社会の変化とロック音楽のマジメ化
いやー、それにしてもですね、社会の変化っていうのはね、驚くばかりなんですけれども、皆さんどうですかね。
あの、私は、前回まで恋愛の話をしていましたけれども、
あの、社会の真面目化っていうのに驚くところがあるんですけどね。
私もね、もうすぐ50歳という年ですけれども、いやー、なんか社会めっちゃ真面目になったなぁと思うんですよね。
で、もちろん何でも良い面悪い面あるんで、よしよしなんですよね。良い面もいっぱいあると思うんですけれども、
てかあるんですよ。それはありがたいな。
で、良い面の方が多いと思いますね。例えば、大罰なくなったでしょ。
大罰。昔は大罰を振るうことが真面目だったし、大罰に従うことが真面目だったんだけど、まあそういうことはなくなりましたよね。
でね、こないだあのロックンロールの話をしていて思ったんですけど、私にとってそのロックって、
そうですね、小学校の時にロックを聴いてたかって言ったら微妙だけど、
前に言いましたけどね、最初に買ったレコードはチェッカーズなんですよね。チェッカーズはロックじゃないもんな、別に。
ロカビリーとか歌ってましたよね。俺たちのロカビリーナイトって言ってましたからね。まあ歌謡曲ですね。
で、ロック聴いてたか。でもサダン・ウォールストーンの歌とかは知ってましたし、じゃあサダンがロックなのかっていうと、まあロックだと思いますけど、
日本語ロックですよね。ただ当時はやっぱりニューミュージックっていうカテゴリーに入ってたかなって感じするんですよね。ユンミンとかとサダンとか一緒のカテゴリーにいたのかな。
つまり歌謡曲じゃないんだけど、その区別も曖昧で、言ってみればベスト10とかトップ10みたいな歌番組に出てくるか来ないかみたいなところにね。
でもサダンとかってベスト10出てたっけ?ユンミンも出てたっけ?まあ適当ですね。よくわかりません。
あ、紅白出ないってことか。紅白には出なかったですもんね、ニューミュージックの人たちはね。
なんでしょう、アリスとかだって出てなかったんじゃないんですか。調べもすでに適当にしゃべるのよくないですね。
普段ね、表の番組の方ではちゃんと調べてから出るのに。ともかくですね、じゃあロックって明確な形で私が最初に聞いてるのはRCサクセッションと言いたいんですけど、たぶんビートルズですね。
ビートルズはロックバンド、ロックミュージシャンといってこれは間違いないでしょ。
彼らの音楽をおそらく中学2年生の時の授業で聴いたっていうのがロックを聴いた最初じゃないかな。
これ前に言いましたっけ?メタリカとかああいうのをガンズムローゼスとか進めてくるやつはいたんですよ。洋楽にかぶれちゃったやつね。
もうそれはそうですね、中1とかには全然いましたね。小6でいたかどうかわかんないけど中1ではいましたね、確実に。
で、レッチーとかデフレパードとかね。それはしかしロック飛び越えてもうなんかパンクとかメタルとかに入ってくるじゃないですか。
そういうことじゃないですよね。でもだからおそらく同時代的にはもうロックって一定その役割を終えたっていうことだと思うんですよね。
ただブルーハーツとかは私中学生の時にすごい流行ってましたから、ブルーハーツ派かTMネットワーク派かみたいなね。テクノに行くのかロックに行くのかみたいなところがありましたからね。
ロックってすごい普通の存在ではあって、さっき言ったメタルとかパンクとかもロックに端を走ってるって言っていいでしょうから。
そういう意味で言うとロックは流行ってた。で、ブルーハーツの話が出ましたけど、ブルーハーツって、私はリンダリンダなんか聞いたかな。
でも圧倒的に市民権を得たのっておそらくトレイントレインだと思うんですよね。
栄光に向かって走るのあれ。あれってドラマのテーマソングになってたっていうの覚えてますかね。
覚えてますかねって生まれてねえよって言う人もいると思いますけど、あれね、ハイスクール落書きっていうドラマの主題歌、TBSですよね。
斉藤由紀さんが先生の役で、すげえとんでもないヤンキー学校に斉藤由紀さんが赴任して、そこでいろいろなことが起きるっていうドラマ。
ロック音楽のイメージと不良の存在
ごめんなさい、本当にね細かいこと何も覚えてないですけど、だったわけですよ。
だからヤンキーのテーマソング的な感じだったんですよね。
ブルーハーツ自体がやっぱりクラスの男子、女子は光源氏とか聞いたかな。
男子を半分に割ってヤンキーとオタクに分類すると、ヤンキーが聞いてるのがブルーハーツで、オタクが聞いてるのがTMネットワークっていうふうに大体色分けできたと思うんですね。
もちろん例外はありますよ。人をそういうレッテルを張るなっていうふうに言われそうですけど、まああったの、そういうのは。
で、ブルーハーツを聞いている人たちに刺さるのはそういうドラマなんですよ。ヤンキーが出てくるんですね。
だってドブデズミみたいに美しくありたいってね、りんだりんだの感じですけど、ヤンキーですよ、だからね。
ハイスクール落書きは好評に次第2弾が作成されて、それもブルーハーツが主題歌を歌ってて、情熱のバラですよね。
これもめっちゃいい歌ですけど、そう、私ブルーハーツ好きなんですよね。まあRCの次ぐらいにね。
ダモンで、やっぱロックイコール不良だったんですよ。
これは歴史的にもやっぱりそうみたいで、エルビス・プレスリーがね、ロックの王様とかロックのね、そうみたいな感じで言われますけど、
あれもやっぱりその当時は不良だと騒がれたと。エルビス・プレスリー自体はなんかね、そんなに悪っていうか不良のイメージないですけど、
ゲームズ・ディーンと重なったりとか、それから腰の動きですよね。カクカクさせるというか、なんか滑らかにこうね、腰を、要はそのね、挿入児のような動きをさせるっていうことでね。
これが問題になったらしいですよね。当時のアメリカでPTAとかにすごい猛反発を受けたって言いますから、エロかったんですよね。
で、胸もすげー裸けてるしね。胸毛もね。セクシーだったわけですよ、要は。今と違って当時ってセクシーさに対する寛容性が低かったから、イコール不良なわけですよね。
日本でもやっぱりロックっていうのは不良ってイメージがありました。で、不良って何かってことなんですよ。
今、不良っていうことも聞かなくなりましたよね。本当になくなったでしょ。
不良とは、やっぱり体制に対して、体制ってイコール学校なんですけど、順応しないっていうことですよね。
世の中の敷かれたレールの上は行かないぞって言うね。今言うとこれも大変チンプな感じもしなくもないけど、昔はみんな大真面目にそういうことを言っていて、
ロック音楽の現在とメインストリームでの存在
言っていながら、ちょっと当時から思っていたのは、でもそれを言うことが普通になってるよねっていうところはあった。
敷かれたレールの上を歩かない。歩かないっていうのはレールの上だからな。レールに乗らない。レールに乗らない生き方をするっていうのをみんな言うよねと思ってて、
逆にそっちがレールになってないのみたいなことを俯瞰してみている、そういうやや根性の悪い子供だったわけですけれども、中学生だったわけですけれども、でも実際そういう面はあったのかなとも思いますね。
もうだってビートルズが英語の授業でやってるっていうところかもわかるように、すでにロックってそういうマジョリティですからね。
みんなが好きなものだし、みんながロックに憧れてたし、そういう意味では体制側っていう言い方もできなくもない、そういう不思議な存在ではあったかなと思いますよね。
だからまあそういう、しかし今ロックって全然聞かなくなったでしょ。いやあるんですよ。ロックはまだ生きているっていうね、特集がこの間メディアの方であって、それのポッドキャストも撮ってましたもんね。もうでもだいぶ前だけど、1年ぐらい前かな。
だからそういうことで言うと全然生きてるんだけれども、とはいえとはいえね、今メインストリームでは全然ないんですよね。この間も玉坂TBS音楽祭みたいなの聴いてましたけれども、やっぱり歌謡曲は残ってる。
それからラップっぽいヒップホップがすごいありますね。ロックだなあこれはって思う曲はあんまりなかったかなと思いますね。ちょっとそこらへん微妙ですけどね。
ロックが何かとか聞かれたら私も答えられるものでもないんで。とは思いましたけれども、やっぱり社会は変わるよなあっていうところは、そんなのもあるのかなと思いましたね。