1. ごりの堂々巡り
  2. #02 感染症とジビエ、獲りすぎ..
2023-01-06 28:59:00

#02 感染症とジビエ、獲りすぎちゃって困る新人

E型肝炎 豚熱 感染症 シカ イノシシ 年間60万頭以上駆除
日本人は1年で140万人ぐらい死んでいる
やや鹿や猪の個体数が減ってきたように思われる。
豚熱絶滅したかと思うくらい犬が教えてくれる。
1犬 2足 3鉄砲

00:03
どうも、ごりです。
昨日ですかね、
ポッドキャストの方を上げさせてもらった、初めてのポッドキャストを上げさせてもらって、
で、早速ですね、Twitterの方で反応がありましてですね、
一人はシュウさんですね。シュウさんありがとうございます。
ポッドキャストの方、聞かせていただいてますので、ありがとうございます。
その後もさらにね、Twitterの方で、
なんか、イノシシのお肉を、輪なるような方からいただいたということで、
どうしたらいいかなんていうね、
リプがありましたけれども、
基本、イノシシのお肉は、僕はもう全部火を通して食べるというのが基本なんですね。
ジャーキーにする時にも、基本は加熱してます。
風乾、乾燥させた後に必ず熱を加えるという工程を入れています。
それはなぜかというと、イリガタカンイエンという人畜共通の感染症があるということですね。
それが一つというのと、あとまた、僕が住んでいる地区では豚熱ですね、
トンコレラと言われていたものがあるんですけれども、
その豚熱のことも考えると、もう加熱をして食べるというのが当たり前になっていますので、
加熱をして食べるという癖がついています。
なので、ジャーキーにしても、ジャーキーを、例えば風乾ですね、乾燥させた後、加熱をしたり燻製をしたりしています。
そうでない場合は、スルメと同じで加熱をして食べるような食べ方をしてしまえば、
特に豚熱であったりとか、イリガタカンイエンというものに関してそんなにナーバスになることはないので、
いろんな食べ方が可能かなと思いますので、とにかく加熱をしていただくということを念頭に置いて、
自分自身も食べていますし、人にお渡しするお肉というのは、僕の場合はジャーキーにするときには必ず加熱をしてあるお肉を渡しています。
うちには加熱用のオーブンがありますので、そういうもので加熱をして送らせていただいています。
Twitterの方にリプがありまして、チョシちゃんというイングレスの方での繋がりの方なんですけど、
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イングレスって初めて言ったかもしれないんですけど、スマートフォンで行っているジントリゲームですね。
世界中にユーザーがいるゲームでして、そのジントリゲームをやっているそういうゲームの仲間ですね、その方がTwitterの方でリプをしていただいて、
新人のハンターさんがたくさん捕獲すると、ベテランのハンターがバカそんなに張り切ったら来年仕事なくなるだろうが、ぐらいルーズな組合が落とし所なのかなと、
そんな感じのことを書いていただいていたんですけれども、実際ですね、有害長寿捕獲の隊員というのと、
療養会というものは必ずしもイコールで繋がっているものではないですね。
特に新人さんの場合は有害長寿捕獲という隊員にはなれないことがほとんどだと思います。
いろんな理由がありますけれども、数年経ってから、療養会に入って数年経ってから、やる気があるなら有害長寿捕獲の隊員になってみませんかということで、
打診をいただいたり推薦をいただいたりということがほとんどだと思います。
新人が張り切って全部取り切っちゃってなんていう、僕も新人で入った時にはもう先輩は年だから自分が若手なので、
頑張って取っちゃったらちょっと先輩に怒られちゃうかななんて思ったこともあるんですけれども、実際はそんなことはなくてですね、
山のことがさっぱりわかりませんので、どこにイノシシがいて、どこにイシカがいて、どこに罠を仕掛けたり、どこに見に行けば寝屋があって、
そこで何月の、例えば11月の初旬にはここら辺にいる、中旬にはここにいる、下旬にはここにいる、なんていうことを即さにわかるわけではないので、
いろんなことを教わりながら新人ハンターっていうのは成長していくわけですね。
マニュアル的なものがあるわけではないので、本当に先輩ハンターの後ろをついて教わるというのが基本的な構図だと思っています。
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前回言った内容で言えば、そういうものを取っ払った、領有回的なシステムを取っ払った組織を作った方が、
有害鳥獣の管理、捕獲だけではなくて管理というものは、より効率よくできるのではないかなというふうに自分自身が思っているよということを言葉にしてみたんですけれども、
取り切ってしまったらという話があったんですけれども、実際じゃあ今年間どれぐらいイノシシやシカが捕られているかというと、
ざっくり言うと60万頭。シカもイノシシもざっくり言うと60万頭を1年間で捕獲されているということになっています。
ちなみに、大体60万頭という話をしたんですけれども、この60万頭の内訳というのは、大体十数万頭が狩猟、この11月から2月15日の期間内に捕られたもの、
それ以外の50数万頭が有害鳥獣捕獲というカテゴリーで捕らえられているものになります。
大体イノシシもシカも同じような割合になっていますね。
でなんですけれども、大体これがですね、僕が生まれたぐらいの年、もうちょっと前を遡るという感じですかね。
昭和40年代になると年間の捕獲がイノシシが大体狩猟と有害鳥獣捕獲を合わせて60,000頭。
そしてニホンジカというのは大体15,000頭前後でしたね。
ところがもう本当に40年50年近く経ってみたら、ニホンジカもイノシシも両方とも60万頭を毎年獲るような感じになっているわけです。
ででしてね、被害額の方に関しても結構上下があるわけですけれども、イノシシに関して言えばここ数年で豚熱ですね。
これが非常に蔓延してまして僕と住んでいるエリアでもかなりの被害が出まして、イノシシの数は激減しました。
で激減するとそこの空間空白地域に鹿やカモシカ、猿なんかが入ってくるわけですね。
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ということで結果的に他の動物が増えてますので、いろんな被害があるよということで結局は農家さんが市役所の方に連絡を入れたり、
漁遊会の方に直接連絡を入れたり、僕たちですね土曜日日曜日オレンジの帽子やベストを身につけて移動している時に声をかけて、
あそこのみかん畑が猿にやられてなんていうことを直接訴えられて、じゃあ行くよってね、もうその場で行って見に行って、
あそこの木からみかんのところに来るんだね、じゃああそこの木切っちゃったらどうなのなんて言ったら、
あそこの木は隣の家の木なんだ切れないんだなんていうね、そういうことを聞いたり、で隣の家の人はもう農業辞めちゃってなんともなんないんだ、
じゃあ農業辞めちゃったら隣の家のエリアの畑の木を切っちゃっていいかって言ったらそうもいかないわけですから、
隣の方の子さんですから、で隣の人にじゃあ連絡取ろうかと思ったら隣の人老人ホーム入っちゃって連絡の取りようがないなんていうことになるわけですね。
なんでなかなか問題は根深いわけですけれども、とにかく60万頭取って、最近どうなんだと言ったら実際問題、
緩やかにですけれども被害額、被害の件数は減ってきているんだという報告になっています。
環境保障ですかね、この辺りがそういう報告を出しているんですけれども、じゃあどうか、テレビのニュースの報道なんかを見ていたらどうかというと、
街中にイノシシが出てきて、この間実際の職員が袋長さというね、棒の先に取り付ける刃物を使って、
槍のような形の道具になるわけですけれども、それを使ってイノシシを退治するなんていう動画があちこちで見られたと思います。
本当に人の生活圏に野生動物が入ってきているわけですね。
これに関して、被害件数は減っているのにニュースの報道は目立つ。
一つはですね、スマートフォンの普及によってあちこちで動画が撮られることで被害が明るみに出てくる、そういうところがあるんだと思うんですけれども、
それ以外にもですね、結局被害額が減ったっていうのは、いい部分と、僕個人的な感想ですけれども、農業を辞めた人がいるから被害も減ってしまった。
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農業を辞めていれば、被害をこむったという風な報告をしませんので、そういう部分も少なからずあるんじゃないかななんて思うわけですね。
被害を訴える人がいなければ、被害もない。
それがもう真実だと思います。被害が減ってきた減ってきたという、被害額ですか被害額、被害報告が減ってきたということをそのまま鵜呑みにしてはいけないのではないかなという風に思っているのが現実です。
もう一回話を戻しますけれども、新人のハンターが全部取り切ったら、そんなことができたら僕もすごく嬉しかったんですけれども、
実際問題、1年目、山入っても何にもわかりません。まず山がわかりませんので、どこの山?本当に彷徨って歩く。
GPS、最近だとスマートフォンの端末でもGPS使えますので、そういうガジェットを使いながら、もしくはガーミンやそれ以外のGPS端末ですね、そういうものを身につけて山の中を歩いて自分であちこち見て回って、
そこの景色を見たり、実際の情景を写真に撮ったり、そこで実際に動物に遭遇したりして、そして経験を積む。いきなり鉄砲を持って歩いていて、出会ったところで撃てることもないですので、
何も持たずに歩いているのとほぼ同じですね。体力づくりにはなると思います。鉄砲を持って山を歩くというのはですね。
山の中を歩いて多くの経験を積むわけですね。こっちから登ったら登れたのに、こっちから登ろうと思ったら全然登れなかった。
降りてくる時もこっちの尾根を降りてきたら全然問題なかった。こっちの沢を降りてきたら死んじゃうかと思ったなんていうね、そういうこともあるわけです。
20メートルぐらいのロープを持って僕は初めてのところを歩いたりすることもあります。
何かあったらそのロープを木にくぐりつけたりして、そこからロープを体に巻きつけてゆっくりゆっくり降りてきたなんてこともあります。
もうそのロープはその場で放置ですね。自分が次に行った時に役に立てばいいし、自分以外の誰かに役に立ってもらえばいいかなという思いもあります。
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ロープは安いものもありますので、そういうものを使って自分の命の担保をしているわけです。
狩猟というものは、鉄砲があれば狩猟ができるみたいな感覚で思っている人ももちろんいると思うんですけども、
実際やってみると、さっきも言っているようなGPS端末であったり、あとは巻き狩り集団で寮をするのであれば無線機は必須アイテムですね。
最低その2つ。あとは狩猟をする山の形状によっては車も普通の車では無理だったりしますね。
僕が住んでいる地区でも、もう四駆じゃないと登れない坂道、農道も軽トラ基準だったりするので、
普通乗用車ではとてもじゃないけど登れない、普通乗用車の四輪駆動であれば行けるかと言ったらもう行けないような場所があります。
実際うちの寮帯でも普通乗用車の四輪駆動に乗ってはいるけれども、
張り場って僕ら言ってますけど、鉄砲を持った人が待ち構える場所ですね。
立つとか立つ間なんていう言い方をする地区の方が多いと思いますけれども、
そこに行く時には他の人の車に同乗してそこに移動するっていうことも多々あります。
ですので寮をするとなると鉄砲の寮であれば鉄砲、無線機、車なんていうものが最低限のイニシャルコストっていうんですかね。
というところに入っていくとんだと思います。
他にも服ですね。いろんな山に入る時の服、足元であれば旅靴だったり、長靴だったり、本当にそこの地区によって使う道具ってのは違うわけですので、
本当に自分がその地区の寮遊会に所属して初めてわかるということが多いんだと思います。
寮遊会なんか所属したくないよーっていう人も多くいることはわかるんですけれども、寮遊会に所属した後に辞めてもいいんじゃないでしょうか。
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何年か所属して、知識や技術を教わった上で辞めてしまうっていうのも一つかなと思います。
なかなかいろいろあるので、その後その地区で狩猟がやりづらくなることもあると思うので、辞めちゃうっていうのは僕はどうかなと思います。
僕自身は自分が今いる寮遊会を辞める気もないですし、寮帯も移動する気もないので、楽しくやっていますので、そういうところに当たればいいねなんていうふうに思っています。
あとですね、今回シュウさんってね、僕がインプッターをしていますけれども、その方が地元の漁師さんですよね。
罠を仕掛けた方からイノシシのお肉をもらいましたということで、どうしたら美味しく食べられますか、もしくはどうしたら保存できますかということで、
ツイッターのリプをいただいたんですけれども、
これはですね、とにかくイノシシのお肉や鹿のお肉は加熱しろとしか言いようがないんですね。
加熱がすぐにはできない場合、干し肉を作る時には味付けをして、一晩、だいたい一晩ですかね、漬け置きをして翌日乾燥させる。
翌日以降数日間乾燥させるわけですね。
乾燥させ始めて、すぐにツヤツヤとしてくるわけです。お肉の表面がツヤツヤしてきますね。
そしたらですね、そのお肉を冷蔵庫があれば長期間保存ができますので、冷蔵庫で保存する場合はそんなに気にすることないんですけれども、
冷蔵庫がない場合はかなり強めの乾燥をさせておくことが大事かなと思います。
そうすることで、傷むことがないんじゃないかな、お肉がね、カビが生えたりとかすることがないんじゃないかなと思います。
乾燥させたお肉を次食べる時ですね、この段階で加熱をすればいいわけです。
ジャーキーにしたりする場合は、風乾と言って1日2日乾燥させて、まだちょっと柔らかいぐらいの時に、
燻製機だったりとか、僕の場合はオーブン使うんですけれども、オーブンで加熱をして、より乾燥を強めるというやり方をしていきます。
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この段階でウイルスが死活するわけですね。活性が落ちる、そこを狙っての加熱になります。
別にそういうようなこと気にしないなら、自分自身で食べるだけなら、加熱もせずに、
まあ別に新潟カヤなんかかかっても構わんよと言うんであれば、そのまま風乾のまま食べてしまうこともありかなとは思いますが、
基本スルメのように炙ったりして食べてほしいかなと思っています。
住んでる方の地区によっては、まだ豚熱出てないところもあると思うので、そういうところは問題ないと思うんですけれども、
豚熱出ているところは、そこらへんナーバスになっていきましょうねと。
自分が豚熱に感染している可能性のあるお肉を食べて、
そして、よその土地で、例えば僕ら漁師もやるんですけれども、
どこか出かけて行って、山の中でちょっと燃え干してしまって、ベンが出るという風な場合ですね。
簡単に言ったらノグソですけれども、自分が生のイノシシ、加熱をしていないイノシシのお肉を食べて、
そしてどこか違うところに行って、うんこをした、ノグソをした、
そういう場合には、自分が豚熱の感染を広げている可能性があるんだという自覚を持っての行動をしていただきたいなと思います。
そういう場合は、最低限普通にトイレでしていただくことも必要ですし、
それよりもとにかく肉は加熱して食えというところになるわけですね。
そこが最低限のジビエ、特に最近のイノシシや鹿に関しての食べ方かなと思います。
気楽に食べられなくなってしまいましたね。
ちょっと前までだとね、鹿のセロースは鹿刺しなんて言って、
一度冷凍した後にスライスしてね、わさび醤油で食べるとおいしいよーなんていう時代が
実際あったんですね。
僕も旅行に行って、鹿刺しがあったので、鹿刺しを食べたことがあります。
生で食べられた時代ですね。
実際とってもおいしかったですし、今でももしね、そういう感染症がなければ
そういう食べ方をしてみたいなぁと思うこともあるんですけれども、
今はもう感染症の方が怖いですので、そこに対して自分の方で無理をして食べることはまずないですね。
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まぁそんな感じで、ジビエ食べ方だったり捕獲だったりね、
そんな若手がむちゃくちゃ頑張ったからといって全部獲れるわけじゃないよーとか、
鹿やイノシシの肉もらってどういう風に保存したらいいですかーっていう時には、
まぁ普通に焼き肉、もう一番簡単なのは焼肉のタレに漬け込んで、
一晩漬け込んだら次の日にはもうそのまま乾燥させて、今この時期いいですよね。
雨も降らなければそのまま網の上で乾燥させて、
そしてしばらく乾燥させたら食べる前にスルメのように炙って食べるということで、
ウイルス感染症に対する対応ができましたというね、そこまでが一つの流れかなと思います。
美味しく食べたい、自分が仕留めた動物、他人が仕留めた動物でもそうですね、
命をいただきましたっていうことを小肌がに言う方々が多いのでね、
そういう風に思っている方たちはぜひ大事に食べていただきたいなと思います。
実は僕はそこまで、せっかく自分が仕留めた動物だからと思うことも実はそんなにないんですね。
ここはもうぶっちゃけて言っておきましょう。
そこまでのことはないですね。
自分が獲った動物のお肉を食べてみたいというものは元々はありましたが、
だからといって自分が獲った動物のお肉を必ず全部自分で消費しなければいけないんだという感覚ではないです。
獲りすぎること、獲りすぎるというのもおかしいですけれども、
一頭で何十キロもあったりしますので、
一人もしくは一家族で消費しきれない場合というのが必ず出ます。
そしたら他の方にお譲りしますし、譲った先でどうしても食べきれなくて、
もう本当にしょうがないから捨てちゃったよということも全然僕は否定はしません。
食べきれないものは残す、これが逆に言ったらそれが逆の自然じゃないですか。
食べられなければ食べられる分だけ取るっていうのはもちろんなんですけれども、
取ってはみたものの食べたくないよという人がいた。
これも認めるべきことだと僕は思ってますので、
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食べない人には無理事をしないというスタンスで僕は有害鳥獣捕獲や狩猟を行っています。
どちらかに正義があるのではなくて、どちらにも正義がある。
こういう風な考え方、Aという考え方があればBという考え方もある。
それ以外C、D、いろんな考え方がある。
獲ったお肉は美味しく食べよう。獲ったお肉はお金に買えよう。別にどっちでもいいですよ。
その人が考える信念に従っていればいいんじゃないですか。
僕はそこを強制しません。
ただし、人間が生活しているエリアに動物が出てくるということに関してはやっぱりいろんなリスクがあるがゆえに、
今後どうしていいのかなというふうに今日も思っているわけですね。
また狩猟の話をすることもあるかと思っていますが、
できれば次回は狩猟じゃない話をしてみたいなと思っています。
長々とこんな時間まで過ぎてしまいましたが、またぜひ次もポッドキャストを聞いていただけたらなと思います。
次はまた本当に違う話ができたらなと思っていますので、よろしくお願いします。
それではまた。
28:59:00

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