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2021-04-11 18:38

はじめての解体|狩猟のはなし

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北詰至:脱力系サウナー/エッセイスト/小説家/歌人

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みなさん、こんにちは。ジャスタアイディア、北詰至です。
このポッドキャストは、知的好奇心旺盛なマルチポテンシャライトの私、北詰至が日々思いついた
ジャストアンアイディアを配信する雑談系ポッドキャストです。
今日のテーマは、「初めての解体・狩猟のお話」です。
前回、前々回かな、狩猟の体験会に行ってきたという配信をしました。
で、そのままですね、勢いで狩猟会に入会しまして、この間初めての狩猟の動向に行ってきました。
今は狩猟機ではないので、猟犬のですね、訓練と、あとはちょっと山の見回りみたいのを兼ねたですね、会だったんですけど、
狩猟って猟犬を使って獣を狩ることが多いので、その犬のですね、運動ですね、
山を実際に歩かせて筋力を受けたり、場所に慣れさせたりとか、
あとは罠を仕掛けてあるので、それを見回ったり、
ネットが張ってあるんですよね、山の中に、人が立ち入るところに獣が来ないようにネットとか金網が設置してあるんですけど、
そういうのの壊れてないかとかですね、そういう見回りをしたりしました。
私はもう超初心者で、まだですね、獣の所持許可も取ってないし、狩猟免許も取ってないし、本当に狩猟のことも山のことも何も知らない状態なんですけど、
とりあえずやって現地に行かないと何にもわかんないと思ったので、ほぼ脳知識でですね、行きました。
で、皆さんすごい親切で、長靴買った方がいいよとか、こういうの靴に吹きかけとくと昼よけになるよとかですね、いろいろ丁寧に教えてくれました。
そういう話を聞きながらですね、わかんないながらも山の中をうろうろついていったんですけど、たまたまその日ですね、アナグマが取れたんですね。
で、今は狩猟機じゃなくて、有害駆除だったら許可されているので ok っていうことなんですけど、
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たまたまアナグマが取れたので、解体する人いるって言われて、私が解体の現場を見たことなかったんで、解体、体験したい、見たいですっていうふうに手を挙げました。
で、他にも解体しますっていう人がいて、私はそれにくっついていったような形ですね。
なんせ自分で解体用のナイフとかもまだ持ってないので、他にナイフを持ってる人が捌くのを一緒にお手伝いしていました。
今回ですね、その解体の現場に立ち会ったのが初めてだったんですね。
で、私はその狩猟をやってみるにあたって、解体の現場に立ち会った時に自分の気持ちがどうなるのかっていうことにすごく興味がありました。
だからまず、取っ掛かりとしては、その時自分がどう思うかっていうことを知りたいっていうのがすごく大きかったので、
今回その主目的は一応達成できたかなと思っています。
で、実際どう思ったかっていうとですね、何も思いませんでした。
すっごい意外でした。
あの、かわいそうとかね、グロテスクとか、
あとは何だろう、もう金輪際お肉は食べれないとかですね、
または食べるけれども命を大事にしようと改めて思ったとか、
あの見る人によって感想って様々だと思うんですけど、私はですね、びっくりするほど何も感じなかったですね。
無ですね。 学んだこともないし、
改めて感じたこともなかったです。
ちょっと一瞬心配になりましたよね。 私ってサイコパスなのかなってちょっと思ったりもしました。
けどまあ、私はわりとHSPなんでサイコパスっていうことはないと思うんですけど、
実際にその目の前でね、アナグマちゃんがさばかれていく様子を見ても本当に何も思いませんでしたね。
で、私はナイフ持ってなかったんで、自分でナイフを入れることはできなかったんで、
また自分の手でこうサクサク切ったら、何かまた違う感情が芽生えるかもしれないんですけど、
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今回私はそのメインでさばいている人がさばきやすいように、アナグマの手を持って押さえたりとか、
頭を持って皮を剥ぎやすくしたりとか、そういうお手伝いをしていました。
で、お手手はね、アナグマって本当にかわいいんですよ。
アナグマってちっちゃくて、たぶん10キロぐらいかな。
体長も本当、中型犬よりもちっちゃいですよ。10キロなんで。
で、ちっちゃくてね、で、頭がねすっごいちっちゃいんですよ。お顔が。
体の割にね、小顔なんですよね。それもすっごい可愛くてね、頭ちっちゃいのも。
で、まあもう私が見た時は死んでたんですけど、
で、それの両手をね、お手で万歳している状態にしてあげて、
胸をね、開きやすいようにするんですけど、
お手で繋いでいる時もね、なんかね、
かわいいなぁって思いました。そのアナグマを見てて。
やっぱ動物とお手で繋ぐって、なんかこう愛おしくなりませんか?
例えば自分のペットね、ワンちゃんとか猫ちゃんとか、
4つ足だけど、たまにこうお手で繋いでね、
一緒に遊んだりすることもあるじゃないですか。お家にペットちゃんいたらね。
なんかあの、それと結構似たような感覚なんですよね。
アナグマちゃんとお手で繋ぐっていうのが、私にとってはそんな感じで、
あら、かわいいこのアナグマちゃん、みたいな感覚でした。
だけど手を繋いでいる間にもどんどんどんどん胸は開いてるし、骨は砕かれてるしですね。
どんどんお肉にはなっていってるんですよ。
なっていってるんですけど、すごくかわいいなって思いました。
で、あとはやっぱり捌く人がすごい上手だったので、
あのもうスススって感じなんですよね。
で、ちょっとその日誰も解体用のナイフ持ってなかったんで、
キャンプ用のペティナイフかな?よく切れるやつ。
解体してたんでちょっとやりづらいとは言ってたんですけど、
まあ小型の生き物だし、その方がすごく上手な方だったので、
割と綺麗に解体してましたね。
で、あのお肉になっていくとね、ここはもも肉とかね、バラ肉トレーターとかね、
部位ごとに切り分けていくんですけど、やっぱバラとかね油刺してて美味しそうな感じだし、
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もも肉は、あーもも肉だなーって感じなんですよ。
鶏もも肉とかもこう、頭がパーンと張ってて、骨の足首の方がちょっと太くなってるっていうもも肉の形ありますよね。
本当にあれと一緒でやっぱりももって付け根がこうもりっとしてて、足首にかけてシュッて細くなるんですよね。
なんかもう一別して、あ、もも肉だなっていう見た目になっていくんですね。
で、まあそれを見て美味しそうだなって思ったし、
まあその場にいる方、割と慣れている方が多かったので、
みんなでなんか美味しそうだねとか言いながら解体してましたね。
で、あの、お肉いる人とか言って、あのバラが欲しいとかリブが欲しいとか言って、
まあみんなで分け分けして持って帰ったんですけど、
そんな感じで本当にね、
何とも思わなかったんですよね。
で、それが私本当にあの狩猟の世界に足を踏み入れて良かったなって思いました。
そのまず一つ自分が、哺乳類が目の前で捌かれる現場を見ても何とも思わないっていうことが分かったのが、
本当に一つの収穫ですね。
で、なんでかなって思ったんですよ。
多分私にとっては哺乳類だろうが、魚だろうが、あとお野菜だろうが、
あの食べ物だと思ってるんじゃないかなって思いました。
で、すごくね、ちょっと不思議に思うのは、狩猟の世界って批判もすごく多いんですよ。
つまり生き物を殺すなんてかわいそう、無残、残酷だっていう意見って多いんですけど、
あの残酷な殺し方をするっていうのは法律で禁止されているので、それは絶対にしないんですね。
それこそ本当にサイコパスのような、じわじわ殺すとか、
見るからに道徳的に相手を苦しめる方法を使って殺凶するとか、そういうことは禁止されています。
なので狩猟をやる人っていうのはそういう殺凶の仕方はしないです。
その上でもね、やっぱりその哺乳類って、ちょっと犬猫のペットに近かったり、
あとは私たち人間も哺乳類なので、やっぱりその同族殺しみたいな、ちょっとこう、嫌悪感があると思うんですよね。
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で、一方でお魚とか野菜っていうのは、私たちと全く姿、形も違うしね、
喋りもしないですよね。泣きもしないんですかね。
水中にいるので泣くのってイルカとかそういう哺乳類ですもんね、クジラとかね。
魚で泣き声って聞いたことないし、野菜に至ってはもう一切喋らないじゃないですか。
だからそういうところで、まあ嫌悪感が出る出ないっていうのは分かれるんじゃないかなって思うんですけど、
でも全部同じ命ですよね。
命にね、魚類も哺乳類もないわけだから、そこは私は違いを感じてないんだなっていうことが今回分かりました。
なんかお寿司屋さんで魚をさばいてたり、マグロの解体ショーとか見てるのと、
アナグマを解体してるのを見てるのって、私の気持ちの上ではほとんど一緒だなって思いました。
で、野菜にしたってそうですよね。植物だって種からあんなグングン成長していくんだから、
あれも命なんですよね。生きてるから成長してるし、生きてるから腐っていくんですよね。
で、でも包丁入れるじゃないですか、みんな。
そこに対してかわいそうって、まあ言いませんよね、ほんとに。
だけどあの、子供とかね、あのなんだろうな、お花に対してなんとかさん、チューリップさんとかタンポコさんって言ったり、
野菜に対してもね、なんとかさんなんとかちゃんってつけたり、こう擬人化しますよね。
なんか擬人化するっていうことは、やっぱりそこに命を感じてるってことだと思うんですよね。
で、まあそれは子供だけじゃなくて大人も、絵本の世界とかでね、野菜が動いたり、野菜が喋ったりする絵本を作ったりとか、
お魚さんの気持ちを描いた絵本があったりとかしますよね。
やっぱりそれを擬人化するって、私たち人間が野菜でも魚でも、そこに命を感じてるから擬人化していくわけですよね。
だからその私たちって、哺乳類も魚類も植物も命だと思ってるけど、
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自分に近いか遠いかっていうところで、人によって嫌悪感を感じたり感じなくなったりしてるんだろうなと思いました。
それが私の場合は、すごくあの、なんだろうね、人間とそれ以外っていうのを明確に区別していて、
で、そのそれ以外については、植物だろうが哺乳類だろうが、全部同じなんですよね、感覚が。
だからその解体の手伝いをしてても、何の感情もわかなかったんだと思います。
で、これはね、体験しないとわからないことでした。
体験する前は私、自分どんな気持ちになるんだろうと思ったんですよ。
だから今日取れたから解体するよって言われて、解体現場に行くときも、
なんで解体行くって言っちゃったのかなーってちょっと思ったんですね。
なんかこんな急に解体現場に立ち会うことになるとは思わなかったなーって思って、
なんかちょっと今おじけついてるなーって思ったんですよ。
思ったんですけど、
見たら何にも思わなかったですね、もうその瞬間から。
だからやっぱりなんか体験するってすごい大事だなーって思いました。
ああこういう反応するんだって思って、自分の反応から自分が命というものに対してどういう捉え方をしているのかっていうのがわかりました。
だからあれですね、なんかその、自分がこう命に対してどう思ってるかわかんないとかね、
なんか自分のことがわかんないとかね、そういう人はどんどん思いついたことを体験していくといいかもしれないですね。
体験することでわかることってあると思います。
どうせ体験するなら大きいことをやった方がいいですよね。
それこそ解体とか、なんだろうな、バンジージャンプとかでもいいし、
なんか普通だったらちょっとおじけづいちゃうようなことを思い切ってやってみると、
自分ってこういうものに対してこういう捉え方してるんだっていうのがわかると思います。
はい、というわけで本日は、はじめくの解体・狩猟のお話をお届けしました。
18:04
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それでは本日はこの辺で、また次の配信でお会いしましょう。
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