悩みの視野狭窄
はい、こんにちは、カズです。今日は、悩みは思考の視野狭窄から生じている、というタイトルでお話ししたいと思います。
えっと、悩んで不安になっている時とかですね、まあ結構ね、誰にでもあると思うんですけど、こういう場合、ほぼ100%思考の視野狭窄に陥っています。
思考の視野狭窄っていうのは、狭い、限られたものしか見えてない視野が狭くなっちゃってるっていうことですよね。
そう、悩んでぐるぐる煮詰まって考えている時とか、焦ってね、不安があって、あわあわどうしよう、みたいな時って絶対に、ほぼ100%
こういう感じになっています。思考の視野狭窄ですね。 例えばですね、
あの、ブラック企業で、本当は辞めたいんだけど、なかなか辞めれなくて、ついには鬱になっちゃったりとか、
最悪ね、過労死とかしちゃったりとかですね、まあこういう、ありますよね、こういうケースが実際ね、こういうのはもうめちゃめちゃ確実に視野狭窄に陥ってますよね。
まあすごい代表的というか典型的な例かなと思うんですけど、人生の中で仕事っていうのは別に全てじゃなくて、人生の一部分、一領域に過ぎないわけですから。
ね、だからそれで自ら命を断つっていう選択をしちゃうっていうのは、すごく本末転倒感があるっていうか、
まあ視野が狭いですよね、だから。 冷静な時は普通にね、みんな素直にそう思えると思うんですけど、いざそういう状況に立たされると、そういう状況に陥っちゃうと、それが分かんなくなっちゃうってことなんですよね。
だから、平常時と違うんだっていうことをまず意識してほしいんですよね。
そういう自分が苦境に立たされている時、不安で焦っちゃってる時っていうのは、普段のパフォーマンスじゃないんですよ。
パフォーマンスが低下しちゃってるんですね。冷静に物事を考えられない状態に自分がなっちゃってるんだっていうことなんですよ。
その証拠にですね、悩んでる時にはあんまり良いアイディアはなかなか自分で浮かばないけど、だから悩んでる時っていうのは自分でなかなかそこの悩みっていうものから脱出できないんだけど、
例えばね、他の人が自分に悩みの相談、こんなことで悩んでるんだけどどうしたらいいかなっていうふうに相談してきた時には、結構ね、その状況を客観的に見ることができて、
それじゃあこうしてみたらいいんじゃないっていう感じで冷静にアドバイスができると思うんですよ。
友達の悩みだったら結構冷静に見れるじゃないですか、みんな。
だけど自分の悩みは突然そうじゃなくなっちゃうんですよね。これどういうことかっていうことなんですけど、
これは不安とか焦りとかっていうすごい周波数の低いものですよね。そういう不安とか焦りとか恐れが、そういうものに頭が支配されて抽象思考ができなくなってるからこうなります。
抽象思考できないっていうのはつまり、IQが下がってるっていうことなんですよね。普段よりもIQが下がってるわけなんですよ。
これすごく僕も経験があるのでめちゃめちゃ実体験としてわかるんですけど、
昔の、以前の音声で自分が挫折体験をしてすごい辛かったよみたいな話もしたんですけど、
その時の職場環境で自分が発揮してたパフォーマンスってめちゃめちゃ低かったんですよね。
すごくなぜなら恐れとかでガチガチで固まってIQが下がってて、すごいポンコツ社員みたいな状態にその時になってたんですよね。
でもそれはその一時的にそういうパフォーマンスが下がってただけで本当の僕のパフォーマンスじゃなかったんですよ。
本当はね、今ならそう思うんだけど、ただ当時はわからなかったんですよね。
自分使えない社員だなぁみたいに思い込んでたんですよね。こういうことがわからなかったんで。でもそうじゃないっていうことです。
IQが普段より一時的に下がってるってことですね。恐れに駆られると。
なんでこうなるかっていうと、逃走反応っていうのがあるじゃないですか。
身体的反応と社会環境のズレ
戦うか逃げるか反応ですね。ファイトはフライトって英語では言いますけど、森の中で突然熊に遭遇した時には、こういう緊急時にはですね、例えば中傷指向を働かせて、
私が今熊に遭遇してこのシチュエーションというのは私の人生にとってどのような意味を持つのだろうかみたいに哲学しゃぶって考えてる場合じゃないじゃないですか。
そういう余計なことを思考してたら熊に食べられちゃいますからね。 だからそうならないように体っていうのはどう対処するかどう反応するかっていうと、こういう緊急時にはですね、
中傷指向をして論理的指向、中傷指向とか論理的指向っていうのを封印して、 これつまりIQを下げてってことですけど、
IQを下げてそういう指向をしないようにして、代わりに心臓がすごく早く動きますよね。心拍を早く動かして、血流の流れを血をね、手足の末端まで送り込むんですよ。
そうすると手足がよく動くんで、素早く逃げられる状態の体になるわけなんですよね。そういうふうに素早くモードチェンジするわけなんですよ、体っていうのは。
そういう状況に対応しようとして自動的にこうなるっていう、その反応のことを戦うか逃げるか反応って言いますね。
これがファイトオアフライト、戦うか逃げるか反応と呼ばれてるやつです。
で、そういうふうにその緊急時にはその状況に正しく対処するためにすぐに逃げられるような体にモードチェンジするっていう反応ですね。
これはだから反応なんで、もう自動でやることなんで体が選べないんですよね。
で、これは今回みたいなね、例えばのあのクマに遭遇したみたいなシチュエーションにおいてはすごく合理的な反応と言えますよね。
だって思考する時間を、なんかないからそういうものをすっ飛ばしてすぐに逃げられる状態にモードチェンジするっていうのはすごく合理的じゃないですか。
なんだけど、問題はですね、今の僕らはそういう原始自体みたいなサバイバルが求められている時代には生きていないっていうことなんですよね。
よく言われる話なんですけど、文明の急激な発展ですよね。その近代化とかですね、人間の生活レベル、文明レベルがすごいスピードで急激に上がったんで、そのスピードに人類の体の進化っていうのは当然追いつけていけないんですよね。
なので、まだそういうクマとか蛇とかそういうものと戦っている頃のね、サバイバルが必要な頃の原始時代の身体スペックみたいなものを内蔵したまま、その体のスペックのまんま文明社会を生きているっていう状況なんですよ、僕ら。
その頃のサバイブ時代の状況に最適化された、そういうスペックの体をそのまんま持って、僕らは今の高度な文明社会、グローバル社会、インターネットとかソーシャルメディアとかが発達している今の文明社会を生きているっていう、こういう状況にあるんですよね。
こういうわけなんで、外部の社会環境と僕らの身体的反応っていうものの間に大きなズレがあって、そこでいろいろ不具合が生じているっていう話なんですよね。
だからですね、僕らはなかなか実際にそんな日常的にクマに襲われるみたいな危険な社会には生きてないじゃないですか。
そんな危険はほぼほぼない、安全が確保された平和な社会にいるはずなんだけど、でも体はそこには最適化されていないんですよね。
だから、いろいろなシチュエーションでその本能的な反応が誤作動しちゃって、なぜか心休まらない、実際的な危険はないんだけどなぜか心休まなくてうつうつとしてしんどいっていう日々を送る羽目になってるんだっていうようなことなんですよね。
これはちょっと前にベストセラーになったスマホ脳っていう新章があるんですけど、その中で紹介されてた言葉で、これねすごい恐ろしい言葉なんでちょっと紹介したいんですけど、
スタンフォード大学の進化生物学の教授が言ってたセリフなんですけど、地球上に存在する時間の99%、動物にとってストレスとは恐怖の3分間のことだった。その3分が過ぎれば自分が死んでいるか敵が死んでいるかだ。
で、我々人間はと言うと、それと同じストレスを30年ローンで組むのだって言ってるんですよね。地球上に存在するほとんどの時間は、動物にとってのストレスの意味っていうのは、もうその非常時の3分間に限定された話だったんですよ。
動物にとってのストレスっていうのは、それは戦うか逃げるか反動が発動する、熊と遭遇したとか、そういう非常時に体は反応してアラートをウーウーって鳴らして、逃げて逃げ切ってフーって落ち着くっていう、それまでの3分間のことが動物にとってのストレスだったと。
だけど、今の我々はどうだ、それと同じストレスを30年ローンで組むんだって言うんですよね。
だから、支払いの迷彩を読んで溜息つくたびに、このままじゃお金が尽きて生存が危ういみたいになってるときにもう脳内でウーウーって、エマージェンシーのサイレンがですね、あなたの頭の中の扁桃体がヤバいぞヤバいぞって言いながら、エマージェンシーのサイレンを鳴らしまくってるんですよ。
それが、そのストレスを30年ローンという形で組むのが我々だって言ってるんですよね。これも、そら恐ろしい言葉だと思って、あの、ちょっと引用させてもらったんですけど、まあこういうことなんですよね。なので、すごく、まあそういうわけでいろいろ、
本当は、その、見た目は綺麗な、理想的な、整ってる、平和な世の中に見えるんだけど、実際の僕らがしんどくて生きるづらいのはそういう理由だよっていう話ですね。
で、こういうことなんで、このですね、悩んで不安になっているとき、焦って不安になっちゃっているとき、恐れに脳が乗っ取られてしまっているとき、こういうときにやるべきことっていうのは、何を考えなきゃいけないかっていうと、まず何を置いてもこれっていうのがですね、IQを回復させることなんですよね。
悩みを抱きやすい心理状態
つまり、デフォルト、フラットな状態に戻ること、これを大事に考えてください。
ね、この、あの、脳が恐れにハッキングされた状態で、まあ、わちゃわちゃ動いてもですね、往々にして、余計に自体がこじれていくだけなんですね。
なので、そういうときはあんまり動かないほうがいいんですよ。まずは気分を落ち着けて、なんかね、あの、お笑い番組でもなんでもいいから、ちょっと気分を持ち直して、気分転換して、まずフラットな状態を回復させることを目指してください。
で、そのようなね、フラットな状態に戻るため、回復するためには、ここで一つ原則っていうのがあります。
だから悩んだり、ふざがっちゃったり、焦ったりしちゃってるときに、やったほうがいい、やったほうがいいというか、こうするとそういう状態から抜け出すことができますよっていう一つ、これは原則なんで覚えておいてほしいんですけど、
中小度を上げて考えるってことです。言い方を変えると、今のその状況を俯瞰して見てみる、捉え直してみるっていうことです。これをやると原則なんで、原理的にIQを回復する方向に向かっていきます。
さっきね、戦うか逃げるか反応を起こしてると、中小指向はできないですとか言っちゃったんですけど、でもこれを意識的にやろうと意図することで、この状態っていうのが回復していくことになります。
トマベチ・ヒデットさんなんかは、普段からひたすら中小度を上げて考えろ、中小的に考えろ、トレーニングしろみたいにしょっちゅう言ってますね。
例えば、昔何かの本で読んだ話なんですけど、確かね、職場の環境で悩んでる人が富士山に登ってね、富士山頂からの景色を見た瞬間にそれがすごく綺麗で、その景色を見た瞬間に自分がすごく小さいところで悩んでた感じがして、
で、その自分の悩みっていうのがすごいちっぽけだなって思い知ってバカバカしくなった、みたいなことを何かの本で読んだことがあります。
で、なんでこういうことが起こるのかっていうのも、おそらくこういうことだと思うんですよね。
つまり、それはベースとなる次元が上がったわけじゃないですか。今まではその職場のちっちゃい環境の中でしか思考していなかったのが、富士山頂に登って景色を見渡した瞬間に、
それベースになった途端にその職場のちっちゃい自分のシチュエーションっていうのが相対的にすごいちっちゃくなるわけですよね。
そうすると、あ、なんかそこまで思い悩むことなかったよなーみたいに思えるってことですね。
なので、そう、悩んだ時とか不安になってしまった時は抽象度を上げて考える。今の状況を俯瞰して見てみるっていうこと、これを意識してみてください。
例えば、本当に今のその職場環境で頑張らなくちゃいけないのかなって考え直してみた時に、そもそも論でね、いやそうでもないかもなーって思えたり。
そうしたら、少なくともね、鬱になって体壊しちゃうとか、もっと悪くして過労死っていう選択をしちゃうとかっていう事態にはならないですよね。
そういう思考ができるようになったらね。
あと、今のパートナーと別れることになったらもうどうしようみたいに思う方も多いかもしれないですけど、
別れたらすごく悲しいことは事実なんだけど、いや別に死ぬわけではないしなーみたいに、もう一段思考を進めて、もう一段思考の次元を上げて考えてみるってことです。
別に死ぬわけではないですよね。確かに。っていう話なんですよね。
こういう、そもそも論だったり、もう一段上の捉え方で捉え直してみるみたいな、こういう思考ゲームをどんどん究極まで続けていくとですね、
だいたい恐れの根源っていうのは、死っていうものとリンクしてたりします。
最終的には死ぬのが怖いっていうのが究極のところ。
死ぬのが怖いの奥ってあんまりないんですよね。ないと思うんですよ。
ただね、シータヒーリングとかやってると当たり前のように、じゃあ死んだら最悪どうなりますかとか聞かれるんですよね。聞かれるので。
なので、そのシータヒーリングの感覚で言うとね、まあ死んでも別に第三層から第四層に行くだけだよなみたいな話になってくるんですよね。
第三層っていうのが今の僕らの物理次元で、第四層っていうのがいわゆるあの世のことなんですけど、別にフィールド変わるだけで魂は持続して、なんか自分が消滅するわけじゃないんで、
三層から四層に行くだけだよね、みたいなことにもなって、なんかここまで抽象度を上げて考えられたら別にもうそんなに怖がることないじゃないですか、っていう話になるんですよね。
で、このように思えた時点で、既にIQは回復してますっていうことなんですよ。
IQが回復しているから、冷静に今の現状はこうか、じゃあどうしようかなっていうふうに改めて考えられるようになるっていう、そういう話です。
ちょっと長くなっちゃったかもしれないですけど、不安になったり悩んでしまったら抽象度を上げて考えてみる。
今の状況を俯瞰して捉え直してみるっていうのをぜひ意識してやってみてください。
今日のお話はこんなところにしたいと思います。何かのご参考になれば幸いです。
それではどうもお聞きくださりありがとうございました。