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皆さんこんにちは。 株式会社ゆめみのキースことくわはらです。
本日もやっていきます。 Web 業界のなんでも雑談室です。
この番組では、皆さんに何かプラスになる 情報提供を目指してお届けしていきたいと思います。
第60回は、ソフトウェア開発における ミッシングリンクについてお話ししたいと思います。
そもそものミッシングリンクという言葉、 ご存知の方もいらっしゃると思いますけども、
まずこの言葉の定義からしたいと思います。
調べていただければわかりますが、 もともとは、生物の進化において、
その進化の過程の系統、系風を、 鉄の輪に見立てたときに、
その連続性が欠けた部分に、 本来想定される生物と化石みたいなものが
見つかっていない状況のことを 意味する言葉ですね。
要は、欠けた輪のことをイメージしていただければ わかりやすいかと思いますけど、
この言葉をソフトウェア開発にも 落とし込むことができるなと思っていて、
それを落とし込むときに何になるかというと、 たぶんチームになるなと思っています。
そのプロジェクトでもいいですけど、 そのチームというのが
ソフトウェア開発における輪だと思いますね。
今回のお話は、主にプロジェクトマネージャー、 いわゆるPMですね。
にとってのお話になるんですけど、
そのPMにとって最も難しいお仕事の一つとして、
チームメンバーをプロジェクトに、 もしくはタスクにアサインする
というのも仕事にあるんですけど、 それだけではなくて、
そのメンバーをプロジェクトの作業にうまく集中させる、 もしくは没頭させることというのが
難しいことの一つではないかなというふうに思っております。
これはマネジメント業をやったことがある方は、 誰しも感じたことがあると思いますが、
人に仕事をさせるような仕事というのが 一番難しいものではないかなと私は思っています。
なかなか難しいですよね。
逆の立場で、僕がメンバーだったときも、
この人はこの仕事をさせようと頑張っているんだろうけど、 やっぱりテンションが乗らないとか、
今は別の仕事もあるしなみたいなところも あったりすると思うので、
ここが本当に難しいですよねというところで。
結構感情の部分も入ってきますからね。
ですけど、実行部隊であるメンバーですね。
チームメンバーというのは、
いわゆるアサインされた仕事に専念すればいい というわけでは一概には言えなくて、
意外と板挟みになっているような状況だったり するわけですね。
例えばですけど、日々のさまざまなタスクですね。
アサインされたタスクの実行責任もありますし、
腐害であったりとか、
扱っているシステムの障害が起きてしまったりとか、
そういうのの対応もあったりしますよね。
とか、システムやアプリケーション以外の チームの中での課題があったりして、
それの対応もしなきゃいけないとか。
あとは、いろんなミーティングですね。
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仕様確認などのミーティングでの コミュニケーションの対応もありますよね。
一方で、いろんなプロジェクトがアサインされていたら、
それの締め切りもあるし、
その締め切りから逆算された、
各一つ一つのタスクの締め切りというのもあります。
締め切りがあるということは、
進捗の報告をしなきゃいけないというのもありますし、
あとは作っているアプリケーションや、
プロダクトのドキュメントだったりですね。
仕様まとめみたいなドキュメントも しっかり作っていかなきゃいけないですね。
報酬だったりとか、
今後の計測開発するためには 必要になったりしますので。
いろんな仕事があるんですけど、
単純にそのタスクだけをやるというよりも、
いろんな人とチームで仕事をしているので、
いろんな人に影響をするような仕事も たくさんありますし、
報告とか上下関係もあったりすると思いますので、
いろいろ結構板挟みであるので、
なかなか集中させたいというふうにPMが思っても、
集中できるかというと難しいわけですよね。
なんですけど、
もしあなたがPMであった場合ですけど、
こんなメンバーとしても仕事はしたくないだろう というところがあると思っていて、
例えば自分の仕事を優先しないとか、
いろんな事情で優先することができない というようなメンバーとか、
いわゆる責任感にかけるといいますか、
お尻が決まっているのに、
今日やると言っていた仕事が終わらず、
予定があるとかプライベートのものがあるので、
今日はもう帰りますと、
明日はまた頑張るという形ですよね。
そういうことを言うメンバーとか、
いろんな理由がありますけど、
このようなメンバーと仕事をするのは、
PMとしては正直にいい気持ちではないというか、
正直に言うとメンバーを変えたいな というふうに思うこともあると思います。
でも一方、
エンジニアの数が減ってきているのは事実ですし、
他のアタインしたいメンバーが、
他のプロジェクトにリソースを取られていて、
要はメンバーチェンジすることって 事実上不可能なケースも多いと思いますね、
現場では。
このような場合ですね、
いわゆるチームがしっかり足並みを揃えていないとか、
意識統一されていない、
もしくは特定のメンバーが、
自分勝手というか、
個人プレーな行動をするみたいな状況って、
やっぱりあると思うんですよ、チームによっては。
そういう状況をミシングリンクだなというふうに、
言うことができるなという形で、
単純に言葉の定義をしたというだけなんですけど。
ですけど、ミシングリンクが完全にないチームって、
なかなか難しいし、
ほとんどないと思っていますね。
どこかしら絶対に何かほころびがあると思うんで、
しっかりなぜそういうミシングリンクが起きているか、
みたいなところを分析して、
それをなくすため、
解消するためのアクションプランというのは、
しっかり考えていくことが、
PMにとって必要な仕事ではないかと思います。
もちろんいろいろ考えて、
プランを練って、
実行者としても、
なかなか解決しないみたいなときも、
やっぱりあると思うんですけど、
そういうときは直接ですね、
メンバーの方としっかり対話をするのが、
やはり良いのかなと思います。
結構地道な形になるかもしれないですけど、
それでも、
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仕組み化はもちろんできるのであれば、
仕組み化して改善になるのであれば、
それが一番スマートで楽ではありますけど、
そうはいってもそうはいかないケースも、
圧倒的に多いと思いますので、
まずはしっかり対応していくというのが、
大事なのかなと思いますね。
お互いの認識であったりとか、
持っている情報のサイトがあると思いますし、
お互いの考えとか、
正直感情もやっぱり出てくると思うんで、
その本音をぶつけてみると、
正直に言うとアリだなと、
僕は思っています。
今はメンバーの中にミシングリンクがあると
言いましたけど、
実はメンバー間の中では、
しっかり統一が取れていて、
PMだけがミシングリンクだったりする可能性も
ゼロではないですよ、意外と。
そういうときもやっぱりPMはメンバーと
一緒に仕事をしていくというところで、
どうやって溶け込んでいくかというのを考えると、
やっぱり対話にたどり着くんじゃないかなと
思います。
お互いで話し合って、
統一な意識と認識と、
モチベーションみたいなところを合わせていくのが
本当に大事かなと思います。
やっぱりお互いにロールとか責務が違いますので、
そこをしっかりお互いにどぎないつつ、
助け合うっていうチームが一番良いのかなと
思いますので、
それを探るための対話は必要ではないかなと
私は思います。
今日はそういうところですかね。
あとはいいチームを作るには、
仕組みもすごい大事ですし、
評価をする仕組みっていうのも
大事だと思うんですけど、
プロジェクト成功したらそのチームそのものですね、
チーム全体を評価するような組織作りっていうのも
やっぱり必要になってくるので、
そこはやっぱり会社組織としてのバックアップが
必要になると思うんで、
そういう観点も忘れないように、
組織作り、チーム作りをしっかりしていかなきゃ
いけないんではないかなというふうに思います。
今日はそういう話がしたかったって形ですね。
また何か聞きたいこと、話してほしいことがあれば
いつでもレターをお待ちしておりますので、
お送りいただければと思います。
ではまた次回の収録でお会いしましょう。
バイバイ。
バイバイ。