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2024-04-05 10:15

(ネタバレ)映画オッペンハイマーその1

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映画のオッペンハイマーを見てきました。
アイマックスで見ましたよ。
ちょっと高いですけどね。やっぱりサウンドのクオリティとか高いですからね。
感想なんですけれども、もちろんネタバレを含みますんでね。
まだ見ていない、これから見るという人はね、ご自身の判断でお願いします。
面白かったです。
オッペンハイマーという人は、私全然どういう人か知りませんでしたけど、
核兵器の開発をアメリカが日本に落とした原爆、
広島長崎に落とした原爆の開発を推進した物理学者の話ですね。
それがオッペンハイマーという名前の人なんですけれども。
この映画は去年夏ぐらいにはアメリカでは風切られていたし、
他の国でも風切られていたんだけれども、日本だけ公開されず、
この間の3月のアカデミー賞で7部門ですか。
オスカに輝くということで、ようやく上映されたということでも話題になってますけれども。
なんで上映されなかったかといえば、日本が被爆国だからということが言われてきたわけなんですが、
ちなみに調べたんですけど、一応私のできる範囲で、
明確にどういう理由で日本だけ公開が遅かったのかっていうのは、
あんまり明らかにないような感じもありますけれども、そのように見られていたってことですね。
やっぱり被爆者も、被爆者の子孫もたくさんいる日本で、各の開発者の映画を配給するということには、
リスクが大きいというふうに思われていたのではないかということですね。
見て思いましたけど、これは核兵器を作って、そのことを後悔している人の話なんですよね。
これすでにいろんなところで言われてますけれども、確かに核兵器が落とされたことによる広島や長崎の産場については、
特にダイレクトな描写はありません。
精査するような描写はあって、原爆、そもそもこのオッペンハイマーという人はアメリカにいるから、原爆が落とされたところを見てないんですよね。
今と違いますので、リアルタイムに映像を見られるわけじゃないですから。
確かに落としたよっていう連絡を聞いて、自分たちの開発チームの前で、
たくさんの人の前でやってやったぞっていうような演説をするというか、みんながワーッと喜ぶというシーンがあるんですけれども、
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そのときにオッペンハイマーさんが喋っているときに、一瞬長州の女性の顔がボワッとただれるんですよ。
極めて弱い感じの描写ですけれども、原爆の爆風にやられたっぽい感じにも見えるし、あと海上の人が全員消滅するんですよね。
熱線で本当に被爆地では人間の体がデロデロに溶けちゃったというようなことも、影だけになっていたということも知られていますけれども、
それを想起させるような描写、黒くげになった人間のような形をした何かしらが、オッペンハイマーさんの足元に床に転がっていて、
それをオッペンハイマーさんの足で踏み抜いちゃうんですよ。
全部幻想なんですけど、彼の想像というか、罪悪感に苛まれているということを示すような、そういう妄想シーンなんですけどね。
あれは明らかに、実際に原爆が落ちた場所のことを示して視察しているでしょうから。
ちなみに、さらにもうちょい後のシーンで、実際に原爆でこういうことになりましたというのは、現地の写真なんかをスライドで見せている。
それをオッペンハイマーが静止できずに視線を反らすというシーンがあるんですよね。
これも何を映しているかは映らないんですよ。
多分我々が教科書で、教科書は今あんまり載ってないのかな。
原爆資料館とかで見ることができるような感じの写真が載っているだろうと、想像させるような目の反らし方なんですよね。
ここは、見せようと思えば見せられたんじゃないかなという気がしますけど、ちょっと映してほしかったなという気も僕はしましたが、
監督は、クリストファー・ノーラン監督は、これはオッペンハイマーという人の見たものというか、その人がその場にいるもの、オッペンハイマーさんの電気ですから。
実際に彼は広島や長崎の原爆を見ていないと、見ていないものなのでそこには表現されていないという説明のようなんですけれども、
だったらスライドを見てたんじゃないのという気もするんですけどね。
割とリアルに、島模様の服を着ていた人は島模様で、その爆風の跡が残っているとか何とか、いろいろな説明をここでなされ、文言ではなされますので。
ここで映像があっても自然ではないし、ぜひアメリカ、はじめ全世界の人に見てほしかったなというふうには思いましたね。
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あれは日本人である我々が見ても本当に衝撃的なものですから悲惨ですよね。
あれが見せられればいい機会だったのにな、現実がわかるんじゃないかなとは思いましたけれども、
一方で、なかったからといって映画全体の価値が既存されるとも思わないので、難しいところですね。
映画評論家の町山智洋さんも、例えばナチスによるユダヤ人の大量虐殺、ホロコーストを描いた映画もたくさんあるわけですけれども、
じゃあそれがみんなホロコーストの場面を種に描いているか、残酷ですからね。
それはそうだなと思いまして、私も本当に自分がこれまで見たことある映画、さしてみたことないですよ。
年間3本くらいが石の山ですけど、の中で本当に最も印象的に残っている映画って言っていいでしょうね。
ライフ・イズ・ビューティフルっていう映画があるんですよ。これ見た人も多いんじゃないかなと思いますけど、
ユダヤ人が強制収容所に親子で捕らえられるんですけれども、
子供を心配させないように陽気なお父さんが、これはゲームなんだよっていう形にして、
それを子供に信じさせて滑稽な動きとかをすることによって、子供を心配させないという過酷な、過劣な、
毎日人が殺されていくような、そういう強制収容所、ナチスの強制収容の中でも明るく生きる、そういう人の姿を。
本当に泣ける映画でね、あらすじはさっき言うんだけど、ボロボロで涙が出るような、そんな映画ですけれども、
ホロコーストそのものの描写、ゼロじゃないんですけれども、いろいろ撃たれたりとか何とかあるんですが、
そんな明確な具体的なシーンがたくさんあるかって、全然そんなことなかったと思います。
みんな知ってるからね、何があったのかというように言われれば、そうかなと。
そういう必ずしも残酷なシーンを見せない。
それは例えば、それを経験した人や近しい人にとってもフラッシュバックみたいな、あまり良くない心理的影響を与える場合もあるでしょうからね。
そういう言い方もできるのかなと。
でも私は広島の原爆、長崎の原爆はぜひ見せてほしかったなっていう被害の状況を思いますけど。
映画としては、実はこの核兵器の問題って重要なパートは締めますけれども、メインのテーマではないです。
っていうふうに言い切れてまた誤解を招くか。
でもね、この映画何かっていうと、オッペンハイマーっていう人を取り巻く人間の愛憎劇みたいなことで、
ひたすら人と人との関係性の話なんですよね。
というのも、オッペンハイマー博士の他にもう一人、主人公を描くといっていい人がいてですね。
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この人、なんでしょうね。
この人もアメリカの原子力開発の中心人物の一人ではあるんですよ。
ストローズっていう人なんですけれども、オッペンハイマーが見たものは全部カラーの映像なんですが、
このストローズが見た映像っていうのは校長会みたいなのが中心になるんですけど、これは全部モノクロ、白黒なんですよね。
ということで、これ今オッペンハイマーだぞ、ストローズだぞっていうのははっきり区別されている。
ただね、全然何の説明もないんで、という仕組みですよ。最初全然意味がわからないんですけど。
このオッペンハイマーとストローズ、ストローズの嫉妬みたいなものがメインのストーリーです。
長くなりましたね。もう一回分けようと思います。
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