映画の概要と監督の進化
みなさんこんにちは、おーばです。 今回は映画グラディエーター2、こちらについてお話してみたいと思います。
11月15日から公開となりましたこちらの作品。 前作から24年ぶりの続編ですね。
監督は前作に引き続きリドリー・スコット。 続編を担当したのは本作が初めてですね。
エイリアンシリーズとか、ブレードランナーとか、2作目以降は担当してないからですね。
エイリアンについてはね、前実案である プロメテウスとかエイリアン・コヴェナントというのをだいぶ後から担当しましたけれども、
パート2というのは本作が初めてですね。 24年経って続編を手がけるというのは
詳しく調べたわけではないですけれども、 記憶する限りあまりないんじゃないかと思います。
近い例で言えば、そうですね。 日本だと市川崑監督が
犬神家の一族を30年後にセルフリメイクしたというのがありましたけれども、 続編ではなくてあくまでセルフリメイクなんですけれども、
ぶっちゃけ言うとね、リメイク版の犬神家の一族って、 正直面白くなくて、
市川コン監督の年齢が年齢だから仕方がないですけれども、 パワーダウンというのが露骨に感じられたんですが、
今回のグラディエーター2、リドリー・スコット監督、 80歳過ぎて何ですかね、このパワーは。
全く衰えを見せていないどころか、 前作よりもっとパワフルになってますよね。
これは本当に驚きですね。 上映時間が148分、ほぼ2時間半、かなり長いですけれども、
感覚的にはあっという間に見終わりました。 まあ一つはね、デジタル技術の進歩によって一作目ではできなかった、
あるいはかなり難しかったいろんなシーンが今回実現できた。 例えば冒頭からローマ軍の水軍がアフリカの国を襲うというね、
いわゆる海戦というのがあるんですが、 これは24年前だと実現しようとするとなかなか大変だったし、
もしやったとしても今見ると結構見劣りしてたんじゃないかと思いますけれども、 それ以外にも本作、デジタル技術の進歩によっていろいろ見どころが多いですし、
それとはまた別に本当に大勢のエキストラと巨大なセットを使った撮影、 これはやっぱり見どころですね。
今なかなかこれだけの大規模な撮影というのを目にすることは少ないですので、 そういったところのね、融合が本作を本当に素晴らしい作品にしたんじゃないかと思います。
物語の展開とキャラクター
ストーリー的にはね、前作から16年後のローマを舞台にしています。 でぶっちゃけ言うとね、思った以上に続編ですので、本作を見る前には必ず
1作目を見ておいてください。 公開からね、だいぶ経ちましたから、細かい部分を忘れていらっしゃる方も多いと思いますけれども、
amazon プライムビデオで1作目の見放題配信が始まりましたので、 必ずそれで復習をした上でご覧いただいた方がいいと思います。
まあざっとね、簡単な説明はあるんですけれども、 見ておいた方が
あのシーンでああとか、あのキャラでああとかいうね、感動がいろいろ 割増しになろうかと思いますので、1作目を見ることは超お勧めです。
本作の主人公、ポール・メスカル演じるルシアス、 そして敵対することになるローマの将軍の
ペトロ・パスカル演じるマルクス、 そして野望を抱く奴隷商人デンゼル・ワシントン演じる
マクリヌス、 そしてメインキャラとしては唯一前作から続投するコニー・ニールセンの
ルシラ。 基本的にはこの4人のドラマですね。
あとね、双子のローマ皇帝というのを言いますけれども、 まあこれはどちらかというと狂言回し的な立ち位置ですね。
前作のホアキン・フェニックスが演じてました コンモドゥスに比べると深掘りはされてないですね。
やっぱりね、本作デンゼル・ワシントンがやっぱりすごいですね。 本人がね、本当に楽しんでもう
ウキウキワクワクして演じているというのがよくわかりますし、 見てるとね、だんだん
スターウォーズエピソード3になっていくというか、 わかる人はわかるでしょうけれどもね、そういった立ち位置になっていくというのが見事ですし、
自分今回ね、吹き替え版で見たんですけれども、 デンゼル・ワシントンの声を他の作品でも吹き替えしてます。
大塚晃夫が担当してるんですが、 大塚晃夫の声でこのマクリヌス見てると、特に後半だとね、
僕のヒーローアカデミアに出てくる 敵役の
オール・フォー・ワン。 結構これにね、キャラ的にダブってくるように見えるというか聞こえるというか、
ヒロアカを見てない人はね、全然わかんない話だと思いますけれども。 ちなみにね、吹き替え版、非常に良いキャスト陣が揃ってまして、
こういった対策にね、よくあるお笑い芸人とかタレントとかが ちょこっと出てきて下手な演技を聞かせてくれるというようなことは一切ありませんので、
字幕版でも吹き替え版でも安心してご覧いただけるんじゃないかと思います。 そしてね、前作では
陶器場での虎ね、いい味出してましたけども、本作はかなり動物とのバトルシーンが多いです。 予告編ではサイが出てましたけども、予告編に全く出てない動物も出てきますし、
いやこれがね、いやディドリー・スコット監督、どういうつもりで、いやこの部分もしかしたらセリフリメイクなの?というふうに、ついついニヤニヤしながら見ちゃいましたけれども、
なんだかとんでもないね、動物も出てきますので。 ただ一つ若干の難点を言えば、ドラマ的にはね、
一作目よりはちょっと弱いかな。 一作目はね、主人公のマキシマスが、自分の妻子の仇であるローマ皇帝、コンモデュースを狙って戦い続けるというね、
えっと非常にシンプルなストーリーラインでしたけれども、 今回のストーリーは若干入り組んでいる分もあってですね、結局、
まあラスボスが本当の意味でのラスボスとなるのがラスト近くというね、 これちょっと意味不明な例になってますけれども、
そういったところで、主人公のルシアスが本当に何をしたいのか、 いや誰を倒したら本当に決着がつくのかというのがね、ちょっとわかりづらい感じにはなってます。
ただそれもね、見てればわかる範囲なので、頭を抱えるような欠点でもなんでもないですので、 ぜひね、
このような対策は、配信だけで見るのは非常にもったいないですので、 大きなスクリーンでね、見ていただきたいと思います。
やはりね、こういった作品を映画館で見ないというのは非常に損すると思いますので、 ぜひぜひね、環境の良い映画館で見ていただきたいと思います。
はい、そういったわけで今回は、映画グラディエーター2、 こちらについてお話しさせていただきました。
それではまた。