1. 研エンの仲
  2. #14 リモート会議を支える技術..
2020-11-22 36:53

#14 リモート会議を支える技術: 速さだけじゃないネットワークの品質

いま多くの人が毎日のように使っているビデオ会議。その裏側はどうなっているの?というシンプルな疑問を起点に、インターネットやビデオ通話ソフトの仕組みについて語りました。リアルタイム通話にとっては回線速度よりも重要な「遅延・ジッタ」や、ネットワークの品質、電子レンジの影響などについて、実験を交えて話してみました。

00:01
はい、じゃあ今回は、ビデオ通話の仕組みみたいなことについて。
そうですね、ビデオ通話というか、最近みなさんZoomとか、いろいろそういうオンライン会議を支える技術ってどうなってるんだろうって、やっぱ気になってる人多いと思うんですけど、
なんかちょっと今回は、研エンの仲の遠征分多めということで、エンジニアリングの話を聞いていけたらなと思います。
はい、多分エンジニアの視点から、特にネットワークの仕組みとかわかってる人からすると、
例えばZoomがうまく動かないな、遅いなとかっていう時に、中身がある程度わかってるので、割と対処しやすいみたいなことがあるんですけど、
そうじゃない人たちにとっては、結構ブラックボックスで動かなかったり、動いたりみたいな感じだと思うので、
そういう疑問に答える形で、今回はネットワークの仕組みだとか、ZoomとかGoogle Meetとかいろんなサービスがありますけど、
そういうものがどういう仕組みで動いているのかということについて話していきたいと思います。
お断りしておくんですけども、いろんなサービスがあります。ZoomとかSkypeとかGoogle Meetとか。
ほとんどのサービスに関しては、中で動いているプロトコルというか、ソフトウェアの仕組みっていうのが基本的には外から公開されている形でわかってはないんですね。
なので、僕はごく一般的な、いろんなそういうサービスに共通して使われている仕組みっていうのを元に話すんですけど、
全てのサービスに当てはまるわけではないことがあることをご了承ください。
架空のウェブ会議システムを僕が作るとしたら、こういう仕組みで作るよという感じでお話をしていきます。
わかりました。作れるんですか?
実際ですね、僕は電気系の学校卒業したんですけど、そのソフトウェアの演習で作りますね、電話。
電話。それはPCで電話するっていうこと?
そうですね。パソコンとパソコンでIP電話って言って、他のネットワーク上のIPがわかっている他のマシンと会話するっていうシステムを作ります。
あれはペアで演習をして、ペアでお互いのパソコンに向かって送るんですけど、
僕らは割と電子工作が好きなオタクの友達と当たったのでペアになったので、
携帯にしようってことで携帯電話を作りました。
その当時、アルディーノっていう電子工作のマイコンみたいなのが流行ってたので、
それを使って携帯できる形で、実際インターネットにつながってるので、別の部屋、別のネットワークでもちゃんと会話できるみたいな。
じゃあ、アルディーノに話しかけたら、アルディーノから声が聞こえてくるってことですか?
他のアルディーノから話しかけてくる。
03:01
すごい。私、実験とかでちょっとアルディーノ触ったことあるんですけど、
なんかそんな音声とかまで扱え、音声まで送れると思ってなくて、
それって普通にちゃんと、普段私たちがパソコンで使ってるような音質で送れるんですか?
さすがにそれは落ちる。
さすがに、でもアナログ電話の音質ぐらいにはなってます。
なので、多少はガサガサしてるけど、っていう感じですかね。
確かに音声の制御っていうのは、アルディーノにとっては結構大変だったので、結構キツキツだったというか。
難しそう。
割と、はい、でしたけど。
でも結構、実はマイク音パワフルなので、そういうこともできちゃいましたね。
すごい面白かったです。
なので、僕が作るとしたらっていうのは、そういう感じの、ちょっと素人なりですけど、
あと最近ちょっと調べ物をした情報もとに、ちょっと今回お話しをしようと思います。
じゃあ、ちょっと疑問というか、もともとこの話をすることになったきっかけについて教えてもらえますか?
きっかけですか?
やっぱりオンライン会議してて、中身がよくわからんというか、
例えば、そうですね、ネットワークが遅いとこでやろうが、早いとこでやろうが、なんかズームの障害、まあズームってちょっと商品名出さないほうがいいかもしれないけど、
そのオンライン会議がスムーズにいくかいかないかって、必ずしもそういう対応してなかったりするじゃないですか。
なんかその辺も、なんかよくわからないし、毎日使ってるわりに、中でどういうプログラムが動いてるのかって、全然わかんないなって思ってて、
多分そういう人すごく今多いんじゃないかなと思うんですよね。
だからちょっと聞いてみたいなっていう、そういう経緯です。
なんか調子が悪いなとかって言って、ごんかしたりっていう感じが多いですね。
今日調子が悪いんですよね、みたいな。
調子が悪いってなんだろう?って。
そう、調子が悪いの中身知りたい。
っていうのはありますよね。
実際にその直感というか、早い会議でも遅い会議でも、調子が悪い時もあるし、そうじゃない時もある。
そういう人もいるし、そうじゃない人もいるっていうのは当たっていて、
実はビデオ会議、ビデオ通話とかで使われている仕組みでは、会議の速さっていうのは実はそこまで影響しないんですよね。
会議が早いからといって安定しているとは限らないし、
遅いからといって、その人が会議に参加できないっていうと、実はそんなことない。
逆に逆の場合すらあるっていうのがちょっと面白いところ。
そうなんですか。やっぱりでも、ネットが早い方が直感的にはたくさんデータが送れるから、スムーズに相手の動きが見えたりするっていうのは、わりかしそういうもんだと思ってたんですけど。
そうですね。ネットが早いっていった時に、よく使われている何メガとかっていう指標があると思うんですけど、
あれは実はネットワークの性質を表す一つの指標でしかなくて、結構そのネットワークの状態っていうのはそれだけでは表せない。
06:10
品質だとか安定性だとかっていうのはそれだけでは表せないってことが多いんですね。
じゃあちょっと具体的な話をしてみようと思うんですけど、まずインターネットの仕組みって聞いたことありますか?
一応大学の情報の授業でやったけど。
網目みたいな形でネットがつながっていて、その網目の片方に自分がいて、相手がどっかにいるっていう感じで、自分と相手の間にあるのがインターネットだと思ってもらえれば全然大丈夫です。
今回は図がポッドキャストなんであまり書けないんで、あまり複雑な話はしないようにはしようと思うんですけど、要は自分と相手の間にある網目がインターネットだと。
で、当然ながらその網目の部分っていうのは他の人と共有してるんですよね。
だから隣のマンションの隣の部屋の人がYouTubeを見てて、YouTubeも同じぐらいインターネットにとっては大切なデータなので、
同じインターネットの回線っていう資源ですよね。限られた資源をいい感じに公平に制御するというか、
どちらにとっても安定してデータを流すような仕組みがインターネットには備わってるわけです。
じゃあ隣の人がYouTube見てたら自分の部屋の回線が遅くなったりするんですか?
原理的には遅くなってもおかしくないんですけど、それがあまり感じられないような仕組みがうまくできているということですね。
そうじゃないと結構不公平だし、ちょっと困りますよね。
で、YouTubeみたいなたくさんのデータを一気に必要とするデータと、
Zoomだったりするようなリアルタイム性のあるデータとか、
ネットワークにいろんな違う目的を持った、違う役割を持ったデータが流れているわけですけど、
それを公平にかつ目的に合った形で流すような仕組みがいろいろ何種類か備わっています。
ざっくり言うと、Zoomとかネット鍵、ネットの電話、LINEの通話も一緒ですね。
使われているようなリアルタイム性のあるデータに使われるプロトコルがUDPと呼ばれるものです。
で、YouTubeとかインターネットを見て、例えばWikipediaみたいなページを見たりするときに使われるのがTCPというプロトコルです。
なんか聞いたことある。
UDPとTCP、この2つは別に覚えてなくてもいいんですけど、
要はインターネットにはそういう性質の違ういろんなパケットが流れている。
パケットっていうのはデータの細切れにしたものですね。
あとちょっと説明するんですけど、っていうところだけ覚えてもらえれば大丈夫です。
09:02
要は同じ回線、同じネットワークを他の人と共有してるんですけど、
当然だからある地点とある地点を結ぶ1本の線っていうのを自分1人で使うってことはできないんですね。
なのでデータというのを実は細かく刻んでパケットっていう単位にして、
で、インターネットに送るってことをしてるんですね。
パケットにすると何がいいかっていうと、
結構その1つ1つのパケットは別のところを通ってもいいんです。
なので例えばパケットをたくさんたくさん流して、
例えばYouTube見てる人がいるみたいな、
YouTubeのサーバー行きの線がすごく混んでるみたいな時に、
じゃあそこは避けて送ろうとか、
こっちは混んできたから、
じゃあそこの人が少ないような線を送ろうとか、
っていうことができるような仕組みになってるんですね。
それは別に何ていうか、それでも目的地にはいけるようになってるんですよね。
そうそう、目的地にいけるかつ混んでないというか、
最短のルートっていうのをうまくうまく制御するような仕組みがインターネットに備わってます。
で、普段はあまりそれは意識する必要なくて、
いろんなサーバー、いろんなルーターを経由して目的地にたどり着くと。
基本的には、例えば日本と日本のサーバーを結ぶんだったら、
もちろん日本のルーターだけを通るんですけど、
例えば国の外に出ることになったら、
結構いろんな国のルートを通る可能性があります。
例えばここからアメリカは直接海底のケーブルで結ばれてますけど、
インドとかだったら、中国経由もあるだろうし、
香港とか、もっとマレーシアのケーブルもあるし、
飛行機の乗り継ぎとかと同じようにいろんな生き方がありますよね。
どこが混んでるか、どこが混んでないかっていろいろあると思うんで、
その最適な経路を選ぶと同時に、
最近は結構知性学的な要素も含まれてます。
最近はアメリカとのサーバーとの通信には、
中国のルーターは経由しないようにしようでみたいな、
そういう規制とかもあったりとか、
逆に中国はインターネットの中で閉じてますから、
そういう中継をしないみたいな設定も、
中から外にルーター、パケット出さないみたいな設定もあるわけですね。
そういう感じで、結構パケットがどういうルートを取るかっていうのは、
僕らでは制御できないんですね。
で、いろんなルートの取り方があると。
なので、Zoomの話がちょっと逸れてしまったので、
Zoomの話に戻すと、
例えば、僕があいうえおって言いますよね。
で、あいうえおがすべて同じパケットに1個に乗って、
相手に届くってわけではないってことですね。
なるほど。
あと、いと、うと、えと、おが、
12:00
すごく実際はもっと多分細かいと思うんですけど、
違うパケットに乗って、相手のパソコンに届くってことですね。
で、この時にこのネットワークのさっき言った速さじゃない、
いろんな特性っていうのが効いてくるって言ったんですけど、
パケットそれぞれ1つ1つがどういうルートを通るか分からないんで、
当然遅いルートを通ってしまったパケットは遅く届くんですね。
僕があいうえおって言って、
パソコンがあいうえおと切り刻んで送りますけど、
あいうえおの順番に届くかどうか分からない。
だから、おが先に着いちゃって、
あが後に着いちゃうこともあるってことですね。
でも、Zoomでそういうことがあったら困りますよね。
そうですね。
じゃあ、こういう例を考えてみます。
じゃあ、おが先に着いたと。
で、あはその1秒後に届いたら、
Zoomの相手側のソフトは待っとかなきゃいけないんですよ、あを。
でも、その1秒の遅れっていうのは、
2秒かもしれないし、10秒かもしれないし、
極端な話、届かないかもしれない。
で、結構ですね、実はネットワークって、
届かないパケット、結構あるんですね。
届かないっていうのは、どっか宛先不明というか、
郵便事故みたいな感じ。
で、何パーセントぐらいあると思いますか?
結構あるんですよね。
結構あるってヒントを出しました。
え、10パーセント?
あ、10パーセント。
さすがに、でもそしたら会話にならないよね。
そう、10パーセントあると、たぶんネットワークはもう結構使えないレベルになっちゃう。
どうだろう、1パーセントとかですか?
1パーセントぐらいが、平均というか、
インターネットのサービスをするんだったら、1パーセント以下じゃないとダメだよねみたいな標準があって、
最近それがもっと厳しくなって、0.3パーセントぐらい。
そうですよね、だって100語しゃべって1語なく、
100語ってすぐじゃないですか、しゃべってて。
だから、普段たぶん1時間会議してるのに、何ワードしゃべってるかわかんないですけど、
ほとんどミスしてない、ミスされてないとすると、
それこそ0.00何パーセントぐらいしか、普段感じてないと思います、それ。
まあ、たぶん実際にはいろんなソフトウェアは、それを見越していろいろ保管をしたり、
当然、ここの次にIUAと来たら大学来るよねみたいな、
まあ、そんな単純な話じゃないと思いますけど、してるので、
実際に知覚されるよりは多分多く、パケットロスっていうのがなくなっちゃうっていうのがあると思うんですけど、
まあ、1パーセントだと、ちょっと最近の水準だと多いかなって感じですけど、
まあ、でもあり得ると思います。
で、実際にじゃあこのパソコンからそれを測定してみようと思うんですけど、
今ですね、リビングにあるパソコンでこのPodcast収録してます。
で、こういうコマンドを打つと、今ですね、パソコンの上に1秒おきに新しい文字が表示されてるんですね。
15:11
で、ここに64バイト、この住所、192.168なんとかっていうのがこの住所、宛先の住所ですね。
で、タイムってのが行って帰ってきた時間です。
で、これはどのくらいかっていうと、どのくらいですか?
だいたい1秒おきに変化してるんですけど。
そうですね、だいたい1から2ミリセカンドですか?
そうですね、千分の1秒から2秒ってことなので、非常に早いです。
で、かつこれは1行もかけてないので、パケットロスっていうのは起きてないと。
で、今ちょっと100、200とかなってまた戻りました。
で、これは家の中です。家の中の自分の部屋に置いてるルーターの話なので、
本当はもっともっと早くて安定してるはずなんだけど、
壁1枚、2枚挟んでるので、たまにちょっとこういう事例が起きるってことがあるってことですね。
物理だね。
そう、物理。たぶんこのルーターをちょっと離したりとか、
例えばアルミホイルでこのパソコンを覆ってあげると、さらに遅くなるじゃないですか。
なんかネットを早くしたいときに、自家製パラボラアンテナを作るといいとかよくあるじゃないですか。
そういうのに通じる感じがありますね。
じゃあ次はですね、より現実的な、さっきは自分のお家のルーターまでの実験だったんですけど、
インターネット上にあるサーバー、例えば他の人とZoomでビデオ会議するときに使うようなサーバーへの遅延だとかっていうのを表示してみました。
今はどういう感じの数字になってますか?
今は25とか35とか?
だいたい20ミリセックぐらいです。
これは東京のどこかに置いてあるサーバーなんですけど、やっぱ物理的に遠いっていうのもあるし、
他にいろんなルーターとかを経由してるので、さっき見た数字よりは10倍ぐらい遅くなってます。
で、これが行って帰っての数字なので、通話するには最低限はこのぐらいの遅延が絶対にあると。
で、さっきに比べると多分数字のばらつきも大きくなってる。
そうですね。早いときは15ミリセックとかだけど、遅いと30超えてますね。
で、さっき言ったような先に送ったはずのパケットが遅くなってるっていうのもこれでわかると思います。
で、今ですね、自分の家のWi-Fiは今2.4GHzかなって呼ばれている帯域のやつに繋いでいるので、
18:01
これに電波障害だったり、他のルーター、自分で管理してないところのルーターで障害が起こったらどういう感じになるのかっていうのを実験してみようと思います。
でですね、実は電子レンジは同じ帯域の電磁波を使ってるので、電子レンジ同時に使うと結構パケット落ちるんですよね。
ちょっとそれの様子を実験してみようと思います。
はい。
はい、電子レンジが動き出しましたね。
お、遅くなった遅くなった。だいぶ遅くなりました。
今の228だとか233だとか、結構たぶん遅延して、あとここに出てくるタイムアウトっていうのは、このパケットはどっか行っちゃったよってことですね。
どこにも送られなかった。
結構な頻度でタイムアウト起きてる。
なので、20とか21とか普通に遅れるときもあるんだけど、遅れるときはかなり遅れたり、もう届かなかったりするんですよね。
いや、結構な頻度で届いてない。
レンジは最適。
レンジ最適。
へえ、こんなに違いあるんですね。
パソコンから2メートルぐらい離れててもこのぐらい。
かつたぶんこの帯域で他にネットを使う、すみません、この帯域を使う電子機器って結構あるんですね。
Bluetoothとかもそうだし、どんな機器でも自由に使っていいよっていうふうに開放されてる帯域なので、結構ノイズも多いです。
なので結構ですね、こういうことはお家にも起きてますし、向こうの側のお家でも起きてるんじゃないかなと思います。
で、これ、こういうふうな理由で届く時間に差ができたりしたときに、他の向こう側ではIEOってこっち側で行って送ったはずなのに、
Iが届かないから、IEOを再生していいのかどうかを判断するために少し待つわけですね。
で、安定してるネットワーク、例えば10ms、20msとかでずっとずっと来てるネットワークだったら、向こう側も信頼して、
Iが届いてないけど、そんなに待たなくてもいいだろうなってなりますけど、結構ブチブチ切れたり、もうなくなっちゃったりしてるようなネットワークだと、
結構それが信用できないんで、一部ぐらい待たないといけない。
で、もうIはどっか行っちゃったんだ、なくなったんだってなったら、IEOを再生しなきゃいけないんだけど、待ってる間も相手側しゃべってますよね。
なので、IEOを再生してる間に、書きかけっこって次の言葉を言っちゃったりもしてる。
で、それをそのままにしておくと、自分と相手の間に時間差がずっとずっと生まれてきちゃうことになってしまうと。
21:09
なので、たとえばたまに会議とかしてると、相手が急に早口になったりしてますよね。
で、それはそういうことが起こってます。
なるほど、そういうことが起きてるんだ。で、それは遅れちゃった分を取り戻そうとしてるってなる。
で、たぶん僕がLINEの通話とかでたまに感じるのは、それは最後の手段というか早送りにしちゃうっていうのは最後の手段なんですけど、無言の時間があるじゃないですか。
無言の時間って縮めてもそんなに、音楽だったらちょっとあれですけど、会話の中だったら縮めちゃっても問題ないですよ。
なので、あいうえおのあが切れちゃったときに、うえおを普通に再生して、そのあとちょっとひとこきをおくところをもう縮めちゃって、かきふけこを再生しちゃったみたいな感じで、
あんまりことたぶん気にならないように調整するっていうことは、たぶん僕でも思いつくぐらいので、もうされてる会社とかはあるんじゃないかなと想像してますし、
実際に聞いてて、なんかそう起こってるんじゃないかなって思うことはありますね。
それはなんか何デシベル以上の音があったらみたいな感じになってないですか。
そのときもだって結局バックグラウンドノイズはあるわけじゃないですか。
だから常にノイズはあって、そこで声があるわけだけど、ここは無音ですっていう判定ってどうやってやってるんですか、そのインターネットで起こるとき。
それは想像でしかないですけど、デシベルを使うっていうのもありますし、声の特徴的な周波数だけ取り出して、
うるさいけど、これはノイズだから切ってもいいだろうみたいな判断をしているっていうのはあるんじゃないかなと思います。
ただ、ここはインターネットの性質というよりは、その上でどういうソフトウェアを動かすかっていう、各社工夫の違いがある部分なので、
僕は想像でこういう感じで作ってるんじゃないかなっていうふうに語ることはできますけど、実際どうなってるのかはちょっとわからないですね。
ということなので、これでさっき言った光回線がいくら速くても、ズームが不安定になってしまうっていう理由はわかったと思います。
それは混雑してない回線を使えばいいってことですか、結局。
そうですね。混雑してないというよりは、安定して、遅いけど安定してるっていうのはあるんですね。
先ほどの数字で言うと、ずっと10ミリセックス間と0.01秒っていうのが理想ですけど、
例えばそれが100ミリ、200ミリかかる回線もあります。
代表的なのは携帯でテザリングしてるときって、どうしてもテザリングのための変換時間とか、携帯のネットに繋がる時間とかもあって、
100ミリセックスぐらい出ちゃうんですけど、携帯のテザリングって結構安定してることが多いんですね、実は。
24:03
特に携帯とパソコンをUSBで繋いだりすると、さっきの電子レンジみたいな電波の障害になるわけ。
なるほど、優先だから。
優先ですから。
なので、ずっと100ミリセックス。
そういう回線のほうが、実はデータを送れる量は少ないけれども、
ズームとかそういうリアルタイム性が求められるような用途では安定して聞こえる。
なるほど。
ずっと100ミリなので、特に順番が入れ替わるタイプとかもする必要はないし、っていうのが起こり得るということですね。
ネットは早いっていうときは、分散は考慮してないっていうことになるんですか?
基本的には分散は考慮してないです。
マックス?
はい、マックスの数字だし、パケットロスっていう、さっき言ったなくなっちゃうっていうのも、基本的には考慮してないと思います。
なるほど、なるほど。
それは調べる方法あるんですか?それは、どれが安定してるか。
いい質問ですね。それはですね、ぶっちゃけて言うと、光回線だとか、普通に売られているという契約できる回線って、すごくこれは悪いっていうのはあんまないと思います。
基本どれでもいい。
で、なんか聞いたことあるのは、インターネットと言いつつ、無線を使っているような会社。
名前を出すのはあれだけど、名前を出すなら公平にたくさん出しますけど、
例えば、アイマックスとかソフトバンクエアとか、AUドコモも似たような、携帯の回線を使うインターネット。
家に据え置きだけど、携帯の電話を使う、回線を使うのはあります。
で、そういうのは結構パケットロスが多いというデータが見たことがあります。
そうなんですね。
で、それは携帯だから、携帯電報を使っているからっていうのもありますし、
どうしても人気だというか、
いろんな人が使ってる。
待機が限られているときに、もうどうしようもないと、たくさんリクエストが来ちゃうけど、
もうこれは処理しきれないねってなったときに、
もう最終手段は、基本的にはまず端末に、ちょっとこれ処理しきれないから、データのレート落としてよって言うことができるんですね。
その服装制御って言って、服装っていうのはもういっぱいいっぱいだよって。
いっぱいいっぱいになったら、送るレートを下げてねって制御する方法はあるんですけど、
それでも間に合わさなくなっちゃったときに、もうパケットロスをさせるって最終手段があります。
で、それを使わざるを得ないような、混雑したネットワークっていうのは、
そういう品質が落ちてしまいがちというのはあると思います。
あの、テザリングは安定してるけど、そういうのは安定してないっていうのはどういうことなんですか?
それは、そうですね。
テザリングは安定してる時間帯は安定してるって感じですね。
だから、夜になってくると遅くなるとかっていうのは全然あるよと思います。
テザリングだから携帯電話だからっていうのは、そこまではないんですけど、
27:05
例えば電子レンジのある関係の光回線のWi-Fiよりはテザリングの方が早いっていうときもあるし、
逆の場合、例えば夜中でみんな携帯使っていて混雑してるけど光回線なら早いよっていう、
そういうふうな状況っていうのはあり得るっていうことですね。
なるほど。
はい。なので、速さだけではなく、そういう遅延だとか、
ジッターっていうんですけど、届く時間がどのぐらい分散があるのか。
それはジッターっていうのは公開されてるんですか?ネットワーク比較みたいな。
ジッターは、そうですね。おそらくそんなに公開はされてないんじゃないかな。
そうですよね。速さの値ってみんな出してるけど、どれぐらい分散があるかってあんまり出てないから、
で、そっちのほうが大事ってことですよね。つまり、うれしいには。
そういう場合もありますね。
でも、おそらくみなさんがイメージされるインターネットの使い道といったら、
どっちかというとリアルタイムじゃないほうが圧倒的に、少なくとも今までは多かった。
そうですね。今、急にリアルタイムに使い道が増えてきて、
私みたいに普段そんなにコンピューターの中身まで考えない人たちも、
コンピューターの仕組み依存のそういう面白い現象、
めっちゃ早口喋ってるとか、逆に誰か止まっちゃってるとか、
そういうのをたくさん目にすることが増えました。
すごい、そういう仕組みだったんだってなりました。
ちなみに電話ではそれは起こらないですよね。聞いたことないですね。
確かに。なぜですか?
それはなぜかというと、電話は圧倒的に非効率だからです。
すごく贅沢に回線を使ってるんですね。
ほぼ専用の回線って言ったらちょっと語弊があるんだけど、
基本的には最優先で、どんだけデータが無駄になってもいい、
回線が無駄になってもいいので、
この人とこの人の間を音声を絶対につなぐっていうような仕組みになってる。
今電話って言ってるのは固定電話の話ですか?
固定電話の話です。
でも携帯も基本的には同じような仕組みの上で動いています。
厳密にはIPVOLTかな、LTE上で通話するっていうのがあるので、
ちょっと僕の携帯に関する知識とちょっとずれちゃうかもしれないんですけど、
基本的には電話っていうのは非常に優先度が高いような仕組みで動いているので、
逆に言うとインターネットに比べるとかなり非効率です。
どのぐらい非効率かっていうと、
てかどのぐらい電話に必要なデータ量が少ないかっていうと、
今普通のインターネットって例えば100Mbpsとかってありますけど、
電話は多分56kbpsとかあれば全然できちゃう。
30:00
なので多分どのぐらいかな、1000分の1以下。
だからめちゃめちゃ遅くていいってことですね。
同じ回線を使えば、実際にそのうちのマンションのインターネットっていうのは
同じ電線を使ってるのでその上に100Mbpsのデータ流れてるんだけど、
電話をかけるってなったらその上で56kbpsで通信しなきゃいけないっていう。
だから1000倍非効率な仕組みを使ってるからこそ、
そういうあんまり効率的に詰め込まなくていい、
さっき言ったみたいなIPみたいな仕組みのネットワーク通らなくていいからこそ、
安定した通信ができる。
効率性と安定性っていうのは結構なかなか満たしにくい2つの要請なんですね。
今までは基本的にそういったリアルタイム性のあるものを安定なネットワークでやって、
非リアルタイムなものをインターネットでやったからよかったけど、
リアルタイムがどんどんインターネットのほうにやってきて、
今はもうほとんど電話使わなくなりましたよね。
かなりもうZoom会議とかオンライン会議のほうが日常的に使う機会が増えてきた人多いと思うんですけど、
やっぱり動画と音声と両方送ってって感じになるんで、
やっぱりちょっと遅延とかは目立ちやすくなりますよね。
そうですね。
あとは今回はですね、あまり複雑にしないように触れなかったんですけど、
もちろんクライアント側というかパソコン上での遅延も含まれてくるとさらに楽しくなりますね。
やっぱりバーチャル背景とかってすごく重たいというか、
コンピューターにさせる機能としてはあれになるんですよね。
そうですね。バーチャル背景使ってコンピューターのCPUがよりたくさん使われていると、
余計に遅延の原因になるっていうのはあると思います。
ただネットワークの部分だけでも結構影響があると。
それがわりと電子レンジみたいな身近なものにも干渉されるし、
時間帯によっても全然違うし、
なので結構いろんな要素があるうちの一つとしてネットワークの話を今日できたのかなと。
ありがとうございました。すいません。ちょっと時間帯の話、ちらってあったんですけど、
やっぱり夜の方がなんとなく混んでるとかそういうのあるんですか?
そうですね。たぶん携帯の話で言うと、携帯電話のネットワークが一番混むのは、
お昼時と夕方から夜にかけてと言われてます。
光回線みたいなインターネットがどうなのかっていうと、
ちょっと今すぐデータはないのでわからないんですけど、
だいたい同じぐらいなのかなどうでしょうね。仕事で使う人も多いから。
最近はね、昼間に仕事でオンライン会議する人がすごい増えてると思うんで、
33:00
そういう意味では昼間のインターネット。
実は昼間の方が混んでるっていうのもあるのかもしれないですね。
確かに。
そんなところですかね。
他に質問はありますか?
大丈夫です。
あとは?
あ、じゃあ質問なんですけど、
YouTubeみたいな一方的に、YouTubeでもネットフリックスでもなんでもいいけど、
一方的に動画を見るのと、今回話題になってたオンライン会議みたいに、
双方向でやり取りするのと、どっちがどれぐらい食うとかあるんですか?
コンピューティングパワーって、インターネットの…
インターネットの帯域?
帯域をどれぐらい食うのか。
やっぱりパケットの送料で言うと、送る量で言うと、
YouTubeみたいな動画を、特に高解像度の動画を受け取る方が、たくさん消費することになると思います。
なんですけど、YouTubeに関しては、結構リアルタイムじゃなくていいので、バッファーを取れるんですね。
YouTubeって基本的に先読みしてるじゃないですか、プログレス版とかでビビビビって出てくる。
あれはたぶん10秒から何十秒、それもインターネット速さによるんですけど、
このぐらいあったら安定して再生できるよなっていうようなものを先読みしてるんですね。
そこに関しては、別に信頼性が落ちようが、たくさん送れれば、最終的に通じてしまっていれば、
送り方はどうでもいいんですね。
どのぐらい送れてもいいし、どのぐらいじった、さっき言った揺らぎがあっても、
もしくはパケットがなくなっちゃって、また送ればいい話なので、
そういう意味ではそこに関する要請は結構低い。
繋がっていれば大丈夫みたいな感じですね。
そういう違いが結構あります。
あとは、逆にYouTubeみたいな、YouTubeもそうですし、
テキスト中心のウェブページみたいなサイトだと、結構エラーに弱いんですね。
HTMLのウェブサイトを書いたことがある人ならわかると思うんですけど、
1文字ちょっと違っただけで全然表示崩れちゃったりとかするんですね、平気で。
例えば会話だったら、会話のうちの、例えば40万分の1秒がピコってちょっと変わっちゃっただけでも、
別に大体は聞き取れるんですけど、
YouTubeの動画は、動画も多少大丈夫なのかな。
Wikipediaみたいなテキストのページに関しては、絶対にエラーが起こってはならないと。
より確実な点数が求められているので、その場合にはさっき言ったみたいな、
TCP、UDPじゃなくてTCPっていう別の方式を使うことになります。
そういう意味でも、結構そのネットワークの使われ方っていうのには違いがあるってことですね。
36:01
サービスに合わせてそれぞれそういうネットワークの特性をうまく使ってっていうことですね。
なので、どっちが負担をかけている、どっちが混雑しているっていうのは一概には言い切れないところはありますね。
なるほど。ありがとうございます。
じゃあ今日はそんなところですかね。
そんなところでしょうか。
はい、ありがとうございました。
じゃあ、もしこのような質問がまたあれば。
確かになに。
今日はWeb会議の仕組みということで話してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ぜひ感想など、ハッシュタグ、言語の中につけて教えていただければ嬉しいです。
それではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
36:53

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