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で、実際、PVが高い記事がエモい記事ばっかか、あるいはエモい記事を書けばPV化が取れるかっていうと、全然因果関係はないですね。
これは、最近のデータも見ましたけども、ないです。
どっちかっていうと、むしろPVだけで言えば、やっぱり今起きていること、事件だったり政局だったり事故・災害とかだったりっていうのが圧倒的に伸びます。
話題ものなんかでも、それこそ大谷翔平さんの話題であるとかのほうが全然伸びますね。
エモい記事が強いのは、たぶんCVってやつで、CVはコンバージョンの略なんですけれども、要は容量会員になってくれる記事。
これはね、しかしもう既にそればっかりにこだわりすぎるのもどうかなって話にはなっている。
というのは、別に1本の記事を読んで1,000円とか2,000円を月額払おうっていうふうに思う人ってまずいないんですよ。
たくさん記事を読んで、あの記事も読みたい、この記事も面白そう、最後どうしようかなっていうときに、背中を押す記事っていうのがコンバージョン、CVという形状されるんですね。
そういう記事って、続きが気になる記事なんですよ。
説明、例えばデータたっぷりみたいな記事なんかだと、それを詳しく読みたいなとは思っても、やっぱりそこで会員登録しようっていうまでの引力は働かないことが多くて、
謎解きみたいなミステリーあるいは小説みたいなね、先が気になるっていうのが一番人に対して訴えかけるものがあるっていうのは確かです。
なので比較的CVに関してはお話し物の方が強い傾向はあると思います。
ただですね、よほどドラマチックだったりしないとそうもいかないわけですよ。
推理小説があって、犯人は誰だっていうのが最後、お金払わないと読めないってなったらお金払う人がいるだろうっていうようなことなんですよ。
だから普通に街のいい話みたいなのは逆に誰も金払わないですね。
極めて典型的にCVにもPVにも結びつかない記事には、人っていうのがあって、これはたまに例外もありますけれども有名人とかじゃなくて、
市政ですごく頑張っている人、ちょっと変わった人を取り上げるっていう記事があるんですけれども、これは全然読まれませんね。
どっちかというとこれはナラティブ型の記事に近いと思います。
取り上げるからには何かしら理由があるんであって、何かのきっかけがあってこういうボランティアをしている人みたいなことなんですけれども、
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それは読まれませんね、はっきり言って。
世の中の人はあまりそういうことには興味がないんですよ。
地元で愛された店が閉店するだとか、学校教員の小話、日々の記者の独白やエッセイみたいなのはどれも、これは西田さんが挙げているエモい記事なんですけれども、わがまちのちょっといい話。
絶望的にPVもCVも出なさそうな感じしますね。
どういう記事が出るのかというと、最近は皆さんも目にしたことがあるかもしれませんけれども、人生相談ですよね。
悩みのるつぼっていう名前で朝日新聞になっていて、これは識者ですよね。
宮脇博さんとか上野千鶴子さんとか皆さんもご存知の人たちが読者の方の相談に乗る答えるというコーナーです。
これは人気ありますね。やっぱりそういう人生における悩みみたいなのに対してバシッと答えるみたいなのは読みたいじゃないですか、続きが。
どんな答えを宮さんは出すのかなと読みたいじゃないですか。
力があるんですよね。こういうのは確かにエモいっちゃエモいんですけれども、おそらく西田さんが指摘しているような記事とは全然違うと思うので、該当せずってことじゃないかなというような気が私はしますね。
ここでちょっと気になるのが、新聞記事として読む意味が定まらないっていう言い方を西田さんはされているんですよね。
読む意味とは何かっていうところも、これも難しいところがあってですね。
確かに事件事故みたいな話とか、制作の話とかっていうのも新聞には載ってますけれども、これ差はつかないんですよね、なかなかね。他の新聞とかテレビとかと。ネットもそうですよね。
っていうか基本的にネットとかができる前にテレビが全部先に報じちゃうので、今そこで例えば知事らしさを拝見してますみたいなテレビは生中継できますけれども、新聞は絶対ラグができますから。
叶うわけないんですよ。それはもうテレビができた60年前ぐらいからずっとそうなんですよね。
そうすると、あとは深く情勢を分析するみたいな記事だと思いますけれども、そういうのは新聞ってだいたいどの新聞も2面とか3面とかでやってるんですよね。
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だから、エモい記事があったからといって、そういう記事がなくなるわけじゃなくて、前の回とかにも言いましたけど逆で、そのとき大事なことが起きると、エモい記事ってすぐに場所をどけなきゃいけないんですよね。
ただ西原さんはここで紙の新聞じゃなくてデジタル版、ネット版の記事のことを指摘されているので、紙の世界の話とはちょっと切り分けて考えたほうが良いんだろうなと思いますけれども。
それにしても今は、たぶんここ数年特にってことですけれども、やっぱり新聞社のサイトっていうのは、とりわけトップページなんかは、今起きていることを載せるべきだよねっていう意識がすごく高まっていて、
今起きている現象、今話がなされていること、みたいなのをなるべく目立たせるっていうふうになってます。
エモい記事ってどこに流れてくるかっていうと、3番手、4番手みたいなところにあるので、と思いますよ。実際私もちょっと見てましたけど、そんな感じでしたし。
あとはSNSとか勝手に流れてくると思いますけれども、いずれにしてもたまたま目にしてるっていうことのほうが多いんじゃないですかね。新聞社が売り出している、押しているというよりは。
押し方もいろいろあって、トップページに来る人とかってあんまりいないんですよね。朝朝だった朝日新聞とか読売新聞のトップページ見に行く人ってほぼいないでしょ。
何か気になるニュースがあって検索して出てくるとか、ヤフーニュース見て飛んでくるとか、LINEニュース見るとか。
あとは新聞の場合だとメルマガがあって、朝昼晩と希望する会員の方には出してるんですけれども、こういうのを見てメルマガには記事が何本か6本とか貼ってあるんですよ。
大事な読まれそうな記事が貼ってあると。そこから飛んできて読むっていう人もかなり多いですね。
というような読まれ方をしているので、もしエモい記事っていうのが目立っているとしたら、
ちなみにどれぐらいの記事で配信されてるのかなと思ってざっと100本ぐらい見てみましたけれども、やっぱりそんなないんですよね、エモい記事ってね。
当たり前ですけど、エモい記事書く方がすごく時間かかるんですよね、要はね。
今起きてることは記者さんがこうやって言いましたみたいなことって、もう本当に1分で書けるじゃないですか。
だけどこういういい話がありましたよって、まず探してくるのが難しいし、極めてコスパ悪いんですよね。
だから相当狙ったりしないとできないんです。社会面に窓っていうのがあって、またそういうお話し物の記事なんですけども、
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もう何度もやめようっていう話が出るぐらい継続が難しいコーナーでもある。記者の力量が問われちゃうんですよね。
そのくせにそこまでPBが出るわけでもないっていうことで、結構絶滅危惧種的な記事ではあるのかもしれないですね。
だからこの指摘もちょっとあんまり私にはピンとこないところがあった。
【佐藤】もう一つ質問がありました。
【山本】はい。
【佐藤】もう一つ質問がありました。
【山本】はい。
【佐藤】もう一つ質問がありました。
【山本】はい。
【佐藤】もう一つ質問がありました。
【山本】はい。
【佐藤】もう一つ質問がありました。
【山本】はい。
【佐藤】もう一つ質問があります。
【山本】はい。
【佐藤】もう一つ質問があります。
【山本】はい。
【佐藤】もう一つ質問があります。
【山本】はい。
【佐藤】もう一つ質問があります。
【山本】はい。
【佐藤】もう一つ質問があります。
【山本】はい。
【佐藤】もう一つ質問があります。
【山本】はい。
【佐藤】もう一つ質問があります。
【山本】はい。