考になるということは大事なんじゃないでしょうか。
もし周りにもそういう不登校の子がいる場合には、できるだけ本人が無理ないようにまずした上で、
じゃあどういうことができるのかだとか、今後に関してどういうことが考えていけるのか、
そういう子たちがどういう大人になれるのか、私たちが考えていければなと思っています。
今日のおすすめ本は、「学校を行きたくない。不登校とどう向き合うか?」 榎本ひろあきさんでお届けした新書でした。