1. 研エンの仲
  2. #1 研究者・エンジニアの情報..
2020-06-18 33:22

#1 研究者・エンジニアの情報発信の変化

「研エンの仲」は、神経科学の研究者AyakaとソフトウェアエンジニアRyoheiの2人によるPodcastです。科学やエンジニアリング、日常の話題についても話しています。

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00:19
僕はエンジニアをやっていて、 Ayakaさんは研究者をやってるんですけど、
2人で話してたのが、それぞれ別の業界なんだけど、 情報の発信の仕方、エンジニア、研究者それぞれの情報の発信の仕方が、
なんか似た変化があるんじゃないかなっていうことを話していて、 どういう変化かというと、
例えば、ブログとかツイッターとかテキストを中心とした発信があったと思うんですよね、エンジニア。
で、研究者も論文っていうのは基本的には唯一の発信方法だったと。
でも、なんか最近、例えばこういうポッドキャストもそうだし、 YouTubeで動画の配信を始めるエンジニアもいたりとか、
あと人によっては、なんか面白いなと思ったのは、なんかサロンを作って、
なんかサロンってちょっとうさむくさい響きがあるんですけど、 500円ぐらい、なんか儲けるとはまた違う感じの有料の会を作って、
その中で、基本的には5条ですよね。その質問に答えたりとか、 いろいろ助け合いの場を作ろうみたいな。
そういうクローズの場を作ってとかっていう人も増えてきたし、 カンファレンスを運営したりみたいなことをやってる人もいたし、
なんかテキストじゃない、なんか自分のプロフェッショナルとしての発信の仕方みたいなのが、 結構やってる人多いなって感じていて、
確かに。
なんか研究者の世界もね、なんか結構似た感じのことが起こってるんですね。
そうですね。最近結構そういう人が増えてきたなっていう印象があって、
すごい印象的だったのが、先日ねえちゃんに日本の研究者が論文を発表して、 それの解説を著者本人がYouTubeでしてたんですよ。
で、それがすごいわかりやすくて、いろんな人が、そのYouTubeの動画をきっかけに、
研究者もそうだし、研究者以外の人もそれで研究内容を知ることができるっていうの、 それってすごく未来だなっていうのを感じて、
なんか今までやっぱり研究って、英語論文が読めないとフォローできないっていう、 なんか傾向があったと思うんですけど、
なんかそれがすごくそういうメディアで、動画とか音声になることで一気に広まるなっていう感覚がありましたね。
なんか前からブログを書く人は多分いたんですけど、 それがまあ動画とか音声になることで、なんかより身近になったって感じがしますね。
なんかそういう感じの変化が多分お互いの業界であるかなっていうふうに思うんですけど、 なんかそれに関してどう思いますか?りょうへいさん。
03:06
ちょっと待ってくださいね。ちょっとエアコンの音がうるさいかもしれないので、一旦切りました。
そうですね。なんかちょっと前回、パイロット版の収録をしたときも話したんですけど、
我々結構テキスト型人間だったわけじゃないですか。 でも2人とも、今同時にYouTubeの収録を昨日したんでしたっけ?
そうなんですよ。実は先日10人ぐらいの近い業界というか、 神経科学の研究している学生のみんなで集まって、
なんかこう理解のあり方と高次元科学みたいなテーマで話をしたんですよね。
で、なんかそういう割とハイコンテクストな議論を飲み会っぽく、
友達数人でするっていうのを、最近私なんか何回かやる機会があって、
で、なんかこれがせっかく録音すればそのまま残るのに、流れてっちゃうのがちょっともったいないなっていうふうに思って、
それで昨日アップロードしてみたんですよね、その撮った音声を。
で、まぁこんなに参加した人以外誰も見ないだろうぐらいのつもりで思ってたら、
意外と反響があって、なんか見て面白かったって言ってくれてる人とか、
これ誰が喋ってるかわかんないみたいなコメントをくれてる人とかがいて、
私たちはあんまりこう、何だろう、自己紹介とかはしないで、もういきなり本題を話したから、
多分聞いてる人からすると誰が何喋ってるのかよくわかんないと思うんですけど、
内容自体はすごいいろいろ面白かったっていう反応をTwitter上でもらって、
なんかこういう発信の仕方ってあるかもしれないなっていうふうに最近思い始めました。
僕もこうやってポッドキャストをしてみようみたいな話もしてるし、
なんかだから不思議ですよね、テキスト派の人間なのにみたいなのもあるけど、
なんか一方でこういうこの音声だとか動画だとかの方が、
むしろ話しやすい、発信しやすいみたいな話も増えてきてるんじゃないかともきっと思う。
思ってるからこういうことをしてるわけですね。
それはなんか何なんだろうなっていう、ちょっと不思議ですよね。
私が少し思ったのは、なんか議事録みたいなのをその時作ってたんですよ、
そのなんというか話しながら。
で、最初その議事録だけを公開するつもりで、音声を公開するつもりはあんまりなかったんですけど、
やっぱりこう文章をちゃんと作るってすごい大変なんですよね。
なんか別にこれ本当に仕事でもなんでもないし、プライベートの議論を外に出すだけだから、
06:05
これをすごい文章を遂行して外に出すのって結構大変だったんだろうなって思うんですよね。
特に議論3時間ぐらいになったんで。
ただそれをまあその記録して残しておけば、そのまま発信できるっていう、
なんかこうやっぱりこれを後でブログにまとめますって言ったら、
多分なんか1週間とか2週間とかなんかもっとどんどん時間がかかってただろうなって思うんですけど、
あのこうやって話をするっていうライブ感があることで、
なんかこうなんだろうな、サボらなくなるみたいな、なんかそういうのがあるのかな。
発信をサボらなくなる。
そうそう、発信をサボらなくなるっていうのがあるのかなってちょっと思いました。
確かにね、なんかテキストってなんかすごく趣味一貫してなかったりすることが目立ちやすい。
だよね、で、話してることをもとにそのブログ記事を書こうとすると、そういうことがすごく目立っちゃうし、
まあだからやっぱブログツイートとかってすごくハードルが高かったり、
なんかこうなんだこういうことを思いついたとかこういうことが言えるんじゃないかみたいな、
アイデアレベルの話でも、なかなかその発信することがハードルが高く感じてしまうんだけど、
確かになんか人間ってこうトークを聞いてると、あんまりそのなんだろう、感覚が働かないというかさ、
あの、とことこって実は矛盾してるよねみたいな話を結構多分してるはずなんだけど、
でも話を聞いてると結構すんなりスッと入ってくるっていうのがあるよね。
それはあるかもしれないですね。
いや、それはなんか意見でもあって、なんかその動画というか、
あの、議論を聞いてくれてた人が、ツイッター上の議論から始まってるんですけど、
ツイッター上の議論を読んでた時は、ちょっと交渉すぎてよくわかんなかったみたいな感じ。
でも音声だったらスッと入ってくるっていうコメントがあって、
あ、それって確かにそういうのはあるかもしれないなって思いましたね。
あと、まあ個人的には会話の方が聞きやすいっていうのがある気がしていて、
なんだろう?
そうだよね。俺もなんかいろいろポッドキャストとかを聞いていても、
なんか一人が喋ってるタイプのやつと、会話を流しながらこうやってるタイプの人と、
まあ、こういうポッドキャストみたいな感じの、まあ、2パターンあるんですけど、
まあ、なんだろう、会話の方がはるかにやっぱり聞きやすいっていうのかな、なんだろう。
理解しやすい気がする。
そう、確かに。なんか、程よく多分会話が切れるっていうか、
こう、一つ一つの言いたいことが切れるから、
キャッチボールみたいになってる方が聞きやすいなっていうふうに、
09:02
もう、自分が聞く側としても思いますね。
なるほどね。
うん、まあ、じゃあその音声のメリットみたいのはあるよねみたいな話として、
まあ、でも、とはいえ、その、例えばテキストで良かったことって検索性があって、
アーカイブ性が高くて、なんだろう、論文で言うと引用できるっていうのは、
まあ、当然その論文にしか今のところはないメリットですよね。
研究業界で今、YouTubeとかで解説したりとか、ポッドキャスト、ポッドキャスト引用する人はいないかもしれないけど、
そういう発信を振ってても、さすがにそれが、なんだろう、
ボイがついたりとか、引用可能な形になるってことはない?
うーん、まあ、ちょっと考えづらいですね。
まあ、なんというか、もともと学会っていうのがそういう存在だったと思うんですよね。
で、最近はそれがオンライン学会になって、
で、オンライン学会だと結構時差の問題とかもあるから、
じゃあ、それはオンライン学会でトークしてる人の講演を録音というか録画して、
で、それをYouTubeとかで見れるようにしようっていうのは、世界中で今そういう動きがあるんですよね。
で、だからといって、じゃあそれを引用してどうのこうのってなるかっていうと、ちょっと難しいなって気がしていて、
だからあくまでも、昔の学会が持ってた機能と同じように、
プレゼンテーションを聞くことによってより相手の研究を理解できたりとか、視野が広がるとかそういう方向で多分存在していて、
蓄積するっていうのは結局テキストに頼らざるを得ないっていうのが現状かなっていうふうに思ってます。
ただあくまでもそれは割と現状の話で、
今は自動アノテーション系の技術ってすごい進歩してるじゃないですか。
で、そうすると書き起こしができるようになるわけですよね。
で、書き起こししたYouTubeに大量にニューヨーク大説の講演の動画が上がっていったとして、
その後それを書き起こして、その文章が将来引用されるようになるみたいな。
それはなんか近い将来なくはないのかなっていう気はしますね。
なるほどね。
ただ喋ってる側がどこまで引用に足るというかさ、
どういう強度で喋ってるのかって人それぞれだから、
なんか人によっては、講演で喋った内容の気がして、この人はこう言ってたから論文に引用されますっていうことを、
なんと、良いこととしない人がいるっていうのは想像している。
それは本当にそうだと思う。
どっちかというと、メタアナリシスをして初めて使えるようになるってイメージかな。
この人がこう言ってたからっていうよりは、なんか動画、この、なんだろう、このカンファレンス全体で議論して、
12:06
特に小、小さなワークショップとか文化会って、複数のトークの人たちが同じようなテーマについて話したりするわけじゃないですか。
そういうのをメタアナリシスして、じゃあこのワーキンググループでの議論ではこういう感じの結論に至りますよねみたいな。
感じで、ここの研究者が何て言ったかっていうその一言一言を引用するっていう感じではなくて、
議論全体としてどういう結論が導かれたかみたいな。
なんかそういう、以前やられてたカンファレンスレポートみたいなのってあるんですよ、そういう。
カンファレンスでこのワーキンググループはこういう話をしてこういう感じの結論に至りましたみたいな。
で、それが自動的にできるようになると、もうちょっと、
こういう音声、動画、メディアが蓄積というか、人類の血の蓄積にも何らかの影響を与えることになるのかなと。妄想ですけど。
いやどうだろう、なんかそのメタアナリシスからどういう結論を導くかというところには、なんかかなりの支持性が入りそうだし、
それを含めて自動化するっていうのは、どうなんだろうね、あり得るのかな。
まあ、この何年の学会ではもうすでにこういうアイディアは語られていたみたいな感じで引用されるみたいな感じを意味しているってことだよね。
まあそうですね、そんな感じ、まあだからデータとかファクトとかっていうよりは、もう本当に主張レベルの話になってくるけど、
まあこういう形で合意形成されてましたよねみたいな感じで、引用するっていうよりはこういう蓄積があって、
次新しく誰かが何かを考えるときに使えるものとしてっていうイメージですかね。
なるほどね、まあなんか例えばものすごい新しいと思っている実験アイディアを今持っていたとして、それと似たことを誰かが過去にカンファレンスで話して、
でも何か多分失敗していたとしたら、それは知りたいですよね。
で、それは何かそういうアナリスを通じてアーカイブ性がもし出てきたとしたら、まあそれはそういう人にとってはすごく有用になるかもしれないですね。
なんかそれはまた引用とはまた違う形の積み上がり方かもしれない。
だから何か今までの学会は別に引用のためにやるっていうよりは、参加者が新しい実験を考えたりとか、
そのどっちからかというと未来への投資のためにやるっていうイメージだから、
まあ必ずしもちゃんと蓄積物として残すっていうよりは、そうじゃないけどもうちょっと検索性があったり、
こう次新しく何か考えるときに使えたりっていうそういう方向なのかなって思います。
だから論文の代わりにはならないけど学会の代わりにはなるみたいな。
15:03
なるほど。
じゃあ何かクローズのポッドキャストがいっぱい出てきて自由に参加できるようになったら、実は学会いらなくなる説。
そうですね。まあ実際今後どうなっていくのか、今はかなり学会がオンラインになってるんですけど、
それが今後どうなっていくのかなっていうのは多分みんな注目しているところだと思いますね。
まあそういうハイコンテキストな会話がしたいから学会に行くみたいところもあると思うし、
もちろんね、そういう具体的な研究のトークが聞きたいからっていうのももちろんあると思うけど、
なんかそっち側は実はもっとこういう、それこそZoom飲みみたいなバージョンの会話がたくさん他の研究者とできるとしたら、
なんかそれである程度は満たされていくというか、
そうですね。
関心の合う人たち同士で話せるから、その方がいいかもしれないみたいなのはあるかもしれないですよね。
だからそれがこうなんだろ、Zoom飲みみたいな感じだと本当に元から知り合いの人しか誘えないから、
なんかもっと広い範囲でマッチングができるようになれば、それこそ学会みたいになるのかなっていう気がします。
この前、私実際、オンライン学会に参加した時に、一応ソーシャルあるんですよね。
で、1000人ぐらいいる学会だから、全員じゃ絶対しゃべれないじゃないですか。
だからブレイクアウトルームに4人ぐらいずつでポポポンって飛ばされて、一応どのテーマに興味があるかってことで、
なんか8つぐらいの部屋に分かれるのかな、テーマごとに分かれて、
そうするとだいたい1個のチャンネルごとの参加者が100人以下ぐらいになるから、
その100人ぐらいをブレイクアウトルームにポンポンって放り込んで、いきなりはじめましてってなって、
しゃべるっていう。
だいぶハードル高そう。
ちょっとハードル高かったし、結構、なんだろう、コミュ力強い人が誰かいないとちょっと厳しいんですけど、
だから1日目は本当にみんな無言で退出しちゃって、
で、
なんなんだ、それは何の時間なんだ。
うん、でも2日目はみんな慣れたのか、あとちゃんといい感じにまとめてくれる人がいたんで、
割と本当に世界中の研究者と、こういうこと興味あるんだよね、みたいな話をしたり、
Zoomのみでいい、Zoomのみというかオンラインでいいことはもうその場で論文とか送り合いながら話したりとかできるんで、
結構それは良かったですね。
なんか学会に行ってもあんまり、すごいポスター発表の時以外に新しい人に話しかけるのって結構勇気いるけど、
まあ、そういう感じだったらね、話せるし、
18:02
ポスター発表の形式も面白かったよね。
それぞれ部屋があって、
そうそう、それぞれ一人一人にZoomのURLが割り当てられていて、そこに参加して話すみたいな感じで。
普通の学会のポスター発表だと、こう、ね、ポスターの前にちょっと笑った人が集まってて、
そこになんとなく興味がある感じで、こう並んで人の順番を待つみたいなことをやってるけど、
なんかそれとほぼ同じようなことが、ちょっとZoomでもできたっていう。
そう、いや、それ良かったのは、だって、こう、なんだろ、ポスターの周りに集まれる人数って限られてるじゃないですか。
限られてるね、物理的にね。
物理的に、私たぶん最大人数は5人とかだと思いますね。
あの、一度に話ができる相手って、それ以上はたぶん話せないけど、
でも、Zoomだったら10人とか20人とか、まあ、もっといても、まあ、質問の順番待ちだけちょっと大変だけど、
まあ、こう、発表するだけだったら、それぐらい人数に対してポスター発表できるんで、
まあ、なんか、そういう意味ではメリットあるなって思いました。
なんか僕ら、僕らの共通の友達がVRの研究してて、VRの学会にバーチャル参加した話をたぶん聞いたと、
2人とも聞いたと思うんだけど、あれも面白かったよね。
なんか、ソーシャルの時間はVRの学会だから、VRワールドにみんなで入って、
で、そこで、VRワールドってどういうことかっていうと、
自分がアバターを設定して、で、自分がそのキャラクターになって、で、空間を動き回るわけですけど、
なんかちゃんと音も、なんだろう、音の伝わり方も再現されてて、
話せる人に近づくと、その人の声だけが聞こえるようになるので、
その同じ部屋、空間にはたぶん何百人とかいるんだけど、
その中でも近くにいる人の会話しか聞こえなくなってるから、
かなりパーティー、バンケットに行ってるみたいな体験ができるんだよね。
そこでは別に普通にソーシャルしてただけで、ポスター発表してたわけじゃなかったんだけど、
そこまで再現するのかっていうのはちょっと聞いてて面白かった。
え、その話聞いたっけ?
あ、なんかチラッと聞いた気がするけど。
そうそう。
たくさんの人はなかなか英語ネイティブじゃないっていうのもあるし、
もともと小魅力強い人同士が喋ってる中に切り込んでいくのはリアルでもできないのにだから、
リアルだと余計な可能性が伝わらないから。
そういう意味ではもうわけわかんないけど、全然知らない。
同じテーマに興味があるって言って集まった人たちを
ブレイクアウトルームに放り込むのは結構良かったと思います。
強制的に4人とか小人数にさせられたら、
黙るっていう選択肢がほぼないから、
21:03
誰から話す?みんな1回ずつ話すみたいな。
そんな感じですね。
だから結構ね、いいところも悪いところもあるとは思うんですけど、
でもどちらにせよ変化が起こってるのは確かかなっていう感じはありますよね。
そういうエンジニアにしろ研究者にしろ、
かなりハイコンテクストというかニッチな分野のことでも、
動画や音声で発信していくみたいなのはすごい。
なんかこれは、このトレンドはそんなにリアルに交流できるようになっても
戻らないんじゃないかなっていう気はしますね。
なんかもともとうっすらYouTubeに出てくる画像なんだろう、
コンテンツの幅がすごく最近広がったっていうのはかなり見たけど、
それがコロナによって割とさらに加速した感じがあるんで。
本当にいろんな人が、今まで動画を上げてなかったような人が喋ってる様子だとか、
ゲームしてる様子みたいな配信する人も増えたと思うし、
なんかより専門的な話をする人も増えてきたのは面白いなとは思うよね。
そうですね。
僕らもそのうちの一人なんで。
ははは、確かにね。
この収録はリモートでやってます。
ああ、そうですね、確かに。
なんかディスコードを使って普通に同じ部屋に入って、
それぞれのパソコンで録画したものを後で繋げて編集するっていう感じで。
これなんか非常にやりやすいよね。
なんか全然リモートでもこうやって収録できるっていうのはいいですよね。
そういうティップスがもうなんか溜まってきてるっていうのもあるし。
そのところかな、話したいこと全部話した?
だいたい話した。
まあ何だろう、多分発信する人にとってもう一つの関心事ってなるのはリワード?
その発信することによって何が得られるのかっていうことが、
多分さすがに全くないとみんななかなか発信しなくなっちゃうっていうのはあるよね。
TwitterだったらTwitterのフォロワーが増えて、
ある種のインフルエンスというか影響力が手に入るっていうのはあるし、
YouTubeだとサブスクライバーも増えるっていうのもあるし、
それがダイレクトにマネタリズできるっていうのも結構革命的。
そのおかげでそれを生活の糧にして生活できる人が増えたから、
24:02
こんだけコンテンツ増えてきたっていうのもあるし。
どうなんでしょう。
なんか研究者の人にとってはそれはちょっとネックなのかなと思うところで、
みんな論文書くのは引用されて行跡になるっていうのもそうだし、
広い意味でインフルエンスを持つっていうことができるから、
たぶんみんな論文をまずは第一に考えると思うんですけど、
どうなんでしょうね。
なんかそういうのがなくても長期的にエコシステムとして続いていくんですかね。
あ、その動画配信とかっていうことですか。
いや、それは最近何か関連する実は論文が出ていてですね。
ある論文に関してツイートしたかしてないかで引用数が変わるっていう、
そういう介入試験をやった論文が出てて、
つぼやかれた論文の方が4倍ぐらい引用されるのかな確か。
で、やっぱり研究者もアテンションを触れる範囲って限られてるので、
この研究面白そうだなとか、やっぱりこの研究、この論文読んでみようかなって思う情報のソースとしてツイッターとかが使われることって結構あるんですよね。
だからやっぱりそれがYouTubeだとしても、何かしらの方法で知ってもらうことで、
より引用されやすくなるっていう方向あると思うんで、
だから、論文を最終的に引用されるためにも、よりそういうメディア系の露出も増えるみたいなのはあるのかなっていう感じがしますね。
面白いね。僕の一番最初にした質問っていうのは言い換えると、
YouTube、論文の解説をする、YouTubeを上げる研究者が増えているとはいえ、
それって単にその人がやりたいからやってるだけで長期的なトレンドになるの?そういう質問になったんですけど、結論としては、なると。
で、YouTubeで論文を理解しやすくすると、引用数も増える。
そうなんですよね。
それは非常に面白いよね。
いいこと悪いとこ、両方あるかなと思っていて、
やっぱり、YouTubeとかに映えるやつって一般を受けやすい研究内容だったりとか、
それこそTwitterとかで拡散されやすいのも、そういう見出し、タイトルインパクトがある論文とかあったりして、
それが必ずしも、そういうものばかり広まるのが必ずしもいいことなのかなっていうのは思います。
なんか地味だけど、でも科学の進歩には大事な研究ってたくさんあるんで、
そこがすごい、それをYouTubeとかで発信して、そういう論文が増えるみたいな、バズりやすい論文が増えることによって、
27:03
ちゃんとした研究が目立たなくなるみたいなことになったら、ちょっとそれは悲しいなっていうふうに思いますけどね。
いや、ここら辺りというか、ちょっと聞いたことあるような気がするな。
僕は学部総修士でコンピュータヒューマンインターフェースの研究をする研究室に、ちょっと別の研究室なんですけど、
2ついたんですけど、それで見てると、やはりそうですね、何だろう、サムネゲーみたいなことを走る人もいるんだよね。
本当にたくさんの論文が世に出るから、みんなザッピングして、興味のあったり、自分の研究に関連しそうなものを読むわけじゃないですか。
全部をやっぱり目を通すことはできないので、そうなった時に、戦略として、ちょっとこれは何なんだろうって思わせるようなアブストラクトタイトルとか、
あと論文のサムネイルとかで、グラフとかをたくさん使う業界では正直そこまでないので、作ったものをどう見せるかって結構工夫の違いがあるというか、
逆に言うと見せ方勝負的になってしまうところもあったりはするんだよね。
必ずしもそういう側面だけではないんだけど、そういうことをしてる人は現にちょっといたりはすると。
で、それはどうなんだろうねみたいな話もあったし、もう一つ聞いたことある話で言うと、機械学習系の論文ってものすごいたくさん、いまレッドオーシャンって出てて、
あまりにも数が多すぎるから、わりとツイッターのフォロワー勝負みたいな感じにならざるを得ないようなこともあるというか、
だからみんなわりとツイッターを頑張って運用してるらしくて、もともとしてなかった人でも研究者アカウントみたいなの作っててのはあるらしくて、
なんか考えさせられる話。
それはちょっと考えさせられる話だね。
でも、じゃあ実際、理想論としてみんなすべての論文を読んで、現実的にどのぐらい科学を積み上げたか、そのインパクトの大きさで勝負しようっていうことは言えるけど、やっぱり難しいわけだよね。
やっぱりそれが分野によっては難しかったりするっていう感じなのかな。
いやー、なかなかあれですね、いい面ばっかりではないっていうのが、なんかね、後半の話で感じましたね。
そうなるかな。
いいことではあると思うんですけどね、そういういろんな表現の仕方で、成果が、専門的なことの成果も広がっていくっていうこと自体はすごいことだと思っていて、
30:01
でもやっぱり、どっかで人のアテンションをどれぐらい奪い合うかみたいな感じになっちゃうのは、ちょっとね、何のためにやってたんだろうって感じで、目的を忘れてはいけないなって感じがしますね。
テキストのそういう理想論的なところにこだわれるところは利点としてあるからね、論文だけが評価される世界であったら、そういうハックはなかなか使えなくなるわけで、そういう世界でたくさん引用されている論文っていうのは、きっといい論文だろうっていうのは仮定できる。
けども、そうじゃない、もうツイッターでもYouTubeでも何でも使ってアテンション取りまくれみたいな感じになった時に、果たしてそれが理想の研究の世界なのかとか、難しいところはありますね。
エンジニアリングでは結構それはもっと多分顕著にはなってるのかな。オープンソースのライブラリーとかも本当に優れたライブラリーが生き残っているっていうよりは、やっぱりみんな話題になってるものについていきたいっていうのももちろんあるし、それがメンテナンスされ続けるかっていうことにも興味あるから、やっぱり誰が作ってるか、どういう企業がどういうモチベーションで作ってるのか、
それは無償なのか、それともお金がもらえるモデルなのかって、結構中身以外の部分にもともと傾向として重視する傾向があったところ、業界なので。
まあでも、そうですね。テキスト以外のいろんな発信方法が発達していくことで、その傾向もしかしたら強くなるのかもしれない。
確かに。だからその辺をどう、こういう新しい発信の仕方が増えたことで、ある種のノイズも増えるっていうことだと思うので、
どうやって本当に質の高いものを残していくかっていうのを同時に考えなきゃいけないのかなって感じがしますね。
じゃあまあ、ちょっと予定より長く話しちゃいましたけど、このポッドキャストではこういう感じの議論を、特にダラダラときに白熱した議論をこうやって配信していこうと思うので、よかったら次回も聞いてください。
ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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