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こんにちは、栗林健太郎です。先日、Webサービスを一つリリースしたので、その話をしたいと思います。
スティッキファイの機能
スティッキファイというWebサービスで、これは何をするのかというと、iOSの16から写真の被写体切り抜き機能というのができたんですね。
それは、例えば、人が写っている写真とかがあるとして、その人だけを簡単に切り抜ける、タップを長押しすると簡単に切り抜けるという機能ができてですね。
その長押しして切り抜いた被写体だけを、例えばその画像を新たに作ったりとか、その画像をどこかに送ったりとか、そういうことができるみたいな機能が入ったわけです。
それを見てですね、スタンプみたいな感じのものを作れると、すごい面白いなと思っていて、ただ、どういうふうにやればそれがWebサービス上でスタンプにできるかという方法を思いついていなかったんですけど、
iPhoneとかiOS、いやMacもか、ショートカットアプリというのがあってですね、そのデバイス内での行動を自動化できるみたいなものがあるんですよ。
Macだと昔からオートメーターというのがありますけど、それのiOS版みたいな、今Macだとどうなっているのかちょっと分からないですけど、そういうものがあるんですね。
それを使ったら、その画像を切り抜かれた画像をどこかのAPIにポストするみたいなこともできるようなと思って、それを使うと、スズリというサービスを僕が勤めている会社でやっているんですけど、
それでステッカーが作れるんですよ。そこに投げてあげれば、iPhoneで撮った写真から簡単にステッカーできるようなと思って、それで作ってみたというサービスです。
これは結構こだわって作ったところがあって、写真アプリから長押しして、共有というのをポンとして、スティッキファイで共有するというのをポンと2回タップするだけでステッカーが簡単にできるようみたいな、そういうユーザー体験を提供してましてですね、ものすごく簡単にできるんですよ。
ただ一方で、そのトレードオフとして、スズリ上では同じアカウント、スティッキファイのサービスのアカウントに全部登録されちゃうんで、自分のアカウントに登録できないとか、あるいは全部公開状態になっちゃうとか、そういう制約はあるんですけど、
ただその体験早くパッパッと作れるみたいな、それをやりたかったんで、そこは仕方ないなという感じなんですけど、そういうアプリを作りました。アプリというかウェブサービスを作りました。
言葉で言ってもよくわからないと思うので、ぜひ動画でこんな感じで撮ってあるので、Podcastのショーノートからリンクをたどって見ていただければなと思います。
これはいつだったかな。先々週の水曜日ぐらいに寝る前に思いついて、これまでずっと考えてたことをこうやればできるじゃんみたいなのを急に思いついて、何でそういうふうなことを思いついたのかが、
そうだ、思い出した。妻が子供の写真を切り抜きを使って、切り抜いた姿がすごい面白いって言って、LINEで共有してくれたんですね。
それを見て、そういえばそういうことをやりたいと思ってたなと思って、それで思いついたんでした。
それでショートカットアプリを使えば組み合わせでできるなこれと思って、寝る前に思いついて、やっぱりそういうの思いついちゃうと頭の中でぐるぐる考えちゃうんで眠れなくなっちゃうんですよね。
だから作っちゃおうと思って、そこからガーッと作り出して、明け方ぐらいに基本的に動くものができたんですよね。
それは作ったのは、ショートカットをまず作りました。
その後にiPhoneから画像を送って、その画像をSUZURIのAPIに上げるみたいな中継のAPIサーバーがいるんで、それを作ってですね。
それで動いたぞってなって眠って、普通に次の日いつも通りから仕事を始めたんで、ほとんど眠る間もなく起きてからもあそこちょっとこうしようとか思ってやったりとかしてですね。
いろいろやりながらその日のうちにリリースまで来ました。
リリースするにあたってLPを作ったりとか、あとややこしいというか動きを見ないとわからないような類のもので動画を撮って動画にテロップを入れたりとかしてですね。
そういうものを作ったりして、アプリ以外にも作りものがちょっとあったんですけど、それでリリースまでこぎつけてですね。
なので本当に日付が変わらない24時間以内に出したって感じだったんですけど、やっぱり思いついたらやらないとストレスが溜まるんで。
そっちのストレスをあんまり溜めたくないので、もうさっさとやり切ったほうがいいなと思ってちょっと眠くてつらかったんですけどやってました。
制作環境の変化とものづくりの楽しさ
そういうノリって、昔Web 2.0とか言ってたときに僕自身も結構サービスをたくさん作っていて、そのどれもそんなに大したことないというか本当にワンアイデアを膨らませてWebサービスにしたみたいなそういう感じのノリだったと思うんですけど、
でもそういうノリ自体が結構久々だなと思って。
僕自身も個人でサービス出すみたいなのはだいぶ久しぶりな気がしますね。もうちょっとあんまり思い出せないですけど。
自分のホームページを作るとか簡単なアプリケーションを出すみたいなのはずっとやってるんですけど、一応超簡単なものとはいえ一セットのWebサービスですみたいなのは久しぶりな気がします。
昔そういうことをたくさんやっていて、最近になってまたたまたま思いついたっていうのもあるんですけど、やってみて、やっぱりこういうノリすごい重要だなと改めて思ったりしました。
重要っていうのは何にとって重要なのかっていうことであるんですが、世の中的には重要なのかどうかちょっとわかんないですけど、
っていうのはやっぱり最近のでもないですけど、もう10年ぐらいWebサービスとかアプリケーションっていうのは非常に高度なものになっていて、
それは技術的にもそうですし、ユーザーの要求っていうのもレベルが上がってるし、ビジネスモデルっていうのもそんな簡単に人が真似できるようなことだとやっていけなくなってるんで、
そういう意味では個人がパパッと作ったものが一覧のうちに大ヒットして時の人になるみたいなのは、昔は結構あったんですよね。だけど最近はあんまりないですよね。
AIみたいなのが今年すごい流行って、それでいろんな人がある種Web2.0の時みたいにアイディア一発を形にして面白いねみたいなのは結構今年いっぱい見られてたなというのはあったんで、
そういう意味ではそういうノリっていうのは割と昔と似てるのかもなと思ったりしながら見てました。
僕が作ったのはあんまりAI画っていうものではなくて、AI画ってものではないっていうと性格ではないんですけど、一応デバイス上で画像を切り抜くみたいな機能っていわゆるAIに近いようなそういうものでできてると思うんで、利用してるという意味では使ってるんでしょうけど、
いわゆる大規模言語モデルとかそういうものではないんですよね、少なくとも。そういうのとはちょっと違うアプローチですが、テンション的にはそんな感じでやってみたりしたんでした。
ノリみたいなのを自分自身もちょっと思い出したなっていうのが一番良かったことなんですけど、この前のエピソードだったかで、
Next.jsでアプリ作ってるんですみたいな話をしたと思うんですけど、そこでちょっとそれとは全然違うのを今回出してるんですけど、そこでこうやったらできるなみたいなのを一通りわかったんで、今回もすぐにパッと作れたってのもあるんですけど、
そういうある種パパッと何かを作るためのツールが手に入ったなっていうのは自分にとっては良かったことだし、そういうのをいろんなものの力を借りてサクサクっとできるっていうのは結構すごいなと思いますよね。
実際作るときもCopilotっていうエディターでコードを書くときに支援してくれるGitHubのAIツールがあるんですけど、それはもちろん使ってますし、あとはChatGPTに聞いたりすることもありますし、
あとはロゴとかはChatGPTのDally3っていう画像生成AIが使えるように最近になりましたが、それを使ったりとか、あとはCanvaっていういろんなクリエイティブをいい感じに作れるサービスがあって、
それを使ったりとか、あとは動画は当然YouTubeに上げてるんですけど、YouTubeに上げる前にテロップつけたりするのは、これはスマホアプリとかでやればよかったなと思ったんですけど、
ダビンチリゾルブっていうのをいつも使ってるんで、それでテロップ入れたりとか、いろんなツールとかAIのものもあればそうでもないものも含めて、いろんなものを使っていろんな作り物が簡単にできるようになって、
昔だったらWeb 2.0の頃はそんな便利なものって全然なかったんで、その頃に比べるとやる必要があることは多分すごく増えてるんですけど、ただそれぞれについてクオリティはともかくとして、いろいろツールを使えばなんとなくできるものはできるみたいな、そういう感じにはなってきていて、
その辺の制作環境みたいなのはだいぶ変わったなっていう気はしますね。何にせよそうやって思いついたものをバンバン作れるっていう環境、能力とか環境とかそういったものが整ってきたなっていうのはあるので、
自分自身もいろんなものを使ったりとか遊んだりしてすごいなっていうのはいっぱいあるんですけど、それはともかくとして自分自身でどんどんアイデアを形にするっていうのもやっていきたいなと。
やっていかないとっていうよりはやること自体がすごく楽しいからっていうのもあるんですけど、そういう意味で改めて手を動かして、アプリに限らずですけどね、ものづくりをしていく、制作をしていくっていうことを続けていければなと思ったりした作梱でした。
はい、では今日はこんなところで終わります。さようなら。