2023-06-01 15:39

#027 哲学者の思想から「家事の分担」を考える!数値ですべて判断する世界とは?

家事をポイント制に可視化するアプリCAJICO。数字として見える結果は一見正しい。だけど数値を信じることは、それ以外のことが抜け落ちてしまうのでは?哲学者ピーターシンガーの「効果的利他主義」をキーワードに、家事育児の分担を考えます!家事ポイントを貯められない多くの日本人男性は「自分は外で働いているから」という免罪符を盾に、アプリの使用を放棄してしまうかもしれません。 そんな夫を責める妻...これだと悪循環!!自ら会社を運営しながら家事育児にも奮闘するミウラさんが夫婦で楽しく CAJICO を使う心得を伝授します!


※今回ご紹介したのはこちら

⁠⁠家事やれよ論争撲滅アプリ『CAJICO』⁠⁠


■チャンネル概要

会社&家族を経営するリアル夫婦が「身近なコミュニケーション問題」について自由研究!

家事の合間に手を動かしながら学べるポッドキャストです。 ※毎週木曜日 更新 


   \カジラジへの”おたより”待ってます/

コミュニケーションのお悩み、「ほんそれ!うちの夫も!」などラジオへの共感、おすすめ本など… 

なんでもOKです、本当に気軽に!お便り心待ちにしています!   ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠こちら⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠(Googleフォーム)   


 ■パーソナリティ  「ノベルティとギフトと、その先のコミュニケーションをつくる」tetote(てとて)を経営する夫婦 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ミウラ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠と、さとな、が お"贈り"しています。

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ミウラのnote⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ カジラジの話もしています

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠株式会社tetote⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ こんな会社です

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠tetote shop⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 雑貨販売しています


■こんなキーワードが気になる方はカジラジ!

#夫婦 #子育て#家事 #育児 #社会学 #文化人類学 #コミュニケーション #令和パパ #イクメン 

サマリー

スマホアプリカジコの話として、家事や育児の分担が可視化されていることが語られています。女性が男性に自身の貢献を伝えることが難しい問題や、家事・育児に参加しない男性のモチベーションの低さが浮き彫りになることが話題となっています。家事の分担を考えるために、数字の裏に隠された男性側のポイントを認め、お互いにリスペクトすることが大切だと言われています。

可視化される家事・育児の分担
家事のあいだに 聞くラジオ
カジラジ みなさん、家事してますか。tetote三浦です。
tetoteのさとなです。 お願いします。
家事や利用論争を撲滅するスマホアプリカジコの話をしておりまして
家事とか育児が夫婦でどれだけやってるかっていうのが
可視化される。 なかなか女性がね、男性にこれだけ利用やってると伝えたいと思ってても
なかなかできないんですよ。 いや、ほんとそう。
わかんないもんね。家事ってさ、見てないと、見られてないときれいになってることに気づかないもんね。できない人。
そうだよね。お掃除ってきれいな状態が当たり前だと思ってるから。
本当にそうです。
公衆トイレもさ、きれいな状態が当たり前だと思っちゃってるから。
確かに羽田空港のトイレみたいにさ、勝手にきれいになると思ってるんだ。あんだけ。
そうそうそう。でも誰かが掃除してくれてるから、きれいな状態を保ててるわけで
家庭においてはそれが母親がメインになってるってことですよね。
平均的な日本人の家族だと、今そうなっているっていうところが問題。
かじがい
これやっぱりポイントで明確になると、どちらかというと多くの場合、女性側が助かるというか、と思うのね。
これだけ私はやってるんだよってことを旦那さんに伝えられるのがメリットなのかな?
一方で、このアプリを使っていくと、多くの場合は旦那さん、男性側がポイント低くなるわけですよ。
そうなんですよ。
男性の家事・育児参加のモチベーション
ゴボルとしては、かじらじ的なテーマでいうと、男性側も家事・育児に参加して、
行かなきゃいけない時代だよね、みたいなことをずっと言っているので、
もしこのアプリを導入して、妻がこんなポイント貯めているとなったときに、自分は全然できてない、みたいなことがわかるし、
ランキングとかも出るから、満年2位なんですよ。ずっと2位なの。
だってこれ2人しかいないよね。
子供とか多分入れられる。
色んな人は入れられる仕組みにはなっているので。
子供にも越される可能性もある。
そこの男性側がやるモチベーションみたいなことが、結構ないんじゃないかな、みたいな。
ずっと勉強できないと、勉強へのやる気が湧かなくなっちゃうこと同じで、
多分家事のポイントが低いと、自分はできないんだな、みたいな感じで思っちゃうよね、男性もね。
だからそこの、どうやって男性をね、モチベーションを上げていくか、みたいなことが結構重要なんじゃないかなと思うんですけど、
このアプリでいくと、家事・育児みたいなポイントがたまるんだけど、
男性側が家事・育児に参加できないっていうのは、データ的に見ると、要は家庭外の労働に出かけていて、
日本は特に長時間労働っていうことがあるので、家のことが一応できないという立て付けになっているので、
外でポイントを稼いでいるはずなんですよ、男性側は。
そうですよね。仕事をしているっていうのはポイントになるよね。
だけどそれはこういうものに反映されないので、なんとなくさ、やっぱり夫がダメ論みたいなのをネットに見ると、
インターネットを見てると溢れまくってるわけ。
まあね。
あるんですよ。
すごい流音が下がるわけ。そんなの見てると、めっちゃわかりますみたいな、うちもダメですみたいな、共感共感なんですけど、
数字だけでは見えない問題点
一方で、それでやってないポイントみたいなものがもちろん存在をしていて、
そこに対しても褒めてあげないとダメな人がさ、ずっと俺外でやってるからっていうのが何よりも切り札みたいな。
そうだね。なんか妻には言えなくても、自分の心の中で固くなに叫んでる感があるよね。
そうそうそうそう。
なんかそこをやっぱり明確にしなきゃいけないのかもしれないなと思ってて、
この前さ、知り合いの男性の人と話してて、結婚して友働きだったんだって。
まぁフィフティフィフティぐらいで家事をやってたみたいな。家事くじやってて。
だけど奥さんがもうちょっと仕事疲れたから専業主婦になるねって言ったら、わかったと。
でも専業主婦になるのはいいけど、もう専業だから、俺今まで50やってたけど、ゼロにするからって。専業主婦でしょって。
奥さん100、俺ゼロだからみたいな。これはさ、数字上は正しいのよ。ポイントの振り分けとしてはめちゃくちゃ正しいんだけど、極端じゃん。
極端すぎるけど奥さんは。
奥さんは別にそれでいいみたいな話。本当のとこはわかんないよ。
なんかそれってさ、あまりにも可視化されているもの。結局友働きになって働くことと家事育児みたいなものが2つ重なっているわけじゃん。
フィフティフィフティであれみたいな風潮があると思うんだよ。全体的な流れとして。
だから男性は家事育児レベルを上げなきゃいけないし、女性は手伝ってもらって家事育児レベルを下げて、
お互いその空いた時間で外に働けるようにみたいな流れなんだけど。
なんかそこのフィフティフィフティが最高みたいなことはわかるんだけど、何か大事なものが抜け落ちている。そこの夫婦の話を聞いてて。
フィフティフィフティが正義みたいな。
そうそうそうそう。だからそれはポイントっていうことを、この数値を信じればそうなるよ。
でもなんか私のポイントは1000で、あなたのポイントも1000で、私たちってすごいお互いやってるよねっていうことは正しいんだけど、何か抜け落ちてるものがあるんじゃないの?みたいな。
数字では表せないものがあるよね。
そうそう想像力があると思うんですね。
私の勉強した話というかしたいんですけど、哲学者のピーターシンガーさんという人がいて。
あーなんか聞いたことある。
この人はすごい極端な主義主張の人で、アメリカとかだと寄付文化があって、ビルゲイツとかいるでしょ。
ビルゲイツさんとかビルゲイツ財団みたいな。
お金がたくさんあるので寄付するわけなんだけど、ビルゲイツとかにめっちゃ影響を受けさせている人みたいな。
ビルゲイツもこのピーターシンガーさんの話、めっちゃすごいスーってなって、僕寄付頑張るスーってなったわけなんですけど。
めっちゃ頑張ってるじゃん。
それが面白くてね、基本的に考え方としては効果的立派主義とか言うんだけど、効果的であれってことなんだよね。
寄付とかボランティアって結構共感から始まるわけ。
自分がアフリカの子供たちのムービーを見て、ここに寄付したいなとか、
例えば自分の親戚がボランティアみたいなのをやってて、一緒にサッカー活動をしたからとか、
自分の両親が足が不自由で、だから車椅子の募金をみたいな。
そういうところから立派って始まるんだけども、それだと本当に効果が出ないっていうことを提唱していて。
なるほどね、効果が限定的。
だから、君が5000円盲導犬の募金にかけるなら、盲導犬だからそれを扱う目の不自由な人の一人にしか効果は出ませんよね。
だけどその5000円でアフリカでワクチンを使えば10人の命が助かりますみたいな。
つまり、量とか数とかスピードとか、非常に近代の資本主義的な考え方で寄付とかボランティアみたいな、
リタみたいなことを扱っている人で、これが結構アメリカとかで受けて、若い人とかNPOとか多いんだけど、
ちょっとこれでかい話だったんですけど、このポイントとか50-50、私が出している労力とあなたは全く一緒みたいなことが担保されてたらいいのかと。
数字だけじゃ見れないところが抜け落ちるところがたくさんあるでしょ?
そうだね、ボランティアにしても多い数を救えればいいのかっていう。
そういうところの論点はちょっと抜けてるよね。
だからもちろん数字的には幸福を最大化するみたいなことを心情としている流れを組んでるんだけど、
数字の裏に隠れている男性側のポイント認めることが大切
最大化すればいいのっていうところがあって、一方で弱い人がそこには入れなかったり、寄付される側のマジョリティ側はいいけど、
マジョリティ側は共感がなくて、たくさん救えるっていうふうになると、一方で失うものもあるし、
っていうのがリタとは何かっていう本で書かれたりとか、
あとこれは世界は雑魚でできているっていう、この前塚内祐太さんっていう人の勉強会みたいなとこ行ったんですけど、
そこでちょうど出てきた話だったので、結構でかい話なんだけど、何だか数字があればいいのかっていう。
資本主義自体が数字教みたいなところがあるよね。
そういうことをちょっと考えると、このテーマも面白いなと思って。
だから世の男性批判っていうのが、この流れでいうと家事育児ポイントが全然貯められないじゃん、こいつらっていう批判。
特に女性は今働くようになって、家事育児ポイントも貯めるし、外でしかも働いてさ、
短い時間でめちゃくちゃ生産効率上げて頑張って、ヘトヘトで帰ってきて保育園行ってみたいな、すごいことやってるわけ。
すごいよね。やらざるを得ないっていう状況に追い込まれるから、できる。
でも男性は家事育児ポイント貯められてない人は外に行って、
俺は外の仕事が忙しいからっていう風になりがちで、それを改善させるためにどうしたらいいかってことをカジラジーではよく考えてるんですけど、
僕もそういうところからなんとなく徐々に改善していった経緯があるので、
やっぱりあなたポイント持ってないですよね。数字家事育児ポイント持ってないですよねっていうことを否定ばかりする、ディスってばかりいても、
あんまり男性側は動き始めないような気がしてて、
数字の裏に隠れている、実は男性側も外では違うポイントをある程度稼いではきているわけで、
そこを認めてあげるみたいなことがまず第一歩なのかもしれないよね。
どうしても外でのポイントっていうのは日本の平均の男女の給与で言ったら男性の方が高いので、
多くの場合は男性の方が高い。まず女性の方が時短とかになっちゃったら低くなっちゃうし、そこの構造がもうあんま良くないわ。
男性は外でポイント稼いでるって思っちゃう満身というか、満身がありますよね。
だからお互いポイントの裏にある想像力をちゃんと汲み取って、
なんかあったかい言葉かけようよと、ねぎらおうよって、結局ねぎらいだわ。
そうだよね。そういうことなんですかね。ねぎらいをかけていきましょう。
これはね、カジコの中ではポイントをつけられる。感謝のスタンプとかをくれるんで、そういうこともあると思うんだけど、
想像力を持ってお互いの仕事を考える
だからまずはイライラするけど、男性側の外で稼いでるポイントみたいなことをねぎらいをかけながら、
いい気持ちにさせてから、もうちょっとカジポイントもこういう風にやったらどうですかみたいな話を提案するのがいいのかもね。
というわけで、男性は自分は職場でポイントを貯めてきてるんだぜっていう満身があり、
満身ある。
そして男性側はまたさらに、女性が家で家事・育児をしているんだけども、
そのことも結構解像度が低くて、そっちが見えてないっていう問題もあって、
男性は課題だらけなんですけど、
あとは女性側が、男性が職場でポイント貯めてるっていうことが具体的には見えてないっていうか、
そうだね。
お互いやったポイントの、自分がしていることの想像力、
なんとなくさ、俺仕事やってるからとかいうことで全て片付いちゃう。
そうそう。仕事っていう一言で免財布みたいな。
それで顔パスみたいな。
この仕事プラチナチケットあれば、俺家事・育児やらなくていいからみたいな。
それがさ、最初の俺は100%家事・育児やらないからみたいなことを言った人みたいなことなんだけど、
そこの想像力みたいなことをちょっと次の回で考えていきたいですね。
その想像力があれば、お互いの仕事に対するリスペクトというか、
が生まれてきて、愚痴もちょっと減るかも。
リスペクト生まれたら、いつも100やるところ50しかできてないときに、
なんで50できなかったのかなっていうふうに思えるというか、
できなかったことばっか否定するんじゃなくて、そこをちょっと考えたいね。
そうですね。次回で。
次回いいですね、これ。このテーマ。
リアル夫婦だから、次の回はいいことが言えそうな気がします。
はい。実例も含めてお伝えしたいです。
はい。じゃあ今日はこの辺でありがとうございました。
ありがとうございました。
次回へ続く!
続く!
15:39

コメント

スクロール