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丸原、丸原ってみなさんご存知でしょうか、丸ってのはね、古典の古典ですね、古典でどっちが古典で唐典だったかって、結構早振りじゃありませんかね、あれ、典と丸どっちか。
唐典が典で古典が丸ですよね。これ収録するにあたって確認したらそう書いてあったんですけど。
文章につける典と丸、あれで丸がついてると怖いとか冷たい感じがするとか、ちょっと何か別の意味があるんじゃないかっていうふうに思っちゃうというような指摘が、とりわけ若い世代から出ていますと。
実際そういう調査でも、やっぱりそういうふうに感じるっていう人がそれなりにいたと。
世代間ギャップが大きいっていうことの象徴として、わりとこの話題が出ているようですよね。
丸ハラって何かというと丸ハラスメントですよ。何とかハラっていう言葉がたくさんありますよね。セクハラとかモラハラとかパワハラ、何だらかんだらね。
日本人っていうのか日本語っていうのか、日本って何かたくさん言葉を何回も繰り返して使うっていくうちにどんどん価値が低減していくっていう、低減するっていうのはね、すり減っていくっていうところがあるみたいですよね。
何を言っているのか。とはいえ、例えば英語がどうかとか中国語がどうかとかなんとも大して知らないので、比較の仕様がないところもあるんですが、しかし他の言語に比べても異様に言い換えが、言い換えというか何かですけど、廃れていく速さが早いんじゃないかって気はしてますけどね。
あとなんかね、日本人って日本語の表記をあんまり良しとしていない感じがある。それをすごい感じるのはキャッチコピーとか、あと人が着てるTシャツの柄とかね。よく英語を書いてあるでしょ。お店の名前とかも英語多いですよね。
ちなみにケーキ屋さん、お菓子屋さん、パン屋さんみたいなところだとフランス語も多いんですよ。で、私一応フランス語読めるんで、なんかそんなところに使わなくてもいいんじゃないかなみたいなのも散見しますけどね。
シェなんとかとかね。マンションの名前とかにもありますよね。シェモア。シェって何て言えばいいだろう。家のことなんですよね。ちょっと違うんだけど。
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シェモアって私の家ってことなんですよね。シェトアってあなたの家っていうのは、あなたの住むところ、あなたの場所みたいなね。そういうふうに言ったほうがいいかな。なんですよね。だからそういうのをマンションの名前にしているようなところありますよね。
で、Tシャツの柄とかもしかし、日本語で書いたものって、やや気をてらった感じのものにはありますけど、ほとんど外来語じゃないですか。中国語もあんまり見ない気がするなぁ。
これ世代によったりするのかな。ひょっとしてって思ったのは、セーラーズっていうTシャツがね。Tシャツだけじゃないですね。パーカーみたいな。昔流行ったんですよね。おにゃんこクラブとか流行ってた頃にね。セーラーズっていうふうには書くけれども、水平さんとは書かないでしょ。
あと映画のタイトルとかもそうですよね。ダンス・ウィズ・ウルブスみたいな。今なんかいきなりそれ出てきたけど。狼と踊るにはならないわけですよね。バック・トゥ・ザ・フューチャー。未来への帰還とはならないわけですよ。昔からそうですよね。バック・トゥ・ザ・フューチャーって1985年とかの映画でしょ。だからそういう意味で言うと、日本人って日本語を擦るみたいなのはあんまり好きじゃないんだろうなっていう。
だって、バック・トゥ・ザ・フューチャーはアメリカでは当然バック・トゥ・ザ・フューチャーっていうタイトルでやってるわけだし、あとTシャツとか見ても普通に英語のTシャツとか多いですよね。キャッチコピーとかもね。普通に英語じゃないと通じないっていうところもあるんだろうけれども。
そこで、じゃあ日本語じゃないにしてもフランス語が使われてるかって言うとまず見たことない気がしますし、って言って別にアメリカにそんなに滞在歴が長いわけじゃないんでよくわかんないと思いますが、スペイン語は普通にあるんですよ。
っていうのは今もうアメリカ人の3、4割ぐらいってスペイン語語語話者なので、あって当たり前なんですね。だけど他の言語ってあんまり日本的なね、何か価値の低減を避けるために使うっていうのは見たことないような気がするんですよね。
で、そうですね。じゃあイランにいた時にそういう、イランはちょっと特別な需要がありますからね。英語を表だって使うみたいなの、国が良しとしないとこなんで、ちょっとイランは例としてふさわしくないですね。
じゃあどこだろう、でも今UAEって思ったけどUAEもほとんどUAE人って1割とかしかいなくて、アラビア語話者なんですけど当然、アラビア語ができる人っていうのはUAE人以外でももちろんね、いると思いますよ、サウジから来てる人とかバーレンから来てる人とかもいるんでしょうけど、てかむしろエジプト人とかかな。
ただね、興味やっぱり一番多いのはインド系の人。インド人、バングラデシュ人、パキスタン人、ネパール人みたいな人たちね。スリランカ人とか。で、東南アジアも結構見ましたね。あと中央アジアもいましたね。
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っていう人たちで、ヨーロッパとかもちろん、日本、韓国とかもいるんですけど、中国とかね。ただ、どの道、いや何が言いたいかっていうと、アラビア語をしゃべる人たちってあんまりいないんですよ。パキスタンはイスラム教国家ですけれども、バングラもね。言葉全然違いますから、ウルトゥ語でしたっけ。
なので、アラビア語をしゃべる人が少ない国なんで、英語で表記せざるを得ないんですよ。英語は一応世界共通語じゃないですか。だからドバイとか行くと普通にアラビア語と英語は表記が両方書いてありますよね。
えー、エジプトン、エジプトン。でも基本やっぱアラビア語らしいトルコはトルコ語だったと思うんですよね。日本人って英語というか外国語好きですよね。てか何かをかっこよく表現しようと思ったときに、日本語を使いたがらないと思うんですよね。
だからハラスメントっていう言葉も、なんだろう、セクハラは性的嫌がらせ。ハラスメント、嫌がらせか。嫌を持たせるものっていう意味ですよね。嫌がらせって言わないですよね。
あの辺の言語勧告って、人口に感謝する言葉でも、みんなが使う言葉になっても、なんだろう、例えばセクハラとかって日本語ですよね。パワーハラもね。パワーハラスメント。日本語の中で取り込んじゃうんですよね。外来語をね。
てかそもそも中国語を取り込んでるもんな。日本語って。そういうのが得意なんでしょうね。おそらくね。日本っていうのはね。知りませんけど、的なこと言いましたね。
で、なんだっけ、丸ハラね。だからハラスメントっていう言葉が、本来の意味を離れてどんどん転移をされている。例えば僕が聞いたのはガンハラね。ガンダムハラスメント。おじさんってガンダム好きじゃないですか。私もなんですけど。
で、ガンダム用語を使って話をする。ざくみたいな。あんまり言わねえか。シャアとかアムロのセリフを使う。シャアとかアムロみたいなっていう例えを出すところがすでにね。いやいやそれ知らないしっていう。シェイクスピエンって言うんじゃねえっていうね。そういう言われ方ですよね。
これってでももうセクハラパワハラみたいな重大なハラスメントと意味合いがだいぶ違うじゃないですか。本来セクハラとかパワハラっていじめとかに通じるような極めてこうなんていうか。
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思いくらいやるべきではない。社会的に非難されるべきっていう意味合いが強いと思うんですけども。ガンハラにそんなんないもんね。ただなんかおじさんって言ってるだけでしょ。同じようなのが野球ハラ?米ハラとか。野球ハラスメントみたいなのがありますよね。
おじさんなんでもプロ野球で例えばね。なんか篠塚みたいな守備だなって。あ、守備だなって言ったら守備かそれは。篠塚みたいだよね。可愛いみたいだよね。名人芸みたいな。いぶし銀っていう意味合い。知らねえしっていう。それはハラスメントじゃないでしょ、すでに。
多くのハラスメント。モラルハラスメントとかって英語で言うのかな。言わないんじゃないかな。意味転用しちゃってるんですよね。丸ハラも多分そうで、丸使うと違和感あるよねぐらいのことをハラスメントって言っちゃってるっていうね。それは良くないって言ってるんじゃなくて、日本語って面白いなっていうふうには思ってますね。丸ハラの話はまた続けます。