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kai3
はい、じゃあ気になった歌手企画語っていきたいと思うんですけど、須田さんはまず一番どれが良かったですか?
うすだ
何から行きますかね。目玉の話ししちゃいますか?いきなり。
kai3
目玉の話しに行きましょうか。一番の目玉といえば。
うすだ
ウルトラソウルですよね。
kai3
ウルトラソウルですか?そっちで行っちゃいます。
うすだ
B'zですか?やっぱ。印象に残ったっていう意味ではB'zなんでしょうね。
kai3
印象にも残ったし、もうその後の話題を石鹸した感じありますよね。
うすだ
話題がもうここに集約したかなっていう意味では、まあ今回の勝者というか、
まあまあB'zだったし、NHKの演出的にもここに集中してたなって感じもしたし、
会場の盛り上がり明らかにここがピークだったじゃないですか。
kai3
すごかったですよね。でもその盛り上がりがわかるっていう盛り上がりというか、
見てる方としても同じくらい盛り上がれるテンションになれたから。
うすだ
はいはい。
kai3
一体感はすごかったですね。
うすだ
そうですね。ああいうのが紅白で出るってやっぱなかなかないので、
ここは避けて通れないというか、これだったよねっていう感じですよね。
kai3
ちなみにB'zファンからすると、もともとあの二人は年末年始は仕事しないって公言してるらしいんですよ。
うすだ
みたいね。
kai3
お休み時間っていう。それを押してまで出したっていうNHKのすごい交渉と、
そのB'zの中に何があったのかわからないですけど、
まあその分ね、あれで終わったらすぐ帰って楽しい年末年始を過ごしたかもしれないですけど、
その価値はあるぐらいの演出でしたね。
うすだ
主題歌がね、朝ドラの主題歌イルミネーション。
正直これ聴いた時はそんな知らねえ曲だなみたいな感じだったじゃないですか。
kai3
僕も正直見てないんで、この朝ドラを。
すごい流行ったかと言われると、見てなかったらあんまり聞かないなぐらいの感じで。
うすだ
なんかB'zの新曲出たんだ、朝ドラなんだ、こういう曲なんだ。
出てきた時はね、もう目玉の一つだったんで、
当然ね、B'z出てきたな、でもやっぱあんま知らないね、この曲じゃないよねみたいな感じで見てましたよね。
kai3
見てましたね。で、終わりましたね。パチパチパチって思ったら、
なんかちょっと歩き出すから、おやおやって思ったら、
ね、LOVE PHANTOMのイントロですよ。素晴らしかった。
あのね、長いイントロと聴いた瞬間にちょっとすごく印象に残りやすいイントロじゃないですか、
LOVE PHANTOMの不思議なオペラっぽいというか。
あれの演出が素晴らしかったですね。で、僕ちょっと思ったんですけど、
画質違いましたよね。スタジオで1曲目のイルミネーションと、
出てきた時のカメラ画質が違ってて、
最初の方はあんま画質が良くないのか、
すごい収録っぽい絵に見えたんですよ。
B'zは来ないのかなとか、別で撮って、
それ終わりなのかなと思ってたら、
降りてきてスタジオで1人に、画質がガラッと変わってて、
そこもあれ狙いだったのかな、そもそも機材的にしょうがなかったのか、
わざとやったのかわかんないですけど。
うすだ
なんとなくでもこの1曲で終わらないんじゃないかっていう期待も、
正直、見てる側にもあったのかなっていうところはありますかね。
kai3
僕は全くノーガードでしたね。
特別企画枠だし、1曲経って終わりかなと思って出てきた時の、
あのね、司会陣すら知らなかったっていうサプライズが、
より現場の一体感を出せてたんでしょうね。
うすだ
そうでしょうね。
kai3
これLOVE PHANTOMだもんな。LOVE PHANTOMを選ぶところもすごいですね。
僕はB'zはまあまあ、すごい好きではないけど、
流行ってたから、まあ代表曲ぐらいは知ってるし、
カラオケでも歌うぐらいのところではあるんですけど、
LOVE PHANTOMを選ぶところが超面白いと思いましたね。
その流行った曲ってもっと他にもあるはずなのに、
あのLOVE PHANTOMってイントロがすごい特徴的な曲で、
その移動の時間を稼ぎつつ、
みんなが物を考える時間を与えてくれたというか、
本当に現地に来るんだ、うわあそういうことか、サプライズみたいな。
うすだ
この導入というかイントロというか、そういう感じでしたよね。
kai3
あの演出は素晴らしかったですね。
その後、しかもね、ウルトラソウルまで持っていくっていう。
素晴らしかった。
あのウルトラソウルは結構人気曲だし、
割ともう代表曲だと思うんですけど、
すごい売れたのはもちろんなんだけど一方で、
結構ネタ的に消費されてる曲でもあるじゃないですか。
割とお笑い芸人が曲に使ったりとか。
うすだ
お笑いとかネットのネットミーム的な。
kai3
そうネットでもよくネタにされる。
そういうのも含めて全部これがB'zですよっていうので、
最後の曲に持ってきつつ圧倒的歌唱力を見せつけるっていうかっこよさ。
これから演出考えた人がすごい。聞いてみたい。
誰かインタビューしてくれないかな。
すげえよかった。
うすだ
よかったですね。これで結構満足しちゃいましたかね。
kai3
一方で、この後よくも悪くもネットをB'zが設計にして、
kai3
あの頃なんてB'zダサかったのになみたいな話もちょっと盛り上がったじゃないですか。
あれもちょっと面白かった。
うすだ
僕もダサかったっていうのはすごいその感触というかは間違いなくありましたよね。
kai3
僕も正直B'zが本当に流行り始めた頃って、
わりと洋楽を聴いてたので、洋楽聴いてる人ってちょっとJ-POPを下に見る良くない癖があるんですよね。
もちろん全員ではないけど、ちょっと当時はそういうやっぱり空気はあって、
その中において確かに、
B'zはJ-POPで洋楽をとりあえずパクってる奴らだみたいな、
なんかそんな言われ方してる感じは確かにあった。
うすだ
元ネタが分かるとかね、そういう感じのは結構あったり。
あとはタイアップが多かったからね。
当時はビーング系みたいな括りがあったんで、
タイアップで売れてるみたいなイメージもちょっとあったのかなって気がしますよね。
だからちょっとカッコ悪いみたいな。
kai3
でもよく考えたら当時も洋楽めちゃめちゃタイアップしてたんですけどね。
ただ一つの会社がそのタイアップだけで売れてるみたいに見えたのが反発を招いたのかもしれないですけど、
その文脈もちょっと面白かった。
あとね、この間かな?ハテナでちょっと盛り上がってた、
渋谷陽一はビーングについてどう評価してたかっていうハテナブログがあったんですけど、
これが結構面白くて。
渋谷陽一はビーングは別に嫌いじゃない。雑誌では紹介しないけどっていう。
なんで嫌いじゃないのに紹介しないかっていうと別にもっと嫌いな奴がいるだけで、
好きではないからっていうところがありつつ、
すげー面白かったのが、これねそのまま引用したんですけど、
ビーングって結構アニメのタイアップすごいやってたじゃないですか。
ビーングに対してアニメとビーングというのが非常にイメージ的にダブって仕方がないっていう。
東京近郊、B級の高校、ちょっとしたヤンキーノリ、体育会系といった連想がビーングに近いっていう。
なんかちょっとこの温度感分かるなと思った。
でもある意味それがマジョリティじゃないですか。
流行発信源で言うと、確かに僕が中高生の時もそういうメンバーが聴いてたよなっていう。
そして中学校でギター買ってバンド始めちゃうぜみたいな人たちが聴いてたなっていうイメージがあって。
これは悪いと言っただけじゃなくて渋谷陽一が面白いのは、結局流行を取れるのはそういうやり方ですよねっていうところも。
これあとねちょっと概要欄にリンク貼っておくんですけどすげー面白かったんで。
ぜひ読んでほしい。めっちゃ面白いこれ。
確かにその印象はもちろんあったし、でも結局トップ取るとこういうことでしょみたいな話もあって。
これも面白かったですね。
うすだ
これねでも30年とかやってくると評価も変わってくるっていうのも面白いし。
評価っていうかね、評価じゃないんだよねもともとね。
でも文化的にどう授与されてきたかっていうのが。
この新元になったツイッター、昔はダサかったみたいな人に、お前は人をバカにしてるみたいなことを噛みついてくる人も結構いたんですよね。
でも確かにこういう感じだ、この渋谷詠一が分析してるような感じに受け入れられてて、そこにフィットしてない人っていうのもいっぱいいたみたいなところは結構あるんで。
ダサいとされてたみたいなことは、その時代生きた感触としては間違えてないかなっていうのはありますよね。
kai3
ダサいと言ってるわけじゃなくて、ダサいと言っている人たちがいたし、ダサいという雰囲気があったのは事実として。
当時の感覚がそれは事実としてありましたからね。
うすだ
90年代と0年代と10年代とかでまた結構変わってると思うんですよね。
kai3
それも思いますね。
うすだ
21世紀というか2000年ちょい越えたぐらいではそういう感じだいぶ薄くなってんじゃないかなって気がしますね。
僕の感じだと本当自分が高校生だった時とかはこんな感じ。
高校生大学生ぐらいの時はこんな感じが強かった気がします。
kai3
結局当時の流行ってみんなが見てるものがやっぱ強かったじゃないか。テレビ一挙時代というか。
ドラマはみんな同じの見てないといけないし、お笑い番組はみんな同じの見てるみたいな風潮の中で、
なぜB'zだけこんな言い方するんだろうなとちょっと思いましたけど。
kai3
と言いつつその後に出てきた藤井風も大分話題になりましたけど。
うすだ
話題になりましたね。あれすごかったですね。
あの映像最初見た時気持ち悪かったんですよね。
モワッとして室内の暗い室内に佇んで、しかも声が小さいっていうね。
B'zの大盛り上がりのアクトにめっちゃボソボソ喋ってるやつ。
これなんだこれっていう感じから屋外に出て。
しかもバーチャルプロダクションっぽいというか合成っぽい画質で。
最初なんだろうこれライブなのかなってちょっと思った。
でもライブって出てるんですよね。
出たら屋外に出て、屋外を歩いて、エレベーターみたいなので上がってみたいなところも全部計算されて
それがライブでやられたっていうのが分かって。
それと合わせて曲も盛り上がっていくみたいなのは本当すごかったですよね。
kai3
後で色々聞くとすごい撮影に色々準備もしていて、
でも結局あのすごい美しい映像だったら割と運もあったみたいですね。
太陽の出方とかは。
もちろんそうなるように最大限色々努力をしてたんだと思うんですけど、
そういうのを受けて持ってる人だなと思いました。
うすだ
そもそもカメラ一台でやってるんですよ。
ニューヨークからの中継を。
で、カメラ一台だけど屋内屋外でフロアも移動して日の光も入ってくるみたいな
結構とんでもないことやってるのがやっぱびっくりしましたね。
最初は分かんなかったっていう。
本当にこんなことができるの?みたいなところ。
そういう映像系が好きな人みたいなところはちょっとびっくりしてたのは
TwitterとかXとかでも見たかな。
で、僕もこれ本当に生でやってるの?ってずっと見てて気になってしょうがなかったですね。
曲も良かったんですけどね。
ちょっとそっち側に脳を前半持っていかれた。
kai3
あ、それは分かる。
曲より映像見ちゃいましたね。
それはすごいある。
この後何が起きるのかなと思いながら見ちゃったから。
うすだ
そう、だからすげー盛り上がった。
自分の中でこうなるんだって盛り上がったから
もう一曲やってくれんのかなってちょっとB'zの余韻もあって思ったんだけど。
でも冷静に考えるとあれを生中継やった後にもう一曲なんかできないですよね。
kai3
あと一応枠としてはね、B'zは特別企画枠ですからね。
だから何曲もできるんでしょうけど。
というのもありつつ。
うすだ
メドレーみたいな感じになるんじゃない?
kai3
僕の周り結構藤井風の熱烈なファンが何人かいるんですけど
藤井風見た際ニューヨーク行っちゃうぐらいの
あーなるほどこういうところが刺さるんだろうなっていうのを
見せつけられた感じがしましたね。
この世界観というか。
ただ歌う前だけじゃなくて
アーティストとして作品を見せつけてくれるみたいな
エネルギーを感じましたねこのパフォーマンスから。
うすだ
この辺がピークというか。
kai3
そうですね。
しかもこれが2曲連続で来ちゃう。
2アーティストが連続で来ちゃってるからね。
うすだ
ここに結構予算使ったんじゃないかなって感じがしましたね。
kai3
確かに。
うすだ
冒頭のME:Iのスタートのところ
最初はこうなんだっけ
曲、切手のない贈り物か
最初はみんなで歌った後に
いきなりダンスして曲が始まるじゃないですか。
kai3
だいぶ雑でしたよね。
僕もびっくりしました。
こんな入り方すんだっけっていう。
うすだ
ダンスは上手いんだけど
すごいしょぼい始まり方してちょっとびっくりしちゃって
ME:Iさんはその後にも何回か出てきたんで
いいのかなと思うんだけど
結構扱いが怖くて
もうちょっとお金を使って
立派なステージみたいなイメージだったから
ちょっと貧乏くさいなって最初は思ってましたよね。
kai3
結構びっくりしましたね。
入りは。
そういう意味ではびっくりしたと言うと
僕、Creepy Nutsもびっくりして
一切喋らせてもらわない。
歌以外何も喋るコーナーがなく
うすだ
しかも
kai3
あっさりしてましたよね。
第二部始まって一番の盛り上げ役に設定されたわけじゃないですか。
ニュースを挟んで
ちょっと暗いニュースが
カジラとか悲しいニュースが出た後に
Creepy Nutsはよう盛り上げるぞってところで
歌歌って終わり。
つまりDJ松永は一言も発してないっていう
こっちのけんともすごい売れましたけど
ブレイクで言うと圧倒的に
Creepy Nutsだと思うんですよね。
Bling-Bang-Bang-Born。