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2022-03-12 07:20

第540回 今週観た三本の映画

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今回は今週観た三本の映画について、感想をお話ししました。

①「戦場のメリークリスマス」

②「アイの歌声を聴かせて」

③「私ときどきレッサーパンダ」

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00:13
みなさんこんにちは。大葉です。
今週観た映画の話をさっくりお話しますと、
まず日本映画専門チャンネルで大島渚監督の
船長のメリークリスマス4K修復版。
ほぼほぼ30年ぶりぐらいに観ましたか。
いやもうね、ストーリーはすっかり忘れてて、
場面場面が頭の片隅にあったぐらいなんですが、
今回改めて見直すと、
うーん、やっぱりすごい作品ですよね。
太平洋戦争末期を舞台にした、
一応戦争映画ではあるんですが戦闘シーンは一切なく、
そして登場人物は全て男性。
いわゆるモブキャラでも女性は一人も出てないですね。
中心となるのがデビットボーイ、坂本隆一、ビートたけし。
いやもうこのキャスティングで勝ったようなもんですけれども、
特にこの映画におけるデビットボーイのこのカリスマ性というのは、
まあすごいですね。もう何も言わずに立っているだけで、
画面からオーラがあふれ出るというか。
そして坂本隆一、当時はいわゆるYMOの一人という印象が強いわけですけれども、
この映画では音楽も担当してますが、
この人もメイクもあるんですけれども、
かなり強烈な雰囲気を漂わせてますね。
そして何よりビートたけし。
この頃ね、バラエティ番組週にもう6本か7本ぐらい出てましたかね。
俺たち標金族が大ヒットしてる頃だったんですが、
その時期に一俳優として出て、
まあラストも彼の顔のアップで終わるわけですけれども、
この映画の出演が間違いなく後の自分自身の監督作品につながっていったというふうに思えますよね。
ストーリーを今話せって言われても、なかなか困るぐらい理解が難しいんですが、
ひたすら男たちの色気に当てられるというか。
この映画公開時にBLという単語は、
たぶんまだ使われてなかったかな。はっきり記憶ないんですけれども、
今は公開されれば間違いなくBL映画ですよね。
いやーすごいですね大島監督は。
で2本目がですね、これ去年の11月だったかな、劇場で見ました
03:05
愛の歌声を聞かせて。
この作品が昨日からですか、有料のレンタル配信が始まりましたので、
今朝6時半から見ました。
6時半から見てですね、またラストでは涙を流していたと。
もうね、60近いおっさんがね、早朝からアニメ映画を見て涙を流すというのは、
旗から見るともう気持ち悪いとしか言いようがないと思うんですけども、
今回見直してもやっぱりね、ストーリーもキャラクターも、そして何よりね、
土屋太夫の歌声が本当に素晴らしくて、もう心が洗われました。
公開規模がそんなに大きくなかったのかもしれませんし、
あまり自分の周囲でもね、話題にしている人いなかったんですが、
まあ配信も始まったことですので、ぜひぜひご覧いただければと思います。
そして3本目が、こちらも昨日から配信が始まりました。
ピクサーの私時々レッサーパンダ。
ディズニープラスから配信開始となりました。
これもですね、コロナの影響で当初は劇場公開が予定されてまして、
自分も映画館で予告編何回か見ましたけれども、急遽配信オンリーとなってしまった。
最近のピクサー映画はこれが多いですよね。
そしてこの映画の特色はですね、
告白を見るといつものピクサーで、作画というかもうCGは本当にすごいし、
コメディータッチで家族の絆がみたいなところがあるんですが、
実際の本編を見るとですね、かなりぶっ飛んだ話で、
もちろんこのピクサー、ディズニーの特色として、
ある意味、くどいぐらい家族の絆を強調してくるんですが、
今回はそれもあるんですが、それ以上に主人公と友達の友情というところにもっと重きを置かれていたようですね。
ある意味、家族よりも友人を取ると。
こういう主人公の選択というのはなかなか珍しいのかなと。
そしてこれはもうネタバレになっちゃうから、ここで言いませんけれども、
クライマックスは本当に予想外の展開で、
この作品でこんなことをやるの?みたいなね。
間違いなくですね、このクライマックスを含めて、
あちらこちら、日本のですね、映画とかアニメとか、
そういう作品群へのオマージュがもう本当にあちらこちらになります。
間違いなくクライマックスは、
あの映画のあのシーンだよなと、ついついニヤニヤしながら見ちゃいましたけれどもね。
そしてもう一つ特色はですね、ディズニープラスでこの映画のメイキング、
45分くらいだったかな、あるんですが、
これがですね、メインスタッフがほぼ全員女性で、
06:00
その女性スタッフたちへのインタビューが中心になっているんですが、
作品の解説ももちろんそうなんですけれども、
それぞれの女性スタッフたちの生き方、人生、家族、
どちらかというとその話がかなり多くて、それがいかにこう作品に影響を与えてきたのか。
なかなかちょっと変わった作りの、
メイキングというよりもドキュメンタリーと言った方がいいでしょうかね。
女性たちがこういう視点で、
映画の主人公は13歳の女の子なんですけれども、
いかにかつての自分を投影して、
そして次の段階に進んでいくようになった、
そういった話をいろいろしていて、
なかなかこちらのメイキングも面白かったので、
本編を見た方はぜひこちらも合わせてご覧いただければと思います。
はい、そういったわけで今週見た3本の映画、
戦場のメリークリスマス、
愛の歌声を聞かせて、
私時々レッサーパンダ、
この3本の映画についてお話しさせていただきました。
それではまた。
07:20

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