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みなさんこんにちは。大葉です。 今回は映画
「四月の魚」 この作品についてお話してみたいと思います。
監督は大林信彦。 自分が大林監督の作品が好きだということはこの番組でも以前お話ししましたけれども
この作品だけはですね 公開時に見逃してその後ずーっと見る機会がなくて
ようやく今回 cs の日本映画専門チャンネルで放映されましたので見ることができました。
この作品ですね、製作されたのが1984年なんですが 実際に公開されたのは1986年
なので公開から35年が経ちましたですね。 本当にですね大映作品の中でもこの四月の魚って
テレビ放映されないんですよね。 今年
dvd が出るようにはなりましたけれども 以前出てたソフトはもう廃盤になってますし配信にも乗ってこないし
ほとんど幻の作品に近いような感じではあったんですけれども 何はともあれようやく念願叶って見ることができました。
ストーリーなんですけれども これウィキペディアから抜粋させていただきますが
初監督作品が高く評価された根本翔平は主演女優の絹笠藤子と結婚した しかし映画は興行的には全く震わず
その後一本の映画も撮ることがなく歳月が過ぎる。 ある日以前 cm 撮影で訪れた南の島
アラニアの州長から日本に行くので4月1日に 根本家に立ち寄るとのエアメールが届く
アラニアには友情の証として妻を一晩提供するという風習があり 翔平も以前州長の妻のうだとともに一夜を過ごしていた
翔平は脚本家の藤沢に相談し 新人女優を替え玉にすることにしたが
というのが導入部分ですね主人公の根本翔平を演じるのが 高橋幸寛ご存知元YMOのあの高橋幸寛ですね
そして友人でもあります脚本家が泉谷茂 南の島アラニアからやってきた州長役が
丹波哲郎 なかなかですね面白いキャスティングなんですが
高橋幸寛は俳優じゃありませんので セリフ回しとか演技自体はタドタドシーンですけれども
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結構ですね映画の中でフランス料理を作るシーンとかあるんですが そのあたりの包丁さばきとか
そうですねあと歩き方とか 所作というんですかねこのあたりは非常に
リズム感があるというかさすがミュージシャンというか 見ててなんかいい動きだなぁと思いましたね
泉谷幸寛はですね35年前の作品なので かなり今とイメージが違ってですね
最初出てきた時に一瞬なんか泉谷幸寛に似た人だぞと 思うような感じでしたけれども
喋りだしたらいつもの泉谷幸寛でした そして何よりすごいのがこの丹波哲郎ですね
南の島の首長ですよ 顔も少しこうね日焼けしたようなメイクをしているわけなんですけれども
まあそういう役を丹波哲郎にさせる方もさせる方だけれども 受ける方も受ける方だなと
これは大林監督のエッセイに書いてあったんですが 丹波哲郎って
シナリオを覚えてこないことで結構有名な俳優らしいんですけれども この作品ではなぜかきちんとすべて覚えてきたと
ただしその代わり 撮影開始時刻にはいつも遅れて遅刻してくると
でみんな待ってるわけなんですけれども平然とやってきて いやもう俺が来たからには大丈夫だ
何が大丈夫なのかよくわかんないけどそれを聞いたみんなが何か 安心してしまうとなんかそういうオーラを漂わせていたというのがさすが
丹波哲郎らしいなと思います それにしてもですね友情の証として妻を一晩提供するという設定は
今だとさすがに問題ありありなんですけれども 35年前の映画ですのでそのあたりはご容赦いただきたいと
さっきのあらすじの中でこの主人公の翔平も以前友情の妻をとありましたけれども 実際はですね
あの一晩中星の数を数えていただけでそれ以上のことは何もないというオチであり ました
でまぁこういうところから始まる後はもうドタバタコメディなんですけれども コメディ描写はですね今の目で見るとなかなかこうつらいものがあるというか
大林監督の作品って結構ブレが大きくて かたや
時をかける少女とか転校生とか寂しん坊とか2人とか 青春でんでけでけでけとか本当にあの何回見てもいいような心が震えるような
素敵な作品がある一方で 共有教室とか
まあこの作品も入れてもいいかもしれませんけれども まあ1回見とけばいいかなみたいな
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薬師丸・ひろこ主演の狙われた学園っていうのもありましたけれども これもなかなか行っちゃってましたけれども
本当にあの両極端分かれますので 自分なんかは一応人通り見てますけれども
人にオススメするのが難しい映画も撮ってる しかも確信犯的に撮ってる監督なのでそのあたりがさすがといえばさすがなんですけれども
何はともあれですね 本当にあの見る機会が非常に少ない映画だったので今回ようやく見ることができて
長年の懸案事項が一つ片付いたなぁという 今気持ちでおります
そしてですね今日9月10日から amazon prime ビデオで007シリーズの前作が一挙配信が始まったんですが
007シリーズの第5作 007は二度死ぬ
これ日本が舞台になってまして 主演はショーン・コネリーですがここでですね
日本のスパイ組織のボストン役で丹波哲郎が タイガー・タナカという役で出ております
この4月の魚から遡っても 20年ぐらい前の作品になるんですけれども
これはあのアマプラに加入している方だったら誰でも視聴可能なのでぜひ見ていただき たいんですが
ダンディーでもちろんですね丹波哲郎本人がきちんと英語喋ってますけれども ショーン・コネリー相手に堂々とした演技を披露してます
南の島の州長と同じ役をやった人とはとても思えませんけれども こちらかなりかっこいい丹波哲郎ですね
で、念のために言っておきますとこのアマプラで字幕と吹き替えと両バージョン配信されてるんですが 吹き替え版の方はですね
後に声優の方が声を当ててますので 丹波哲郎本人の声じゃないんですね
で確か昔地上波で放映された月曜ロードショーだったと思うんですが その時には丹波哲郎本人が吹き替えをやってたんですけどね
もしご覧になれる機会があれば 丹波哲郎本人の吹き替えでこの007が2度死ぬのも見ていただくと面白いんじゃないかなと思います
今回は映画4月の魚この作品についてお話しさせていただきました それではまた