2023-11-30 15:26

#053 令和パパよ「時間の流れ方」を意識せよ 〜ケアとセラピーから学ぶ〜

臨床心理士の東畑開人さん著『居るのはつらいよ ケアとセラピーに ついての覚書』という本を参考に、令和パパの「時間の捉え方」をメタ認知! 仕事と家庭では時間の流れが全く違うことを理解して、限りある時間の上手な使い方や 同じ時間を生きる者同士で共感し合うことの大切さが、令和パパを強くする・・・!?


※今回ご紹介したのはこちら

居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書/東畑 開人


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サマリー

前回までの話では、令和パパは家事と育児に時間を取られながら働くことの難しさについて語られています。今回の話では、時間の考え方やケアとセラピーについての本が紹介され、円環的な時間と線的な時間の違いについても触れられています。女性のマザーモードと仕事モードの切り替えについて話し合われています。また、男性が抱える悩みや苦しみについても触れられており、将来的には社会が変わっていくことに期待が寄せられています。

時間の考え方とケアとセラピー
家事のあいだに 聞くラジオ カジラジ
前回からの続き
前回まで、令和パパつらいよ みたいな話でしたね、ずっとね。
はい、三浦さんの日記を読んで、切なくなった人は数知れず。
共感しよ、令和パパ共感していこう、みんなで。
だから、冒頭の野村孝文さんとか、
そういう仕事めっちゃできる、仕事したいけど家事、育児、めっちゃ時間取られる
やっぱり、この2つの力、2つのベクトルの間で引っ張られ合ってるみたいな。
そうだよね。ちょっと前までは、めっちゃ仕事したいっていうバリバリやる気がある人は、きっと奥さんが支えてくれて、家庭を支えてくれて、仕事に行けた、行ってもOK、みたいな。
むしろそれのほうがいい、みたいな。夫が留守でなんちゃらがいい、みたいな。
カジラ〜
定守元気で留守がいい、という言葉があるようにですね、調べましたけど今。
いない方がいいわよ、私は、みたいな。奥様方が。
そうそう、多かったよね。
いやいや、なんもしないし、家にいても、みたいな。
なのに、令和パパは奥様も働くし、むしろ奥様の人生みたいなものが人権意識も高まり、
なんで女性ばっかり苗頭にされてんだろう、みたいなこともいっぱい見てきて、そういう感覚もありますよね、たぶん。
だからこそ、愛すべき妻のために頑張らなきゃいけない、ということと、
でも一方で仕事というものは変わらないスピードで進んでるよね、みたいな。
この板挟みみたいなところを、今回このカジラ時はですね、令和パパをメタ認知します。
メタ認知?
外から見て、それを考える上で、僕はちょっとね、時間の考え方なんじゃないかな、ということで、
今日ですね、そんなテーマで紹介したい本。
紹介したい本があります。
いるのはつらいよ。ケアとセラピーについての覚え書きという本で、
東畑海人さんというですね、京都大学の大学院出身で、教育とか心理学みたいなことをやっていて、
その方の実際のリアルなものを物語調にした、みたいな本で、これめっちゃ面白かったですね。
なんか私も読みましたけど、ちょっと小説っぽい感じの作風で、
バリバリの心理学説明書みたいな感じではない、解説書みたいな感じではなくて、
物語だからこそ、自分ごとにして、
デイケアのストーリーと円環的時間
そうそう、わかりやすいよね。
できる、自分がその仲間に入っていけるような感覚になるような作品だと思いました。
舞台がデイケアっていう場所で、
デイサービスとか。
ご老人たちが集まるっていうのも、ちょっと精神疾患があったりとか、
一般的な社会みたいなところで、ちょっと行きづらくなった人が集まる場所で、
基本的にそこにケアされるためにみんな集まってきて、
日常が行われていて、そこにセラピーとして登場するのがこの戸畑先生なんですね。
臨床心理師みたいなね。
そうそう。なのでそこのストーリーがめっちゃ面白いんですけども、
内容的にはどういうことが書かれてるんですか?
デイケアで暮らす人たちの日常から始まって、
基本的にトランプをやったりとか、昼休みソフトボールをやったりとか、
そういうことの繰り返しなのね。
毎日毎日同じことの繰り返しみたいな。
デイケアの利用者さんと、それをサポートするスタッフがやってることはそういうこと。
ずっと同じところでタバコを吸い続けてる人とか、
同じリズムでトントントン叩いてると安心するとか、
だから簡単に言うと、一見無駄みたいな。
ソフトボールとかもやってても、別に大会に出るわけじゃないんだけど、
バットミントンやったりバレーボールやったり、レクリエーションがあって、
それをこなして家に帰って、また翌朝やってきて、それをこなして家に帰るみたいな。
デイケアっていうのは、そういう時間、それに安心するみたいな。利用者さんは。
変わらない日常みたいなこと。ここがストーリーとしてずっと続いていくのね。
心に傷を負う人たち。
それがケアの概念で、そういう人を優しく否定せず受け入れていくのがケアだと。
で、反対の概念としてセラピーって言葉が出てくるんですけど、
これはトウハタさんはセラピーの人としてやってきて、
その利用者さんの話を聞いて、何か悩みありませんか?みたいなこととか、
そういうのを聞いていくっていう行為なんだけど、
セラピーっていうのは、実は変わらない日常からちょっと頑張って外に出ていきましょうっていうことを促す行為なのね。
だからさっき言うちょっと心シビアなことというか、
本当は突きつけられたくない、いつまでこれやってるんですか?みたいなことをやんわりと言っていって、
もうちょっとこういう仕事だったら頑張ってやれますか?みたいなこととか、
デイケアに来る日を減らしませんか?みたいな、そういうことを促していくストーリーなんですね。
先生みたいな?
保健室の先生みたいなポジションで、社会に復帰していくためのプロセスであるというところのやり取りがすごく面白いんだけど、
今の話につながるんだけど、時間っていうのは2種類あるって話があって、
線的時間、線っていうのは直線の線ね。点と線の線。
もう1個は円環的時間っていうんだけど、円環っていうのは丸み環境の環。
ぐるぐるぐるぐる回っているっていう。
線的時間と家事・育児のギャップ
基本的にさっき言ったデイケアの時間っていうのは円環的時間なのね。
ずっと同じ日常がぐるぐる回って変化がありません。
でもそこに安心するものもある。
子育てみたいな。
そうなの、そうなの。そういうことなんです。
子供もやっぱり毎日同じリズムで心が安定して育つみたいなことを言われる。
線的時間っていうのはもうちょっと物語性をもたらすっていうことなんだけど、
山あり谷あり、ありながらだんだんと成長して進んでいくみたいなことなんです。
凸凹な道。
この例えがちょっと面白くて、線的な時間っていうものの代表例は映画のドラえもんだみたいな話がちょっと例えとしてあって、
日常の生活の中に急に恐竜の卵が裏山に落ちてたりとか。
あーあるね。
日常的な時間の、え?みたいな。ピースケ出てきたみたいな。
急にね、なんか卵落ちてピースケして。
恐竜を回収しに来るさ、未来から来る悪い集団とかさ、わからないけど一気に物語が進んで、
最後さ、また日常生活に戻るわけ。ピースケと別れて。
この前見たけどさ、最初ののび太は坂上がりをずっとしてて、そこから始まって、最初は坂上がりできてないの。
でも一夏のピースケを巡る冒険みたいなのが終わって、ラストには坂上がりができるようになってるみたいな。
美しい。
美しいでしょ?
だから日常は変わってないのよ。ジャイアンとスネ夫とか静香ちゃんとの関係性は変わってないんだけど、
自分がちょっとだけ成長してるみたいなことが戦的時間、物語があると。
一方で円環的時間ってグルグル回る時間っていうのはサザエさんの世界だっていう風に書いてて、
日常ずっと変わんないじゃんサザエさんって。
急にナミ兵が急な病に倒れるとか、サザエさんがもう私も家事行く時いいわみたいに言ってヨーロッパに旅行していなくなっちゃうとか、
そんなのないじゃん。
相変わらずナミ兵はさ、自分で着ればいい羽織みたいなのを船に着せてもらったり、
自分で片付けてればいいカバンを船に預けてやってるわけでしょ?昭和パパは。
相変わらず。
あったよね。そういう話。
その話かじらじでもありましたけどね。
だからこれがもう違うわけ。
里野さんが言ってくれたように、子育ては円環的な時間なんですよ。
ぐるぐるぐるぐるずっと進歩も成長もあんまりない。
何かが危機的に急に、昨日までハイハイしてたのに急にすくって立ち上がることはない。
昨日までおむつだったのに急に今日からパンツでいいっすみたいなのはならない。
成長して戻って成長して戻って、ほんと3歩進んで2歩下がるみたいな感じ。
そう、ほんとそうです。
ちょっと進んだと思ったらあれもうできなくなったみたいなこととかもあるし、時間が遅いんですよね。
もう一個かじらじのテーマでもある家事みたいなことって、もはや変化はなくて、もう永遠とやり続けなきゃいけない。
食洗機を買うとかルンバ買うみたいな進化はあるかもしれないけど、それでもやっぱり作業はずっと変わらないわけなんですよね。
急にれいわパパは円環的時間に放り込まれちゃったわけ。
今までやってなかったっていう点ではね。
もっと物語的なさ、会社の時間とか外の時間っていうのは基本的に島工作の会でもあったけど、
企業っていうのは成長し続ける使命を持っていて、絶対今年よりも来年の成績が良くないといけないようなプレッシャーもあるし、
それでいて仕事っていうのもどんどん増えたり、部長になったり、課長部長、役員みたいになっていけばレイヤーも上がっていくみたいな、
全然円環的なぐるぐる回る家事育児と全然時間が違うんですよ。
僕の日記があったのは時間が足りないし、直線的なイメージ、成長していくイメージがこんなに湧いてるのに、
このぐるぐる回る家事育児子育てに追われているっていうことのギャップに耐えられないんですね。
それはでもね、母親も一緒。その現実に突きつけられるのは女性も一緒ではある。
女性は先輩なんですよね。これは完全にいわゆるワーママみたいな言葉があったときに、
女性のマザーモードと仕事モード
一回ワーキングを必ずぶった切られるわけよ。1級とか3級みたいなタイミングで。
また復帰したら、あれまで働いてた時間が使えないから短くなっちゃうし、
女性はみんなかなりの人が通ってきてきた道なんですよね。
大半の母親を経験している人はすごくわかる話だと思います。
女性の方が先にファーストペンギンとして、この仕事と家事育児のどちらかしかできないみたいな問題には先に飛び込んでいって、
令和パパが追って飛び込んでいったわけですよ。
だけどちょっと前の世代には、やっぱりその辛さってあんまりわからなくて、
理解者がいないっていうのがやっぱり辛いことなので、
この時間をメタ認知していくっていうのがすごく大事なんじゃないかなと思っていて、
これも後半にしたいんだけど、
解決策のとこで。
自分がやっぱり今どっちの時間を生きてるのっていうことを強烈に意識しないと、
ちょっとSNS見たら、俺成長してますみたいな人見たら結構しんどいわけ。心としては。
そうだよね。
そうなんでございますよ。
単純にスマホを見ないとか、子供と遊ぶときにその世界に集中するみたいな意識を変えることが必要なんだと思うんですよ。
男性は不安を誰にも言えないんじゃない?
言えない。
それがまたつらいポイントでもあるよね。
言えないよね。
女性は女子会じゃないけど、
発散もするもんね。そこでね。
軽く喋ったりできるんだけど、男性がこういう愚痴とも捉えられない話をしてるのをあんまり見ないから。
これはね、でも本当そう。その通りで。
突き詰めていったら、基本的には自分の奥さんのために頑張ってるところもあるわけ。
だけど、お前のせいで仕事いけねえだろうみたいな。
言えないじゃん、そんなの。
それ何?それDV?
言葉のDVじゃん。
でも別にそこまで思ってないけど、落ち込んでるときはそうなるわけじゃん。
それはもうどんな関係でもシーソーゲームみたいなもんだから、
なんで自分だけが割を食わなきゃいけないんだよみたいな。
言葉はやっぱり女性同士で夫の悪口を言うように。
男性同士だと別に悪口まで発展しないけど、
いや、めっちゃ大変ですよねみたいなことを、
このカジュラジオ聞いてくださっている美容師さんとかね、
少ない人数でしかこの話はできなかったの。
ただ、この1話目で言ってたちょっと冒頭で言ったパパ友ができたりとか、
パパ友第一号さん。
そうなんですよ。勝手にできたってことは知ってますけど。
そういうことを言わなくても分かり合えるの。
あ、よくやってますねみたいな。
そういう人が増えてきたの、周りに。
そういう男性はやっぱり家事育児へのコミットっていうのが高くて、
男性パパの悩みと苦しみ
でも仕事もできる。
だけどどっかで抑えて、その気持ちを抑えて、
なんかみんなグッと耐え忍んでるよねみたいな感じの、
嵐を耐え忍んでるっていう仲間意識が、俺は勝手に感じちゃってるわけ。
でもやっぱり今でこそチラホラ出てきたけど、
3,4年前の美容師さんにはパパ友なんていなかったし、
パパ友欲しいぐらいには言ってたけど、
やっぱりそういう人が身近にいるっていうのはなかなかない。
だから本当に3,4年前は美容師さんともう一人レストランやってるパパさん。
それも前の仕事の仲間だったんだけど、
その2人だけだったんだけど、最近この同じレベルの会話ができる人めっちゃ増えた。
それがちょっと冒頭にも言ってた1984年から90年ぐらい生まれの人は、
確実に波長が合うので、なんとなくそういう世代が増えてきて、
私もうすぐ40になりますけど、39で40になって。
こういう世代が上に上がっていけば、それはそれで気持ちがわかるから。
これ社会変わると思ってるんですよね。自然と。
この苦しさをわかってるってことがすごく大事で、
女性側の気持ちもわかるし、男性パパの新米パパが苦しむこともわかるから、
それに手を差し伸べたいっていうのが今回の収録でもありますけどね。
何もならんけど言ってるわけですよ。めっちゃ辛かったからね。
それがきっかけでこういうラジオをやってるようなものだもんね。
エワパパメタ認知みたいなものは、ここでしか聞けないコンテンツな気がしてます。
そんなことないのかな?いろいろいるけど。
はじラジオが面白いのは、この後解決策をちゃんと提示しますので、第3回では。
どうやったら時間のギャップとかメンタリティとか、時間の使い方がこうすればよかったかなっていうのを、
過去の自分に会えたなら言いたいなみたいなことを、ちょっとまとめて夫婦目線で話ができたらなと思っております。
もしね、今周りにそういう人がいないなって悩んでいる人がいたら、
まさにこの回が助けになってくれるといいなって思います。
この3回そうなってほしいよね。
あとは止まらない雨だと思っているけど、いつか止まるので、それを信じましょう。
本当にそれは言っていこう。
希望だよね。
このトンネル抜けないんじゃないかと思ってるけど、終わる時が来ます。
まだ僕らは終わってませんけど、ちょっと抜けかけてきたよね。
そうだね、抜けかけては来てるかな。まだ終わってないけど。
そんな話は次回も行きたいと思います。
今回もありがとうございました。
次回へ続く!
続く!
続く!
15:26

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